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第二章:決断
虹河原_2-5
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虹河原はビル内で周囲を警戒しつつ歩く。切り取られた空間のように彼の周囲は無人で無音が包み、続く。もし、誰かがいて動いたとしたら確実に気づくだろう。しかし、それは逆も然りで相手が息を潜めて待機していたとすれば動く自身は容易く気づかれる。そういった意味でも、彼は足音は可能な限り小さく、そして広い空間で息苦しそうに呼吸音も小さくすることに努めた。
――拳銃は持っているが……
既に許可の手続きが済んでいると天使に伝えられ、携えることを許されたハンドガンが上着の中にはある。その重さと存在感はこの明るくも不気味で闇の中での孤独を感じる空間では灯火のようなものだった。
一階のフロアを確認し終え、ここには誰もいないことを確信すると虹河原は階段へと向かった。危険かもしれない場所で孤立された閉鎖空間に自ら入るのはリスクでしかない。彼は下の階からしらみ潰しに見ていこうと思い、たどり着いた階段で一つ上のフロアへと上がる。
そのときだ。
思わず身体がびくり、と一瞬だが跳ねた。それは不意をついた振動が彼を襲ったからだ。自身の緊張を自覚すると虹河原は振動の発振源だったスマホを取り出す。
そこには一件の通知――天使からのメッセージがあった。
『三階、ロッカールーム』
元から教えられていた場所がリマインドのような短文で書かれていた。その短さは情報を分かりやすくする為か、はたまた天使に余裕がないのか――少し思案するが答えは行かねば解らない。虹河原は警戒のレベルを上げて記載された場所へと向かった。
――拳銃は持っているが……
既に許可の手続きが済んでいると天使に伝えられ、携えることを許されたハンドガンが上着の中にはある。その重さと存在感はこの明るくも不気味で闇の中での孤独を感じる空間では灯火のようなものだった。
一階のフロアを確認し終え、ここには誰もいないことを確信すると虹河原は階段へと向かった。危険かもしれない場所で孤立された閉鎖空間に自ら入るのはリスクでしかない。彼は下の階からしらみ潰しに見ていこうと思い、たどり着いた階段で一つ上のフロアへと上がる。
そのときだ。
思わず身体がびくり、と一瞬だが跳ねた。それは不意をついた振動が彼を襲ったからだ。自身の緊張を自覚すると虹河原は振動の発振源だったスマホを取り出す。
そこには一件の通知――天使からのメッセージがあった。
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元から教えられていた場所がリマインドのような短文で書かれていた。その短さは情報を分かりやすくする為か、はたまた天使に余裕がないのか――少し思案するが答えは行かねば解らない。虹河原は警戒のレベルを上げて記載された場所へと向かった。
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