光と瘴気の境界で

天気

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王都

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翌朝――
王城の鐘が、低く静かに鳴った。

その音で、はるは目を覚ました。

重厚な天蓋付きのベッド。
差し込む朝の光は柔らかく、昨夜の不安が嘘のように静かな空気が満ちている。

……けれど、胸の奥は落ち着かなかった。

(……今日は……)

視線を動かすと、部屋の隅。
昨夜と同じ場所に、アルバートが立っていた。

鎧はすでに整えられ、剣も腰にある。
だが、その表情はいつもよりわずかに硬い。

「……起きたか」

「……うん」

はるは体を起こそうとして、少しだけふらつく。
すぐにアルバートの手が伸び、背を支えた。

「無理はするな」

「……だいじょうぶ……」

そう言いながらも、はるの声は小さい。

そこへ、控えめなノック。

「はる、起きてる?」

ルートの声と同時に扉が開き、
セナとミエルも顔を覗かせた。

セナは即座にはるの顔色を確認し、
ミエルは魔力の流れを探るように視線を向ける。

「……昨日より波形は安定してるが、熱があるか?
息苦しさや痛むところはあるか?」

「…だいじょうぶです………昨日の夜、、」

昨夜の出来事を話すはる。

「そうだったのか、
はっきりとは分からんが、昨日の魔力測定でそのなにかとの繋がりやすくなっちまってるのが知れねえ。」

「はるくん。その感覚が来た時また教えてくれるかな?
なるべくはるくん1人でいてほしくないな。
 そんな感覚、怖いよね、、。」

「ありがとう、ございます」

「はるくん、僕たちにも敬語なんて使わないで?
 もっと気楽に話せて、仲良くなれたら嬉しいよ」
「そうだな。俺も堅苦しいのは苦手だ。」

ルートとセナがうんうんと頷く。

(……ふふっなんだか、優しいお兄さんたくさんできたみたいだ)
「ふふっ」

「あ!はるくんが笑ってるよー!可愛いなあ全く」

微熱のあるはるは1日ベッドの上でゆっくり過ごした。


















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