ふしぎなえんぴつ

八神真哉

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みんなが ぼくのことを 天さいしょうねんと よんだ。
テレビ、新聞、ざっし。いろんな人が、ぼくを おいかけまわす。

ぼくは にげまわった。
うそが ばれてしまう からだ。

でも、お父さんや 先生たちには おとなの つきあい というものが あるらしい。
ぼくは、朝早くから 夜中まで つれまわされた。
毎日、毎日。

体が だるい。
頭が ふらふらする。

もっと ゆっくり ねむって いたい。
だけど、それも できなかった。
100点を とれなくなったときの いいわけを 考えなければ ならなかったのだ。
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