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聖女の私が婚約者の姉に熱湯をかけられた上に婚約破棄ですって。この国は滅びますね、きっと。
しおりを挟む私はこの国の聖女ディアシア・アレクセイと申します。この国の商売人の娘として生まれましたが、幼い頃から他の人には見えていないものが見えていました。
私にとっては当たり前の事でしたが、妖精達や天使様達のご加護のおかげで魔力を授かりました。
王命により聖女となった私にお妃教育が始まりました。王妃様は何も出来ない私に優しく教えて下さいました。
しかし婚約者のお姉様、私にとっては義姉にあたるマリア様に私は認めてもらえません。
生まれた時から最高の教育を受けたマリア様にとって私はダメダメだったみたいです。
「 ああ、もう、イヤ。
なんでそんなに姿勢が悪いの!
みっともない。精霊が見えるとか本当なの?
信じられない。」
いつも顔を合わせるたびにグチグチ文句を言われると元気がでなくなります。
そんな義姉マリア様にアフタヌーンティーに誘われた私は庭園に来ました。
マリア様にアフタヌーンティーに誘っていただいたのは初めてで、とても嬉しかったのです。
「ワタクシがお茶を入れて差し上げますわ。」
マリア様はご自身でお茶なんて入れた事ないはずって思った時には、
「 熱い、熱いわー」
熱々の熱湯の入ったティーポットは重いし熱いですよね。
ガシャガシャーンとテーブルの上に豪快にひっくり返しました。
しかも私に向かって。
ドバドバとザバーと紅茶がテーブルクロスを伝って私にかかりました。
「きゃー」
熱い、熱いです。
私は近くの噴水に飛び込みました。
ヒリヒリ痛くて必死で治癒魔法と回復魔法をかけました。
騒ぎを聞きつけて婚約者のルイ殿下が駆けつけてくださいました。
が、お義姉のマリア様のところへ駆け寄って話をしてます。
そっち?
しかも、マリア様は私に紅茶を入れさせられたと話してます。
嘘つきですね。やっぱりわざと私にヤケドさせたんですね。悲しい。
「 お前、聖女だからってお姉様をなめてるのか。お前なんて婚約破棄してやる。出て行け!」
ルイ殿下はいつもマリア様の言う事ばかり聞いて私の話は聞いてくれません。
顔は良いんですけどね。
一緒に人生を生きて行こうと思えません。
決めた。
私は城を出ました。
精霊達に頼んで国民に知らせてもらいました。
私の後ろには国民達の列が出来ました。
この国に魔獣が侵入しました。
山は燃えて水はニガヨモギの味になって飲めない。
国民達を結界で守り、それぞれが行きたい所まで送りました。
マリア様は大理石の床の穴にハイヒールが引っかかって転んだところをルイ殿下に助けられたと思ったら階段から転げ落ちたらしいです。
2人共あちこち骨が折れたんですって。
痛そう。
戻ってって言って来ましたけど、帰りません。
えっ、復讐してないですよ。
全ては神さまの言う通りですから。
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