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第57話 バイバイ初恋1
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その日クランハウスに戻った後は、ささやかながらパーティーが開かれた。僕たちのCランク昇格だけではなく、クラン宛てへの感謝状や魔黒病の解明、Sランク悪魔の討伐はクランの名声を高めるには十分だったのもある。そして他にも凄いことがあった。
「龍炎光牙の諸君、Cランク昇格おめでとう! そしてルウの作った神石を国王陛下に献上したところお褒めの言葉を預かり、国宝となることが決定した。これにより我らがクラン勇士の紋章に龍玉褒章が贈られる。さらに龍炎光牙とリオネッセの働きで滅亡の病と言われた魔黒病の根絶に成功し、サンマルクの街を救ったことも国王陛下の耳に入るだろう。我らクランの名声は更に高まり、王国内での最高のクランという地位が確固たるものなったと宣言する。今日はその祝いだ。みんな大いに飲んで騒いでくれ! 乾杯!」
「かんぱーい!」
皆がグラスを掲げ、乾杯する。僕とリーネは未成年なのでジュースだけどね。アレサは15で成人しているから飲むらしいけど、お酒を飲むのは初めてのはずだ。
「いよう、ルウ! 大活躍だったみたいじゃねーか!」
「アレクさん、ありがとうございます。僕だけの力じゃないですよ」
「わっはっはっ、まぁそうだけどよぉ。でも誇っていいぜ? 属性相性が良いとはいえ、たった2人で悪魔を討伐したんだからな!」
豪快に笑いながら僕の頭をくしゃくしゃと乱暴に撫でる。アレクさんなりの愛情表現だね。結構お酒入ってるみたい。
「悪魔を討伐といえば、ライミスさん達勇猛はアレクさん達神撃と協力して魔神の討伐に成功してるんですよね?」
「おお、2年前のあれか。魔神ドレカヴァク。そいつに辿り着くまでに多くの冒険者や騎士たちが犠牲になる壮絶な戦いだったな。その戦果でライミスは国王陛下より勇者の称号を賜ったのは知ってるな?」
「はい。物語として吟遊詩人がよく歌っていましたね」
とても有名な話で同じ街に住んでいるからね。その時のことはよく覚えている。街では盛大にパレードが行われ、国を挙げて祝ったんだっけ。
僕がうんうん、と頷くとアレクさんが僕に耳打ちした。
「だがこの話には続きがある。今はまだ話せないが、いつかお前たちの力が必要になるはずだ。強くなれ少年」
「え……?」
思わずアレクさんを見る。アレクさんはニヤリと笑うと踵を返し、手をひらひらさせて他の人に話しかけに行った。
その日の夜、僕たちは大いに飲んで歌い、盛り上がったんだけど、僕はアレクさんの言葉がちょっとだけ気になっていた。
次の日の昼過ぎ、僕は1人で森の方に出かけていた。今日から3日くらいは休もうということになったので僕は自由研究をしているのだ。
そして、今僕の周りには多数のオークの死体が転がっている。うーん、実験は失敗か。
午前中に図書館で医学書を読み漁り、切り札になる技を求めたのだ。求めたのは相手を無力化する方法であって、殺す方法じゃないんだよね。オーク全部死んだら失敗だ。人間とオークじゃちょっと比較するのも問題あるけど、加減を掴むのに時間がかかりそう。
「収納」
始末したオークを収納する。うーん、もうちょい本を読んで研究するか。みんなは今頃何をしているのかな?
リーネはアリシアさんがお休みということで一緒に買い物に行っているらしいけど。
森を出て門に向かう。門の近くの方でちょっと粗野な感じの連中が僕を見ている。そして奴らが顔を見合わせ頷くと、僕に近づいて来た。
もしかしてガキから金を巻き上げよう、とかいうやつじゃないよね?
人数は3人か。ゴロツキなら少々痛い目を見てもらおうかな?
「龍炎光牙のルウだな?」
「そうだけど、僕になんかよう?」
「お前の仲間の魔導士とアリシアを預かっている。身の安全を保証して欲しいなら黙って付いてこい」
「……リーネとアリシアさんを?」
おいおい、アリシアさんはギルドの受付嬢だ。そんな人に手を出せば永久追放は間違いない。何考えてんのこいつら?
「……わかった。案内しなよ」
ゴロツキたちの案内に従い僕はその後ろをついて行った。
案内されたのはよく知らない屋敷だ。結構大きいけど、もしかしてクランハウスかな?
「入れ」
男に促されるまま中へと入る。入ってすぐはロビーになっており、結構広い。その奥にはどこかで見たような男がいて、その横ではリーネとアリシアさんが縛られていた。よくよく見ると、2人の衣服は汚れ、顔が少し腫れている。
その周りには大勢の男たち。
「久しぶりだなぁ。覚えているか? ようこそ我がクラン、ガレスと下僕たちのクランハウスへ」
「2人に何をした……」
返答次第では命の保証はしてやれない。怒りに満ちた目でガレスを睨む。
「この子はリーネだったな? この子は我がクランに入ることになった」
「どういうことだ! リーネに何をした! どうしてアリシアさんは黙っているの!?」
ダメだ、怒りで頭がおかしくなりそうだ。アリシアさんもリーネもどこか目が虚ろだ。
「無駄だな。契約は絶対だ。リーネもアリシアも俺と契約した! 2人の身の安全と貞操を守ることを引き換えに俺の手駒になったんだよ!」
「契約……? まさか隷属魔法!?」
「さぁ、どうだろうな?」
いや、それはないか。あれは特殊な儀式魔法で公正な神との契約魔法だ。
「そうか、恩恵スキルか……!」
ガレスはニィ、と笑うだけだったが、それが答えを物語っている。なんちゅう厄介なスキルを持っているんだか。
「さて、まずは自分の立場をわかってもらわないとな。おい、こいつに猿ぐつわを噛ませろ」
「へい!」
ゴロツキどもが僕を押さえ、無理矢理猿ぐつわを噛ませる。さらに後ろ手に縛り、僕に何もさせないつもりのようだ。
「ふぁふぉふぇっ!」
「魔法なんざ発声封じれば終わりだからな。お前らこいつにヤキを入れろ。心をへし折ってやれ」
「へい!」
ゴロツキがいきなり僕を殴りつける。横っ面を殴られ、簡単に倒れてしまった。
「顔はやめろ。猿ぐつわが取れるだろ!」
「へい!」
そこからは殴る蹴るのリンチだった。腹に靴が食い込み、背中を蹴られ、髪の毛を掴まれて無理矢理立たされては蹴られる。
下に鎖かたびらを着込んでいても結構痛い。暴行はしばらく続き、ようやくガレスがストップをかけた。
そして僕に近寄ると、うつ伏せに倒れている僕の髪の毛を引っ張る。ガレスの顔が近い。
「どうだ? 自分の立場がわかったか? 俺に従え。そうすればいい思いもさせてやる」
今度は懐柔か。リーネとアリシアさんをダシにしないところを見ると、どうやら契約を違える行為はできないようだ。2人に手を出せば恐らく契約は破棄される。
しかしそんな選択は要らないね。契約を破棄させる方法なら候補はある。その前に今!
僕の目の前にいるこいつを!
やっつける必要がある!
「あん? なんだその目は? まぁだ立場がわかっていないようだな?」
魔法は発声を封じられているから使えないと思っている今がチャンスだ。あいつは僕の拡大解釈の力を知らない。
魔法の発動条件、発声を拡大解釈……。
心の声でも発動する!
ガレスを睨み、僕は自分の良心に弱化をかけた。
こんなヤツ…...、許しちゃおけない……!
「龍炎光牙の諸君、Cランク昇格おめでとう! そしてルウの作った神石を国王陛下に献上したところお褒めの言葉を預かり、国宝となることが決定した。これにより我らがクラン勇士の紋章に龍玉褒章が贈られる。さらに龍炎光牙とリオネッセの働きで滅亡の病と言われた魔黒病の根絶に成功し、サンマルクの街を救ったことも国王陛下の耳に入るだろう。我らクランの名声は更に高まり、王国内での最高のクランという地位が確固たるものなったと宣言する。今日はその祝いだ。みんな大いに飲んで騒いでくれ! 乾杯!」
「かんぱーい!」
皆がグラスを掲げ、乾杯する。僕とリーネは未成年なのでジュースだけどね。アレサは15で成人しているから飲むらしいけど、お酒を飲むのは初めてのはずだ。
「いよう、ルウ! 大活躍だったみたいじゃねーか!」
「アレクさん、ありがとうございます。僕だけの力じゃないですよ」
「わっはっはっ、まぁそうだけどよぉ。でも誇っていいぜ? 属性相性が良いとはいえ、たった2人で悪魔を討伐したんだからな!」
豪快に笑いながら僕の頭をくしゃくしゃと乱暴に撫でる。アレクさんなりの愛情表現だね。結構お酒入ってるみたい。
「悪魔を討伐といえば、ライミスさん達勇猛はアレクさん達神撃と協力して魔神の討伐に成功してるんですよね?」
「おお、2年前のあれか。魔神ドレカヴァク。そいつに辿り着くまでに多くの冒険者や騎士たちが犠牲になる壮絶な戦いだったな。その戦果でライミスは国王陛下より勇者の称号を賜ったのは知ってるな?」
「はい。物語として吟遊詩人がよく歌っていましたね」
とても有名な話で同じ街に住んでいるからね。その時のことはよく覚えている。街では盛大にパレードが行われ、国を挙げて祝ったんだっけ。
僕がうんうん、と頷くとアレクさんが僕に耳打ちした。
「だがこの話には続きがある。今はまだ話せないが、いつかお前たちの力が必要になるはずだ。強くなれ少年」
「え……?」
思わずアレクさんを見る。アレクさんはニヤリと笑うと踵を返し、手をひらひらさせて他の人に話しかけに行った。
その日の夜、僕たちは大いに飲んで歌い、盛り上がったんだけど、僕はアレクさんの言葉がちょっとだけ気になっていた。
次の日の昼過ぎ、僕は1人で森の方に出かけていた。今日から3日くらいは休もうということになったので僕は自由研究をしているのだ。
そして、今僕の周りには多数のオークの死体が転がっている。うーん、実験は失敗か。
午前中に図書館で医学書を読み漁り、切り札になる技を求めたのだ。求めたのは相手を無力化する方法であって、殺す方法じゃないんだよね。オーク全部死んだら失敗だ。人間とオークじゃちょっと比較するのも問題あるけど、加減を掴むのに時間がかかりそう。
「収納」
始末したオークを収納する。うーん、もうちょい本を読んで研究するか。みんなは今頃何をしているのかな?
リーネはアリシアさんがお休みということで一緒に買い物に行っているらしいけど。
森を出て門に向かう。門の近くの方でちょっと粗野な感じの連中が僕を見ている。そして奴らが顔を見合わせ頷くと、僕に近づいて来た。
もしかしてガキから金を巻き上げよう、とかいうやつじゃないよね?
人数は3人か。ゴロツキなら少々痛い目を見てもらおうかな?
「龍炎光牙のルウだな?」
「そうだけど、僕になんかよう?」
「お前の仲間の魔導士とアリシアを預かっている。身の安全を保証して欲しいなら黙って付いてこい」
「……リーネとアリシアさんを?」
おいおい、アリシアさんはギルドの受付嬢だ。そんな人に手を出せば永久追放は間違いない。何考えてんのこいつら?
「……わかった。案内しなよ」
ゴロツキたちの案内に従い僕はその後ろをついて行った。
案内されたのはよく知らない屋敷だ。結構大きいけど、もしかしてクランハウスかな?
「入れ」
男に促されるまま中へと入る。入ってすぐはロビーになっており、結構広い。その奥にはどこかで見たような男がいて、その横ではリーネとアリシアさんが縛られていた。よくよく見ると、2人の衣服は汚れ、顔が少し腫れている。
その周りには大勢の男たち。
「久しぶりだなぁ。覚えているか? ようこそ我がクラン、ガレスと下僕たちのクランハウスへ」
「2人に何をした……」
返答次第では命の保証はしてやれない。怒りに満ちた目でガレスを睨む。
「この子はリーネだったな? この子は我がクランに入ることになった」
「どういうことだ! リーネに何をした! どうしてアリシアさんは黙っているの!?」
ダメだ、怒りで頭がおかしくなりそうだ。アリシアさんもリーネもどこか目が虚ろだ。
「無駄だな。契約は絶対だ。リーネもアリシアも俺と契約した! 2人の身の安全と貞操を守ることを引き換えに俺の手駒になったんだよ!」
「契約……? まさか隷属魔法!?」
「さぁ、どうだろうな?」
いや、それはないか。あれは特殊な儀式魔法で公正な神との契約魔法だ。
「そうか、恩恵スキルか……!」
ガレスはニィ、と笑うだけだったが、それが答えを物語っている。なんちゅう厄介なスキルを持っているんだか。
「さて、まずは自分の立場をわかってもらわないとな。おい、こいつに猿ぐつわを噛ませろ」
「へい!」
ゴロツキどもが僕を押さえ、無理矢理猿ぐつわを噛ませる。さらに後ろ手に縛り、僕に何もさせないつもりのようだ。
「ふぁふぉふぇっ!」
「魔法なんざ発声封じれば終わりだからな。お前らこいつにヤキを入れろ。心をへし折ってやれ」
「へい!」
ゴロツキがいきなり僕を殴りつける。横っ面を殴られ、簡単に倒れてしまった。
「顔はやめろ。猿ぐつわが取れるだろ!」
「へい!」
そこからは殴る蹴るのリンチだった。腹に靴が食い込み、背中を蹴られ、髪の毛を掴まれて無理矢理立たされては蹴られる。
下に鎖かたびらを着込んでいても結構痛い。暴行はしばらく続き、ようやくガレスがストップをかけた。
そして僕に近寄ると、うつ伏せに倒れている僕の髪の毛を引っ張る。ガレスの顔が近い。
「どうだ? 自分の立場がわかったか? 俺に従え。そうすればいい思いもさせてやる」
今度は懐柔か。リーネとアリシアさんをダシにしないところを見ると、どうやら契約を違える行為はできないようだ。2人に手を出せば恐らく契約は破棄される。
しかしそんな選択は要らないね。契約を破棄させる方法なら候補はある。その前に今!
僕の目の前にいるこいつを!
やっつける必要がある!
「あん? なんだその目は? まぁだ立場がわかっていないようだな?」
魔法は発声を封じられているから使えないと思っている今がチャンスだ。あいつは僕の拡大解釈の力を知らない。
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◇空色蜻蛉の作品一覧はhttps://kakuyomu.jp/users/25tonbo/news/1177354054882823862をご覧ください。
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