【完結】神スキル拡大解釈で底辺パーティから成り上がります!

まにゅまにゅ

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第66話 闇ギルドは存在するそうです

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 僕たちはダンジョンを出た。ダンジョンの入口には門番がいて事情の説明を求められる。

「なるほど、そういうことでしたか。ではその件は先に護法取締所の方へお願いします。そこで犯罪者の引渡しの手続きなど、指示に従ってください」
「わかりました」

 サルヴァンが答え、僕たちは護法取締所へと向かった。この街の取締所は3箇所。街が広いため北、南、中央と分かれているのだ。

「君たちはどうする?    ギルドへ行くかい?」
「そうですね。装備も何もかも失ってギルド証もありません。なんとかギルド証を再発行してもらって借金するしかないですね……」

 うーん、助かったはいいけど無一文だもんな。でもこれは冒険者であれば自己責任だし、ダンジョンに潜れるなら少なくともDランクのはず。自分でなんとかできそうなもんだと思う。

「そうだな。助けたのも何かの縁かもしれない。困ったことがあれば相談くらいには乗るよ。俺は龍炎光牙のリーダーサルヴァンだ」
「Dランクパーティ雷爪のマリアルです」
「同じくエリアです。助けていただいてありがとうございました。このお礼はいつか必ず」

 2人は自己紹介をすると頭を下げる。なんかバタバタしてたから今更感は別にいいや。

「その服はそのまま持って行け。サイズがあっていないが、何も無いよりはマシだろう。それと今回の件を護法取締所に説明してほしい。被害者の証言はやはり必要だからな」
「はい、もちろんです」

 そんなわけで2人も護法取締所に付いてきてもらうことにした。




 護法取締所へ着き、中へ入る。ロビーの中には受け付けがあり、そこで犯罪に対する告発や被害相談、悪人の引き取り手続きを行う。で、早速その捕まえた女性を突き出し、そのお仲間も石化を解いて突き出した。

「ご協力感謝します。罪状など詳しい取り調べが済み次第捕縛証明書を作成いたします。それとあのお二方については後ほど冒険者ギルドまで護送いたしますのでご安心ください」
「わかりました。よろしくお願いします」

 先の2人は今から事情聴取だそうだ。時間は取られるけど凶悪犯だから捜査協力費の名目で少しだけお金が貰えるらしい。2人なら宿屋で1泊くらいできるそうなので良かった。後は彼女たちの問題だから僕らはお役御免かな?

 護法取締所を出た後はギルドへの報告だ。ちゃんとやらないと凄く怒られるらしい。




 ギルドへ戻るとアリシアさんが受付にいた。めっちゃビックリされたよ。

「サルヴァン君たちもう戻ってきたの?」
「ちょっといざこざがありまして。それで報告することがあるのですが……」
「そう。じゃあ奥で聞くわね」

 そして奥の相談室へと案内された。そこでサルヴァンがダンジョンで起こったことを説明する。一通り説明を聞いたアリシアさんは何か思うところがあったのか、ギルドマスターを呼ぶことになった。

「待たせたな。お前たち、よくやってくれた。実は浅い階に潜った冒険者パーティで帰還できていないパーティが幾つかあったんだ。ダンジョンに潜るのはDランク以上だから普通なら13階までに全滅することなどほとんどない。それがここ最近帰還していないパーティが増えていたからギルドとして依頼を出すべきか迷っていたんだ」


 ほほう。そんな事実があったのに注意喚起してくれなかったんかい。どの辺まで潜るかとか申告してるんだから、帰ってきていないパーティ把握してるはずですよね?

「潜る前に教えて欲しかったですね」

 サルヴァンも思ったのか、ムスッとして文句を言った。

「それについてはすまん。イマイチ確信が持てくてな……。ところで捕まえた奴の名前わかるか?」

 あんまり悪いと思ってないなこれは。多分僕らじゃないとやばかったと思うんだけど。

「頭の名前はわかりますよ。名前はリーゼ。レベル58で魔法感知ってスキル持ってましたね」
「リーゼ……。あいつか。よく勝てたな」
「アレサは魔導士殺しですからね」

 ギルドマスターの知っている人か。やはり元冒険者とかなんかね?

「知っている人ですか?」
「まぁな。闇ギルドの構成員の1人だ。そこそこ厄介な奴だったんだが無事で良かった」

 闇ギルドか。本当にあるんだね。噂くらいは聞いた事あるけど、関わったことないからねぇ。

「そういえばそいつ、生贄を集めていたらしいよな。なんでだ?」
「生贄?   いや、それについては知らんな」
「生贄を使うなら魔術関連か邪教くらいかな。その辺のことは全然知らないけどさ」

 うんまぁ、生贄が必要なんてそのくらいだ。邪教とやらが本当にあるのかすら知らないけど。

「邪教……か。ふむ、以前魔神ドレカヴァクを信奉するドレカヴァク教団というのはあったな。だがあれはもう壊滅したはずだ。まぁ、だとしても無理に関わることはないだろう」
「そうですね」

 あったんかい。まぁ、壊滅してるなら気にしなくてもいい……のかな?
 でも現在進行形で生贄探してるしなぁ……。あの条件だとリーネが該当してそうだけど。僕たちも名前が売れ始めて来てるし、目を付けられる可能性があるのだろうか? 
  
 あのガレスの部下に拐われたこともあるし、念の為あまり1人にしないようにしよう。
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