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第179話 最強の魔法剣!? 龍炎光牙!
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「冷静さを欠いたら終わりだぜ? 泥化」
サルヴァンが局所的に泥化の魔法をしかける。するとドレカヴァクの右足がどぷんと沼に浸かった。
「そ、総員退避~!!」
ドレカヴァクがバランスを崩し前のめりに倒れる。僕は慌てて退避を呼びかけた。間に合わないといけないので防壁でも張っておこう。
ただし、形は槍型にして大量にね。
「ぬあああああっっ!?」
そして全員が退避する頃にはドレカヴァクは倒れ、身体のあちこちを防壁で作り上げた槍に貫かれていた。もっとも、本体じゃないからダメージはないんだろうけどね。
「うーん、隙だらけだね。よし、リーネ龍炎を全力で」
「うん龍炎!」
リーネが全力全開で魔法を行使する。現れた炎の龍は実に20体ほどか。そしてそれらを一箇所に集める。
「付与、神気発衝強化!」
発声は一つずつだけど無声発動も混じえ炎の龍を一つにまとめ上げる。そして最強の浄滅魔法を付与したことで炎の龍は金色の炎を纏う龍となった。
「アレサ!」
「任せろ!」
アレサはうつ伏せに倒れるドレカヴァクの上を走っていた。頭の方にいた本体を叩き斬るつもりなのだろう。ならトドメは任せようかな。
アレサの持つ剣は竜神光牙剣というザルス様特製の神剣だ。この剣ならこの魔法を受け止められるだろう。
「付与!」
金色の龍がアレサの掲げた剣に吸われていき眩いほどの輝きを放つ。そして剣を構え飛び上がった。
「滅びろドレカヴァク、必殺剣龍炎光牙!」
「ぎゃびぁぁぁぁぁっっっ!?」
アレサの剣が無防備のドレカヴァクの背を貫く。それは龍の牙が敵を貫くが如く深く突き刺さり、ドレカヴァクは絶叫をあげた。そして付与した魔法が発動し、金色の龍がドレカヴァクを飲み込み上昇する。
「まだ滅んでないみたいだね。ほらほら早くトドメ刺して」
神霊は直接手を出せないのかな?
まぁいいか。じゃあトドメはあの魔法を使ってみるか。
不思議だったんだよね。どうして魔族と戦う僕らに深淵気発衝を授けたのか。その答えは本来この魔法は2つで1つの魔法だったからなのだ。
なんでもこの魔法、本来は人の領分を逸脱した魔法なんだとか。だから2つに分けて人間にも使えるようにしたそうな。つまり半神になった僕らにしか使えない魔法なのだ。
「リーネ、あれやるよ」
「任せて。深淵気発衝!」
「付与、神気発衝!」
リーネの魔法に僕の魔法が合わさり、銀色の光となって空中で燃えているドレカヴァクを呑み込んだ。
「ギャアアアッッッ!!」
そして光の過ぎ去った後には魔王の姿はなく、断末魔の悲鳴と取り込んでいた多くの魔石を残してドレカヴァクは消滅した。
「や、やったのか?」
「うん、完全に消滅しちゃったねぇ。この僕が保証するよ。それにしてもこうとあっさりと魔王を倒すなんて凄いね、君たちは」
アマラが感極まった声をあげる。ニーグリはドレカヴァクのいた場所を凝視すると完全消滅を宣言した。熾天使が言うなら間違いないだろう。
「ニーグリのおかげだよ。どうやら強化をかけたせいで魔属性の力が落ちる程に浄化されたみたいだからね」
「そうなのか。そうだな、いくら私達でも魔王に完勝できるほどじゃなかったはずだからな」
僕の説明にアレサが頷く。まぁ、実際ニーグリの復活がなかったら正直勝てなかったかもしれないからね。運が良かったよ。
「な、なぁ。その、色々すまなかった。そしてありがとう」
アマラが突然僕たちに向かって頭を下げた。とはいえ、アマラのしてきたことは到底許されることじゃない。普通に裁けば死罪は免れないだろう。だがそれではどうしても困ることがあるのだ。
「責任の一端は僕にある。いや、むしろこれは僕の責任と言っていい。僕も一緒に裁きを受けよう。僕にできることならなんでもする。その代わり、アマラを許してやってはもらえないだろうか……?」
ニーグリがアマラの酌量を訴える。あ、ここにも困った材料あるじゃん。人間に神霊を、しかも熾天使を裁けとか無茶振りにも程があると思うんだけど……。
「ちょっと待て。人間に神霊裁けとか無茶言うんじゃねぇ! おまけにアマラを天人にしちまったんじゃ俺ら人間の裁量越えてないか?」
うん、サルヴァンの言う通りだね。
「私もそう思うぞ……」
「なんか神様に怒られそうだよね……」
「罰当たり過ぎて無理!」
みんなもそう思ったのか口々に無理だと訴える。それに裁くのは僕たちの役割りじゃないからね。
「よし、じゃあこの無茶振りをエリオット王太子殿下に一任しよう!」
「「「「異議なーし!」」」」
かくして後始末をエリオット王太子殿下に一任することになったのである。まぁ結局それは国王陛下の判断に任せることになったのは言うまでもないけどね。
サルヴァンが局所的に泥化の魔法をしかける。するとドレカヴァクの右足がどぷんと沼に浸かった。
「そ、総員退避~!!」
ドレカヴァクがバランスを崩し前のめりに倒れる。僕は慌てて退避を呼びかけた。間に合わないといけないので防壁でも張っておこう。
ただし、形は槍型にして大量にね。
「ぬあああああっっ!?」
そして全員が退避する頃にはドレカヴァクは倒れ、身体のあちこちを防壁で作り上げた槍に貫かれていた。もっとも、本体じゃないからダメージはないんだろうけどね。
「うーん、隙だらけだね。よし、リーネ龍炎を全力で」
「うん龍炎!」
リーネが全力全開で魔法を行使する。現れた炎の龍は実に20体ほどか。そしてそれらを一箇所に集める。
「付与、神気発衝強化!」
発声は一つずつだけど無声発動も混じえ炎の龍を一つにまとめ上げる。そして最強の浄滅魔法を付与したことで炎の龍は金色の炎を纏う龍となった。
「アレサ!」
「任せろ!」
アレサはうつ伏せに倒れるドレカヴァクの上を走っていた。頭の方にいた本体を叩き斬るつもりなのだろう。ならトドメは任せようかな。
アレサの持つ剣は竜神光牙剣というザルス様特製の神剣だ。この剣ならこの魔法を受け止められるだろう。
「付与!」
金色の龍がアレサの掲げた剣に吸われていき眩いほどの輝きを放つ。そして剣を構え飛び上がった。
「滅びろドレカヴァク、必殺剣龍炎光牙!」
「ぎゃびぁぁぁぁぁっっっ!?」
アレサの剣が無防備のドレカヴァクの背を貫く。それは龍の牙が敵を貫くが如く深く突き刺さり、ドレカヴァクは絶叫をあげた。そして付与した魔法が発動し、金色の龍がドレカヴァクを飲み込み上昇する。
「まだ滅んでないみたいだね。ほらほら早くトドメ刺して」
神霊は直接手を出せないのかな?
まぁいいか。じゃあトドメはあの魔法を使ってみるか。
不思議だったんだよね。どうして魔族と戦う僕らに深淵気発衝を授けたのか。その答えは本来この魔法は2つで1つの魔法だったからなのだ。
なんでもこの魔法、本来は人の領分を逸脱した魔法なんだとか。だから2つに分けて人間にも使えるようにしたそうな。つまり半神になった僕らにしか使えない魔法なのだ。
「リーネ、あれやるよ」
「任せて。深淵気発衝!」
「付与、神気発衝!」
リーネの魔法に僕の魔法が合わさり、銀色の光となって空中で燃えているドレカヴァクを呑み込んだ。
「ギャアアアッッッ!!」
そして光の過ぎ去った後には魔王の姿はなく、断末魔の悲鳴と取り込んでいた多くの魔石を残してドレカヴァクは消滅した。
「や、やったのか?」
「うん、完全に消滅しちゃったねぇ。この僕が保証するよ。それにしてもこうとあっさりと魔王を倒すなんて凄いね、君たちは」
アマラが感極まった声をあげる。ニーグリはドレカヴァクのいた場所を凝視すると完全消滅を宣言した。熾天使が言うなら間違いないだろう。
「ニーグリのおかげだよ。どうやら強化をかけたせいで魔属性の力が落ちる程に浄化されたみたいだからね」
「そうなのか。そうだな、いくら私達でも魔王に完勝できるほどじゃなかったはずだからな」
僕の説明にアレサが頷く。まぁ、実際ニーグリの復活がなかったら正直勝てなかったかもしれないからね。運が良かったよ。
「な、なぁ。その、色々すまなかった。そしてありがとう」
アマラが突然僕たちに向かって頭を下げた。とはいえ、アマラのしてきたことは到底許されることじゃない。普通に裁けば死罪は免れないだろう。だがそれではどうしても困ることがあるのだ。
「責任の一端は僕にある。いや、むしろこれは僕の責任と言っていい。僕も一緒に裁きを受けよう。僕にできることならなんでもする。その代わり、アマラを許してやってはもらえないだろうか……?」
ニーグリがアマラの酌量を訴える。あ、ここにも困った材料あるじゃん。人間に神霊を、しかも熾天使を裁けとか無茶振りにも程があると思うんだけど……。
「ちょっと待て。人間に神霊裁けとか無茶言うんじゃねぇ! おまけにアマラを天人にしちまったんじゃ俺ら人間の裁量越えてないか?」
うん、サルヴァンの言う通りだね。
「私もそう思うぞ……」
「なんか神様に怒られそうだよね……」
「罰当たり過ぎて無理!」
みんなもそう思ったのか口々に無理だと訴える。それに裁くのは僕たちの役割りじゃないからね。
「よし、じゃあこの無茶振りをエリオット王太子殿下に一任しよう!」
「「「「異議なーし!」」」」
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