【本編、番外編完結】血の繋がらない叔父にひたすら片思いしていたいのに、婚約者で幼馴染なアイツが放っておいてくれません

恩田璃星

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11ー9

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私の聞き間違え?

自分の耳を疑っていると、遼平くんは体を起こし、私のショーツに手をかけた。
止めたくても、絶頂の余韻で体が言うことを聞いてくれない。

「だ、ダメ!私まだ…」

「ちーちゃんの『ダメ』は『もっとして』だよね?さっきも『ダメ』って言うたびに、たくさん溢れて来てたよ?」

いつもの優しい遼平くんからは考えられない意地悪な返しに、全く反論できない。
それでもショーツにかけた手は、外してくれた。

やっぱり優しい…という私のモノローグはすぐに霞と消える。
代わりに足首を掴まれ、膝を立てさせられた。

「ちょっ…!?」

抵抗する間もなく膝裏を押さえられてしまい、ショーツがなければ完全に丸見えの体勢にさせられてしまった。

「やっぱりすごく気持ちよかったんだね?ココ、膨らんでるのハッキリわかるよ」

遼平くんに、窪んででいる方から指でそっとなぞり上げられた。

「ふぁっ!!?」

布越しに触れられただけでもダメなのにー

ショーツは履かせたまま、クロッチ部分の布だけをそっとずらし、

「本当に…可愛いよ…」

と呟いた遼平くんは、愛おしそうにその部分にキスをした。

「あ゛ぅっ…!!」

ぢゅうっと熱い粘膜に吸い付かれて、錯覚が現実となったことを思い知らされる。
今度こそ羞恥心で頭が爆発しそう。

「ダメッ!、そ、んなとこ、口で…っ、汚いから…あぁっ」

「大丈夫。ちーちゃんに汚いとこなんてない。全部、綺麗だ」

「ハッ、んんっ、あっ、ア」

いろんな意味で巧みな口技に、少しずつ、確実に高められていく。
やがて吸い付いていた唇の間から舌が差し出され、生き物のように陰核を嬲り始めた。

「んんんっ!!」

すぐにも昇り詰めそうな、溶けるような。
指とは比べ物にならない柔らかで甘過ぎる膚触に、押さえつけられていない方の脚を藻搔かせることしかできない。

「あっ、ああっ、もうダメっ、ダメぇ!また来る!きちゃ…うぅ…っっ!!」

枕にしがみついて、呆気なく二度目の絶頂に達してしまった。

肩で息をしながら、半分放心状態で床に置かれた間接照明をぼんやりと眺めていると、遼平くんが私の腰の下に膝下を差し込んだ。

そして、再びゆっくりと秘部に顔を近づけ始める。

もしかして、もう一回!?ー

「ちょっと待っ…」

固く尖らせた舌先が触れたのは、陰核ではなく蜜口だった。

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