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ロケ先の夜。
ソコに触れる指使いは焦れったいくらい繊細で丁寧だった。
でも、今日は別人のように性急かつ乱雑。
指の腹が、蜜口を潤し始めたばかりの僅かな粘液を掬い取り、陰核を撫で上げた。
尾骶骨から頭までを、ゾクゾクっと何かが駆け上がる。
声を上げないよう、掌の蓋の中で、更に唇を噛み締めて堪えるしかできない。
遼平くんはそんな私に気づくことなく、少しずつ大きく、固くなっていく花芽を容赦なく擦ったり捏ねたり、巧みな指遣いで攻め立てる。
出せない声の代わりなのか、目からは涙が次々溢れ、視界が馴染む。
「んんんっ!!」
耐えきれず、遂に声が口から漏れてしまったのと同時に、視界が白く弾けて達した。
どうしよう。
外の人に聞こえてしまったかもしれない。
すぐに身支度を整えて、何事もなかった顔をして部屋を出ないとココで何をしていたのかがバレてしまうかもしれない。
でも、必死すぎて鼻ごと押さえていたらしく、酸欠気味で頭がクラクラして動けない。
掌を口から外し、やっとまともに呼吸できたかと思ったら、ストッキングごとショーツに手がかけられた。
無理。
これ以上続けたら、本当に死んでしまう。
「遼平くん…もう…イヤ…」
言葉を選ぶより先に、口が動いていた。
私の拒絶の言葉でやっと正気を取り戻したらしい。
元々青ざめていた遼平くんの顔から、完全に血の気がなくなった。
「…っ、ごめん!職場でちーちゃんに何てことを…!!」
遼平くんは、慌てて自分の着ていたスーツの上着を私にかけると、部屋の隅へ向かい、私に背を向けて頭を抱えこんだ。
私は静かに身を起こしてソファに座り直し、取り急ぎ着衣の乱れを正す。
ブラウスのボタンを留めようと胸元に目をやれば、沢山のキスマーク。
まだジンジンと余韻の残る強制的に達せられた秘部には、濡れたショーツがぴったりと張り付いて気持ちが悪い。
でも今は、そんなこと気にしている場合じゃない。
立ち上がろうとすると、足元にクリアファイルが落ちていた。
拾い上げてから部屋の隅にいる遼平くんのところへ駆け寄る。
「ねえ…何があったの?お父さんに何て言われたの?」
「…ごめん」
「謝ってほしい訳じゃなくて。私は遼平くんのものなんだから、職場でさえなければ、何をされてもいい。でも、普段の遼平くんならこんな所でなんて絶対ありえないでしょう?その理由を知りたいの」
諭すように訴えかけ、ようやくこちらを振り返った遼平くんの目は、私ではなく私が手にしていたクリアファイルに釘付けになった。
ソコに触れる指使いは焦れったいくらい繊細で丁寧だった。
でも、今日は別人のように性急かつ乱雑。
指の腹が、蜜口を潤し始めたばかりの僅かな粘液を掬い取り、陰核を撫で上げた。
尾骶骨から頭までを、ゾクゾクっと何かが駆け上がる。
声を上げないよう、掌の蓋の中で、更に唇を噛み締めて堪えるしかできない。
遼平くんはそんな私に気づくことなく、少しずつ大きく、固くなっていく花芽を容赦なく擦ったり捏ねたり、巧みな指遣いで攻め立てる。
出せない声の代わりなのか、目からは涙が次々溢れ、視界が馴染む。
「んんんっ!!」
耐えきれず、遂に声が口から漏れてしまったのと同時に、視界が白く弾けて達した。
どうしよう。
外の人に聞こえてしまったかもしれない。
すぐに身支度を整えて、何事もなかった顔をして部屋を出ないとココで何をしていたのかがバレてしまうかもしれない。
でも、必死すぎて鼻ごと押さえていたらしく、酸欠気味で頭がクラクラして動けない。
掌を口から外し、やっとまともに呼吸できたかと思ったら、ストッキングごとショーツに手がかけられた。
無理。
これ以上続けたら、本当に死んでしまう。
「遼平くん…もう…イヤ…」
言葉を選ぶより先に、口が動いていた。
私の拒絶の言葉でやっと正気を取り戻したらしい。
元々青ざめていた遼平くんの顔から、完全に血の気がなくなった。
「…っ、ごめん!職場でちーちゃんに何てことを…!!」
遼平くんは、慌てて自分の着ていたスーツの上着を私にかけると、部屋の隅へ向かい、私に背を向けて頭を抱えこんだ。
私は静かに身を起こしてソファに座り直し、取り急ぎ着衣の乱れを正す。
ブラウスのボタンを留めようと胸元に目をやれば、沢山のキスマーク。
まだジンジンと余韻の残る強制的に達せられた秘部には、濡れたショーツがぴったりと張り付いて気持ちが悪い。
でも今は、そんなこと気にしている場合じゃない。
立ち上がろうとすると、足元にクリアファイルが落ちていた。
拾い上げてから部屋の隅にいる遼平くんのところへ駆け寄る。
「ねえ…何があったの?お父さんに何て言われたの?」
「…ごめん」
「謝ってほしい訳じゃなくて。私は遼平くんのものなんだから、職場でさえなければ、何をされてもいい。でも、普段の遼平くんならこんな所でなんて絶対ありえないでしょう?その理由を知りたいの」
諭すように訴えかけ、ようやくこちらを振り返った遼平くんの目は、私ではなく私が手にしていたクリアファイルに釘付けになった。
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