【本編、番外編完結】血の繋がらない叔父にひたすら片思いしていたいのに、婚約者で幼馴染なアイツが放っておいてくれません

恩田璃星

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俺の幼馴染で婚約者が可愛すぎて辛い9

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視覚を制限されたせいで覚束ない足取りの千歳を、寝室に連れ込む。
ポケットに入れていた、これまたピンクの手錠をかけ、千歳を押し倒した。

目隠しを外されるどころか、手まで拘束された千歳が騒ぎ出す前に、唇でその口を塞ぐ。

「んっ、んんんーっ!!」

俺がねじ込んだ舌を、尖らせた千歳の舌が突いてくる。
抗議しているつもりらしいが、いつもより積極的に舌を絡められているような気にしかならない。
実際、千歳の鼻からは徐々に甘えるように濡れた声が抜け始めていた。

…可愛い。
いきなりこんなことされてるのに。
どれだけ俺のこと信用してるんだよ。
ずっとこのキスに溺れているのも悪くはないかもしれない。

でも、今日の目的は信用を確かめることコレじゃない。

次のステップに進むべく、千歳のトップスを捲くろうと脇腹に手を伸ばすと、体がビクリと震えた。

脇腹でこの反応───
目が見えない分、いつも以上も敏感になっている。

下着ごと一気に捲り上げ、顕になった桜色の先端は、既に固く尖っていた。

「もしかして千歳、無理やりなこういうの好きだった?もうビンビンになってるけど?」

「そんなことな…あ…っ!」

反論を全部聞き終える前に、軽く前歯を立てて胸の突起を甘噛みした俺に、千歳は背中をのけ反らせた。
続けざまに白い喉、耳、脇と刺激を与えれば、面白いほどの反応を見せる。

「やだっ、あっ!ああっ!!」

夢中になって上半身の至る所に触れまくっていると、すっかり息の上がった千歳がもどかしそうに膝を擦り合わせ始めた。

─そろそろ、か。

「…っ!!」

前触れ無く足を思い切り開かせ、触らなくとも分かるほど大きなシミを作った下着を引き抜く。
下着と秘部を繋ぐ愛液の粘度は、千歳がどれだけ焦らされているかを伝えた。

「は…るお、み」

でも、こんな状態になっている今だからこそ─

千歳の吐息だけが聞こえていた室内に、突如響いたウィンウィンという機械音。

「な、何の音?」

戸惑う千歳の問いかけには答えず、無言で千歳の濡れそぼった入り口に、あてがう。
千歳のクチは、涎を垂らしながらヌプヌプとソレを美味そうに飲み込んでいった。

「あ、あ、あ、あ…やっ、何これ!?」

千歳の中に入れたのは、バイブ。
それも、中二点、外一点の計三点を同時に刺激してくれるスグレモノ。
ただし、より一回り細い。

「…ひっ、やめ…!ぬいっ、抜いて!!」

手を拘束され、バイブそれに触れることもできず、足を交差させてどうにかしようとしている千歳を、足にまで、手錠をかけて更に追い詰める。

「ああぁっ!」

ひたすら喘ぐ千歳の耳元で囁く。

「あ、会社からの呼び出しだ。ちょっとだけ出かけてくるから、いい子でこのまま待ってろよ」

そう言って、寝室のドアを静かに閉めた。
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