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俺の幼馴染で婚約者が可愛すぎて辛い10
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「う、嘘ぉっ!?晴臣!!戻って来て!!お願いっ、行か…ないで!んんんんっ!!」
再び開く音のしないドアのせいか。
はたまた体の中でも外でも蠢き続けるオモチャのせいか。
「あーーーーっ!もうヤっ、もうヤだあぁっ!!」
千歳が一層激しく喘ぎ出した。
肌はしっとりと汗ばみ、何度か絶頂に達してはいるらしい。
出て行った筈の俺に何故そんなことが分かるのか。
その答えは、初めから俺は部屋を出ていってなどいないから。
ドアの前で気配を消したまま、固唾を呑んで千歳の様子を観察している。
だからこそ分かる。
千歳が既に何度か絶頂に達したらしいとは言っても、それは外からの刺激によるものだけで、おそらく中はまだだ。
その証拠に、よほどもどかしいのか、千歳は奥のイイところに当てようと、必死に不自由な身を起こし、自らバイブの、体の外に出ている部分をベッドに押しつけるようにして腰をくねらせていた。
「ふっ、うぅっ、はぁっ…あん、ぅ…」
誰もいないと思い込み、本能剥き出しで快楽を求める姿は、想像していた千歳の自慰姿より、遥かに煽情的だった。
正直、今すぐにでも奥の奥まで潜り込みたい。
さっきから勃ちすぎて、股間が痛い。
ビキビキと音がして、ここにいることが千歳にバレそうな程だ。
でも、まだだ。
もっと、もっと、千歳が腹の底から俺を欲しがってくれるまで待つ。
「も…こんなんじゃ、イケないよおぉ。晴臣!晴臣ぃっ」
遂に千歳が半べそをかきはじめたころ、我慢に我慢を重ねた俺たちに、同時に限界が来た。
「…お願いだからっ!晴臣の挿れてよ!もうおかしくなっちゃう!!」
千歳の絶叫を合図に、一歩で千歳のいるベッドに音もなく飛び乗り、背後から上半身を押す。
不意打ちでバランスを崩した千歳は、膝をついて俺にお尻を突き出す体勢になった。
「…えっ!?晴臣…だよね!!?ま、まさか、今の聞いて…」
状況が飲み込めず、驚く千歳からバイブを引き抜いた。
「あんっ」
ヌポッと音がして大量の愛液が溢れ出す。
そこに栓をするかのごとく、俺のモノを一気に突き立てた。
「はあああああっ♡」
挿れただけで達したのか、溶けそうに柔らかな肉壁が、ぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
そんなことはお構いなしに、腰を打ち付ける。
「…晴臣っ、晴臣っっ」
目隠しをしたままなのに、俺の名前を呼ぶ声は全く不安そうではない。
「凄いな…形っ、覚えてるのか」
「んっ、だって、晴臣のしか…らないっ」
後から確認したら『知らない』と言ったらしいが、興奮しきっていた俺には『要らない』と聞こえ。
完全にタガの外れた俺は、計画どおり体力の限界が訪れるまで千歳を抱き潰した。
*
「バカ!スケベ!!変態!!!今まで涼しい顔してあんなこと考えてたのー!?」
一夜どころか二夜開けた日曜日の朝、千歳を開放した途端、罵詈雑言の嵐。
「でも、千歳だって俺がいなくなったと思った途端、めちゃくちゃいやらしく腰振ってたから、おあいこだろ?」
「そ、それは!中途半端だったから、も、もどかしくて…」
エロい千歳も可愛いけど、こうやって真っ赤になって語尾が小さくなっていく姿も死ぬほど可愛い。
「リピート、あり?なし?」
「な、なしに決まってるでしょ!?もう、それ捨ててきて!!」
「…捨ててもいいけど、もっと本格的なの買ってくるよ?」
どんなものを想像したのか知らないけれど、千歳の頬が一層赤くなった。
──これは、素質がありそうだ。
一人ほくそ笑む。
幼い頃から、嫌というほど分かってる。
俺と千歳だけの世界だなんて、実現不可能なことは。
それでも俺の幼馴染で婚約者…いや、もうすぐ奥さんになる千歳は、世間の目に晒すのが辛くなるほど可愛いから。
たまにでいいから今回みたいに我を忘れて求めてもらおう。
そう誓った数日後。
結婚式の席で妊娠が発覚。
フラストレーションが溜まりに溜まった俺が、出産後、セックス解禁日によりハードなグッズで千歳を泣かせたのは、また、別のお話。
俺の幼馴染で婚約者が可愛すぎて辛い
―完―
再び開く音のしないドアのせいか。
はたまた体の中でも外でも蠢き続けるオモチャのせいか。
「あーーーーっ!もうヤっ、もうヤだあぁっ!!」
千歳が一層激しく喘ぎ出した。
肌はしっとりと汗ばみ、何度か絶頂に達してはいるらしい。
出て行った筈の俺に何故そんなことが分かるのか。
その答えは、初めから俺は部屋を出ていってなどいないから。
ドアの前で気配を消したまま、固唾を呑んで千歳の様子を観察している。
だからこそ分かる。
千歳が既に何度か絶頂に達したらしいとは言っても、それは外からの刺激によるものだけで、おそらく中はまだだ。
その証拠に、よほどもどかしいのか、千歳は奥のイイところに当てようと、必死に不自由な身を起こし、自らバイブの、体の外に出ている部分をベッドに押しつけるようにして腰をくねらせていた。
「ふっ、うぅっ、はぁっ…あん、ぅ…」
誰もいないと思い込み、本能剥き出しで快楽を求める姿は、想像していた千歳の自慰姿より、遥かに煽情的だった。
正直、今すぐにでも奥の奥まで潜り込みたい。
さっきから勃ちすぎて、股間が痛い。
ビキビキと音がして、ここにいることが千歳にバレそうな程だ。
でも、まだだ。
もっと、もっと、千歳が腹の底から俺を欲しがってくれるまで待つ。
「も…こんなんじゃ、イケないよおぉ。晴臣!晴臣ぃっ」
遂に千歳が半べそをかきはじめたころ、我慢に我慢を重ねた俺たちに、同時に限界が来た。
「…お願いだからっ!晴臣の挿れてよ!もうおかしくなっちゃう!!」
千歳の絶叫を合図に、一歩で千歳のいるベッドに音もなく飛び乗り、背後から上半身を押す。
不意打ちでバランスを崩した千歳は、膝をついて俺にお尻を突き出す体勢になった。
「…えっ!?晴臣…だよね!!?ま、まさか、今の聞いて…」
状況が飲み込めず、驚く千歳からバイブを引き抜いた。
「あんっ」
ヌポッと音がして大量の愛液が溢れ出す。
そこに栓をするかのごとく、俺のモノを一気に突き立てた。
「はあああああっ♡」
挿れただけで達したのか、溶けそうに柔らかな肉壁が、ぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
そんなことはお構いなしに、腰を打ち付ける。
「…晴臣っ、晴臣っっ」
目隠しをしたままなのに、俺の名前を呼ぶ声は全く不安そうではない。
「凄いな…形っ、覚えてるのか」
「んっ、だって、晴臣のしか…らないっ」
後から確認したら『知らない』と言ったらしいが、興奮しきっていた俺には『要らない』と聞こえ。
完全にタガの外れた俺は、計画どおり体力の限界が訪れるまで千歳を抱き潰した。
*
「バカ!スケベ!!変態!!!今まで涼しい顔してあんなこと考えてたのー!?」
一夜どころか二夜開けた日曜日の朝、千歳を開放した途端、罵詈雑言の嵐。
「でも、千歳だって俺がいなくなったと思った途端、めちゃくちゃいやらしく腰振ってたから、おあいこだろ?」
「そ、それは!中途半端だったから、も、もどかしくて…」
エロい千歳も可愛いけど、こうやって真っ赤になって語尾が小さくなっていく姿も死ぬほど可愛い。
「リピート、あり?なし?」
「な、なしに決まってるでしょ!?もう、それ捨ててきて!!」
「…捨ててもいいけど、もっと本格的なの買ってくるよ?」
どんなものを想像したのか知らないけれど、千歳の頬が一層赤くなった。
──これは、素質がありそうだ。
一人ほくそ笑む。
幼い頃から、嫌というほど分かってる。
俺と千歳だけの世界だなんて、実現不可能なことは。
それでも俺の幼馴染で婚約者…いや、もうすぐ奥さんになる千歳は、世間の目に晒すのが辛くなるほど可愛いから。
たまにでいいから今回みたいに我を忘れて求めてもらおう。
そう誓った数日後。
結婚式の席で妊娠が発覚。
フラストレーションが溜まりに溜まった俺が、出産後、セックス解禁日によりハードなグッズで千歳を泣かせたのは、また、別のお話。
俺の幼馴染で婚約者が可愛すぎて辛い
―完―
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感想のお礼が遅くなってしまいましたm(_ _)m
長編を一気読みいただき、ありがとうございます。
遼平派と晴臣派、連載中も割れていたんですが、ミサさんは遼平派だったんですね´д` ;晴臣エンドで申し訳ないです。
いつか遼平編を…と思っていたのですが、新作の連載を始めてしまいまして。
落ち着いたらトライしてみます!!
ツイッターでもカキカキしましたが笑
今日は誕生日でゴロゴロの日にしたので晴臣を最初から観察しつつ読み直してます笑
何度読み返しても面白いなあ~😁
この後は冬馬も見なくちゃ
ありがとうございます(*´꒳`*)
冬馬のお話も是非〜★
ありがとうございます(*´◒`*)
晴臣の性癖については晒すに当たって心配しておりましたが、皆さんに楽しんでいただけたようで満足です( ̄▽ ̄)
慣れない締め切りのようなものに勝手に追い込まれ疲弊したのでちょっと休みます。
再開したらまた応援よろしくお願いします!(^人^)