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葵の罪 2
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「んっ!んんっ!!」
「…アオ、もっと善くしてやるから、いい加減見せろよ」
律は、グッと肘のあたりを掴んで、しがみついていた私の体を離して、そのままベッドの上に押し倒した。
律が、私を、私の胸を食い入るように見つめている。
視線だけで恥ずかしくて死にそうだ。
シーツを掴んで、必死でそれに耐えた。
ごくん、と律の喉仏が上下するのが見えた。
それが異常に艶かしい。
「ほんと、いつの間にこんな…やらしい体に…」
「べ、別にやらしくなんかっ」
「ここ、誘うみたいにピンク色に尖らしてるじゃん」
「っあ!!」
ピンッと人差し指で弾かれた刺激に、思わず仰け反ってしまった。
続けて刺激を与えられるのかと、期待してしまった私を余所に、律は両胸を寄せると、その谷間に顔を埋め、上目遣いで私を見た。
「やわらか…これ、どうしよっかな」
どうしようって、触るか舐めるかしかないだろうと思っていたら、律の口が開いて、あむっと片方を口に含まれた。
と、同時に強めの刺激。
「…っ!?ぃ、あぁっ、りっ…ちゃん!?」
乳首の根元近くを前歯で軽く噛みながら、先端を舌で押しつぶすように嬲り上げているらしい。
「あああっ、やっ、んあっ」
反対側の頂もさっきよりきつく摘まれ、強過ぎる刺激から逃れようと、足の力で身体をずり上げようともがいた。
それに気づいた律が、両腕を背中側に滑り込ませて、私の体を固定する。
「逃さない」
興奮の色を隠さず言い放った律は、もう一度私の胸にむしゃぶりついた。
もう完全に芯を持つ紅く充血した先端が、歯と舌を使って押しつぶされると、背中が弧を描いて反り返ってしまう。
「ぁ、律っ、律っっ」
「…俺の知らない葵、もっと見たい」
口で胸に刺激を与え続けられながら、ショーツのクロッチ部分にそっと中指が充てがわれた。
その時、薄い布の中で、「クチュッ」と音がしたのをハッキリと感じた。
直に触れられれば、そこがもうはしたなく濡れているのが律にバレてしまう。
咄嗟に脚を閉じて、それ以上律の手を動かせないようにした。
つもりだった。
でも律は、私の太ももに挟まれた手を器用に動かして、クロッチのサイド部分から中指だけをショーツの中に侵入させて来た。
もちろんまだ胸への愛撫は続いている。
「んあぁっ」
蜜口から上に向かって軽くなぞり上げられただけで、下半身が溶けそうになる。
律は、そのまま何往復か中指を擦りつけた後、自然に力の抜けた私の脚の間から手を引き抜き、透明な粘液を纏った中指を私の顔の前に翳して言った。
「分かる?これ、全部アオの」
羞恥を通り越して、のぼせ上がった頭に、律の赤い舌が自分の中指を舐める映像が浮かび上がる。
私の蜜を含んで、少しだけ重みを増したショーツを引き抜くと、律は私の両足を開かせてじっとそこにあるものを見つめた。
「キラキラしてる」
言葉だけで、ジュワッと溢れて来そう。
「や…そんなとこ…そんな、見ない、でっ」
「これでやっと葵の全部見れたから…次は味わいたい」
「…アオ、もっと善くしてやるから、いい加減見せろよ」
律は、グッと肘のあたりを掴んで、しがみついていた私の体を離して、そのままベッドの上に押し倒した。
律が、私を、私の胸を食い入るように見つめている。
視線だけで恥ずかしくて死にそうだ。
シーツを掴んで、必死でそれに耐えた。
ごくん、と律の喉仏が上下するのが見えた。
それが異常に艶かしい。
「ほんと、いつの間にこんな…やらしい体に…」
「べ、別にやらしくなんかっ」
「ここ、誘うみたいにピンク色に尖らしてるじゃん」
「っあ!!」
ピンッと人差し指で弾かれた刺激に、思わず仰け反ってしまった。
続けて刺激を与えられるのかと、期待してしまった私を余所に、律は両胸を寄せると、その谷間に顔を埋め、上目遣いで私を見た。
「やわらか…これ、どうしよっかな」
どうしようって、触るか舐めるかしかないだろうと思っていたら、律の口が開いて、あむっと片方を口に含まれた。
と、同時に強めの刺激。
「…っ!?ぃ、あぁっ、りっ…ちゃん!?」
乳首の根元近くを前歯で軽く噛みながら、先端を舌で押しつぶすように嬲り上げているらしい。
「あああっ、やっ、んあっ」
反対側の頂もさっきよりきつく摘まれ、強過ぎる刺激から逃れようと、足の力で身体をずり上げようともがいた。
それに気づいた律が、両腕を背中側に滑り込ませて、私の体を固定する。
「逃さない」
興奮の色を隠さず言い放った律は、もう一度私の胸にむしゃぶりついた。
もう完全に芯を持つ紅く充血した先端が、歯と舌を使って押しつぶされると、背中が弧を描いて反り返ってしまう。
「ぁ、律っ、律っっ」
「…俺の知らない葵、もっと見たい」
口で胸に刺激を与え続けられながら、ショーツのクロッチ部分にそっと中指が充てがわれた。
その時、薄い布の中で、「クチュッ」と音がしたのをハッキリと感じた。
直に触れられれば、そこがもうはしたなく濡れているのが律にバレてしまう。
咄嗟に脚を閉じて、それ以上律の手を動かせないようにした。
つもりだった。
でも律は、私の太ももに挟まれた手を器用に動かして、クロッチのサイド部分から中指だけをショーツの中に侵入させて来た。
もちろんまだ胸への愛撫は続いている。
「んあぁっ」
蜜口から上に向かって軽くなぞり上げられただけで、下半身が溶けそうになる。
律は、そのまま何往復か中指を擦りつけた後、自然に力の抜けた私の脚の間から手を引き抜き、透明な粘液を纏った中指を私の顔の前に翳して言った。
「分かる?これ、全部アオの」
羞恥を通り越して、のぼせ上がった頭に、律の赤い舌が自分の中指を舐める映像が浮かび上がる。
私の蜜を含んで、少しだけ重みを増したショーツを引き抜くと、律は私の両足を開かせてじっとそこにあるものを見つめた。
「キラキラしてる」
言葉だけで、ジュワッと溢れて来そう。
「や…そんなとこ…そんな、見ない、でっ」
「これでやっと葵の全部見れたから…次は味わいたい」
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