41 / 85
3章⭐︎新しい家族から学ぶ帝王学編⭐︎
新しい日常へ
しおりを挟む
-side リアム-
「それで、リアム殿は何を望むんだ?多くは飲めないが、そうだな……、3つで勘弁して欲しい。どうだ?」
話がひと段落したところで、ようやく国王が口を開いてこの会をまとめようとした。
早く逃げたいと思ったのだろう。
「俺としては、ヘンリー様のお心で充分ですが、どうしても物で償いたいというなら……そうですね」
((((((誰も物で償いたいなんて言ってないんだけど、この状況で言い出せない))))))
うーん。仕方ないなあ。何にしようかな。
『主人。みんなヘンリー様が“物で償いたいとは言っていない”と思っているらしいぞ!』
「(え、そうなの?じゃあ、無理難題な条件吹っかけまくってみようか。ヘンリー様が持っている利権欲しいですとか)」
『主人殿……』「(リアム……はあ、全く)」
「(じょ、冗談だよ冗談)」
今更だけど一応実の父親でこれから養父になる人とその家族ではあるからね。鬼の要求して利権奪いとるよりは、win-winになるような要求をするのが1番な気がする。
だとすると、自己への投資を優先させるのが今は1番いいか。
考えた結果。
①必要な教育を俺に与える事。
②屋敷メンバーの働き口をヘンリー様が用意する事。
③ノアと俺の、進路に口出ししない事。
の3つの要求を伝えた。
大体、公の場で要求を3つ行う場合、①、②は軽めの要求で、③に本当に受け入れて欲しい事を書く場合が多い。
ということで、その通りに要求を行った結果国王は少し笑ってこう言った。
「……そうか。リアム殿だけでなく、ノアの進路を口出し出来なくなったのは痛手だな。
だが、分かった。要求を飲もう」
③に関しては、もっと揉めるかと思った。
ノアを巻き込むなとか色々。だが、意外とすんなり受け入れてくれたようだ。
理由を聞くと、「リアム殿が、ノアの側近になりたいと思うような環境づくりをこちらで用意すればいいのだろう?なら問題ない。」とのことだった。
やはり、賢王と呼ばれる人は自信と意識の高さが違うのかもしれない。
思わず動揺して、「え、ええ。ノアが王宮に残か否かも、俺がノアの側近になって、王宮で働くかどうかは今後のあなた方次第です。
嫌だったら出て行きますので。」となんとも言えない返事を別れ際にしてしまった。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
その後考えたことだが、これに関しては俺の認識も甘かったと言わざるを得ない。
向こうも馬鹿ではない……、というか、俺よりも遥かに優秀な政治のプロなわけで、難題を押し付ければ抜け穴を探すということくらいは想定できた事である。
とはいえ、交渉が100%うまくはいかなかったというだけだけどね。
①、②の要求はすぐに実行してくれそうだし、ヘンリー様に実の父親であると言う事を認めさせたのと、③の要求をしたおかげで、最近感じていたノアとの距離も再び近くなったから戦果としては十分だ。
お互いここら辺が妥協点だろうという雰囲気でもあったと思う。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
さて、順調で良かったのはここまでで、交渉を終えたあとは地獄の日々が待っていた。
①戦争に参加した際の領地、金の受け取り。
②子爵位を受け取るための手続き。
③交渉ごとの結果を書面にまとめる。
④養子となる手続きをする。
⑤王宮から王都にある公爵家の屋敷へ引っ越しの準備。
⑥3ヶ月後の秋に入学をするため、王立学園への受験手続きをする。
などなど、大量の事務作業をこなす必要があったからだ。
『主人ー。外でねえの?』
あまりの忙しさにルーカスの相手を忘れていたら、声をかけてきた。
「後で出る」
『そう言って、もう3日も外に出てねえじゃねえか!連れ出すぞ』
そういえば、出会って最初の頃も外に出てない俺を見かねて外に連れ出したっけ?
3ヶ月くらい前なのに既に懐かしい記憶だ。
『そうだのう。無理矢理でも外に出した方が良かろう』
前と違うとこは、シルバーも一緒にいるという事か。ちなみに今レオンは冒険者稼業に戻っている。戦争から帰って来てすぐに冒険者としての使命依頼が舞い込んでしまったみたいだ。それでも、疲れも結構溜まっていただろうに、引き受けるのはタフだなと思う。
--ヒョイッ……とそんな事を考えているとシルバーが俺のことを掴み、持ち上げた。
「ん……?どうしたの?」
『まあまあ。いいじゃねえか』
『そうだのう。こちらも、主人殿のために仕方なくやった事だ』
そういうや否や、ルーカスに乗せらた。
「あ、まさか。まて。う、うわああああ」
そのまま俺は心の準備がないまま、いきなりルーカスジェットコースターに乗せられ、外を飛び回り、しばらくの間ずっと叫び続けていた。類は友を呼ぶというが、こいつらも俺とは違った種類の悪魔なのかもしれない。
そんな感じで、しばし悪友とのある意味で幸せで楽しい日常を送っていた。
そして、ついに引っ越しの日が来た。
本日をもって、クズガーの養子、リアム=スミスから、ヘンリーの養子、リアム=ルイスになる。
「ヘンリー様。いえ、お父様。これから、よろしくお願いいたします」
「ああ。リアム。よろしくな」
ヘンリーともなんだかんだあったけど、仲良くなりいい関係が築けそうである。まあ、ヘンリーが俺と母親を捨てたのは、外部環境の影響もあって仕方がない部分もあるからね。
今後の反省次第では、水に流して信用してもいいと思っている。
そもそも、向こうは俺を被害者だと思っているが、俺にはその時の記憶もない。
あった事といえば、ノアとの関係が少しギクシャクするなど、ちょっとした間接的被害だけだ。
今回 交渉をしたのも、養子になるのに少しでもいい条件をって思ったからという理由だけだしな。
だから、別に恨んでいるわけではないし、実の父親としてはむしろ好感度は高い。
「さあ、リアム。中に入ろう!」
「はい!」
そんな事を考えながら、公爵家の中に入る。ここから、また違う人生が始まるのかもしれない。
「「「「「いらっしゃいませ」」」」」
すると、そこにはレオンを含む屋敷メンバー、ノアやミラまで出迎えてくれた。
ん……?風景が変わり映えしない上に、ノアやミラがなんでここにいるの?
しかも、使用人の格好までして。
-------------------------------
[2019ファミリーネームランキング(アメリカ)]
1位 スミス(意味:職人)
23位 ルイス(ゲルマン語で「戦い」と「名高い」を組み合わせたルートヴィヒに対応する姓)
料理「職人」から「戦闘」狂へ。
「それで、リアム殿は何を望むんだ?多くは飲めないが、そうだな……、3つで勘弁して欲しい。どうだ?」
話がひと段落したところで、ようやく国王が口を開いてこの会をまとめようとした。
早く逃げたいと思ったのだろう。
「俺としては、ヘンリー様のお心で充分ですが、どうしても物で償いたいというなら……そうですね」
((((((誰も物で償いたいなんて言ってないんだけど、この状況で言い出せない))))))
うーん。仕方ないなあ。何にしようかな。
『主人。みんなヘンリー様が“物で償いたいとは言っていない”と思っているらしいぞ!』
「(え、そうなの?じゃあ、無理難題な条件吹っかけまくってみようか。ヘンリー様が持っている利権欲しいですとか)」
『主人殿……』「(リアム……はあ、全く)」
「(じょ、冗談だよ冗談)」
今更だけど一応実の父親でこれから養父になる人とその家族ではあるからね。鬼の要求して利権奪いとるよりは、win-winになるような要求をするのが1番な気がする。
だとすると、自己への投資を優先させるのが今は1番いいか。
考えた結果。
①必要な教育を俺に与える事。
②屋敷メンバーの働き口をヘンリー様が用意する事。
③ノアと俺の、進路に口出ししない事。
の3つの要求を伝えた。
大体、公の場で要求を3つ行う場合、①、②は軽めの要求で、③に本当に受け入れて欲しい事を書く場合が多い。
ということで、その通りに要求を行った結果国王は少し笑ってこう言った。
「……そうか。リアム殿だけでなく、ノアの進路を口出し出来なくなったのは痛手だな。
だが、分かった。要求を飲もう」
③に関しては、もっと揉めるかと思った。
ノアを巻き込むなとか色々。だが、意外とすんなり受け入れてくれたようだ。
理由を聞くと、「リアム殿が、ノアの側近になりたいと思うような環境づくりをこちらで用意すればいいのだろう?なら問題ない。」とのことだった。
やはり、賢王と呼ばれる人は自信と意識の高さが違うのかもしれない。
思わず動揺して、「え、ええ。ノアが王宮に残か否かも、俺がノアの側近になって、王宮で働くかどうかは今後のあなた方次第です。
嫌だったら出て行きますので。」となんとも言えない返事を別れ際にしてしまった。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
その後考えたことだが、これに関しては俺の認識も甘かったと言わざるを得ない。
向こうも馬鹿ではない……、というか、俺よりも遥かに優秀な政治のプロなわけで、難題を押し付ければ抜け穴を探すということくらいは想定できた事である。
とはいえ、交渉が100%うまくはいかなかったというだけだけどね。
①、②の要求はすぐに実行してくれそうだし、ヘンリー様に実の父親であると言う事を認めさせたのと、③の要求をしたおかげで、最近感じていたノアとの距離も再び近くなったから戦果としては十分だ。
お互いここら辺が妥協点だろうという雰囲気でもあったと思う。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
さて、順調で良かったのはここまでで、交渉を終えたあとは地獄の日々が待っていた。
①戦争に参加した際の領地、金の受け取り。
②子爵位を受け取るための手続き。
③交渉ごとの結果を書面にまとめる。
④養子となる手続きをする。
⑤王宮から王都にある公爵家の屋敷へ引っ越しの準備。
⑥3ヶ月後の秋に入学をするため、王立学園への受験手続きをする。
などなど、大量の事務作業をこなす必要があったからだ。
『主人ー。外でねえの?』
あまりの忙しさにルーカスの相手を忘れていたら、声をかけてきた。
「後で出る」
『そう言って、もう3日も外に出てねえじゃねえか!連れ出すぞ』
そういえば、出会って最初の頃も外に出てない俺を見かねて外に連れ出したっけ?
3ヶ月くらい前なのに既に懐かしい記憶だ。
『そうだのう。無理矢理でも外に出した方が良かろう』
前と違うとこは、シルバーも一緒にいるという事か。ちなみに今レオンは冒険者稼業に戻っている。戦争から帰って来てすぐに冒険者としての使命依頼が舞い込んでしまったみたいだ。それでも、疲れも結構溜まっていただろうに、引き受けるのはタフだなと思う。
--ヒョイッ……とそんな事を考えているとシルバーが俺のことを掴み、持ち上げた。
「ん……?どうしたの?」
『まあまあ。いいじゃねえか』
『そうだのう。こちらも、主人殿のために仕方なくやった事だ』
そういうや否や、ルーカスに乗せらた。
「あ、まさか。まて。う、うわああああ」
そのまま俺は心の準備がないまま、いきなりルーカスジェットコースターに乗せられ、外を飛び回り、しばらくの間ずっと叫び続けていた。類は友を呼ぶというが、こいつらも俺とは違った種類の悪魔なのかもしれない。
そんな感じで、しばし悪友とのある意味で幸せで楽しい日常を送っていた。
そして、ついに引っ越しの日が来た。
本日をもって、クズガーの養子、リアム=スミスから、ヘンリーの養子、リアム=ルイスになる。
「ヘンリー様。いえ、お父様。これから、よろしくお願いいたします」
「ああ。リアム。よろしくな」
ヘンリーともなんだかんだあったけど、仲良くなりいい関係が築けそうである。まあ、ヘンリーが俺と母親を捨てたのは、外部環境の影響もあって仕方がない部分もあるからね。
今後の反省次第では、水に流して信用してもいいと思っている。
そもそも、向こうは俺を被害者だと思っているが、俺にはその時の記憶もない。
あった事といえば、ノアとの関係が少しギクシャクするなど、ちょっとした間接的被害だけだ。
今回 交渉をしたのも、養子になるのに少しでもいい条件をって思ったからという理由だけだしな。
だから、別に恨んでいるわけではないし、実の父親としてはむしろ好感度は高い。
「さあ、リアム。中に入ろう!」
「はい!」
そんな事を考えながら、公爵家の中に入る。ここから、また違う人生が始まるのかもしれない。
「「「「「いらっしゃいませ」」」」」
すると、そこにはレオンを含む屋敷メンバー、ノアやミラまで出迎えてくれた。
ん……?風景が変わり映えしない上に、ノアやミラがなんでここにいるの?
しかも、使用人の格好までして。
-------------------------------
[2019ファミリーネームランキング(アメリカ)]
1位 スミス(意味:職人)
23位 ルイス(ゲルマン語で「戦い」と「名高い」を組み合わせたルートヴィヒに対応する姓)
料理「職人」から「戦闘」狂へ。
82
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
農家の四男に転生したルイ。
そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。
農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。
十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。
家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。
ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる!
見切り発車。不定期更新。
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる