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4章⭐︎学園編⭐︎
ぶつけたい
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-side リアム-
「まずは魔力総量の測定だ。カミラ!前へ!」
ノアの婚約者であるカミラが呼ばれて魔法の検査が始まる。
--ピカーッ
カミラが魔力量を測る水晶に手をおくと水晶が眩く光った。
魔力量と魔法属性を記述する紙に先生が魔力量を記述して返却。先生の表情からは何も読み取れない。見事なポーカーフェイスだ。
ちなみに、魔法のステータスは個人情報なので、他の人に教えることはあまりしない。
まあ、レオンやヘンリー様みたいにSランク冒険者様で魔法のステータスがあまりにも有名な場合は仕方ないし、大体が戦闘中には分かるのだが、それでも手の内は出来る限り隠した方がいいだろう。
強い人ほど相手に自分の魔法のステータスを悟らせない。事前に情報を与えることが不利になる事がわかっているからだ。
そうこうしている間にノアも呼ばれ俺も呼ばれた。ほとんどの生徒には分からなかったが、若干俺たち2人の番の時に先生の眉がピクッと動いた気がする。やっぱりノアも相当な魔力量なのだろう。
「次に魔法属性の試験だ」
魔法属性は戦闘系と非戦闘系に別れている。学校の魔法属性で測るのは、主に戦闘系の魔法属性である。戦闘に使われる魔法属性は以下の8つある。
1. 火属性:炎や熱を操る魔法。
2. 水属性:水や氷を操る魔法。
3. 風属性:風や空気を操る魔法。
4. 地属性:大地や石を操る魔法。
5. 雷属性:電気や雷を操る魔法。
6. 光属性:光や聖なる力を操る魔法。
7. 闇属性:闇や邪悪な力を操る魔法。
8. 無属性:時間と空間を操る魔法。
四大属性である、火、水、風、地属性だけを持っている人間が圧倒的に多い。大半の人が持っているオーソドックスな魔法だ。
大当たりは、雷、光、無。
雷は全属性の中で一番魔法の発動時間が一番早い。
光属性は回復ができる。もちろん攻撃としても優秀な魔法だ。
無属性は効果範囲が他の魔法に比べて極端に狭い制約こそあれど、時間と空間を操れる。
この3つの属性は使い手も極端に少ないし、強力な事から食いっぱぐれのない魔法属性だと言われている。
ちなみに、俺は全属性持ちだということはルーカスの鑑定魔法から明らかになっている。過去の賢者も、もれなく全員全属性持ちだそうだ。
レオンが光属性以外全て持っている事は周知の事実である。
父上が使える魔法属性の中で特殊な属性は雷属性である。この前、俺が訳もわからず、瞬間的にやられたのは間違いなく雷属性を使ったからだろう。初見でかわすのは至難の業だ。
「ノア!次へ」
王子であるノアが最初に呼ばれる。学園は建前上みんな平等なので、ノアも呼び捨てだ。そういえば、ノアってどんな魔法属性を持っているんだろう?鑑定スキル持ちってことしか知らない。
ピカーっと光った後に先生の表情を見るが今度は完璧なポーカーフェイス。
流石は王族も通う学校の先生だ。
対応がしっかりしている。
「リアム!次へ」
俺も行く。俺の場合は全属性な事が分かっているが一応の確認だ。
ピカーっと光ったあと先生の表情を見たが、2回目もピクッと眉が動いていた。流石に全属性持ちはレアなのだったのだろう。
驚いたカーティス先生の表情が見たかったので、内心ガッツポーズである。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
「次に戦闘試験だ。戦闘試験は仮想戦闘装置を使う」
出た……、蘇る父上とのトラウマ戦闘試験。あの時は惨敗したなー。
使用者が身につけている物や先天的なスキルが持つメリットを一切なくして、本当の実力を図る装置、それが仮想戦闘装置だ。
『そりゃもー、あれはトラウマだよな』
ルーカスがニヤニヤと揶揄ってくる。
「くっそーー!ニヤニヤしやがって!今回は全勝する!!」
『そんなフラグ建てるな。まじでちゃんと全勝しろよな!』
「フラグじゃない!分かってるよ!」
前回、仮想戦闘装置で父上と戦闘をした時から結構経った。その間にレオンや父上に沢山扱かれたし、様々な経験もした。今日はその成果を全力でぶつけたい。
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短編のメルヘン男子公開しました!もしよろしければ、お楽しみください!少年主人公の乙女ゲームみたいな感じのストーリーです!
「まずは魔力総量の測定だ。カミラ!前へ!」
ノアの婚約者であるカミラが呼ばれて魔法の検査が始まる。
--ピカーッ
カミラが魔力量を測る水晶に手をおくと水晶が眩く光った。
魔力量と魔法属性を記述する紙に先生が魔力量を記述して返却。先生の表情からは何も読み取れない。見事なポーカーフェイスだ。
ちなみに、魔法のステータスは個人情報なので、他の人に教えることはあまりしない。
まあ、レオンやヘンリー様みたいにSランク冒険者様で魔法のステータスがあまりにも有名な場合は仕方ないし、大体が戦闘中には分かるのだが、それでも手の内は出来る限り隠した方がいいだろう。
強い人ほど相手に自分の魔法のステータスを悟らせない。事前に情報を与えることが不利になる事がわかっているからだ。
そうこうしている間にノアも呼ばれ俺も呼ばれた。ほとんどの生徒には分からなかったが、若干俺たち2人の番の時に先生の眉がピクッと動いた気がする。やっぱりノアも相当な魔力量なのだろう。
「次に魔法属性の試験だ」
魔法属性は戦闘系と非戦闘系に別れている。学校の魔法属性で測るのは、主に戦闘系の魔法属性である。戦闘に使われる魔法属性は以下の8つある。
1. 火属性:炎や熱を操る魔法。
2. 水属性:水や氷を操る魔法。
3. 風属性:風や空気を操る魔法。
4. 地属性:大地や石を操る魔法。
5. 雷属性:電気や雷を操る魔法。
6. 光属性:光や聖なる力を操る魔法。
7. 闇属性:闇や邪悪な力を操る魔法。
8. 無属性:時間と空間を操る魔法。
四大属性である、火、水、風、地属性だけを持っている人間が圧倒的に多い。大半の人が持っているオーソドックスな魔法だ。
大当たりは、雷、光、無。
雷は全属性の中で一番魔法の発動時間が一番早い。
光属性は回復ができる。もちろん攻撃としても優秀な魔法だ。
無属性は効果範囲が他の魔法に比べて極端に狭い制約こそあれど、時間と空間を操れる。
この3つの属性は使い手も極端に少ないし、強力な事から食いっぱぐれのない魔法属性だと言われている。
ちなみに、俺は全属性持ちだということはルーカスの鑑定魔法から明らかになっている。過去の賢者も、もれなく全員全属性持ちだそうだ。
レオンが光属性以外全て持っている事は周知の事実である。
父上が使える魔法属性の中で特殊な属性は雷属性である。この前、俺が訳もわからず、瞬間的にやられたのは間違いなく雷属性を使ったからだろう。初見でかわすのは至難の業だ。
「ノア!次へ」
王子であるノアが最初に呼ばれる。学園は建前上みんな平等なので、ノアも呼び捨てだ。そういえば、ノアってどんな魔法属性を持っているんだろう?鑑定スキル持ちってことしか知らない。
ピカーっと光った後に先生の表情を見るが今度は完璧なポーカーフェイス。
流石は王族も通う学校の先生だ。
対応がしっかりしている。
「リアム!次へ」
俺も行く。俺の場合は全属性な事が分かっているが一応の確認だ。
ピカーっと光ったあと先生の表情を見たが、2回目もピクッと眉が動いていた。流石に全属性持ちはレアなのだったのだろう。
驚いたカーティス先生の表情が見たかったので、内心ガッツポーズである。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
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「くっそーー!ニヤニヤしやがって!今回は全勝する!!」
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前回、仮想戦闘装置で父上と戦闘をした時から結構経った。その間にレオンや父上に沢山扱かれたし、様々な経験もした。今日はその成果を全力でぶつけたい。
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