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4章⭐︎学園編⭐︎
こんなところでチートスキルが役にたつとは
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-side リアム-
「ポーション効果って、具体的にどんな効果があるんですか?」
俺が1人で自分の役割とこの世界のことを色々考えていると、カーティス先生から素朴な疑問が飛んでくる。
確かに、よくわからないプレーヤー云々カンヌンよりも、そっちの方が大事だよね。
「わからない。長老が言っていたのは一定時間の緊張緩和安眠回復効果だけど、料理によっても多分違うだろ?」
確かにそれもそうだ。それってステータスとかで確認出来るのだろうか?
『ルーカス?俺に料理を食べた後で何かステータスに変化とかあった』
『んー?そういえば、あったな!まあ、エドが言ったみたいに、安眠とか回復とかリラックス系ばっかりだったから、考えてなかったが、確かに食べる料理によっては攻撃アップもあったかもなあー、確かあれは真冬に激辛チャレンジをした時だったか』
なんとまあ。そんなことがあったなんて。
というか、ルーカスは気づいていたのか。
『だってよ~!別に料理にぐっすり寝れる効果がついてたところで別に何の役にも立たねえじゃねえか』
それはそう。でも考えてみれば、今までどんな困難が起こってもぐっすり寝れていたのは自分の料理を作って食べていた事が大きかったのかもしれない。神様に感謝だ。
それにしても、攻撃力アップとかの料理もあるのか。まあ、食の大賢者なんて大層なスキル名がついていたらそれくらい可能か。
「リアム君の料理の事は気になりますがまだ授業の途中でしたね。このことはまた後で考えましょう。話がだいぶ脱線しましたが魔法の杖の製作に移ろうと思います」
カーティス先生が授業を再開する。
待ってました!
今まで魔法を使う時は杖なしで行っていたが、普通の人は杖を使って魔法を放っている。
俺も自分の杖には憧れがあったのだ。
「まず、杖についてですが、どの種類の木を使っているのか、木の太さや細さ、長さや短さにより、魔力の伝導率が違います」
伝導率……久々に聞いた単語だ。
確か、ある物質が熱や電気をどれだけ効率よく伝える指標だったか。
電気伝導率だったら、銅や銀は電気伝導率が高く、ゴムやガラスは低い。みたいな性質があった気がする。
それの魔力版だと考えればいいはずだ。
「ここにあるエルフの森の木はエド様から譲っていただいた木で脅威の魔力伝導率の高さを誇ります。今は分からなくても良いですが、数値にするとこんな感じです……」
うんぬんかんぬん、うんぬんかんぬん。
突然訳のわからない数値を延々と話し出すカーティス先生。周りはみんなついていっているのだろうか?じっくり見渡すと、めっちゃ熱心に話を聞いている理解度高そうな人とそうじゃないぼけーっとした人真っ二つに分かれている。
あっ、ノアはついていけてるみたいだね。そりゃそうだよね。
それから、一通り意味不明の数学的説明を終えた後、杖作りに入る。
「それでは魔法の杖の作り方はエド様にお願いしましょう。よろしくお願いします」
「ああ」
おお、エルフの森でお世話になった以来、久々のエドの授業だ。楽しみ。
「まず、木の杖ですが、これは作るのに繊細な魔力操作が必要な武器です。そのため、まずはエルフの森の木ではなく、普通の木で行います」
ほうほう。そりゃそうだよね。
エルフの森の木は貴重だから、ほいほい使える訳ではない。練習用の木を使う訳だ。
「この練習用の木ですが、食用です」
「食用……」
な、ナンダッテー!?
どう見ても硬そうな木なのに食えるの!?
「食べれます。甘くて美味しいみたいなので、終わったら食べても良いかもしれませんね」
美味しいんだ。ちょっと気になる。
「それでは配りますね」
それぞれの生徒の前に木が置かれる。
香りを嗅いでいる人も中にはいるようだ。
俺はというと、その場に佇んでいた。
何でかっていうと分かってしまったのだ。
食の大賢者でこれをどのように捌けば良いのかどうやって調理するのか。
外が甘い皮で中が渦状になっているふわふわしたバームクーヘンのような食べ物らしい。
この食材のことが手に取るようにわかる。
「この木はまず表面を火で炙って、魔法で整形します。ここが一番難しいです。その後、ヤスリで削ります。そしてコーティング!……こうなったら完成です!」
ああ、エド。確かにそうだけどちょっとそこは違うよみたいなところもスキルで分かってしまう。本当に食に対してはチートすぎるなこのスキル。
「それでは初めてください」
他の生徒がいきなり行うのを躊躇している中、なーんも躊躇わずに加工していく。
--シュババババ!!
体が勝手に動く。
「できました」
周りはみんな唖然とした様子でこちらを見ている。
「さ、流石お見事だ。リアム。それだけできれば、もう木を加工しても良いぞ」
エドも若干顔が引き攣っているが、こうなる事は予測出来ていたのか、他の人たちよりは冷静に対応した。
今度は本番の杖、エルフの森に生えていた木を加工する。
「……!!待って、これも食える……」
まさかのこれも食用と出てきた。
そうなんだ。これもか。あ、ちなみにこっちは苦くてマズイらしい。食べないけれど。
「やるか……」
--シュババババ!
また体が勝手に動いた。
このスキル、まだまだ奥が深いな。
「全く、凄すぎるなあ、リアムは」
「さすがはレオン様の弟子、負けてられないわね」
「まあ、あたしたちはあたしたちで気楽にやろうよ」
後ろでウィリアムとリリーは対抗心を燃やしている。カミラはマイペースのようだ。
それはそれとして、俺が作った杖は世界でもトップクラスの魔力伝導率を誇る杖になったようだった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「ポーション効果って、具体的にどんな効果があるんですか?」
俺が1人で自分の役割とこの世界のことを色々考えていると、カーティス先生から素朴な疑問が飛んでくる。
確かに、よくわからないプレーヤー云々カンヌンよりも、そっちの方が大事だよね。
「わからない。長老が言っていたのは一定時間の緊張緩和安眠回復効果だけど、料理によっても多分違うだろ?」
確かにそれもそうだ。それってステータスとかで確認出来るのだろうか?
『ルーカス?俺に料理を食べた後で何かステータスに変化とかあった』
『んー?そういえば、あったな!まあ、エドが言ったみたいに、安眠とか回復とかリラックス系ばっかりだったから、考えてなかったが、確かに食べる料理によっては攻撃アップもあったかもなあー、確かあれは真冬に激辛チャレンジをした時だったか』
なんとまあ。そんなことがあったなんて。
というか、ルーカスは気づいていたのか。
『だってよ~!別に料理にぐっすり寝れる効果がついてたところで別に何の役にも立たねえじゃねえか』
それはそう。でも考えてみれば、今までどんな困難が起こってもぐっすり寝れていたのは自分の料理を作って食べていた事が大きかったのかもしれない。神様に感謝だ。
それにしても、攻撃力アップとかの料理もあるのか。まあ、食の大賢者なんて大層なスキル名がついていたらそれくらい可能か。
「リアム君の料理の事は気になりますがまだ授業の途中でしたね。このことはまた後で考えましょう。話がだいぶ脱線しましたが魔法の杖の製作に移ろうと思います」
カーティス先生が授業を再開する。
待ってました!
今まで魔法を使う時は杖なしで行っていたが、普通の人は杖を使って魔法を放っている。
俺も自分の杖には憧れがあったのだ。
「まず、杖についてですが、どの種類の木を使っているのか、木の太さや細さ、長さや短さにより、魔力の伝導率が違います」
伝導率……久々に聞いた単語だ。
確か、ある物質が熱や電気をどれだけ効率よく伝える指標だったか。
電気伝導率だったら、銅や銀は電気伝導率が高く、ゴムやガラスは低い。みたいな性質があった気がする。
それの魔力版だと考えればいいはずだ。
「ここにあるエルフの森の木はエド様から譲っていただいた木で脅威の魔力伝導率の高さを誇ります。今は分からなくても良いですが、数値にするとこんな感じです……」
うんぬんかんぬん、うんぬんかんぬん。
突然訳のわからない数値を延々と話し出すカーティス先生。周りはみんなついていっているのだろうか?じっくり見渡すと、めっちゃ熱心に話を聞いている理解度高そうな人とそうじゃないぼけーっとした人真っ二つに分かれている。
あっ、ノアはついていけてるみたいだね。そりゃそうだよね。
それから、一通り意味不明の数学的説明を終えた後、杖作りに入る。
「それでは魔法の杖の作り方はエド様にお願いしましょう。よろしくお願いします」
「ああ」
おお、エルフの森でお世話になった以来、久々のエドの授業だ。楽しみ。
「まず、木の杖ですが、これは作るのに繊細な魔力操作が必要な武器です。そのため、まずはエルフの森の木ではなく、普通の木で行います」
ほうほう。そりゃそうだよね。
エルフの森の木は貴重だから、ほいほい使える訳ではない。練習用の木を使う訳だ。
「この練習用の木ですが、食用です」
「食用……」
な、ナンダッテー!?
どう見ても硬そうな木なのに食えるの!?
「食べれます。甘くて美味しいみたいなので、終わったら食べても良いかもしれませんね」
美味しいんだ。ちょっと気になる。
「それでは配りますね」
それぞれの生徒の前に木が置かれる。
香りを嗅いでいる人も中にはいるようだ。
俺はというと、その場に佇んでいた。
何でかっていうと分かってしまったのだ。
食の大賢者でこれをどのように捌けば良いのかどうやって調理するのか。
外が甘い皮で中が渦状になっているふわふわしたバームクーヘンのような食べ物らしい。
この食材のことが手に取るようにわかる。
「この木はまず表面を火で炙って、魔法で整形します。ここが一番難しいです。その後、ヤスリで削ります。そしてコーティング!……こうなったら完成です!」
ああ、エド。確かにそうだけどちょっとそこは違うよみたいなところもスキルで分かってしまう。本当に食に対してはチートすぎるなこのスキル。
「それでは初めてください」
他の生徒がいきなり行うのを躊躇している中、なーんも躊躇わずに加工していく。
--シュババババ!!
体が勝手に動く。
「できました」
周りはみんな唖然とした様子でこちらを見ている。
「さ、流石お見事だ。リアム。それだけできれば、もう木を加工しても良いぞ」
エドも若干顔が引き攣っているが、こうなる事は予測出来ていたのか、他の人たちよりは冷静に対応した。
今度は本番の杖、エルフの森に生えていた木を加工する。
「……!!待って、これも食える……」
まさかのこれも食用と出てきた。
そうなんだ。これもか。あ、ちなみにこっちは苦くてマズイらしい。食べないけれど。
「やるか……」
--シュババババ!
また体が勝手に動いた。
このスキル、まだまだ奥が深いな。
「全く、凄すぎるなあ、リアムは」
「さすがはレオン様の弟子、負けてられないわね」
「まあ、あたしたちはあたしたちで気楽にやろうよ」
後ろでウィリアムとリリーは対抗心を燃やしている。カミラはマイペースのようだ。
それはそれとして、俺が作った杖は世界でもトップクラスの魔力伝導率を誇る杖になったようだった。
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