百姓貴族はお呼びじゃないと言われ婚約破棄をされて追放されたので隣国で農業しながら幸せになります!

ユウ

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93天空の操り人

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古の時代、天空を操る人間がいた。
天翔ける竜を操り空を飛び地上を守っていた神獣使いとも呼ばれていた。


地上にテイマーは多くいても、神獣を従えるテイマーは一人しか存在しない。



「アレク、どうしよう」

簡単に説明を受けたけど、絶対人選ミスだ!

「竜なんて無理!」

犬猫猿ならわかるよ?
正直、野生の動物は大好きだ。

ポッポも大らかな心で見れば少し大きな鳥じゃない?
世間では死を呼ぶ巨人族なんて言われているけど、私にとっては可愛いペット的存在だ。


なのに竜?

ドラゴンだよ?


「そう重く考える出ない。キマイラなんて可愛いものじゃ」

「可愛い?伝説の存在だよね!」


絶対パックンされるよ!


「アンリ、今更だろ?大群のフェンリルにフレースベルグも従えているだろ」

「でも、竜なんて無理があるよ。大体餌は何食べるの?」

「竜は基本ベジタリアンじゃ」


異世界の事情って…
普通に肉食系だと思っていた。

「まぁ中には悪人を食す竜もおるわ…こんな風にな」

「え?」

床を杖でトンと叩くと魔法陣が描かれ、何かが召喚される。


「ぎしゃぁぁぁ!」

「赤い竜?」


見たことはないけどすごい迫力。

「竜にも種類があってな…赤い竜は人も食らう。ほれ飯の時間じゃぞ?」


「ひぃ!」

「止めろ!」


馬鹿王とギョームを睨み、長い舌を見せている。

お食事前の表情だ。

「ほれ、食っても良いぞ」


ニヤニヤ笑う笑顔が酷い。


「さぁ外道よ。今から貴様らに選択権をやろう。平和主義な神故に、寛大な処置をしてやる。蛙になって無人島で肉食系の魔物に永遠に逃げ続けるか、ここで今すぐ食われるかを選ぶがよい」


「何所が寛大だ」


「死んだ方がましじゃない?」

蛙になって永遠に逃げ続けなくてはならないなんて最悪だわ。


「許して下さ…」

「そういって貴様に許しを請うた者に何をした?貴様は夫がいる妻を召し抱え、時には夫を目の前にで殺していたな?絶望を味わう妻に対して何と言った?」

「それは…」


「申してみよ。他者を虐げのじゃ…自身も同じ目に合うべきではないか?」


言っていることは正しい。

ものすごく正しいけどね。


馬鹿王は泣いている。

べそべそ泣いてなんとかしてくれと訴える目で私を見るも。


「アンリに助けを求めても無理じゃ。貴様らには二択しかない…既に国は亡びたも同然。女神連合も国を消滅させるとのことじゃ」

「そんな…慈悲を!」

「あの国は王も、貴族も国民も腐った。腐ったリンゴは切り落とす」


死刑宣告をされた二人は泣くしかなかった。


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