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第四章
第22話『できることから始めよう』
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ユウトは2人が作ってもらった木剣を握り、短剣を模した木剣を握るフェリスと向き合う。
「行くよ」
「おう」
ユウトは構え、フェリスが前進。
しかし、攻防が続くことはなく――ユウトは隙ありとリーチを活かして上段から木剣を振り下ろそうとするも、それより早くフェリスが短剣をユウトの腹部へ突き刺した。
「ぐはっ――」
鋭利な刃はついておらず、先端はほどよく尖っている程度。
だが油断からくる不意の一撃と助走が相まって、ユウトが地面に突っ伏すには十分な威力になってしまった。
「ごめん、少しやりすぎちゃった」
「い、いいんだ……うぅ、大丈夫。まだまだこれから」
へそより少し上を抑えたまま、ユウトはなんとか立ち上がる。
「わかった。次からは突きをできるだけつかわないようにするね」
「ああ、そうしてもらえるとありがたい」
「相性を活かす戦い方を意識するなら、相手を懐へ潜らせないようにするといいかも」
「でも、あからさまに大振りをし続けると隙を見せることになるから注意って感じか」
「そうそう」
「体がそう想い通りに動かせるかはわからないが、やってみるしかないな」
ユウトは再び正面で剣を構え、フェリスは距離をとる。
「次はこっちから仕掛けてみる」
「わかった、いつでもいいよ」
ユウトは走り出して勢いを活かした攻撃を――と、一瞬だけ考えては見るものの、剣を構えたまま走ることが想像できず、不格好にも構えをそのままじりじりと距離を詰める。
フェリスは短剣を逆手に持って少しだけ姿勢を低くし、ユウトの行動を探ろうとしているが、そのぎこちなくも不可解な動きのせいで少しだけ困惑していた。
「今だっ」
ユウトは先ほどの反省を活かし、振りを小さく、横一線に剣を薙ぐ。
しかし試行虚しく、姿勢を低くしていつでも反応できるようにしていたフェリスは、さらに膝を曲げていとも簡単に回避。
今度は木短剣ではなく、左拳を腹部へねじり込んだ。
「えいっ」
「うげっ」
第2撃目が腹部を襲い、ユウトは堪らず腹を抱えつつ地面に突っ伏し、呼吸が浅く小さくなっていく。
もうここまできたら、助け船を求めるしかない。
「リ、リリィナ……回復を……頼む」
「はい、お任せください」
リリィナはすぐに詠唱を終え、ユウトへの回復が始まる。
「ごめんユウト、できるだけ手加減はしているんだけど」
「い、いいさ。逆に俺こそ、弱すぎてごめん。リリィナにも回復してもらっているし、本当に情けねえ」
「これぐらいのことでしたら、ある程度は何回もできますので大丈夫です。それより、そのときに味わう痛みが消えることはないので、ユウトさんこそどうか無理をなさらずにしてください」
丸まって蹲っているところから反転し、大の字で地面に寝転がるユウト。
「そうだ、ユウト。その木剣、かなり特別製なんだよ」
「特別製?」
「2本の枝を掛け合わせたり削ったりしたんだけど、【魔法】と【霊法】を使いながら作ったの」
「フェリス、少しだけ違うわよ。正しくは、木剣に【魔力】と【霊気】を込めながら作ったのです」
「なるほど――とはならないから、そのまま説明を頼む」
「私たちも初めてやったから、上手くは説明できないんだけどね。元々は、ユウトに2本の枝を探してきてもらうのは失敗したときのためにって感じだったんだけど、どうせなら合わせられないかなって話になって」
「でも、どうしたら掛け合わせることができるか――と考えたら、【魔力】と【霊気】を流し込んで糸で縫うようにしたらいいのでは、となりまして」
「あの水晶がちょうどそんな感じじゃない? そこら辺の【魔力】と【霊気】を媒介にして結界を維持しているのが。だから、そんな感じにできないかなって考えながら枝を合わせてみたらできちゃった」
「ほう、わからん」
天を仰いだまま、木剣を目線の先へと持って眺めてみる。
「見た感じだと、鐔のない木剣――どちらかといえば両刃の木刀みたいな外見だけど」
「ですので、その木剣はどちらの性質も帯びています」
「完成したときは私たちも驚いたんだけど、試しに刃で傷つけることができるか試してみたんだけど。これがビックリ、無傷のままだったの」
「ほえー。凄い、としか言いようがないな。じゃあ切れ味もある感じ?」
「それが、その気は全然ありませんでした」
「まあ、木剣で斬れたらそれはそれで怖いもんな。持ってるだけでズボンとか斬れちゃいそうだし」
「ですが、たぶん予想でしかないのですが使い方によっては斬ることは可能だと思います」
「え?」
痛みが消えたのを感じ、ユウトは体をバッと起き上がらせるも、顔を歪めるぐらいには痛みが残っていた。
「普通では無理ですが、【魔法】や【霊法】を切断したり打ち砕くことは可能です。それに、これからの訓練次第ではたぶん木剣に【魔法】や【霊法】を纏わせることもできるかもしれません」
「な、何それかっこいい!」
ユウトは少年心をくすぐる憧れに、目をキラキラと輝かせる。
「でも過度な期待はできません。ユウト様のスキルは効果はわからずとも発動していることを観測できても、【魔法】や【霊法】を使えるようになるかどうかは別問題です」
「で、ですよねぇー」
「……と、この話をしていて思ったのですが、今は回復中ですので試していただきたいことがあるのですが」
「何を?」
「スキルを再び使用していただき、木剣がどのように反応を見せるのか気になりまして。そしてフェリスも、何か【霊法】を使いながらユウト様を見てみて」
「おうよ」
「うん、わかった」
「あ、じゃあ俺もついでに試してみるか――」
たった数回しか発動していないが、そのどれもがしっくりこなかった。
それは、スキルが発動しているかの有無が確認できなかったからというわけではなく、発動するときの掛け声が原因。
であれば、と今回は心の中でスキル名を唱えてみる。
すると。
「どうかな」
「なるほど、言葉に出さなくてもスキルは発動できるのですね」
「ということは成功だな」
「フェリスはどう? 見える?」
「わあ、凄い! たしかに、黒いのと白いのが集まっていってる」
「ユウト様、新しい発見がありました。木剣にも、スキルの効果が反映されているようです」
「な、なんだってー。つまり、俺の手と木剣で吸収できるってことなのか」
「でもなんと言いますか。今はもう反応がないです」
「え? そういえば俺のスキルって発動はできるけど停止とかはできるんだろうか」
「そこまではわかりませんが……もしかしたら、吸収しても体という器によって許容量が関係してくるのかと思います」
「なんだそれ。ってことは、スゲー人が使えば沢山吸収できて、俺みたいな凡人はすぐ満タンになるから……ってこと?」
「実際はどうなのでしょうか。スキルについての知識はほとんどないのでわかりませんが、【魔法】や【霊法】と同系列で考えるならば、頻度や用途、状況や環境によってはより強力になったりはしますが」
「ものがものがだから、連発するのは怖いよなぁ。可能性だけで言ったら、体が器で考えると破裂する可能性だってあるわけだし」
ユウトは空へ鋭い目線を送り、「せめて使用方法や用途の説明ぐらいはしてくれよ」、と怒りの感情を向ける。
「あ」
「どうかしたの?」
「試してみたいことができた」
「でしたら、ちょうどいいですね。回復も終わりましたので」
「おお、よし。じゃあ2人とも、このまま次も頼む」
「うんっ」
「お任せください」
「行くよ」
「おう」
ユウトは構え、フェリスが前進。
しかし、攻防が続くことはなく――ユウトは隙ありとリーチを活かして上段から木剣を振り下ろそうとするも、それより早くフェリスが短剣をユウトの腹部へ突き刺した。
「ぐはっ――」
鋭利な刃はついておらず、先端はほどよく尖っている程度。
だが油断からくる不意の一撃と助走が相まって、ユウトが地面に突っ伏すには十分な威力になってしまった。
「ごめん、少しやりすぎちゃった」
「い、いいんだ……うぅ、大丈夫。まだまだこれから」
へそより少し上を抑えたまま、ユウトはなんとか立ち上がる。
「わかった。次からは突きをできるだけつかわないようにするね」
「ああ、そうしてもらえるとありがたい」
「相性を活かす戦い方を意識するなら、相手を懐へ潜らせないようにするといいかも」
「でも、あからさまに大振りをし続けると隙を見せることになるから注意って感じか」
「そうそう」
「体がそう想い通りに動かせるかはわからないが、やってみるしかないな」
ユウトは再び正面で剣を構え、フェリスは距離をとる。
「次はこっちから仕掛けてみる」
「わかった、いつでもいいよ」
ユウトは走り出して勢いを活かした攻撃を――と、一瞬だけ考えては見るものの、剣を構えたまま走ることが想像できず、不格好にも構えをそのままじりじりと距離を詰める。
フェリスは短剣を逆手に持って少しだけ姿勢を低くし、ユウトの行動を探ろうとしているが、そのぎこちなくも不可解な動きのせいで少しだけ困惑していた。
「今だっ」
ユウトは先ほどの反省を活かし、振りを小さく、横一線に剣を薙ぐ。
しかし試行虚しく、姿勢を低くしていつでも反応できるようにしていたフェリスは、さらに膝を曲げていとも簡単に回避。
今度は木短剣ではなく、左拳を腹部へねじり込んだ。
「えいっ」
「うげっ」
第2撃目が腹部を襲い、ユウトは堪らず腹を抱えつつ地面に突っ伏し、呼吸が浅く小さくなっていく。
もうここまできたら、助け船を求めるしかない。
「リ、リリィナ……回復を……頼む」
「はい、お任せください」
リリィナはすぐに詠唱を終え、ユウトへの回復が始まる。
「ごめんユウト、できるだけ手加減はしているんだけど」
「い、いいさ。逆に俺こそ、弱すぎてごめん。リリィナにも回復してもらっているし、本当に情けねえ」
「これぐらいのことでしたら、ある程度は何回もできますので大丈夫です。それより、そのときに味わう痛みが消えることはないので、ユウトさんこそどうか無理をなさらずにしてください」
丸まって蹲っているところから反転し、大の字で地面に寝転がるユウト。
「そうだ、ユウト。その木剣、かなり特別製なんだよ」
「特別製?」
「2本の枝を掛け合わせたり削ったりしたんだけど、【魔法】と【霊法】を使いながら作ったの」
「フェリス、少しだけ違うわよ。正しくは、木剣に【魔力】と【霊気】を込めながら作ったのです」
「なるほど――とはならないから、そのまま説明を頼む」
「私たちも初めてやったから、上手くは説明できないんだけどね。元々は、ユウトに2本の枝を探してきてもらうのは失敗したときのためにって感じだったんだけど、どうせなら合わせられないかなって話になって」
「でも、どうしたら掛け合わせることができるか――と考えたら、【魔力】と【霊気】を流し込んで糸で縫うようにしたらいいのでは、となりまして」
「あの水晶がちょうどそんな感じじゃない? そこら辺の【魔力】と【霊気】を媒介にして結界を維持しているのが。だから、そんな感じにできないかなって考えながら枝を合わせてみたらできちゃった」
「ほう、わからん」
天を仰いだまま、木剣を目線の先へと持って眺めてみる。
「見た感じだと、鐔のない木剣――どちらかといえば両刃の木刀みたいな外見だけど」
「ですので、その木剣はどちらの性質も帯びています」
「完成したときは私たちも驚いたんだけど、試しに刃で傷つけることができるか試してみたんだけど。これがビックリ、無傷のままだったの」
「ほえー。凄い、としか言いようがないな。じゃあ切れ味もある感じ?」
「それが、その気は全然ありませんでした」
「まあ、木剣で斬れたらそれはそれで怖いもんな。持ってるだけでズボンとか斬れちゃいそうだし」
「ですが、たぶん予想でしかないのですが使い方によっては斬ることは可能だと思います」
「え?」
痛みが消えたのを感じ、ユウトは体をバッと起き上がらせるも、顔を歪めるぐらいには痛みが残っていた。
「普通では無理ですが、【魔法】や【霊法】を切断したり打ち砕くことは可能です。それに、これからの訓練次第ではたぶん木剣に【魔法】や【霊法】を纏わせることもできるかもしれません」
「な、何それかっこいい!」
ユウトは少年心をくすぐる憧れに、目をキラキラと輝かせる。
「でも過度な期待はできません。ユウト様のスキルは効果はわからずとも発動していることを観測できても、【魔法】や【霊法】を使えるようになるかどうかは別問題です」
「で、ですよねぇー」
「……と、この話をしていて思ったのですが、今は回復中ですので試していただきたいことがあるのですが」
「何を?」
「スキルを再び使用していただき、木剣がどのように反応を見せるのか気になりまして。そしてフェリスも、何か【霊法】を使いながらユウト様を見てみて」
「おうよ」
「うん、わかった」
「あ、じゃあ俺もついでに試してみるか――」
たった数回しか発動していないが、そのどれもがしっくりこなかった。
それは、スキルが発動しているかの有無が確認できなかったからというわけではなく、発動するときの掛け声が原因。
であれば、と今回は心の中でスキル名を唱えてみる。
すると。
「どうかな」
「なるほど、言葉に出さなくてもスキルは発動できるのですね」
「ということは成功だな」
「フェリスはどう? 見える?」
「わあ、凄い! たしかに、黒いのと白いのが集まっていってる」
「ユウト様、新しい発見がありました。木剣にも、スキルの効果が反映されているようです」
「な、なんだってー。つまり、俺の手と木剣で吸収できるってことなのか」
「でもなんと言いますか。今はもう反応がないです」
「え? そういえば俺のスキルって発動はできるけど停止とかはできるんだろうか」
「そこまではわかりませんが……もしかしたら、吸収しても体という器によって許容量が関係してくるのかと思います」
「なんだそれ。ってことは、スゲー人が使えば沢山吸収できて、俺みたいな凡人はすぐ満タンになるから……ってこと?」
「実際はどうなのでしょうか。スキルについての知識はほとんどないのでわかりませんが、【魔法】や【霊法】と同系列で考えるならば、頻度や用途、状況や環境によってはより強力になったりはしますが」
「ものがものがだから、連発するのは怖いよなぁ。可能性だけで言ったら、体が器で考えると破裂する可能性だってあるわけだし」
ユウトは空へ鋭い目線を送り、「せめて使用方法や用途の説明ぐらいはしてくれよ」、と怒りの感情を向ける。
「あ」
「どうかしたの?」
「試してみたいことができた」
「でしたら、ちょうどいいですね。回復も終わりましたので」
「おお、よし。じゃあ2人とも、このまま次も頼む」
「うんっ」
「お任せください」
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