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第五章
第31話『正義、到着』
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『さっきから疑問でしかない。どうしてそこまで怪力が出せるのか』
「まだまだぁ!」
ヴァーバは、バーサーカーの如く物理攻撃で攻め続ける。
フェリスの【霊法】は、悲しくも魔物の顔を歪ませることすらできておらず、回避するという選択が頭の片隅にも置かれていない。
リリィナは、ヴァーバの猛撃のおかげで攻撃されることはなく、それを支える【魔法】の盾と回復を継続し続けている。
『【魔法】だけではなく物理まで防ぐとは、なかなかに目障りだ』
「させない」
攻防が続き、その間辺りは建物が壊れ、木々が折れ、岩が砕けていく。
しかし時間が経てば、魔物は戦力の要となっているリリィナを煩わしく思い始める。
だが、リリィナとヴァーバもそれを見越していて猛撃が止むことはない。
『小賢しい兎だ。よくもそんな老体で力を発揮できるな』
「魔物に褒められても嬉しくないわい」
『あまりにもしぶとい』
会話を重ね、攻防を繰り返す。
リリィナの加勢によって、先ほどと同様の劣勢にはなっていない。
だが、3人はもう気づいている。
劣勢ではないが優勢ではないことを。
「はぁ……はぁ……」
「はぁっ!」
『効かない効かない!』
魔物へ【魔法】や【霊法】が効かないわけではない。
条件が悪く、厚い体毛によって威力が減少してしまい決め手に欠ける。
それに加え、その体毛は物理攻撃から体を守る緩衝の役割もはたしているため、やはり決定打がない。
気力はあり、ケガなどを治療できたとしても体力は消耗し続ける。
これら全ては、魔物の匙加減とも言え、ジリジリと最初と同じ状況に近づいていく。
『どうした? こちらはまだまだ動けるが』
「くっ、歳には勝てぬか……」
『久しぶりに人間を弄べるから遊んでやってたんだが、もうそろそろ終わりにするか。逃げ回っている村人も狩り尽くしたいからな』
「させないってばっ!」
『疑問で仕方がない』
魔物は、もはや【魔法】や【霊法】を回避などせず反応することすら辞めてしまう。
『あの親たちはもっと強かった。だとしたら、ここまで大きくなった子供もその素質を受け継いでいるはず。だというのに、なぜこうも弱いのか』
魔物は自身が優位であることを確信付き、考察を始める。
3人はその疑問に対しての答えを持っているわけだが、それを易々と教えるはずはなく。
せめてものできる抵抗は、相手が魔物であり試行する生物だからこそできる思考の転換。
「お前はどうやって結界を通り抜けたんだい」
『ああ、実に名案だったと自負している。忌々しい結界は、魔に関係している存在――いや、魔獣と魔物だけを通さないものだった。しかし、獣は違った。だから、獣に寄生して仮死状態を作り出したのさ』
「じゃが、それでは通過するときに弾かれるじゃろ」
『それが一番悩ましかった。だが、賭けてみた。文字通り仮死状態に』
「村長、もしかして魔物の仮死状態って【魔力】を体内から全て出すことなんじゃ」
『大正解。良い回答だ。だからこそ、あのアホみたいに強い男も気づかなかったんだろう?』
「……そして、何かしらの体の一部を取り込んで声を手に入れたと」
『そっちの金狐ちゃんも良い回答だな。だがまあ、いろいろと考えたんだぜ? なんせ、これより前の声はお前たちの両親の声だったんだからなぁ』
「っ!」
「ふざけるなぁ!」
逆上したフェリスとリリィナは【魔法】と【霊法】でありったけの攻撃を仕掛けた。
とびっきりの、今までで一番強く大きい炎の塊と氷の塊で――しかし。
『馬鹿が!』
「なんじゃとぉ――」
2人が放つ最大限の威力ではあったが、それらは直線的に飛んで行き、魔物は俊敏に回避。
そのまま、煩わしく完全に無防備となったヴァーバへ体当たりして思い切りぶっ飛ばした。
「村長!」
「なんて姑息な真似を」
『かぁースッキリした。これであの兎はもう動けない。回復しようにも瓦礫の中じゃ無理だろ? それに――』
侮蔑な満面の笑みを浮かべ歯茎をこれでもかと剥き出す魔物。
『親子そろって同じ死に方ができるんだ。感謝してくれてもいいんだぞ?』
「な、何を言って!」
『さすがに人数もそうだったが、お前たちの親は強かった。襲ったことを半ば後悔していたほどに。だがな、明確でもないことを吹っ掛けてみたんだ。お前たちの子供を殺してやる、って。そしたらよぉ、今みたいに威力こそ増したが攻撃が単調になってなぁ。そこからはアッサリだったな』
「……!」
「卑怯な……」
『悠長だなぁ』
「きゃぁっ!」
「フェリス!」
魔物はフェリスへ急接近し、尻尾で薙ぎ払って吹き飛ばした。
見た目はもふもふしているが、【魔法】によって高質化されていて威力は爆増している。
フェリスは後方へ飛ばされ、地面で3転4転して止まった。
『どうだ? 絶望的だろ? 足が不自由で、1人では何もできない。攻撃も通用しない。仲間も瀕死』
「くっ……」
『じゃあなんで1人だけ残ったか。お話相手が欲しいわけじゃないぜ?』
「屈しませんよ。そして、この命潰えるそのときまで抗い続けます」
『おうおう、覚悟だけは決まっているようだが。全然違う。一番美味そうな濃い匂いがお前からするからだ』
「……」
『お前は、あの男と最後に会ったんだろ? どこに逃げたか教えろ』
「……知りません。もしも知っていたとしても、教えるつもりはありません。ご自慢のお鼻で嗅ぎ回ったらいいのでは? 見た目通りの狼みたいに」
『がっはは。こんな状況で挑発してくるなんて、随分と肝が据わってるな。たしか、お前の母親もそうだったな。ああ覚えているぞ、唯一絶命するそのときまで目に抵抗の意思を宿していたからなぁ!』
「その手には乗りませんよ。でもありがとうございます。わたくしの母は、気高く誇り高い――未来永劫、尊敬に値する母だったのですね」
リリィナは、たった1人になろうと目に闘志を宿す。
例えどんな残酷な最期が待っていようと、母のようにあろうと。
「あの人を絶対に売りはしません。わたくしたちにとって大切な人ですから」
『がっはは、その口もいつまで続くかな?』
「最期のその一瞬まで」
『面白れぇ!』
「――っ!」
魔物は再び距離を詰め、あえてリリィナ自身ではなく車椅子を破壊した、リリィナはそのまま地面に倒れ込んでしまう。
「負けません」
『それはどうかな』
「なっ!」
リリィナは這いつくばりながら、力強く土を握る。
『これが大事なんだろぉ?』
魔物は紐で繋ぎ止めてある結晶を牙に引っ掛けていたのだ。
「それを返しなさい! 返せ!!!! 返せぇ!!!!」
『その取り乱しよう、やはりそうか。親の形見だけではない何かがあるはず』
「うるさい! 返せ!」
今までのリリィナはそこにはおらず。
村を護る大切なものであり、何より亡くなった親と最後の繋がりであるそれを取り戻すべく、体を引きずりながら腕だけで前へ進む。
「返しなさい! やめて、やめて……」
『そうか、そんなに大事か。だったら――』
「やめてぇええええええええええええええええええええ!!!!!!」
怒りと涙で顔と感情がぐちゃぐちゃになるリリィナは、必死に手を伸ばす。
だが、魔物は不敵な笑みを浮かべながら結晶を丸飲みにした。
「いやぁああああああああああああああああああああ!!!!!!」
『がははははははっはは! そうだ、それだぁ! 俺が望んでいるのは、その絶望に打ちひしがれる顔なんだぁ! 最っ高だぁああああああああ』
「なんで……なんで……」
『だったら、もう1人の方も確保しておくか』
「やめて……やめて……」
瓦礫に埋もれているフェリスの元へ移動した魔物は、紐を食いちぎってそのまま飲み込む。
『なんだか拍子抜けだな。2つ揃ったら何かあると思っていたのに、何もありゃしない』
「……」
『何が最期まで抵抗する、だ。つまらん』
「……」
『ギャアギャア騒がれるのも面倒だし、お前から食らってやる』
リリィナは闘志を失い、自身に迫る最期のときをただ待つだけだった。
『じゃあ――』
魔物は大きく口を開け、リリィナへ牙を立てようとしたときだった。
「……え?」
なんと、少しだけ風を感じ――顔を上げると、そこには。
「ごめん、遅くなった」
「マキナ……?」
魔物は後方へ跳び、リリィナの前には紅の髪をなびかせる1人の少女の姿が。
「ええそうよ。あなたたちの親友、マキナよ」
「まだまだぁ!」
ヴァーバは、バーサーカーの如く物理攻撃で攻め続ける。
フェリスの【霊法】は、悲しくも魔物の顔を歪ませることすらできておらず、回避するという選択が頭の片隅にも置かれていない。
リリィナは、ヴァーバの猛撃のおかげで攻撃されることはなく、それを支える【魔法】の盾と回復を継続し続けている。
『【魔法】だけではなく物理まで防ぐとは、なかなかに目障りだ』
「させない」
攻防が続き、その間辺りは建物が壊れ、木々が折れ、岩が砕けていく。
しかし時間が経てば、魔物は戦力の要となっているリリィナを煩わしく思い始める。
だが、リリィナとヴァーバもそれを見越していて猛撃が止むことはない。
『小賢しい兎だ。よくもそんな老体で力を発揮できるな』
「魔物に褒められても嬉しくないわい」
『あまりにもしぶとい』
会話を重ね、攻防を繰り返す。
リリィナの加勢によって、先ほどと同様の劣勢にはなっていない。
だが、3人はもう気づいている。
劣勢ではないが優勢ではないことを。
「はぁ……はぁ……」
「はぁっ!」
『効かない効かない!』
魔物へ【魔法】や【霊法】が効かないわけではない。
条件が悪く、厚い体毛によって威力が減少してしまい決め手に欠ける。
それに加え、その体毛は物理攻撃から体を守る緩衝の役割もはたしているため、やはり決定打がない。
気力はあり、ケガなどを治療できたとしても体力は消耗し続ける。
これら全ては、魔物の匙加減とも言え、ジリジリと最初と同じ状況に近づいていく。
『どうした? こちらはまだまだ動けるが』
「くっ、歳には勝てぬか……」
『久しぶりに人間を弄べるから遊んでやってたんだが、もうそろそろ終わりにするか。逃げ回っている村人も狩り尽くしたいからな』
「させないってばっ!」
『疑問で仕方がない』
魔物は、もはや【魔法】や【霊法】を回避などせず反応することすら辞めてしまう。
『あの親たちはもっと強かった。だとしたら、ここまで大きくなった子供もその素質を受け継いでいるはず。だというのに、なぜこうも弱いのか』
魔物は自身が優位であることを確信付き、考察を始める。
3人はその疑問に対しての答えを持っているわけだが、それを易々と教えるはずはなく。
せめてものできる抵抗は、相手が魔物であり試行する生物だからこそできる思考の転換。
「お前はどうやって結界を通り抜けたんだい」
『ああ、実に名案だったと自負している。忌々しい結界は、魔に関係している存在――いや、魔獣と魔物だけを通さないものだった。しかし、獣は違った。だから、獣に寄生して仮死状態を作り出したのさ』
「じゃが、それでは通過するときに弾かれるじゃろ」
『それが一番悩ましかった。だが、賭けてみた。文字通り仮死状態に』
「村長、もしかして魔物の仮死状態って【魔力】を体内から全て出すことなんじゃ」
『大正解。良い回答だ。だからこそ、あのアホみたいに強い男も気づかなかったんだろう?』
「……そして、何かしらの体の一部を取り込んで声を手に入れたと」
『そっちの金狐ちゃんも良い回答だな。だがまあ、いろいろと考えたんだぜ? なんせ、これより前の声はお前たちの両親の声だったんだからなぁ』
「っ!」
「ふざけるなぁ!」
逆上したフェリスとリリィナは【魔法】と【霊法】でありったけの攻撃を仕掛けた。
とびっきりの、今までで一番強く大きい炎の塊と氷の塊で――しかし。
『馬鹿が!』
「なんじゃとぉ――」
2人が放つ最大限の威力ではあったが、それらは直線的に飛んで行き、魔物は俊敏に回避。
そのまま、煩わしく完全に無防備となったヴァーバへ体当たりして思い切りぶっ飛ばした。
「村長!」
「なんて姑息な真似を」
『かぁースッキリした。これであの兎はもう動けない。回復しようにも瓦礫の中じゃ無理だろ? それに――』
侮蔑な満面の笑みを浮かべ歯茎をこれでもかと剥き出す魔物。
『親子そろって同じ死に方ができるんだ。感謝してくれてもいいんだぞ?』
「な、何を言って!」
『さすがに人数もそうだったが、お前たちの親は強かった。襲ったことを半ば後悔していたほどに。だがな、明確でもないことを吹っ掛けてみたんだ。お前たちの子供を殺してやる、って。そしたらよぉ、今みたいに威力こそ増したが攻撃が単調になってなぁ。そこからはアッサリだったな』
「……!」
「卑怯な……」
『悠長だなぁ』
「きゃぁっ!」
「フェリス!」
魔物はフェリスへ急接近し、尻尾で薙ぎ払って吹き飛ばした。
見た目はもふもふしているが、【魔法】によって高質化されていて威力は爆増している。
フェリスは後方へ飛ばされ、地面で3転4転して止まった。
『どうだ? 絶望的だろ? 足が不自由で、1人では何もできない。攻撃も通用しない。仲間も瀕死』
「くっ……」
『じゃあなんで1人だけ残ったか。お話相手が欲しいわけじゃないぜ?』
「屈しませんよ。そして、この命潰えるそのときまで抗い続けます」
『おうおう、覚悟だけは決まっているようだが。全然違う。一番美味そうな濃い匂いがお前からするからだ』
「……」
『お前は、あの男と最後に会ったんだろ? どこに逃げたか教えろ』
「……知りません。もしも知っていたとしても、教えるつもりはありません。ご自慢のお鼻で嗅ぎ回ったらいいのでは? 見た目通りの狼みたいに」
『がっはは。こんな状況で挑発してくるなんて、随分と肝が据わってるな。たしか、お前の母親もそうだったな。ああ覚えているぞ、唯一絶命するそのときまで目に抵抗の意思を宿していたからなぁ!』
「その手には乗りませんよ。でもありがとうございます。わたくしの母は、気高く誇り高い――未来永劫、尊敬に値する母だったのですね」
リリィナは、たった1人になろうと目に闘志を宿す。
例えどんな残酷な最期が待っていようと、母のようにあろうと。
「あの人を絶対に売りはしません。わたくしたちにとって大切な人ですから」
『がっはは、その口もいつまで続くかな?』
「最期のその一瞬まで」
『面白れぇ!』
「――っ!」
魔物は再び距離を詰め、あえてリリィナ自身ではなく車椅子を破壊した、リリィナはそのまま地面に倒れ込んでしまう。
「負けません」
『それはどうかな』
「なっ!」
リリィナは這いつくばりながら、力強く土を握る。
『これが大事なんだろぉ?』
魔物は紐で繋ぎ止めてある結晶を牙に引っ掛けていたのだ。
「それを返しなさい! 返せ!!!! 返せぇ!!!!」
『その取り乱しよう、やはりそうか。親の形見だけではない何かがあるはず』
「うるさい! 返せ!」
今までのリリィナはそこにはおらず。
村を護る大切なものであり、何より亡くなった親と最後の繋がりであるそれを取り戻すべく、体を引きずりながら腕だけで前へ進む。
「返しなさい! やめて、やめて……」
『そうか、そんなに大事か。だったら――』
「やめてぇええええええええええええええええええええ!!!!!!」
怒りと涙で顔と感情がぐちゃぐちゃになるリリィナは、必死に手を伸ばす。
だが、魔物は不敵な笑みを浮かべながら結晶を丸飲みにした。
「いやぁああああああああああああああああああああ!!!!!!」
『がははははははっはは! そうだ、それだぁ! 俺が望んでいるのは、その絶望に打ちひしがれる顔なんだぁ! 最っ高だぁああああああああ』
「なんで……なんで……」
『だったら、もう1人の方も確保しておくか』
「やめて……やめて……」
瓦礫に埋もれているフェリスの元へ移動した魔物は、紐を食いちぎってそのまま飲み込む。
『なんだか拍子抜けだな。2つ揃ったら何かあると思っていたのに、何もありゃしない』
「……」
『何が最期まで抵抗する、だ。つまらん』
「……」
『ギャアギャア騒がれるのも面倒だし、お前から食らってやる』
リリィナは闘志を失い、自身に迫る最期のときをただ待つだけだった。
『じゃあ――』
魔物は大きく口を開け、リリィナへ牙を立てようとしたときだった。
「……え?」
なんと、少しだけ風を感じ――顔を上げると、そこには。
「ごめん、遅くなった」
「マキナ……?」
魔物は後方へ跳び、リリィナの前には紅の髪をなびかせる1人の少女の姿が。
「ええそうよ。あなたたちの親友、マキナよ」
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