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7.王太子の浮気~ロイド視点~②
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それが最低な事だと分かっていたのに、自分の男の部分を他の女性で確認し安心する事を優先させてしまった。どこかで『男の浮気はバレても謝れば許される』と軽く考えていたのかもしれない。
私に熱い視線を送ってくる口が堅そうな女性を試しに誘ってみたら、驚くほど簡単にことが運んだ。
その行為は『自分の技術の確認作業』なので相手に愛情なんて一切なかったが、場を盛り上げる練習でもあると割り切り甘い言葉も囁いていた。
だが決して『愛している』とだけは口にしなかった。その言葉は愛するマリーだけに贈る大切な言葉だと思っていたから。
本当は少し練習し自信をつけたらこんな事は止めるつもりだった。
愛しているのはマリーだけだし、この行為もマリー以外とでは虚しいだけだった。息抜きどころか回を重ねる毎に愛を伴わない行為は苦痛にさえ思えてきた。
---もういいか。勉強は出来たし自信もついた、これ以上は得るものはないな。
そう思い始めた頃からマリーが時折冷めた表情をするようになった。私には相変わらず優しく微笑み、いつでも私の愛に応えてくれるのだが、ふとした時にそんな表情が現れるのだ。それは耳元に顔を寄せ愛を囁いている時だったり、閨の後優しくマリーの髪を撫でている時だったりした。
きっとマリーは自分がそんな顔をしているなんて気づいてもいないだろう。それくらい一瞬のことなのだが、私には気になって仕方がなかった。
---どうしたんだ、マリー?
もしかしたら私を嫌いになったのか?
それとも私に何か至らない点があるのか?
私の中で言い知れぬ不安が大きくなったが、マリーに直接聞く勇気はなかった。『他に好きな人ができたの』なんて言われたらと思うと怖かったのだ。
私は止めようと思っていた練習を止めることが出来なくなった。
兎に角、練習で『これで大丈夫だ』という安心感を得なければ不安に呑み込まれそうだったのだ。
だが練習で得た自信も、愛するマリーを前にするとなぜか消えてしまう。
俺の愛に変わらず応えてくれているマリーなんだが、なにか前とは微妙に違うと感じてしまう。
---クソッ、いったい何が違うというんだ!
浮気を重ねる度にマリーに愛されている自信がどんどん小さくなっている。
私は不安を拭うために練習を続けるという悪循環に陥っていた。そして自分が間違った方向に進んでいるのを感じながらも、どうすればいいのか分からなくなっていた。
信じられるのは私の中にあるマリーへの揺るぎない愛だけだった。
私に熱い視線を送ってくる口が堅そうな女性を試しに誘ってみたら、驚くほど簡単にことが運んだ。
その行為は『自分の技術の確認作業』なので相手に愛情なんて一切なかったが、場を盛り上げる練習でもあると割り切り甘い言葉も囁いていた。
だが決して『愛している』とだけは口にしなかった。その言葉は愛するマリーだけに贈る大切な言葉だと思っていたから。
本当は少し練習し自信をつけたらこんな事は止めるつもりだった。
愛しているのはマリーだけだし、この行為もマリー以外とでは虚しいだけだった。息抜きどころか回を重ねる毎に愛を伴わない行為は苦痛にさえ思えてきた。
---もういいか。勉強は出来たし自信もついた、これ以上は得るものはないな。
そう思い始めた頃からマリーが時折冷めた表情をするようになった。私には相変わらず優しく微笑み、いつでも私の愛に応えてくれるのだが、ふとした時にそんな表情が現れるのだ。それは耳元に顔を寄せ愛を囁いている時だったり、閨の後優しくマリーの髪を撫でている時だったりした。
きっとマリーは自分がそんな顔をしているなんて気づいてもいないだろう。それくらい一瞬のことなのだが、私には気になって仕方がなかった。
---どうしたんだ、マリー?
もしかしたら私を嫌いになったのか?
それとも私に何か至らない点があるのか?
私の中で言い知れぬ不安が大きくなったが、マリーに直接聞く勇気はなかった。『他に好きな人ができたの』なんて言われたらと思うと怖かったのだ。
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兎に角、練習で『これで大丈夫だ』という安心感を得なければ不安に呑み込まれそうだったのだ。
だが練習で得た自信も、愛するマリーを前にするとなぜか消えてしまう。
俺の愛に変わらず応えてくれているマリーなんだが、なにか前とは微妙に違うと感じてしまう。
---クソッ、いったい何が違うというんだ!
浮気を重ねる度にマリーに愛されている自信がどんどん小さくなっている。
私は不安を拭うために練習を続けるという悪循環に陥っていた。そして自分が間違った方向に進んでいるのを感じながらも、どうすればいいのか分からなくなっていた。
信じられるのは私の中にあるマリーへの揺るぎない愛だけだった。
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