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4.隣国の皇帝の予備知識②
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そんな夢見がちなロナ姫に現実を教えるのは結婚生活〇十年のベテラン主婦達だ。
「姫様、後宮という女の園は生き地獄みたいですよ。恋愛小説みたいにハラハラ、ドキドキでハッピーエンドはありません。言うなれば昼ドラ修羅版です。それに皇帝の体格は大層立派なようですからブツも立派だと予想されます。夜の相手もきっと大変ですよ」
「そうですよ、昼は妬み嫉みの世界で疲れ、夜は野獣のような皇帝に『ガォー!』と無体をされるんです。しっかりテクニックを身に付け早くイカせないと体力が持ちませんから」
そう言いながら一冊の『夜の指南書上級編』をロナ姫に手渡し『頑張ってください』と口々に励ます主婦達。
…主婦達よ、それは噂ではなく勝手な妄想ではないだろうか…?
この国の男達はそれを聞きながら申し訳なさそうにしている。どうやら激しい夜の生活に身に覚えがある者多数のようだ。
まあ、娯楽の少ないこの国での大人の夜の娯楽はやはりこれで決まりなんだろう。
…男達よ、満足させている自信があるなら胸を張れ。君達は間違ってはないぞ!
「大丈夫、大丈夫。私は家畜の繁殖の達人だから皇帝の繁殖だってお手の物よ」
ケラケラと笑いながら自信満々なロナ姫だ。
『姫様はちゃんと家畜の繁殖と人間の性活の違いを理解しているのだろうか…』と一抹の不安がみんなの頭に浮かぶが、王家の姫は年頃になればしっかり閨教育を受けるから大丈夫だろうと思った。
そんな女性陣の妄想とは真逆な噂を男性陣が口にする。
「ですが姫様、俺が隣国の友人に聞いたところどうやら皇帝は不能らしいですよ。どんなに美しい側妃を後宮に入れても興味を示さずに手を出さないと」
「あっ、隣国にいる儂の孫も言っておったぞ。皇帝はきっと男色に違いないと」
「えーっ。私は自分が不能なので、見ているのがお好きと耳にしました」
その後も次々と出てくる有益な情報とやらは散々な内容だった。
それを聞いて青ざめる国王と兄王子と宰相…。
だが当の本人であるロナ姫はケロリとしている。
「う~ん。つまりみんなの情報を纏めると皇帝は大きいブツを持っているけど不能のうえに男好き。役に立たないものを持っているくせに後宮には五人の側妃を置いている超欲張りさん。そしてどうやら視姦プレイに嵌まっている様子ってところかしら?
あっ、これって我が儘な超変態さんだよね、この解釈で合ってるかしら?」
「「「……」」」
(((…大変上手に要約出来ました)))
ロナ姫の纏めを聞いて静まり返る庭園。
散々自分達が勝手に口にした事だが…ロナ姫の正しい纏めを聞いたら、もうみんな何と言っていいのか分からない。『そうです、その通りです』とも今更『違います』とも言えない…。
もうみんな心の中で『いろいろすみません、姫様!』と土下座している。
「うふふ、これで情報収集は完璧ですね。つまり皇帝は超がつくほど変態さん、きっと後宮は5人の側妃でバチバチ修羅場劇場!
その対応策はただ一つ。
『どこからでもかかってこいやー!』の燃える闘魂スタイルあるのみですね。
みんな、有益な情報ありがとうございます♪」
あの情報からなぜにこんな前向きな態度になるんだと思いながらも、取り合えずコクコク首を縦に振る参加者達。
自分達で口にした噂だけれども、なんかこれでいいのか感が半端ない…。
でもロナ姫がへにゃりと笑顔で一人ずつに感謝の握手をして回っていると、最後の一人が握手し終わった頃には『なんかいけるかも…きっと?』に気持ちが変化していた。
…みんな、のんき過ぎるだろうっ!
「姫様、後宮という女の園は生き地獄みたいですよ。恋愛小説みたいにハラハラ、ドキドキでハッピーエンドはありません。言うなれば昼ドラ修羅版です。それに皇帝の体格は大層立派なようですからブツも立派だと予想されます。夜の相手もきっと大変ですよ」
「そうですよ、昼は妬み嫉みの世界で疲れ、夜は野獣のような皇帝に『ガォー!』と無体をされるんです。しっかりテクニックを身に付け早くイカせないと体力が持ちませんから」
そう言いながら一冊の『夜の指南書上級編』をロナ姫に手渡し『頑張ってください』と口々に励ます主婦達。
…主婦達よ、それは噂ではなく勝手な妄想ではないだろうか…?
この国の男達はそれを聞きながら申し訳なさそうにしている。どうやら激しい夜の生活に身に覚えがある者多数のようだ。
まあ、娯楽の少ないこの国での大人の夜の娯楽はやはりこれで決まりなんだろう。
…男達よ、満足させている自信があるなら胸を張れ。君達は間違ってはないぞ!
「大丈夫、大丈夫。私は家畜の繁殖の達人だから皇帝の繁殖だってお手の物よ」
ケラケラと笑いながら自信満々なロナ姫だ。
『姫様はちゃんと家畜の繁殖と人間の性活の違いを理解しているのだろうか…』と一抹の不安がみんなの頭に浮かぶが、王家の姫は年頃になればしっかり閨教育を受けるから大丈夫だろうと思った。
そんな女性陣の妄想とは真逆な噂を男性陣が口にする。
「ですが姫様、俺が隣国の友人に聞いたところどうやら皇帝は不能らしいですよ。どんなに美しい側妃を後宮に入れても興味を示さずに手を出さないと」
「あっ、隣国にいる儂の孫も言っておったぞ。皇帝はきっと男色に違いないと」
「えーっ。私は自分が不能なので、見ているのがお好きと耳にしました」
その後も次々と出てくる有益な情報とやらは散々な内容だった。
それを聞いて青ざめる国王と兄王子と宰相…。
だが当の本人であるロナ姫はケロリとしている。
「う~ん。つまりみんなの情報を纏めると皇帝は大きいブツを持っているけど不能のうえに男好き。役に立たないものを持っているくせに後宮には五人の側妃を置いている超欲張りさん。そしてどうやら視姦プレイに嵌まっている様子ってところかしら?
あっ、これって我が儘な超変態さんだよね、この解釈で合ってるかしら?」
「「「……」」」
(((…大変上手に要約出来ました)))
ロナ姫の纏めを聞いて静まり返る庭園。
散々自分達が勝手に口にした事だが…ロナ姫の正しい纏めを聞いたら、もうみんな何と言っていいのか分からない。『そうです、その通りです』とも今更『違います』とも言えない…。
もうみんな心の中で『いろいろすみません、姫様!』と土下座している。
「うふふ、これで情報収集は完璧ですね。つまり皇帝は超がつくほど変態さん、きっと後宮は5人の側妃でバチバチ修羅場劇場!
その対応策はただ一つ。
『どこからでもかかってこいやー!』の燃える闘魂スタイルあるのみですね。
みんな、有益な情報ありがとうございます♪」
あの情報からなぜにこんな前向きな態度になるんだと思いながらも、取り合えずコクコク首を縦に振る参加者達。
自分達で口にした噂だけれども、なんかこれでいいのか感が半端ない…。
でもロナ姫がへにゃりと笑顔で一人ずつに感謝の握手をして回っていると、最後の一人が握手し終わった頃には『なんかいけるかも…きっと?』に気持ちが変化していた。
…みんな、のんき過ぎるだろうっ!
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