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10.新人世話係です
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裏番長アンナの手配は完璧だった。
どんな手を使ったのか知らない(知りたくない)が、ロナ姫は家畜の新人世話係として昼間は王宮の裏にある家畜小屋で働くこととなった。
もちろん設定はアンナが考えていた。
・王宮のどこかで働く侍女アンナの親戚ロナ17歳。
・家畜大好き貧乏少女。…貧乏は必要か?
・元気で無駄に前向き。…無駄も必要か?
・『何でも出来ます、やります』がキャッチコピー。
以上。
【その時のロナとアンナのやり取り】
『え~、なんか私の経歴雑すぎないかしら。ブゥーブゥー!』
『…なにか不満でもありますか?姫様』
『…‥‥い、いえ。まったくございません!番長』
(裏番長降臨)ギラリッ!
(山猿姫出現)プルプル…。
こうしてロナ姫は秘密の通路を使って毎日元気に家畜小屋に通勤し昼は楽しく労働に励んでいた。
後宮の不在は優秀侍女アンナが上手く誤魔化してくれるので問題はない。
当初の予定とはかなり違っているがまあ順調な毎日だった。
ブヒーッブッブヒー!!
モウォーモウォーモォォー!
コッケーッコッコッコーー!
王族御用達家畜小屋は今日も賑やかだ。
ベテラン世話係に交じって、新人のロナも元気に頑張っている…または遊んでいる?
「さあみんな一列に並びましょうね。順番にブラッシングをして行きますよ。
あっ、こらー!ブタ男、逃げてはいけません!」
ブッヒッヒヒーーー。
「なんですって、乱れた自分の髪をどうにかしてから来やがれとは…。
なんて生意気な!!許しませんー」
そんな一人と一匹の攻防に周りは笑いながら仕事を進めている。
「やっぱりロナがいると明るくなっていいな。それに家畜の言葉が分かるからこっちは大助かりだ」
そういって褒めてくれるのは家畜小屋の責任者トム爺だ。家畜の世話には厳しい人だがロナを孫の様に可愛がってくれる優しい人でもある。
「へっへっへ♪有り難うございます、トム爺。褒められると俄然やる気がわいてきますわ」
「そうかい。それなら家畜小屋の先にある馬小屋の藁交換も頼んでいいかな?」
「はい、勿論です♪」
家畜小屋の先には怪我なので療養中の馬がいる馬小屋があった。普段は馬の世話係がそこの掃除をしているが、最近風邪が流行って馬の世話係が数人休んでいるので、交代で家畜の世話係がお手伝いに行っているのだ。
もちろんロナ姫は動物全般が好きなので馬のお世話もドーンと来いである。
今日も鼻歌を歌いながら、勢いよく藁の山にフォークを突き立てせっせと藁を移動していると、
グサッ、!
あら?なぜに手ごたえが…?
なぜか軽いはずの藁に妙な手ごたえを感じる。すると藁の山が動き中から大きな藁人形?が出てきた。
「あらあら、藁人形が動いていますわ。大国だとこんなものもいるんですのね~。初めて遭遇しちゃいましたわ」
…絶対にいません。
「あああん!!!誰が藁人形だっ!
馬鹿かお前はそんなもの居るはずないだろうが!
俺は藁の中で寝ていたら、乱暴な女にフォークで刺された被害者だっ!」
ロナ姫は喋る藁人形?擬きに首を傾げ、
「…人間でしょうか?」
「そうだってさっきから言ってんだろうが!」
「あらあらそれは…とりあえずごめんなさい?」
まだ藁まみれの自称人間に疑いの目を向けているロナ姫。ここは助けを呼ぶべきかと一応真剣に悩んでいるようだ。
「ガァーっ、この女は!謝罪の後に?マークをつけるんじゃねぇ。けっ、クソが」
そう叫んでいる自称人間は大層口が悪く大柄な男?のようだった。
どんな手を使ったのか知らない(知りたくない)が、ロナ姫は家畜の新人世話係として昼間は王宮の裏にある家畜小屋で働くこととなった。
もちろん設定はアンナが考えていた。
・王宮のどこかで働く侍女アンナの親戚ロナ17歳。
・家畜大好き貧乏少女。…貧乏は必要か?
・元気で無駄に前向き。…無駄も必要か?
・『何でも出来ます、やります』がキャッチコピー。
以上。
【その時のロナとアンナのやり取り】
『え~、なんか私の経歴雑すぎないかしら。ブゥーブゥー!』
『…なにか不満でもありますか?姫様』
『…‥‥い、いえ。まったくございません!番長』
(裏番長降臨)ギラリッ!
(山猿姫出現)プルプル…。
こうしてロナ姫は秘密の通路を使って毎日元気に家畜小屋に通勤し昼は楽しく労働に励んでいた。
後宮の不在は優秀侍女アンナが上手く誤魔化してくれるので問題はない。
当初の予定とはかなり違っているがまあ順調な毎日だった。
ブヒーッブッブヒー!!
モウォーモウォーモォォー!
コッケーッコッコッコーー!
王族御用達家畜小屋は今日も賑やかだ。
ベテラン世話係に交じって、新人のロナも元気に頑張っている…または遊んでいる?
「さあみんな一列に並びましょうね。順番にブラッシングをして行きますよ。
あっ、こらー!ブタ男、逃げてはいけません!」
ブッヒッヒヒーーー。
「なんですって、乱れた自分の髪をどうにかしてから来やがれとは…。
なんて生意気な!!許しませんー」
そんな一人と一匹の攻防に周りは笑いながら仕事を進めている。
「やっぱりロナがいると明るくなっていいな。それに家畜の言葉が分かるからこっちは大助かりだ」
そういって褒めてくれるのは家畜小屋の責任者トム爺だ。家畜の世話には厳しい人だがロナを孫の様に可愛がってくれる優しい人でもある。
「へっへっへ♪有り難うございます、トム爺。褒められると俄然やる気がわいてきますわ」
「そうかい。それなら家畜小屋の先にある馬小屋の藁交換も頼んでいいかな?」
「はい、勿論です♪」
家畜小屋の先には怪我なので療養中の馬がいる馬小屋があった。普段は馬の世話係がそこの掃除をしているが、最近風邪が流行って馬の世話係が数人休んでいるので、交代で家畜の世話係がお手伝いに行っているのだ。
もちろんロナ姫は動物全般が好きなので馬のお世話もドーンと来いである。
今日も鼻歌を歌いながら、勢いよく藁の山にフォークを突き立てせっせと藁を移動していると、
グサッ、!
あら?なぜに手ごたえが…?
なぜか軽いはずの藁に妙な手ごたえを感じる。すると藁の山が動き中から大きな藁人形?が出てきた。
「あらあら、藁人形が動いていますわ。大国だとこんなものもいるんですのね~。初めて遭遇しちゃいましたわ」
…絶対にいません。
「あああん!!!誰が藁人形だっ!
馬鹿かお前はそんなもの居るはずないだろうが!
俺は藁の中で寝ていたら、乱暴な女にフォークで刺された被害者だっ!」
ロナ姫は喋る藁人形?擬きに首を傾げ、
「…人間でしょうか?」
「そうだってさっきから言ってんだろうが!」
「あらあらそれは…とりあえずごめんなさい?」
まだ藁まみれの自称人間に疑いの目を向けているロナ姫。ここは助けを呼ぶべきかと一応真剣に悩んでいるようだ。
「ガァーっ、この女は!謝罪の後に?マークをつけるんじゃねぇ。けっ、クソが」
そう叫んでいる自称人間は大層口が悪く大柄な男?のようだった。
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