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27.みんなハッピーエンド
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可愛い子豚達の鳴き声を聞きブタ吉は復活を遂げる。
ブヒブヒブヒ、ブゥブゥー。
(心配を掛けて悪かったな。父ちゃんはもう大丈夫だ)
ブゥブゥブゥゥー。
((((しんぱいしたよーとうちゃん!))))
倒れた父豚を心配する子豚と父豚の感動の一場面。
…じゃなっーい!!!
おいブタ吉、お前子供いんじゃん。
それも4頭も!
それってやる事やっていたって事だろう!
なにが『卒業』だ、なにが『昼顔』だ!
もう『失楽園』しか残ってないじゃん!
トボトボと子供を連れ黙って立ち去ろうとするブタ吉の背中にハヤンが声を掛ける。
「おいエロ豚。お前、家族を大切にしろ。
子供を悲しませるんじゃねぇぞ、絶対に」
幼少期から辛い思いをしたハヤンの言葉は重かった。それはブタ吉にもしっかりと伝わる。
ブヒッブヒイブ…ブゥ?
(ああ、そうだな…お前のことこれから兄貴って呼んでいいか?)
「豚、もう俺達は友だ。断る必要はねぇ」
ぶつかり合った男と男の行きつく先、それは熱き友情。
その隣ではロナ妃が目に涙を浮かべながら『これぞ男の友情ですね。素敵ですわ』と言いながら惜しみない拍手を送り、元子豚達も達人の後に続く。
パチパチパチ、パチパチ。
家畜小屋前は感動の連続で盛り上がる。
その拍手に参加しないのはアンナとトム爺のみ。
『ふふっ、やっぱり私とトムさんは相性抜群です』
『いや…違う』
『では、あちら側に参加しますか?』
トム爺はチラッと皇帝ハヤン達を見てきっぱり首を振る。
こっちも嫌だがあっちはもっと受け入れ難い。
悩むトム爺にアンナが提案をする。
『ふふふ、どちらも嫌な時はよりましな方を選択すると良いですよ』
そっとアンナがトム爺の手を取るが振り払われることはなかった。
六年越しにアンナのストーカー愛は実った。
『私アンナ。もう離さない…』
『ひぃっ!』
※はい、ここで『ストーカーの唄』入りまーす。
…『実った』ではなく『実ったと思う』に訂正入れてくださーい。
ブタ吉達が6年掛けて隣国に来てみれば、そこには溢れる幸せがあった。
皇帝ハヤンとロナ妃はこの6年で長男トナン5歳、長女ミラ次男ミオの双子二歳、そして次女マナ0歳に恵まれた。
六年前に婚姻を結んでからとても仲睦まじいことが分かる子供の年齢具合だ。
そして今もとても仲が良く、民達からは『史上最も仲睦まじい皇帝夫婦』と言われている。
皇帝ハヤンの色々な噂も今では笑い話だ。
…良かったね、ハヤン!
今日も一日の公務を終えた皇帝ハヤンとロナ妃が寝室で語り合う。
『ハヤン。幸せですか?』
『ああ勿論だ。ロナと巡り合って、可愛い子供にも恵まれて本当に幸せだ。きっと俺が世界一幸せだな』
『違いますよ。世界一幸せなのは私です。だってこんな素敵な旦那様がいるんですもの♪』
『ちげーよ、俺が一番だっ。
だってロナはこんなに可愛いだぞ!
だから二番で我慢しろ』
『ふふふ、幸せだから我慢?
なんかおかしなことを言ってますね、ハヤンのそんな所も大好きですよ」
こうしていつまでも熱々の二人は毎夜熱い夜を繰り広げ、来年にはまた可愛い赤ちゃんが家族に仲間入りするのである。
最初にロナ妃が考えていた恩返しとはだいぶ違っているが、とりあえずそれ以上の恩返しは出来ているので良しである。
家族仲良く笑いある家庭。
皇帝ハヤンは貧乏小国の姫によってもっとも渇望していたものを手に入れた。
(完)
*******************************
これには完結です。
最後まで読んでいただき有り難うございました♪
そして友情出演の3名様。
勇気あるご出演、誠に有り難うございました!
ブヒブヒブヒ、ブゥブゥー。
(心配を掛けて悪かったな。父ちゃんはもう大丈夫だ)
ブゥブゥブゥゥー。
((((しんぱいしたよーとうちゃん!))))
倒れた父豚を心配する子豚と父豚の感動の一場面。
…じゃなっーい!!!
おいブタ吉、お前子供いんじゃん。
それも4頭も!
それってやる事やっていたって事だろう!
なにが『卒業』だ、なにが『昼顔』だ!
もう『失楽園』しか残ってないじゃん!
トボトボと子供を連れ黙って立ち去ろうとするブタ吉の背中にハヤンが声を掛ける。
「おいエロ豚。お前、家族を大切にしろ。
子供を悲しませるんじゃねぇぞ、絶対に」
幼少期から辛い思いをしたハヤンの言葉は重かった。それはブタ吉にもしっかりと伝わる。
ブヒッブヒイブ…ブゥ?
(ああ、そうだな…お前のことこれから兄貴って呼んでいいか?)
「豚、もう俺達は友だ。断る必要はねぇ」
ぶつかり合った男と男の行きつく先、それは熱き友情。
その隣ではロナ妃が目に涙を浮かべながら『これぞ男の友情ですね。素敵ですわ』と言いながら惜しみない拍手を送り、元子豚達も達人の後に続く。
パチパチパチ、パチパチ。
家畜小屋前は感動の連続で盛り上がる。
その拍手に参加しないのはアンナとトム爺のみ。
『ふふっ、やっぱり私とトムさんは相性抜群です』
『いや…違う』
『では、あちら側に参加しますか?』
トム爺はチラッと皇帝ハヤン達を見てきっぱり首を振る。
こっちも嫌だがあっちはもっと受け入れ難い。
悩むトム爺にアンナが提案をする。
『ふふふ、どちらも嫌な時はよりましな方を選択すると良いですよ』
そっとアンナがトム爺の手を取るが振り払われることはなかった。
六年越しにアンナのストーカー愛は実った。
『私アンナ。もう離さない…』
『ひぃっ!』
※はい、ここで『ストーカーの唄』入りまーす。
…『実った』ではなく『実ったと思う』に訂正入れてくださーい。
ブタ吉達が6年掛けて隣国に来てみれば、そこには溢れる幸せがあった。
皇帝ハヤンとロナ妃はこの6年で長男トナン5歳、長女ミラ次男ミオの双子二歳、そして次女マナ0歳に恵まれた。
六年前に婚姻を結んでからとても仲睦まじいことが分かる子供の年齢具合だ。
そして今もとても仲が良く、民達からは『史上最も仲睦まじい皇帝夫婦』と言われている。
皇帝ハヤンの色々な噂も今では笑い話だ。
…良かったね、ハヤン!
今日も一日の公務を終えた皇帝ハヤンとロナ妃が寝室で語り合う。
『ハヤン。幸せですか?』
『ああ勿論だ。ロナと巡り合って、可愛い子供にも恵まれて本当に幸せだ。きっと俺が世界一幸せだな』
『違いますよ。世界一幸せなのは私です。だってこんな素敵な旦那様がいるんですもの♪』
『ちげーよ、俺が一番だっ。
だってロナはこんなに可愛いだぞ!
だから二番で我慢しろ』
『ふふふ、幸せだから我慢?
なんかおかしなことを言ってますね、ハヤンのそんな所も大好きですよ」
こうしていつまでも熱々の二人は毎夜熱い夜を繰り広げ、来年にはまた可愛い赤ちゃんが家族に仲間入りするのである。
最初にロナ妃が考えていた恩返しとはだいぶ違っているが、とりあえずそれ以上の恩返しは出来ているので良しである。
家族仲良く笑いある家庭。
皇帝ハヤンは貧乏小国の姫によってもっとも渇望していたものを手に入れた。
(完)
*******************************
これには完結です。
最後まで読んでいただき有り難うございました♪
そして友情出演の3名様。
勇気あるご出演、誠に有り難うございました!
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