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第4章 13 エドガーの忠告
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「それじゃ俺とヒルダは向こうの砂浜で貝殻を探してくるから。」
エドガーは少年少女たちに言うと、ヒルダに手を差し伸べた。
「よし、行こう。ヒルダ。」
「はい、お兄様。」
ヒルダはエドガーの手を取ると、岩肌に近い砂浜へと向かって歩いて行った。その後ろ姿をエミリーが見つめながら言う。
「はあ・・・それにしてもヒルダのお兄さんて素敵な方ね・・・。まさに美男美女。絵になるわ・・・。」
するとフランシスが言った。
「ああ、全くだ。だけど・・・あの2人が兄妹で良かったよ。そうじゃなければライバルになっていたからな。」
ヒルダとエドガーが血の繋がりが無い兄妹だとは知らないフランシスは言う。
「ねえ、ところでマイク。優勝した者は何でも好きな願い事を叶えさせてもらうって言ってたけど・・・貴方一体何を考えているの?」
貝殻を探す手を止めたステラがどこか非難めいた視線でマイクを見る。
「いや、別に・・何も考えていないよ。それじゃ僕はあっちへ行くから。」
するとステラは言う。
「私も行くわ。」
「え?ど、どうしてだい?」
「マイクなら・・沢山貝を拾える場所を知っていそうだものね。」
ステラはわざと大きな声で言うと、それをいち早く聞きつけたのはフランシスだった。
「何だって?それはいいことを聞いた!俺も行くぞ!そうだ、どうせなら皆で行こうぜっ!」
「いいわね。」
エミリーはニコニコしている。
「当然行くだろう?」
「ああ、行くしかないな?」
カイン、ルイスも同意する。
「え・・・?」
マイクはそれを聞いて絶句するのだった―。
その頃、エドガーとヒルダは岩場の近くの砂浜で貝殻を探していた。と言っても探しているのはエドガーでヒルダは岩の上に座って休んでいる。
「お兄様・・・私は探さなくていいのですか?」
ヒルダはエドガーに尋ねる。
「ああ、ヒルダは足が悪いんだからそこで休んでいろ。それより・・俺がヒルダをここへ連れてきたのにはわけがあるんだ。少しヒルダと2人で話がしたくてね。」
「わけ・・?話・・?」
ヒルダは首を傾げる。
「ああ、ヒルダ。マイクには気を付けたほうがいい。」
エドガーは顔を上げる事無く言う。
「え・・?お兄様、どういうことですか・・?」
「ヒルダ。マイクは俺にヒルダの事を教えてくれって聞いて来たんだ。」
「え・・・?お兄様にですか・・?」
「ああ、ヒルダはすごく無口で必要最低限な事しか話さないから自分達から話しかけないと会話が出来ないって言っていた。」
「そうなんですか・・?マイクがそんな事を・・・。」
「挙句の果てにヒルダは昔からああいう性格だったのかと聞いて来たんだよ。」
しかしエドガーはヒルダが『氷の女王』と呼ばれいると言う話だけは伏せた。その事を話せばヒルダが深く傷つくと思ったからだ。
「!」
ヒルダは肩をエドガーの話を聞いてピクリと震わせた。
「勿論、俺からはヒルダの事は何一つ話さなかったさ。」
「・・・ありがとうございます。」
「どうも俺はマイクという男は気に入らないが・・・あの少年、フランシスなら信頼できるかな。」
「フランシス・・・?」
「ああ。何か困りごとがあったらフランシスに相談するといい。俺からも頼んでおくからな。・・・よし、こんなものかな?」
エドガーは貝殻を拾い集めると言った。
「ヒルダ、あのマイクは・・優勝した者は何でも好きな願い事を叶えさせてもらうなんて・・妙な提案をしてきたよな?」
「ええ、そうですね・・。」
「何か企んでいるかもしれない・・・だからマイクは絶対優勝させないさ。」
「え・・?でもお兄様・・・どう見ても拾った貝殻・・・少ない気がするのですが・・。」
「大丈夫だ、ヒルダ。俺には秘策があるのさ。」
そしてエドガーは上着のポケットからあるものを取り出してヒルダに見せた―。
エドガーは少年少女たちに言うと、ヒルダに手を差し伸べた。
「よし、行こう。ヒルダ。」
「はい、お兄様。」
ヒルダはエドガーの手を取ると、岩肌に近い砂浜へと向かって歩いて行った。その後ろ姿をエミリーが見つめながら言う。
「はあ・・・それにしてもヒルダのお兄さんて素敵な方ね・・・。まさに美男美女。絵になるわ・・・。」
するとフランシスが言った。
「ああ、全くだ。だけど・・・あの2人が兄妹で良かったよ。そうじゃなければライバルになっていたからな。」
ヒルダとエドガーが血の繋がりが無い兄妹だとは知らないフランシスは言う。
「ねえ、ところでマイク。優勝した者は何でも好きな願い事を叶えさせてもらうって言ってたけど・・・貴方一体何を考えているの?」
貝殻を探す手を止めたステラがどこか非難めいた視線でマイクを見る。
「いや、別に・・何も考えていないよ。それじゃ僕はあっちへ行くから。」
するとステラは言う。
「私も行くわ。」
「え?ど、どうしてだい?」
「マイクなら・・沢山貝を拾える場所を知っていそうだものね。」
ステラはわざと大きな声で言うと、それをいち早く聞きつけたのはフランシスだった。
「何だって?それはいいことを聞いた!俺も行くぞ!そうだ、どうせなら皆で行こうぜっ!」
「いいわね。」
エミリーはニコニコしている。
「当然行くだろう?」
「ああ、行くしかないな?」
カイン、ルイスも同意する。
「え・・・?」
マイクはそれを聞いて絶句するのだった―。
その頃、エドガーとヒルダは岩場の近くの砂浜で貝殻を探していた。と言っても探しているのはエドガーでヒルダは岩の上に座って休んでいる。
「お兄様・・・私は探さなくていいのですか?」
ヒルダはエドガーに尋ねる。
「ああ、ヒルダは足が悪いんだからそこで休んでいろ。それより・・俺がヒルダをここへ連れてきたのにはわけがあるんだ。少しヒルダと2人で話がしたくてね。」
「わけ・・?話・・?」
ヒルダは首を傾げる。
「ああ、ヒルダ。マイクには気を付けたほうがいい。」
エドガーは顔を上げる事無く言う。
「え・・?お兄様、どういうことですか・・?」
「ヒルダ。マイクは俺にヒルダの事を教えてくれって聞いて来たんだ。」
「え・・・?お兄様にですか・・?」
「ああ、ヒルダはすごく無口で必要最低限な事しか話さないから自分達から話しかけないと会話が出来ないって言っていた。」
「そうなんですか・・?マイクがそんな事を・・・。」
「挙句の果てにヒルダは昔からああいう性格だったのかと聞いて来たんだよ。」
しかしエドガーはヒルダが『氷の女王』と呼ばれいると言う話だけは伏せた。その事を話せばヒルダが深く傷つくと思ったからだ。
「!」
ヒルダは肩をエドガーの話を聞いてピクリと震わせた。
「勿論、俺からはヒルダの事は何一つ話さなかったさ。」
「・・・ありがとうございます。」
「どうも俺はマイクという男は気に入らないが・・・あの少年、フランシスなら信頼できるかな。」
「フランシス・・・?」
「ああ。何か困りごとがあったらフランシスに相談するといい。俺からも頼んでおくからな。・・・よし、こんなものかな?」
エドガーは貝殻を拾い集めると言った。
「ヒルダ、あのマイクは・・優勝した者は何でも好きな願い事を叶えさせてもらうなんて・・妙な提案をしてきたよな?」
「ええ、そうですね・・。」
「何か企んでいるかもしれない・・・だからマイクは絶対優勝させないさ。」
「え・・?でもお兄様・・・どう見ても拾った貝殻・・・少ない気がするのですが・・。」
「大丈夫だ、ヒルダ。俺には秘策があるのさ。」
そしてエドガーは上着のポケットからあるものを取り出してヒルダに見せた―。
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