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323 フォール国からの留学生 ヘレナ&マリン①
しおりを挟む「ヘレナ。こっちだよ。」
「マリン。こっちよ。」
侯爵家の大きな庭を元気に走り回る子供達。
「坊ちゃま。お嬢様。家庭教師が、部屋で待っていますよ。」
「早く勉強部屋に、お戻り下さい。」
「嫌だよ。勉強なんて嫌いだ。」
「私達に勉強させたいなら、捕まえてみなさいよ。」
「そうだ。そうだ。」
「今日は時間まで逃げ切るわよ。」
2人はあちこちに逃げ回る。
「「奥様から、許可がでていますので。」」とヘレナとマリンはあっという間に2人を捕まえた。そして。暴れる2人を肩に担いで歩き出した。
「おろせよ。おろせ!」
叩いてもびくともしない。
「なんでこんなに細いのに力が強いのよ。」
「「鍛えてますからね。」」
そんな2人を窓から見ていた侯爵夫人は。
「あの子達がねぇ~ふふ。あの見習い侍女に任せて正解だったわ。そうだわ。子供達の専属侍女にしましょう。侍女長を呼んでちょうだい。」
「承知しました。」
ヘレナが 大きなクシャミをした。
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