2 / 12
②崩れ落ちた日常
しおりを挟む
「……ん?」
何かしら、これは……?
夫の書斎の掃除を始めていくうちに、私は不思議な゙ある物゙を見つけてしまった。
「……レシート?」
何のレシートかしら?……え、でもレシートはゴミだから、捨ててもいいわよね?
なんて気持ちを持っていたけど、そのレシートを見て違和感を感じてしまった。
ーーーん?
「……HOTEL ラブリー?」
えっ、このレシートってもしかしてーーー。
「ラブ……ホテル?」
このレシートはどう見ても、ラブホテルのレシートだ。
気になっていた、そのレシートに書いている日付を確認してみるとーーー。
「4月10日……?」
ちょっと待って、4月10日ってーーー。
このラブホテルに行ったと思われる日付の4月10日は、私たち家族がバイキングを食べに行く日だった。
だけど夫は、急に取引先との接待が入ってしまって行けなくなってしまった、と言ってきた日だ。
子供たちも残念そうな表情をしていて「え~! パパ!バイキング、行けないの?」と言っていたのを、今でも覚えている。
ーーー何かがおかしい。
取引先との接待でバイキングに行けなくなってしまった、と言っていたのに。
なのになぜその日、ラブホテルに行ったと思われるレシートがこんな所にあるのかしら……?
しかもこのラブホテルのレシートに書かれている時間は、4月10日の午後15時からとなっている。
チェックアウトしたのは、その日の夜19時過ぎとなっていた。
「……もしかしてこれ、浮気ってこと?」
夫は、私たちの予定を嘘をついてドタキャンした挙句、誰か他の女と浮気してたってことよね?
「……何それ、許せないわ」
私たち家族という存在がいるのに、夫は浮気してるってこと?
しかも嘘ついてまで、その女と会っているーーー。
しかもこの浮気は、つい二ヶ月前のことだ。
まさかこんな二ヶ月前に、私は浮気されていたということになる。
「……何でよ」
あの人は、私じゃ物足りないって言うの?
「っ……」
そんなことを考えているうちに、私は手に持っていたそのレシートをクシャッと握りつぶしていた。
「……あなた、私の何がイケないって言うの?」
教えてよ、あなた。私はちゃんとあなたのために尽くしてるつもりよ。
家事もこなして、子育てだってちゃんとやってるわ。
あなたが私を抱きたいと言えば、私はあなたに抱かれてだっている。
子供がいても、夫婦の時間はちゃんと大切にしてるつもりだったわ。 誕生日も結婚記念日も、あなたが毎年お祝いしてくれているから、私はすごく嬉しかったのに。
クリスマスのプレゼントだって、毎年お互いにちゃんと用意してたのに。
あなたからの愛をたくさんもらって、すごく愛されていると、そう思っていたのにーーー。
「……何で浮気なんて、するのよ」
あなたは浮気なんてする人じゃないって、家族を大切にしてくれる人だって、信じてたのにーーー。
「……私は、あなたの何なの?」
私が悪いの? 私のせいであなたは、浮気なんてしてしまったの?
私の何が悪かったって言うの?
「っ……許せない」
私は今でもあなたのこと、こんなにも愛してるのに……。
夫婦として、家族として、とても愛してるのにーーー。
「もう……信じられない」
あなたのせいよ、あなたのーーー。
私と子供たちを裏切ったこと、私は絶対に許さないからーーー。
「ただいま~」
「ママ~お腹空いた!」
「ママ~ボクもお腹空いた!」
いつの間にかお昼になり、夫と子供たちは元気よく帰ってきた。
「……あ、おかえりなさい」
やだもう、こんな時間だったんだ……。ボーッとしすぎてしまった。
「どうした?ママ」
夫が不思議そうに顔をのぞき込んでくる。
「……ううん。なんでもないわ」
夫の浮気をついさっき知ってしまった私は、どんな顔で夫と過ごせばいいのか分からない。
子供には罪はないから、子供に当たることはしない。
「お腹空いたでしょ?オムライスでも作ろうか」
「やった!ボクオムライスだーいすき!」
「ボクも!」
子供たちはオムライスに大はしゃぎの様子だ。
「ママ、俺も何か手伝うよ?」
「……え? あ、いいよ。座ってて」
今は夫のそばには、いたくない。
今一緒にいたら、夫を責めてしまいそうで怖い。
「そう?何か手伝うことあったら言ってくれよ?」
「う、うん。……ありがとうパパ」
私はすぐにオムライス作りに取り掛かった。
何かしら、これは……?
夫の書斎の掃除を始めていくうちに、私は不思議な゙ある物゙を見つけてしまった。
「……レシート?」
何のレシートかしら?……え、でもレシートはゴミだから、捨ててもいいわよね?
なんて気持ちを持っていたけど、そのレシートを見て違和感を感じてしまった。
ーーーん?
「……HOTEL ラブリー?」
えっ、このレシートってもしかしてーーー。
「ラブ……ホテル?」
このレシートはどう見ても、ラブホテルのレシートだ。
気になっていた、そのレシートに書いている日付を確認してみるとーーー。
「4月10日……?」
ちょっと待って、4月10日ってーーー。
このラブホテルに行ったと思われる日付の4月10日は、私たち家族がバイキングを食べに行く日だった。
だけど夫は、急に取引先との接待が入ってしまって行けなくなってしまった、と言ってきた日だ。
子供たちも残念そうな表情をしていて「え~! パパ!バイキング、行けないの?」と言っていたのを、今でも覚えている。
ーーー何かがおかしい。
取引先との接待でバイキングに行けなくなってしまった、と言っていたのに。
なのになぜその日、ラブホテルに行ったと思われるレシートがこんな所にあるのかしら……?
しかもこのラブホテルのレシートに書かれている時間は、4月10日の午後15時からとなっている。
チェックアウトしたのは、その日の夜19時過ぎとなっていた。
「……もしかしてこれ、浮気ってこと?」
夫は、私たちの予定を嘘をついてドタキャンした挙句、誰か他の女と浮気してたってことよね?
「……何それ、許せないわ」
私たち家族という存在がいるのに、夫は浮気してるってこと?
しかも嘘ついてまで、その女と会っているーーー。
しかもこの浮気は、つい二ヶ月前のことだ。
まさかこんな二ヶ月前に、私は浮気されていたということになる。
「……何でよ」
あの人は、私じゃ物足りないって言うの?
「っ……」
そんなことを考えているうちに、私は手に持っていたそのレシートをクシャッと握りつぶしていた。
「……あなた、私の何がイケないって言うの?」
教えてよ、あなた。私はちゃんとあなたのために尽くしてるつもりよ。
家事もこなして、子育てだってちゃんとやってるわ。
あなたが私を抱きたいと言えば、私はあなたに抱かれてだっている。
子供がいても、夫婦の時間はちゃんと大切にしてるつもりだったわ。 誕生日も結婚記念日も、あなたが毎年お祝いしてくれているから、私はすごく嬉しかったのに。
クリスマスのプレゼントだって、毎年お互いにちゃんと用意してたのに。
あなたからの愛をたくさんもらって、すごく愛されていると、そう思っていたのにーーー。
「……何で浮気なんて、するのよ」
あなたは浮気なんてする人じゃないって、家族を大切にしてくれる人だって、信じてたのにーーー。
「……私は、あなたの何なの?」
私が悪いの? 私のせいであなたは、浮気なんてしてしまったの?
私の何が悪かったって言うの?
「っ……許せない」
私は今でもあなたのこと、こんなにも愛してるのに……。
夫婦として、家族として、とても愛してるのにーーー。
「もう……信じられない」
あなたのせいよ、あなたのーーー。
私と子供たちを裏切ったこと、私は絶対に許さないからーーー。
「ただいま~」
「ママ~お腹空いた!」
「ママ~ボクもお腹空いた!」
いつの間にかお昼になり、夫と子供たちは元気よく帰ってきた。
「……あ、おかえりなさい」
やだもう、こんな時間だったんだ……。ボーッとしすぎてしまった。
「どうした?ママ」
夫が不思議そうに顔をのぞき込んでくる。
「……ううん。なんでもないわ」
夫の浮気をついさっき知ってしまった私は、どんな顔で夫と過ごせばいいのか分からない。
子供には罪はないから、子供に当たることはしない。
「お腹空いたでしょ?オムライスでも作ろうか」
「やった!ボクオムライスだーいすき!」
「ボクも!」
子供たちはオムライスに大はしゃぎの様子だ。
「ママ、俺も何か手伝うよ?」
「……え? あ、いいよ。座ってて」
今は夫のそばには、いたくない。
今一緒にいたら、夫を責めてしまいそうで怖い。
「そう?何か手伝うことあったら言ってくれよ?」
「う、うん。……ありがとうパパ」
私はすぐにオムライス作りに取り掛かった。
13
あなたにおすすめの小説
【完結】忘れてください
仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
愛していた。
貴方はそうでないと知りながら、私は貴方だけを愛していた。
夫の恋人に子供ができたと教えられても、私は貴方との未来を信じていたのに。
貴方から離婚届を渡されて、私の心は粉々に砕け散った。
もういいの。
私は貴方を解放する覚悟を決めた。
貴方が気づいていない小さな鼓動を守りながら、ここを離れます。
私の事は忘れてください。
※6月26日初回完結
7月12日2回目完結しました。
お読みいただきありがとうございます。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
理想の『女の子』を演じ尽くしましたが、不倫した子は育てられないのでさようなら
赤羽夕夜
恋愛
親友と不倫した挙句に、黙って不倫相手の子供を生ませて育てさせようとした夫、サイレーンにほとほとあきれ果てたリリエル。
問い詰めるも、開き直り復縁を迫り、同情を誘おうとした夫には千年の恋も冷めてしまった。ショックを通りこして吹っ切れたリリエルはサイレーンと親友のユエルを追い出した。
もう男には懲り懲りだと夫に黙っていたホテル事業に没頭し、好きな物を我慢しない生活を送ろうと決めた。しかし、その矢先に距離を取っていた学生時代の友人たちが急にアピールし始めて……?
本物の夫は愛人に夢中なので、影武者とだけ愛し合います
こじまき
恋愛
幼い頃から許嫁だった王太子ヴァレリアンと結婚した公爵令嬢ディアーヌ。しかしヴァレリアンは身分の低い男爵令嬢に夢中で、初夜をすっぽかしてしまう。代わりに寝室にいたのは、彼そっくりの影武者…生まれたときに存在を消された双子の弟ルイだった。
※「小説家になろう」にも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる