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2章 未知とのセッキン
14.セッキン(6/7)
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恥ずかしい。恥ずかし過ぎる。
中学校の校門近くで、下校中の生徒がたくさん見ている中で、超絶イケメンにハグされてしまった。
しかも、銀太郎は「アオイ様」って大声で連呼するし。
最悪。
「もうやだ……」
藤井君、びっくりしていたな。吉田さんもだけど。
「ねえ、葵? その……背後霊にしてはニコニコキラキラのお兄さん、誰?」
「えっ? やだ、ごめん。ぼーっと歩いてた。後ろの、忘れてた」
「アオイ様ひどいですー」
下校する私と美央の後ろからぴたりとつき従う銀太郎は、話しかけてくることなく黙ったままだった。
「待て」を自分なりに解釈したのかな。
「え、と。銀太郎っていうの。そう、親戚のお兄さんで昨日からウチにいるの。き……帰国子女!」
「あー。それでちょっと日本語独特なの? あと、その距離感。外国ってやっぱりハグとか普通なのかな。はじめましてー、美央デース」
美央は銀太郎の帰国子女設定を素直に受け入れていた。
外国よりもさらに遠いところ出身だから、まあウソではないよね?
「ハジメマシテー、銀太郎デース」
「おおっ! なんかノリがいいんですけど?」
「昨日来た時からずっとテンション高いの」
美央は歩きながら、どうもーのあいさつを教えたり、全身で「K」の字の形を作らせたりして楽しそうだ。
「これ、ナンデスカ?」
「『かめやまかめだ』のキメポーズ! かめのK!」
両手を上げて左足までピンとななめに伸ばしている蓮君がかわい過ぎる。宇宙人がこんなことをやらされていると思ったら、それもおかしくて笑ってしまった。
「アオイ様、笑います。うれしいです」
あ……。私、フツウに笑っている?
さっきまで気持ちが落ちていたのに、私って単純だな。
銀太郎と美央は意気投合したのか、ずいぶんと話がはずんでいた。
お笑いノリが好きだからといって、美央だってそこまで社交的な方ではないのに。
「えー、ミオ様お笑い詳しいですー」
「お笑いの人、別の日本語話してますか?」
「かめやまかめだ様、英語ステージしますか? ゲーニンさん様、世界進出の時代デース」
銀太郎は笑顔を絶やさず、次々と質問している。
楽しそうにうなずいて、オーバーなくらい感心している。
これって、美央が話しやすい雰囲気を銀太郎が作ってくれているのかな。
なんだか……気づかいのできる宇宙人?
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しかも、銀太郎は「アオイ様」って大声で連呼するし。
最悪。
「もうやだ……」
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「ねえ、葵? その……背後霊にしてはニコニコキラキラのお兄さん、誰?」
「えっ? やだ、ごめん。ぼーっと歩いてた。後ろの、忘れてた」
「アオイ様ひどいですー」
下校する私と美央の後ろからぴたりとつき従う銀太郎は、話しかけてくることなく黙ったままだった。
「待て」を自分なりに解釈したのかな。
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美央は銀太郎の帰国子女設定を素直に受け入れていた。
外国よりもさらに遠いところ出身だから、まあウソではないよね?
「ハジメマシテー、銀太郎デース」
「おおっ! なんかノリがいいんですけど?」
「昨日来た時からずっとテンション高いの」
美央は歩きながら、どうもーのあいさつを教えたり、全身で「K」の字の形を作らせたりして楽しそうだ。
「これ、ナンデスカ?」
「『かめやまかめだ』のキメポーズ! かめのK!」
両手を上げて左足までピンとななめに伸ばしている蓮君がかわい過ぎる。宇宙人がこんなことをやらされていると思ったら、それもおかしくて笑ってしまった。
「アオイ様、笑います。うれしいです」
あ……。私、フツウに笑っている?
さっきまで気持ちが落ちていたのに、私って単純だな。
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お笑いノリが好きだからといって、美央だってそこまで社交的な方ではないのに。
「えー、ミオ様お笑い詳しいですー」
「お笑いの人、別の日本語話してますか?」
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銀太郎は笑顔を絶やさず、次々と質問している。
楽しそうにうなずいて、オーバーなくらい感心している。
これって、美央が話しやすい雰囲気を銀太郎が作ってくれているのかな。
なんだか……気づかいのできる宇宙人?
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