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4章 コンタクト
31.コンタクト(7/10)
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今、銀太郎と同じ星空を見ている。でも、地球人と宇宙人とでは見え方が全然ちがう気がした。
銀太郎はこの宇宙を直接知っているんだ……。
「ボクが生まれるずっと前、はるか昔の取り決めで、地球の環境を守るために地球防衛隊は作られたんだ。隕石やら火山やら、自然現象だから仕方ないのだけれど、そういった災害から少しでも地球人を保護しようというのが目的だよ。保護活動に参加したい宇宙人は、地球人愛護協会から地球に派遣されて適性検査と研修を受ける。それが地球人として一緒に生活することなんだ」
「地球に留学してホームステイするっていうこと?」
「赤ちゃんの姿で地球人に預けられるんだよ。里子みたいな感じかな。地球人と同じスピードで成長するアバターを使っているから、まわりから宇宙人だとは気づかれない。そして、このアバターを使っている間は、自分が宇宙人だった昔の記憶を思い出せなくなるんだ。だから完全に地球人になっているの。地球人の里親はもちろん全て知っているけれど、子どもにはなにも教えない。成長するうちに自分で気づく日が来るのを待つんだ」
「自分で? ある日いきなり『自分は宇宙人だ!』ってなるの?」
「ははは。それだと病院に連れて行かれちゃうでしょう? もっと少しずつ、地球人として違和感を感じるようになる。宇宙に関心が強くなって、今の自分に疑問を感じて……」
「悩めるお年ごろの青少年はみんなそうなんじゃないの?」
「うん、いっしょだよ。ただ、青虫がサナギからチョウになって飛ぶみたいに、はっきりと宇宙人に戻る日が来るんだ。だからそれまでに地球人を知って、地球に愛着を持って、地球人が好きになって。そうじゃないと、地球人を命がけで守ろうなんて思えないでしょう?」
「そのあとに、隕石を壊したりするUFOパイロットになるの?」
「あとは職種適性があるから、志望しても必ずしもパイロットになれるとは限らないのだけれどね」
「銀太郎は条件をクリアしたの?」
「うん。だからこうして隊員として地球に居続けている。カッコいいでしょう?」
「……うん」
カッコいいけれど隕石と戦うのでしょう? いくら宇宙人でも、とても危険なんじゃないの?
「銀太郎は、なんでそこまでして地球人を守ろうとしてくれるの?」
え? という顔で銀太郎は私を見た。
どうしてそんなことを質問するの?
そう言われた気がした。
すぐに笑顔になったけれど、今の銀太郎はあの怖い銀太郎だ。地球人よりもずっとずっと立場が強い、支配者みたいな感じがする。
銀太郎が、ちょっと怖い。
銀太郎はこの宇宙を直接知っているんだ……。
「ボクが生まれるずっと前、はるか昔の取り決めで、地球の環境を守るために地球防衛隊は作られたんだ。隕石やら火山やら、自然現象だから仕方ないのだけれど、そういった災害から少しでも地球人を保護しようというのが目的だよ。保護活動に参加したい宇宙人は、地球人愛護協会から地球に派遣されて適性検査と研修を受ける。それが地球人として一緒に生活することなんだ」
「地球に留学してホームステイするっていうこと?」
「赤ちゃんの姿で地球人に預けられるんだよ。里子みたいな感じかな。地球人と同じスピードで成長するアバターを使っているから、まわりから宇宙人だとは気づかれない。そして、このアバターを使っている間は、自分が宇宙人だった昔の記憶を思い出せなくなるんだ。だから完全に地球人になっているの。地球人の里親はもちろん全て知っているけれど、子どもにはなにも教えない。成長するうちに自分で気づく日が来るのを待つんだ」
「自分で? ある日いきなり『自分は宇宙人だ!』ってなるの?」
「ははは。それだと病院に連れて行かれちゃうでしょう? もっと少しずつ、地球人として違和感を感じるようになる。宇宙に関心が強くなって、今の自分に疑問を感じて……」
「悩めるお年ごろの青少年はみんなそうなんじゃないの?」
「うん、いっしょだよ。ただ、青虫がサナギからチョウになって飛ぶみたいに、はっきりと宇宙人に戻る日が来るんだ。だからそれまでに地球人を知って、地球に愛着を持って、地球人が好きになって。そうじゃないと、地球人を命がけで守ろうなんて思えないでしょう?」
「そのあとに、隕石を壊したりするUFOパイロットになるの?」
「あとは職種適性があるから、志望しても必ずしもパイロットになれるとは限らないのだけれどね」
「銀太郎は条件をクリアしたの?」
「うん。だからこうして隊員として地球に居続けている。カッコいいでしょう?」
「……うん」
カッコいいけれど隕石と戦うのでしょう? いくら宇宙人でも、とても危険なんじゃないの?
「銀太郎は、なんでそこまでして地球人を守ろうとしてくれるの?」
え? という顔で銀太郎は私を見た。
どうしてそんなことを質問するの?
そう言われた気がした。
すぐに笑顔になったけれど、今の銀太郎はあの怖い銀太郎だ。地球人よりもずっとずっと立場が強い、支配者みたいな感じがする。
銀太郎が、ちょっと怖い。
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