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3章 未知とのセッショク
17.セッショク(2/9)
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ちがう、ちがう、会うのは銀太郎だから。
私じゃないから。
それでも、なんだか藤井君と親しくなってしまった気がするのだけれど?
きっと宇宙人バッジのおかげだ。マイナーな愛好家どうしの強い仲間意識が、ただバッジの存在を知っているだけの私まで結びつけてくれている。
あれ……クラスの子がこっちを見ている。昨日のことを知っている子は、私と藤井君が話しているのを気にしているのかな。
まあ、さすがに小学生じゃないから「アオイサマー」なんてからかう男子はいないけれど。
「アオイサマーーーー!」
え……。
教室のドアの前に吉田さんが立っていた。笑いながら手をふっている。
「アオイサマー。会いたかったですー」
うわあ……。小学生⁉︎
他のクラスに入ってはいけないという絶対の学校ルールがあるから、教室を出なければ安全なはず。でも、声が大きい吉田さんはこの距離でふつうに会話しちゃうだろうな。
「ねえ川上さん。昨日の人、誰?」
「はい?」
なぜ吉田さんが私のとなりに?
「吉田、入ってくるな」
藤井君が注意した。
教室で見る藤井君は、わりとキリッとしている。藤井君のパブリックイメージはこれだ。
「すぐ出ていくから。川上さん、昨日の人と藤井が会うの? だったら私も混ぜてよ」
いつから、どうやって小声の話を聞いていたのだろう。
「その人、帰国子女なんでしょう? 英語話せるんでしょう? 私、実際に英会話してみたいんだよね」
「英語は話すけど英語ネイティブではない、よ?」
宇宙人だから。
「一般中学生よりも話せるでしょう? いつ会うの? 私、藤井と家近いからさ、藤井と遊ぶ前にちょっとだけ会わせてほしいの」
「えーと……藤井君と会うのも、これからお願いするところで……」
「じゃあ、私もセットでよろしく!」
うわあ、積極的。これくらい向学心があって押しが強くないと、世の中渡っていけない……のかな?
吉田さんは、用件だけ済ませるとさっさと教室から出ていった。
私に笑顔だった。強引だけれどイヤミも悪気もなくて、サバサバした感じだった。私が藤井君と話していることは全然気にしていなくて、ただ元気というか落ち着きがないというか……幼い?
しっかり者でリーダータイプじゃなかったの?
とりあえず、私を嫌っていないことだけは確かだと思う……。
私じゃないから。
それでも、なんだか藤井君と親しくなってしまった気がするのだけれど?
きっと宇宙人バッジのおかげだ。マイナーな愛好家どうしの強い仲間意識が、ただバッジの存在を知っているだけの私まで結びつけてくれている。
あれ……クラスの子がこっちを見ている。昨日のことを知っている子は、私と藤井君が話しているのを気にしているのかな。
まあ、さすがに小学生じゃないから「アオイサマー」なんてからかう男子はいないけれど。
「アオイサマーーーー!」
え……。
教室のドアの前に吉田さんが立っていた。笑いながら手をふっている。
「アオイサマー。会いたかったですー」
うわあ……。小学生⁉︎
他のクラスに入ってはいけないという絶対の学校ルールがあるから、教室を出なければ安全なはず。でも、声が大きい吉田さんはこの距離でふつうに会話しちゃうだろうな。
「ねえ川上さん。昨日の人、誰?」
「はい?」
なぜ吉田さんが私のとなりに?
「吉田、入ってくるな」
藤井君が注意した。
教室で見る藤井君は、わりとキリッとしている。藤井君のパブリックイメージはこれだ。
「すぐ出ていくから。川上さん、昨日の人と藤井が会うの? だったら私も混ぜてよ」
いつから、どうやって小声の話を聞いていたのだろう。
「その人、帰国子女なんでしょう? 英語話せるんでしょう? 私、実際に英会話してみたいんだよね」
「英語は話すけど英語ネイティブではない、よ?」
宇宙人だから。
「一般中学生よりも話せるでしょう? いつ会うの? 私、藤井と家近いからさ、藤井と遊ぶ前にちょっとだけ会わせてほしいの」
「えーと……藤井君と会うのも、これからお願いするところで……」
「じゃあ、私もセットでよろしく!」
うわあ、積極的。これくらい向学心があって押しが強くないと、世の中渡っていけない……のかな?
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私に笑顔だった。強引だけれどイヤミも悪気もなくて、サバサバした感じだった。私が藤井君と話していることは全然気にしていなくて、ただ元気というか落ち着きがないというか……幼い?
しっかり者でリーダータイプじゃなかったの?
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