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5章 星からのキカン
49.キカン(15/20)
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「パパはこの基地で宇宙人のサポートをしたの?」
「サポートは、していないかな。パパはまだ新人で、何をすればいいかわからなかったし。パパはここで宇宙人と仲良くなった。彼らのことを直接知って、本当に友だちみたいにつきあったんだ。それでも当時は、異文化交流だか相互理解推進だかっていうかた苦しい辞令が出てね。これがお仕事でいいのかなあと思ったくらいで」
「ケイちゃんはワレワレの友だちで理解者でし。ワレワレが最も信用する地球人でし」
「パパと宇宙人は、仲良しなの? でも……対等じゃないんだよね? 地球人は質問もできないんだよね?」
「ケイちゃんは全てワキマエテいまし。ワレワレとの距離をまちがえない。そういう意味で理解者でし。ワレワレ、ケイちゃんとは交渉いつでもオーケーでし。でも、ワタシにとっては本当に親友でしよ。地球人から宇宙人に戻りたてホヤホヤのワタシにとって、ケイちゃんは心の支え。大恩人」
「パパはね、訓練基地で地球防衛隊の隊員たちと仲良くなってお世話になったあと、世界中の隊員をサポートし続けているんだ。お休みの調整もそうだし、休暇で観光旅行に行きたいと望めば手配もする」
「あ、それじゃあ今回の銀太郎の離島リゾートって……」
「ケイちゃんに計画してもらったでしよ。三角UFOの送迎もケイちゃんが連絡していまし。リゾート先でアテンドするためケイちゃんお待ちなのに、ワタシ途中下車してここにいてケイちゃんビックリでし」
「それでパパ、急に出張取りやめになったの? でも、他にも旅行の宇宙人がいたんだよね? その人たちのご案内は?」
「ワレワレ休暇、地球人が一人ずつ担当つきまし。ワタシ、いつもケイちゃんご指名。ケイちゃん大人気だけれど、エースパイロットの特権でしね」
うちでパパが初めて銀太郎を見た時に驚いていたのは、行方不明のフェザがうちにいたからなのか。
そういえば、「こんな所にいたなんて」って言っていた気がする。
「銀太郎は……ここがパパの家だって知っていたの?」
「マサカマサカ。びっくりのキセキでしよ。たまたまこの上空通った時にワタシ呼んだのがアオイ様だったなんて、ウンメイのなせるわざでし。そもそもアオイ様こんなに大きいの、ワタシ初めて知りまづた」
「私、呼んでいないから。……って、私が大きいのを初めて知った? え? 銀太郎、私のことも前から知っていたの?」
これでしよ。そう言って銀太郎は、パパのパスケースを手に取った。
銀太郎たちとの集合写真の裏に、もう一枚写真が入っていた。
「お母さんと……私⁉︎」
お母さんが赤ちゃんの私を抱いてほほえんでいる、もう十年以上前の写真だ。
「これもケイちゃんのオタカラでし。ワレワレみんな見て知っていまし。何度も、何度も見せてもらいまし。『アオイちゃんパパでちゅよー』みんなでマネしまし」
えーーーー。それ、恥ずかしくないの?
パパは普通に笑っている。きっと、宇宙人たちに堂々と写真を見せて回っていたにちがいない。
「だから、アオイ様を知っているといえば知っていましが、こんな愛らしいオジョーサン知りませんでしよ。ここに来て、紙のお名前見て、カワカミアオイびっくりでし」
なにそれ。
大好きな親友、ケイちゃんの子どもだって、最初からわかっていたんだ。
銀太郎にとって特別な地球人のパパ。
そのパパの大切な家族だって知っていて、私と接していたんだ。
「ケイちゃんのオタカラは、ワタシにとってもオタカラでし」
銀太郎はうれしそうだ。
そうだよね。
ケイちゃんのオタカラだから、もちろん大切だよね?
「サポートは、していないかな。パパはまだ新人で、何をすればいいかわからなかったし。パパはここで宇宙人と仲良くなった。彼らのことを直接知って、本当に友だちみたいにつきあったんだ。それでも当時は、異文化交流だか相互理解推進だかっていうかた苦しい辞令が出てね。これがお仕事でいいのかなあと思ったくらいで」
「ケイちゃんはワレワレの友だちで理解者でし。ワレワレが最も信用する地球人でし」
「パパと宇宙人は、仲良しなの? でも……対等じゃないんだよね? 地球人は質問もできないんだよね?」
「ケイちゃんは全てワキマエテいまし。ワレワレとの距離をまちがえない。そういう意味で理解者でし。ワレワレ、ケイちゃんとは交渉いつでもオーケーでし。でも、ワタシにとっては本当に親友でしよ。地球人から宇宙人に戻りたてホヤホヤのワタシにとって、ケイちゃんは心の支え。大恩人」
「パパはね、訓練基地で地球防衛隊の隊員たちと仲良くなってお世話になったあと、世界中の隊員をサポートし続けているんだ。お休みの調整もそうだし、休暇で観光旅行に行きたいと望めば手配もする」
「あ、それじゃあ今回の銀太郎の離島リゾートって……」
「ケイちゃんに計画してもらったでしよ。三角UFOの送迎もケイちゃんが連絡していまし。リゾート先でアテンドするためケイちゃんお待ちなのに、ワタシ途中下車してここにいてケイちゃんビックリでし」
「それでパパ、急に出張取りやめになったの? でも、他にも旅行の宇宙人がいたんだよね? その人たちのご案内は?」
「ワレワレ休暇、地球人が一人ずつ担当つきまし。ワタシ、いつもケイちゃんご指名。ケイちゃん大人気だけれど、エースパイロットの特権でしね」
うちでパパが初めて銀太郎を見た時に驚いていたのは、行方不明のフェザがうちにいたからなのか。
そういえば、「こんな所にいたなんて」って言っていた気がする。
「銀太郎は……ここがパパの家だって知っていたの?」
「マサカマサカ。びっくりのキセキでしよ。たまたまこの上空通った時にワタシ呼んだのがアオイ様だったなんて、ウンメイのなせるわざでし。そもそもアオイ様こんなに大きいの、ワタシ初めて知りまづた」
「私、呼んでいないから。……って、私が大きいのを初めて知った? え? 銀太郎、私のことも前から知っていたの?」
これでしよ。そう言って銀太郎は、パパのパスケースを手に取った。
銀太郎たちとの集合写真の裏に、もう一枚写真が入っていた。
「お母さんと……私⁉︎」
お母さんが赤ちゃんの私を抱いてほほえんでいる、もう十年以上前の写真だ。
「これもケイちゃんのオタカラでし。ワレワレみんな見て知っていまし。何度も、何度も見せてもらいまし。『アオイちゃんパパでちゅよー』みんなでマネしまし」
えーーーー。それ、恥ずかしくないの?
パパは普通に笑っている。きっと、宇宙人たちに堂々と写真を見せて回っていたにちがいない。
「だから、アオイ様を知っているといえば知っていましが、こんな愛らしいオジョーサン知りませんでしよ。ここに来て、紙のお名前見て、カワカミアオイびっくりでし」
なにそれ。
大好きな親友、ケイちゃんの子どもだって、最初からわかっていたんだ。
銀太郎にとって特別な地球人のパパ。
そのパパの大切な家族だって知っていて、私と接していたんだ。
「ケイちゃんのオタカラは、ワタシにとってもオタカラでし」
銀太郎はうれしそうだ。
そうだよね。
ケイちゃんのオタカラだから、もちろん大切だよね?
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