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6章 幼年期のオワリ
78.オワリ(24/43)
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「ねえ銀太郎。いつから藤井君が宇宙人だとわかっていたの?」
後部席から声をかけると、銀太郎は前を向いたまま答えた。
「最初に会った時でしよ」
学校の近くまでお迎えに来た時だ。やっぱり、UFOバッジを見て気づいたんだ。
「バッジにはホンモノとニセモノがあるって言っていたよね? 藤井君のって……」
「もちろんホンモノでし」
……だよね。
「葵ちゃん、パパのニセモノバッジは荒井さんが愛好会の人たちに配った物だけれど、きっと藤井君の持つ本物に似せて作ったんだね」
「それって、宇宙人に理解のありそうな人たちに藤井君を助けてもらうために作ったの?」
「うーん、ただの荒井さんの趣味、かな。でも、おかげで藤井君は銀太郎をUFO趣味仲間だと判断して親近感を持った。パパも葵ちゃんから藤井君のバッジのことを聞いて、適性検査の子が来ているかもしれないと予想した」
「アライサン、グッジョブでし」
「あ、藤井君のお家に行った時、銀太郎ってばお母さんにいきなりUFOバッジを見せていたよね?」
「オカーサン、バッジの意味わからない。フジークンが宇宙人だと知らない。彼の近くに協力者の地球人いなくて、それ不思議ですた」
あれは確認だったんだ。ただの非常識な宇宙人かと思っていた……ははは。
「藤井君は銀太郎にまた会いたがっていたけれど……銀太郎は断ったよね? でも、お迎えに行くっていうことは会ってくれるの?」
「アオイ様、いつもフジークンの立場で考えていましね。アオイ様、いつだってフジークンの味方」
「えっ? そう……かなあ?」
別にそんなつもりはないけれど。
うわっ、銀太郎またきげん悪い? なんだかトゲトゲしていない?
「まあいいでし。……恩返しでしよ。ワタシ、フジークンに一つ恩がありまし。あれ? 借りを返す? 一矢報いる? 意趣返し? ああ、日本語ムズカシイでしね」
「えーと……後の方、物騒になってるよ。仕返しじゃないなら恩返しでいいと思う」
「そうでしか。フジークン、大恩人でし。アオイ様に出会えたの、フジークンのおかげ。 銀太郎として生きられるワタシ、幸せ。全部フジークンがいたから」
「藤井君の、おかげ?」
「アオイ様、フジークンと仲良くなりたいと星に願った。その願い、ウツクシイ心、星じゃなくてワタシに当たりまし。直撃でし。ワタシそれでフォーリンラヴ。こうしてアオイ様のところにやって来ますた」
「っっっっ!!!!」
なっ⁉︎ なんでそんな恥ずかしいことをサラーっと言っちゃうのよ⁉︎
しかも、パパの目の前で堂々と!
「あ、ユデダコ……」
ぎゃーっ! やめて、言わないでってば!!
銀太郎のバカバカバカバカっ!
パパに聞かれているでしょう⁉︎
運転席の後ろで丸くなって隠れる私を銀太郎は見向きもしない。
そんな恥ずかしい告白をしながら、態度は素っ気ない。
なんなの!
ツンデレ?
後部席から声をかけると、銀太郎は前を向いたまま答えた。
「最初に会った時でしよ」
学校の近くまでお迎えに来た時だ。やっぱり、UFOバッジを見て気づいたんだ。
「バッジにはホンモノとニセモノがあるって言っていたよね? 藤井君のって……」
「もちろんホンモノでし」
……だよね。
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「それって、宇宙人に理解のありそうな人たちに藤井君を助けてもらうために作ったの?」
「うーん、ただの荒井さんの趣味、かな。でも、おかげで藤井君は銀太郎をUFO趣味仲間だと判断して親近感を持った。パパも葵ちゃんから藤井君のバッジのことを聞いて、適性検査の子が来ているかもしれないと予想した」
「アライサン、グッジョブでし」
「あ、藤井君のお家に行った時、銀太郎ってばお母さんにいきなりUFOバッジを見せていたよね?」
「オカーサン、バッジの意味わからない。フジークンが宇宙人だと知らない。彼の近くに協力者の地球人いなくて、それ不思議ですた」
あれは確認だったんだ。ただの非常識な宇宙人かと思っていた……ははは。
「藤井君は銀太郎にまた会いたがっていたけれど……銀太郎は断ったよね? でも、お迎えに行くっていうことは会ってくれるの?」
「アオイ様、いつもフジークンの立場で考えていましね。アオイ様、いつだってフジークンの味方」
「えっ? そう……かなあ?」
別にそんなつもりはないけれど。
うわっ、銀太郎またきげん悪い? なんだかトゲトゲしていない?
「まあいいでし。……恩返しでしよ。ワタシ、フジークンに一つ恩がありまし。あれ? 借りを返す? 一矢報いる? 意趣返し? ああ、日本語ムズカシイでしね」
「えーと……後の方、物騒になってるよ。仕返しじゃないなら恩返しでいいと思う」
「そうでしか。フジークン、大恩人でし。アオイ様に出会えたの、フジークンのおかげ。 銀太郎として生きられるワタシ、幸せ。全部フジークンがいたから」
「藤井君の、おかげ?」
「アオイ様、フジークンと仲良くなりたいと星に願った。その願い、ウツクシイ心、星じゃなくてワタシに当たりまし。直撃でし。ワタシそれでフォーリンラヴ。こうしてアオイ様のところにやって来ますた」
「っっっっ!!!!」
なっ⁉︎ なんでそんな恥ずかしいことをサラーっと言っちゃうのよ⁉︎
しかも、パパの目の前で堂々と!
「あ、ユデダコ……」
ぎゃーっ! やめて、言わないでってば!!
銀太郎のバカバカバカバカっ!
パパに聞かれているでしょう⁉︎
運転席の後ろで丸くなって隠れる私を銀太郎は見向きもしない。
そんな恥ずかしい告白をしながら、態度は素っ気ない。
なんなの!
ツンデレ?
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