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6章 幼年期のオワリ
83.オワリ(29/43)
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「フェザってとっても大事な名前だったのに、銀太郎に変えちゃって本当によかったの?」
「今のワタシにはアオイ様くれた名前一番でしよ。フェザはセカンドネームで残していまし」
「それ、苗字と名前の間にある名前だよね」
「そうでし。間の名前、ミドルネームの先頭でし。ワレワレ、長生きするにつれ名前増えること多いでしね。今のワタシ、『銀太郎・フェザ・アシュール・ラウラ・ロイ・ヤスレイ』。自己申告でオーケーでし。ああ、それに心配ゴムヨウお忘れなく。フェザを日本語訳すれば、だいたい銀太郎でし」
「あっ」
そうだった。どちらも単純な地球人が銀色を見て思いついた名前だった……。
「ケイちゃんに名前呼ばれて元気になったけど、その時の気持ち話したことはなかったでし。牧場の景色見て、また昔を思い出して……こうしてアオイ様に話したら、いつかふるさと行って村の人とハジメマシテできる気がしてきますた。二度目の仲良しにチャレンジゴーゴーでしよ」
「そうだね。銀太郎はコミュ力高いから、すぐに仲良くなれるね!」
銀太郎はたぶん笑顔だ。口元が笑っている。
でも、やっぱりまださびしそうな感じがするのはなんでだろう。
「アオイ様、ほら、牛」
「へ? っぎゃっ」
銀太郎の横に牛がいる!!
正確には、放牧地の柵のすぐ近くを歩いていた銀太郎に牛が寄って来ている。
「おとなしいのは呼びやすいでしね」
「よっ、呼んだの?」
いつの間に? どうやって⁉︎
「アオイ様、牛に興味シンシンでしから、近くで見せたい思いますた」
「えーと……ありがとう、銀太郎と牛。うー……やっぱり大きくて怖いな。さわるのはムリかなあ」
「ククッ。ムリにさわる必要ないでしよ。お互いにちょうどの距離が仲良しの距離。怖い動物、近づかなければみんなカワイイお友だちでし」
「確かに。牛とは笑顔でバイバイできるし」
私が手をふったとたん、牛が離れていった。
心が通じた?
……わけないよね。銀太郎の力だね。
「ちょうどの距離が遠いと、サヨナラ簡単でしね」
銀太郎は私のとなりにぴたりと並んで牛の後ろ姿を見送った。
近い……よ?
「今のワタシにはアオイ様くれた名前一番でしよ。フェザはセカンドネームで残していまし」
「それ、苗字と名前の間にある名前だよね」
「そうでし。間の名前、ミドルネームの先頭でし。ワレワレ、長生きするにつれ名前増えること多いでしね。今のワタシ、『銀太郎・フェザ・アシュール・ラウラ・ロイ・ヤスレイ』。自己申告でオーケーでし。ああ、それに心配ゴムヨウお忘れなく。フェザを日本語訳すれば、だいたい銀太郎でし」
「あっ」
そうだった。どちらも単純な地球人が銀色を見て思いついた名前だった……。
「ケイちゃんに名前呼ばれて元気になったけど、その時の気持ち話したことはなかったでし。牧場の景色見て、また昔を思い出して……こうしてアオイ様に話したら、いつかふるさと行って村の人とハジメマシテできる気がしてきますた。二度目の仲良しにチャレンジゴーゴーでしよ」
「そうだね。銀太郎はコミュ力高いから、すぐに仲良くなれるね!」
銀太郎はたぶん笑顔だ。口元が笑っている。
でも、やっぱりまださびしそうな感じがするのはなんでだろう。
「アオイ様、ほら、牛」
「へ? っぎゃっ」
銀太郎の横に牛がいる!!
正確には、放牧地の柵のすぐ近くを歩いていた銀太郎に牛が寄って来ている。
「おとなしいのは呼びやすいでしね」
「よっ、呼んだの?」
いつの間に? どうやって⁉︎
「アオイ様、牛に興味シンシンでしから、近くで見せたい思いますた」
「えーと……ありがとう、銀太郎と牛。うー……やっぱり大きくて怖いな。さわるのはムリかなあ」
「ククッ。ムリにさわる必要ないでしよ。お互いにちょうどの距離が仲良しの距離。怖い動物、近づかなければみんなカワイイお友だちでし」
「確かに。牛とは笑顔でバイバイできるし」
私が手をふったとたん、牛が離れていった。
心が通じた?
……わけないよね。銀太郎の力だね。
「ちょうどの距離が遠いと、サヨナラ簡単でしね」
銀太郎は私のとなりにぴたりと並んで牛の後ろ姿を見送った。
近い……よ?
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