愛していたのです あなたを 確かに

四季

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愛していたのです あなたを 確かに

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春風が吹き抜ける日に
あなたは告げました
婚約の破棄
関係の終わりを

もうおしまいだと
もうさよならだと
そう話すあなたは嬉しげで
その顔に傷つきました

どんな言葉よりも そう すべてを表すのは顔つき

やむを得ない婚約破棄なら
きっと悲しさはそれほどなかったことでしょう
けれどもあなたは嬉しそうな顔をしていて
だからとても悲しく
そして辛かったのです

ただそれでも嫌いにはなれず……

愛していたのです あなたを 確かに

あなたはわたしに多くのものをくれた人
だから誰も代わりなどできやしないのです

春風が吹き抜ける午後
あなたは告げました
婚約の破棄
関係の解消を

もうおしまいなのですね

ああそうですか
それは残念ですけれど
でもどうしようもない
そういうものもあるものです

ただ
どうか覚えていてください

愛していたのです あなたを 確かに

忘れないでください

愛していたのです あなたを 確かに
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感想 1

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みんなの感想(1件)

夢月みつき
2023.10.17 夢月みつき

はじめまして、切なくて素敵な詩ですね。

2023.10.17 四季

はじめまして。
読んでくださり、ありがとうございます!

解除

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