1 / 1
夫が年下の女性と不倫していたので離婚します。
しおりを挟む
私と夫は長年共に生きてきた老夫婦。
今年、私は七十七になり、夫は七十八になる。
それなりに仲の良い夫婦ではあったのだが、ここ数年夫の様子がおかしい。やたらと外出するし、私といる時はずっと心ここにあらずみたいな顔だし。ということで調査してみると、夫が四十も年下の女性と不倫していることが発覚した。
ゆ……る……さ……ん……!
私はしばらくこっそりと証拠を集め、それを夫に突きつけた。
「ああ、それか。そんなの、遊びに決まっとるだろう」
「離婚よ!」
「ええ~。じゃが妻よ、お前さんも、そのくらいの遊びはしておるじゃろ?」
「黙れ!! あたしは朝から晩までずっと家事!!」
こうして離婚した。
◆
夫からもぎ取った慰謝料はあるし、親から受け継いだ遺産もあるので、離婚後の生活には特に何も困りはしなかった。
むしろ一人のほうが爽やかな気分で過ごせる。
家事も減るし。
自由に使える時間も増えた。
ちなみに、元夫はというと、不倫していた相手に「妻と離婚したので結婚しないか?」と言ったところ「家政婦でも雇えば!」と言われ逃げられたそうだ。
今は一人寂しく路上生活をしているとのことである。
◆終わり◆
今年、私は七十七になり、夫は七十八になる。
それなりに仲の良い夫婦ではあったのだが、ここ数年夫の様子がおかしい。やたらと外出するし、私といる時はずっと心ここにあらずみたいな顔だし。ということで調査してみると、夫が四十も年下の女性と不倫していることが発覚した。
ゆ……る……さ……ん……!
私はしばらくこっそりと証拠を集め、それを夫に突きつけた。
「ああ、それか。そんなの、遊びに決まっとるだろう」
「離婚よ!」
「ええ~。じゃが妻よ、お前さんも、そのくらいの遊びはしておるじゃろ?」
「黙れ!! あたしは朝から晩までずっと家事!!」
こうして離婚した。
◆
夫からもぎ取った慰謝料はあるし、親から受け継いだ遺産もあるので、離婚後の生活には特に何も困りはしなかった。
むしろ一人のほうが爽やかな気分で過ごせる。
家事も減るし。
自由に使える時間も増えた。
ちなみに、元夫はというと、不倫していた相手に「妻と離婚したので結婚しないか?」と言ったところ「家政婦でも雇えば!」と言われ逃げられたそうだ。
今は一人寂しく路上生活をしているとのことである。
◆終わり◆
5
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
好きな人ができたなら仕方ない、お別れしましょう
四季
恋愛
フルエリーゼとハインツは婚約者同士。
親同士は知り合いで、年が近いということもあってそこそこ親しくしていた。最初のうちは良かったのだ。
しかし、ハインツが段々、心ここに在らずのような目をするようになって……。
あなたの言うことが、すべて正しかったです
Mag_Mel
恋愛
「私に愛されるなどと勘違いしないでもらいたい。なにせ君は……そうだな。在庫処分間近の見切り品、というやつなのだから」
名ばかりの政略結婚の初夜、リディアは夫ナーシェン・トラヴィスにそう言い放たれた。しかも彼が愛しているのは、まだ十一歳の少女。彼女が成人する五年後には離縁するつもりだと、当然のように言い放たれる。
絶望と屈辱の中、病に倒れたことをきっかけにリディアは目を覚ます。放漫経営で傾いたトラヴィス商会の惨状を知り、持ち前の商才で立て直しに挑んだのだ。執事長ベネディクトの力を借りた彼女はやがて商会を支える柱となる。
そして、運命の五年後。
リディアに離縁を突きつけられたナーシェンは――かつて自らが吐いた「見切り品」という言葉に相応しい、哀れな姿となっていた。
*小説家になろうでも投稿中です
婚約者には既に美しい妻が居た…私を騙そうとした愚か者たちには、天罰が下りました。
coco
恋愛
婚約者には、既に美しい妻が居ました。
真実を知った私は、嘆き悲しみましたが…二人には天罰が下ったようです─。
愛してないから、離婚しましょう 〜悪役令嬢の私が大嫌いとのことです〜
あさとよる
恋愛
親の命令で決められた結婚相手は、私のことが大嫌いだと豪語した美丈夫。勤め先が一緒の私達だけど、結婚したことを秘密にされ、以前よりも職場での当たりが増し、自宅では空気扱い。寝屋を共に過ごすことは皆無。そんな形式上だけの結婚なら、私は喜んで離婚してさしあげます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる