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第一部
番外編 ルネ・マリオールの失恋 前①
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その日は、本当におかしな日だった。
会員制のサロンの社交パーティー。
その夜、とある貴族のお屋敷を借りて開かれたパーティー会場に足を踏み入れると、もう沢山の人で溢れていた。モダンな雰囲気の館は、優美な彫刻装飾が話題の広いホールがあり、お洒落な石造りの回廊と一流の庭師に整備された庭園が人気で、今王都で一番借りにくい屋敷といっても過言ではない。
私が会いたい人は、ほとんどこういう場に姿を現さない。でも偶然でも会えたらいいなと思って私はパーティーに足しげく通う。
今日の装いも気合いを入れてきた。お気に入りの真珠のイヤリングと、今流行りのワンショルダーに裾が広がった丸みのあるスカートが可愛いピンク色のドレス。髪はアップにしてうなじが綺麗に見えるように結い上げた。見て欲しい人は、今日も会えないかもしれない。でも手を抜かずに、一番綺麗な姿でいつ会っても良いように備えるのが私のやり方だ。
ホールの中は、既に人でいっぱいだった。
会員制だからほとんどが上流の貴族が集まるサロンでも、この館で開催されると聞いて遠方からも多く集まったのだろう。そこかしこで会話に花が咲き、あちこちに置かれたテーブルとソファで思い思いにくつろいだり、お酒や軽食が置かれたワゴンに集まって賑やかに立ち話をしている集団もある。
顔馴染みの姿を何人か見かけた。それからこの前私に告白してきたから素気無く振った、会ったら気まずい男も見つけた。私はその男に出くわさないように進路を取りつつ、ホールを横切り話し相手を見つけようと会場の中に足を踏み出した。
その時、開かれたままのホールの扉から、一人の女性がゆっくり入ってきた。
その姿を目に留めて、私は思わず立ち止まる。
その女性は華やかなパーティーに参加するにしては、少し変わった出立ちだった。
群青色と白の生地が折り重なった光沢のあるドレスは、今時若い女性にはあまり好まれない後ろに膨らみのあるバッスルライン。スカートも足首まで隠れるほど長い。上半身は喉まで隠れるスタンドカラーのぴったりしたラインの多分黒いオーガンジーに、袖にゆったりとした余裕のあるスリーブの藍色のボレロを羽織っている。つまり、肌がほとんど出ていない。でもシックなスタイルで背の高い彼女にはよく似合っていた。
女性にしては背が高いから、一瞬かの有名なソフィア・ボードレール夫人かと思ったが違う。顔の半分を覆い隠すような大きなつばのある黒い帽子からこぼれる長い髪は金色だった。口元は凛と結ばれていて赤いルージュがドレスと白い肌によく映えている。
こんな印象的な方、社交界にいたかしら。
気がつくと、私だけじゃなく、会場にいた人々はその独特な雰囲気の女性に注目していた。
彼女は皆の注目を集めていることに気がつくと立ち止まり、口元だけ微かに微笑んで頭を軽く下げた。
貴族のカーテシーではないそのフランクな挨拶は、決して行儀は良くないが彼女の雰囲気にはぴったり合っていた。周りの男性達が皆彼女をじっと目で追うくらい。
彼女は壁際によると、給仕からシャンパンのグラスを一つもらった。
口を付ける時に帽子を軽く上げる。露になった鼻梁は高く、伏せた目元がなんとなく哀愁を感じさせてどきりとする。グラスを持つ、黒いレースの短い手袋から伸びる細い手首。ほとんど肌が見えていないボレロの袖から手首だけが見えるのがなんだか扇情的だ。
本当に、あんな印象的な方、今までお会いしたことがない。
どこの家門の方なのかしら。
興味を引かれて目で彼女を追っていると、私のように興味を抱いた男性達が彼女の側に集まっていく。彼女は驚いてシャンパンのグラスを両手で持って軽く俯いた。
あんなふうに登場したから豪胆な方なのかと思ったら、案外性格は控えめなのかもしれない。
口々に話しかけられて困った様子の彼女に、すっと一人の男性が近づいた。
あれはラケイン卿だわ。
彼は社交界のトレンドをリードするようなイケメンで実家の爵位も高く、名のある商家も親戚に持つ今をときめく男性だ。浮き名は結構聞くけれど、爽やかな恋愛をする方だと聞く。
彼が何か言うと、彼女の周りに集まっていた男性達がさっと離れていった。
囲まれて困っていた彼女はほっとして、ラケイン卿にお礼を言ったようだった。彼に何か話しかけられて、彼女がはっとしたように少し緊張する。グラスを持つ手が揺れた。
ラケイン卿が彼女に近づいたから、周りの人々は彼女から視線を外していった。
どこの女性だったのかを知りたければ後でラケイン卿が教えてくれるだろうし、彼女に関心を抱いたとしても、あのラケイン卿に張り合う気にはならないんだろう。
でも私はなんとなく気になって、彼女の様子を目で追った。
彼女とラケイン卿は窓際の椅子に座り、何か話し始めた。俯きながら頷いて話をする彼女の大きな帽子が揺れる。
話しながら、彼女は何かをラケイン卿に渡したように見えた。何かしら。手の中に収まるくらいの、小さなものだ。
私がそれに注目した時、俄に周囲が騒がしくなった。私はその声に釣られて入り口を振り返る。
近衛騎士団の正装を着たグウェンドルフ様が、同じく騎士団の団服を着たフォンドレイク副団長様とホールに現れたのは、その時だった。
私は突然の邂逅にびっくりして、そして胸を高鳴らせた。
会えた。
彼に会えてしまった。
最近突然髪を切ったグウェンドルフ様は、以前にも増して精悍さがお顔に現れているような気がした。ホールの中を見回した真剣な眼差しを湛える目元が凛々しい。前にお会いしたのは随分前だったから、私は久しぶりに直接見た彼の顔に見惚れてその場に立ちつくした。
周りの令嬢達も、珍しく社交の場に現れたグウェンドルフ様に注目している。
お仕事柄人に厳しくて怖そうなイメージがあるにも関わらず、彼は令嬢達にひそかに人気があった。
私はグウェンドルフ様に話しかけようか躊躇う令嬢達の雰囲気を察して、慌てて足を踏み出した。
ご挨拶しなくては。
この場にいる誰よりも早く。
爵位の高い侯爵家の人間であり、フォンフリーゼ公爵家の婚約者として名前が一番に上がっているのは私だ。私が彼に挨拶をしに行けば、周りの令嬢達は気を遣って様子見をするだろう。
私は急いでグウェンドルフ様の方へ歩み寄った。
その時、一人の女性が私の後ろから走ってきて、私を追い越して颯爽と駆け抜けて行った。さっきラケイン卿と話していたはずの、彼女だった。
グウェンドルフ様がフォンドレイク様と話しながらホールの中に入って来ていたが、気付けばさっきまでラケイン卿と話していたはずの帽子をかぶった彼女が扉を目指して一目散に走っていた。何故か少しふらつきながら、時おり足を取られるようにして入り口に向かって小走りで走って行く。
そのままホールから出ようとした彼女は大きな帽子で周りが見えなかったのか、ちょうど歩いてきたグウェンドルフ様の肩に帽子が当たった。
グウェンドルフ様がそれに気づいて肩に視線を落とし、そのまま微かにずれた彼女の帽子の中に視線を送った瞬間、走り去ろうとしていた彼女の腕を掴んだ。彼女が驚いてつんのめる。
「君は、何をしているんだ」
「?! げっ」
ぶつかった相手を見上げた彼女から、思いの外低い声が漏れた。
私は目を丸くして彼女を見る。
グウェンドルフ様は無表情のままもう一度言った。
「君は、ここで、何をしているんだ」
「あ……」
明らかに狼狽した様子の彼女は帽子のつばを引っ張って顔を隠した。
そして次の瞬間、グウェンドルフ様の手を振り払って脱兎のごとく逃げ出した。
途中でそんなに高くないヒールに足を取られて躓きかけたが、なんと靴を放り出して裸足で扉の外に逃げた。
逃げた。
あのグウェンドルフ様から。
私は呆気に取られて彼女の後ろ姿を見送った。
グウェンドルフ様は彼女が逃げる様を目で追ってからため息をつき、隣にいたフォンドレイク様を見た。
「すまない。少し外す」
「ええ。ごゆっくりどうぞ」
吹き出しそうな顔をしている副団長様がグウェンドルフ様に頷く。
グウェンドルフ様は途中で彼女の靴を拾ってから、入ったばかりの扉に引き返し、廊下に出て行った。
会員制のサロンの社交パーティー。
その夜、とある貴族のお屋敷を借りて開かれたパーティー会場に足を踏み入れると、もう沢山の人で溢れていた。モダンな雰囲気の館は、優美な彫刻装飾が話題の広いホールがあり、お洒落な石造りの回廊と一流の庭師に整備された庭園が人気で、今王都で一番借りにくい屋敷といっても過言ではない。
私が会いたい人は、ほとんどこういう場に姿を現さない。でも偶然でも会えたらいいなと思って私はパーティーに足しげく通う。
今日の装いも気合いを入れてきた。お気に入りの真珠のイヤリングと、今流行りのワンショルダーに裾が広がった丸みのあるスカートが可愛いピンク色のドレス。髪はアップにしてうなじが綺麗に見えるように結い上げた。見て欲しい人は、今日も会えないかもしれない。でも手を抜かずに、一番綺麗な姿でいつ会っても良いように備えるのが私のやり方だ。
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会員制だからほとんどが上流の貴族が集まるサロンでも、この館で開催されると聞いて遠方からも多く集まったのだろう。そこかしこで会話に花が咲き、あちこちに置かれたテーブルとソファで思い思いにくつろいだり、お酒や軽食が置かれたワゴンに集まって賑やかに立ち話をしている集団もある。
顔馴染みの姿を何人か見かけた。それからこの前私に告白してきたから素気無く振った、会ったら気まずい男も見つけた。私はその男に出くわさないように進路を取りつつ、ホールを横切り話し相手を見つけようと会場の中に足を踏み出した。
その時、開かれたままのホールの扉から、一人の女性がゆっくり入ってきた。
その姿を目に留めて、私は思わず立ち止まる。
その女性は華やかなパーティーに参加するにしては、少し変わった出立ちだった。
群青色と白の生地が折り重なった光沢のあるドレスは、今時若い女性にはあまり好まれない後ろに膨らみのあるバッスルライン。スカートも足首まで隠れるほど長い。上半身は喉まで隠れるスタンドカラーのぴったりしたラインの多分黒いオーガンジーに、袖にゆったりとした余裕のあるスリーブの藍色のボレロを羽織っている。つまり、肌がほとんど出ていない。でもシックなスタイルで背の高い彼女にはよく似合っていた。
女性にしては背が高いから、一瞬かの有名なソフィア・ボードレール夫人かと思ったが違う。顔の半分を覆い隠すような大きなつばのある黒い帽子からこぼれる長い髪は金色だった。口元は凛と結ばれていて赤いルージュがドレスと白い肌によく映えている。
こんな印象的な方、社交界にいたかしら。
気がつくと、私だけじゃなく、会場にいた人々はその独特な雰囲気の女性に注目していた。
彼女は皆の注目を集めていることに気がつくと立ち止まり、口元だけ微かに微笑んで頭を軽く下げた。
貴族のカーテシーではないそのフランクな挨拶は、決して行儀は良くないが彼女の雰囲気にはぴったり合っていた。周りの男性達が皆彼女をじっと目で追うくらい。
彼女は壁際によると、給仕からシャンパンのグラスを一つもらった。
口を付ける時に帽子を軽く上げる。露になった鼻梁は高く、伏せた目元がなんとなく哀愁を感じさせてどきりとする。グラスを持つ、黒いレースの短い手袋から伸びる細い手首。ほとんど肌が見えていないボレロの袖から手首だけが見えるのがなんだか扇情的だ。
本当に、あんな印象的な方、今までお会いしたことがない。
どこの家門の方なのかしら。
興味を引かれて目で彼女を追っていると、私のように興味を抱いた男性達が彼女の側に集まっていく。彼女は驚いてシャンパンのグラスを両手で持って軽く俯いた。
あんなふうに登場したから豪胆な方なのかと思ったら、案外性格は控えめなのかもしれない。
口々に話しかけられて困った様子の彼女に、すっと一人の男性が近づいた。
あれはラケイン卿だわ。
彼は社交界のトレンドをリードするようなイケメンで実家の爵位も高く、名のある商家も親戚に持つ今をときめく男性だ。浮き名は結構聞くけれど、爽やかな恋愛をする方だと聞く。
彼が何か言うと、彼女の周りに集まっていた男性達がさっと離れていった。
囲まれて困っていた彼女はほっとして、ラケイン卿にお礼を言ったようだった。彼に何か話しかけられて、彼女がはっとしたように少し緊張する。グラスを持つ手が揺れた。
ラケイン卿が彼女に近づいたから、周りの人々は彼女から視線を外していった。
どこの女性だったのかを知りたければ後でラケイン卿が教えてくれるだろうし、彼女に関心を抱いたとしても、あのラケイン卿に張り合う気にはならないんだろう。
でも私はなんとなく気になって、彼女の様子を目で追った。
彼女とラケイン卿は窓際の椅子に座り、何か話し始めた。俯きながら頷いて話をする彼女の大きな帽子が揺れる。
話しながら、彼女は何かをラケイン卿に渡したように見えた。何かしら。手の中に収まるくらいの、小さなものだ。
私がそれに注目した時、俄に周囲が騒がしくなった。私はその声に釣られて入り口を振り返る。
近衛騎士団の正装を着たグウェンドルフ様が、同じく騎士団の団服を着たフォンドレイク副団長様とホールに現れたのは、その時だった。
私は突然の邂逅にびっくりして、そして胸を高鳴らせた。
会えた。
彼に会えてしまった。
最近突然髪を切ったグウェンドルフ様は、以前にも増して精悍さがお顔に現れているような気がした。ホールの中を見回した真剣な眼差しを湛える目元が凛々しい。前にお会いしたのは随分前だったから、私は久しぶりに直接見た彼の顔に見惚れてその場に立ちつくした。
周りの令嬢達も、珍しく社交の場に現れたグウェンドルフ様に注目している。
お仕事柄人に厳しくて怖そうなイメージがあるにも関わらず、彼は令嬢達にひそかに人気があった。
私はグウェンドルフ様に話しかけようか躊躇う令嬢達の雰囲気を察して、慌てて足を踏み出した。
ご挨拶しなくては。
この場にいる誰よりも早く。
爵位の高い侯爵家の人間であり、フォンフリーゼ公爵家の婚約者として名前が一番に上がっているのは私だ。私が彼に挨拶をしに行けば、周りの令嬢達は気を遣って様子見をするだろう。
私は急いでグウェンドルフ様の方へ歩み寄った。
その時、一人の女性が私の後ろから走ってきて、私を追い越して颯爽と駆け抜けて行った。さっきラケイン卿と話していたはずの、彼女だった。
グウェンドルフ様がフォンドレイク様と話しながらホールの中に入って来ていたが、気付けばさっきまでラケイン卿と話していたはずの帽子をかぶった彼女が扉を目指して一目散に走っていた。何故か少しふらつきながら、時おり足を取られるようにして入り口に向かって小走りで走って行く。
そのままホールから出ようとした彼女は大きな帽子で周りが見えなかったのか、ちょうど歩いてきたグウェンドルフ様の肩に帽子が当たった。
グウェンドルフ様がそれに気づいて肩に視線を落とし、そのまま微かにずれた彼女の帽子の中に視線を送った瞬間、走り去ろうとしていた彼女の腕を掴んだ。彼女が驚いてつんのめる。
「君は、何をしているんだ」
「?! げっ」
ぶつかった相手を見上げた彼女から、思いの外低い声が漏れた。
私は目を丸くして彼女を見る。
グウェンドルフ様は無表情のままもう一度言った。
「君は、ここで、何をしているんだ」
「あ……」
明らかに狼狽した様子の彼女は帽子のつばを引っ張って顔を隠した。
そして次の瞬間、グウェンドルフ様の手を振り払って脱兎のごとく逃げ出した。
途中でそんなに高くないヒールに足を取られて躓きかけたが、なんと靴を放り出して裸足で扉の外に逃げた。
逃げた。
あのグウェンドルフ様から。
私は呆気に取られて彼女の後ろ姿を見送った。
グウェンドルフ様は彼女が逃げる様を目で追ってからため息をつき、隣にいたフォンドレイク様を見た。
「すまない。少し外す」
「ええ。ごゆっくりどうぞ」
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