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61 文化祭の準備は着々と
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さて、そろそろ9月の終わり。カフェの衣装も最終段階だ。
「どうかな? 動きとか」
着方を説明しながら着せてくれたクラスメイトに、聞かれる。
「ちょっと待ってね。確認する」
私は更衣室の中を軽く歩き、お辞儀をしたり、体を軽くひねってみたり。……うん、大丈夫そう。
「大丈夫だと思う。ありがとう」
「良かった。じゃあ、写真撮るね」
と、前後左右で撮られる。
「ありがと。終わりです」
「こっちこそありがと。その画像、あとで送ってもらっても良い?」
「もちろん。じゃ、靴以外、預かるね」
と、メイド服を脱がされていく。
靴は、5cmヒールの、黒のパンプスだ。足首にバングルが付いているタイプの。で、そのパンプスに、色ごとの取り外し可能なリボンが付けられるのだ。
執事の靴は黒の革靴。こちらには色ごとの和柄刺繍シールが貼られる。
靴は履き慣らしのために、各自、家に持って帰ったりして、靴が汚れたりしない程度に歩いたりすることになっている。
メイド服の青は、私ともう一人。それと、接客スタッフのチーフを決めよう、と、提案したら、私含め三人が選ばれた。接客は4人ずつ時間交代制で、その4人グループ毎に一人チーフが必要では、と、言ってしまった自分なので、頷いた。
私はクラスTシャツを着てから、制服を着る。
このクラスTシャツ、黒地に金で『2-A 和スイーツCafe Modern&Retro』というロゴが、前後にプリントされている。文化祭の日の自由時間にこれを着れば、宣伝にもなるというシャツだ。
私はスマホを確認し、返信して、周りに一声かけ、カバンと、袋に入れた靴を持ち、更衣室を出る。向かう先は、図書室。そこで涼と、待ち合わせをしている。
「おまたせし、……おまたせ」
「……おう」
奥のテーブルで本を読んでいたらしい涼は、それらをリュックに仕舞っていた。
このリュックも馴染んだなぁ。使い心地も良いらしくて、良かった。
「終わった。帰るか?」
「そうですね。マリアちゃんも桜ちゃんも、準備に忙しいらしいですし。帰るでも、どこか寄るでも」
「なら、ウチ、来るか」
「そうします」
「分かった」
襟元からドッグタグを引き出しながら、涼は軽く頷いた。
そして、先にカメリアへ、と、二人で店内に入る。
「……どうした」
「いえ。ポスター、貼られてるな、と」
じっと見てしまったそれから視線を外し、涼に言う。
入る前から見えていたけど、店の外と店内、2ヶ所に貼られている。
そう。ポスターとチラシ、完成しました。
私はラファエルさんたちに相談して、会計の棚の所にチラシを貼らせてもらい、家族や、マリアちゃんや桜ちゃんにも、チラシを配った。あと、自分用に、ポスターとチラシをそれぞれ1枚、保管している。
5人グループのほうにもポスターの画像を送り、『文化祭、時間があれば来てほしいです。ここのスイーツはとても美味しいので』と送った。
マリアちゃんと桜ちゃんも、同じようにしていた。マリアちゃんの出る映画は、高峰が主演なようだった。桜ちゃんのは、画像の端に写ってたけど、銀のドレスを着て、金の、額縁みたいなヘッドドレスを着けていた。なるほど、これが『鏡』か。と思った。
「……言ったの、お前じゃん」
小声で言われ、少し笑った。
「そうですね。私の我が儘なので」
涼にも、宣伝になるからと、カメリアにポスターかチラシを貼れないかと聞いた。
『……聞いてみる』
渋い顔をして言われた。貼られてるってことは、了承を貰えたらしい。
「……チラシもあるぞ」
「え? どこです?」
ショーケースを見ていたら、ぼそりと言われたので、慌てて顔を上げる。
「その、ショーケースの横」
そこへと移動。上が開いたクリアケースに、チラシが10枚くらい、収まっている。下には、『ご自由にお取り下さい』。
「……ここ、カメリアのチラシを入れる所じゃないですか」
「今は入れるモン無いから、良いってさ。あと、会計の下」
そっちにも移動。貼ってある。
「──文化祭、楽しみですね」
ニヤついてしまう。
「……まあ。今は、選ぶんだろ」
「そうでした」
そして、私はチーズケーキ、涼はロールケーキを選び、会計。いつもの店員さん、涼の伯母さんの歩さんだ。
歩さんは、私たちが店内でうろちょろしてしまったことに対して何も言わず、いつも通りに会計をしてくれた。流石プロ。
例の如く、みたいに、二人でキッチンに立ち、紅茶を用意し、ケーキを皿に移し、フォークを用意して、涼の部屋へ。
「……あ、涼。メイド服の画像、来ました」
「どれ」
トレーからローテーブルへ、それらを並べていた涼に、画像を見せる。
「……可愛いじゃん」
「送ります?」
「くれ」
並べる作業に戻った涼に「ありがとうございます。あと、相談なんですが」と言った。
「なん?」
「メイクと髪型、どうしようかな、と。髪は、ハーフツインテールなんかにしようかと思っているんです。あと、髪型に合わせて、服の布の余りとかで髪飾りを作ろうかと思ってます」
「……んー……」
並べ終えた涼は、トレーを持って座り込み、少し上を見上げる。
「その髪型、今、出来るか? ヘアゴム持ってるか?」
「持ってます。じゃあ、してきますね」
私は化粧ポーチを手に、洗面台へ。ぱぱっとハーフツインテにして、部屋へと戻る。
「おまたせしました。どうですか?」
「……可愛い……じゃない。いや、可愛いけど、その、合う、と思う」
視線を逸らして言う涼に、「なら、髪型はこれにします」と言った。
あとは髪飾りとメイクだけど、まずは食べよう。ということで、二人でいただきますをして、チーズケーキを一口。
「んー!」
滑らかで濃厚で美味しいー!
「なあ、ちょっとした疑問なんだけど」
涼が、ロールケーキを食べつつ言う。
「なんですか?」
「俺に聞いてくれんの、嬉しいけどさ、三木とか、それこそ百合根とか。そーゆー人に聞いたほうが、いんじゃねぇの?」
「……えっとですね。その通りに、最初は二人にも聞こうと思ってました。なんですけど、二人から、涼に聞け、と。涼にも聞こうとは思ってましたから、それに頷いた次第です」
言って、チーズケーキを食べる。
「……そうか。なら、メイクだけど。衣装、結構目立つし、メイクもそれに合わせて、少し派手にしたほうが良いと思う」
衣装に使われる紺に近い青の生地には、金で、唐草模様を基調にした和柄が描かれている。金なので、それなりにキラキラだ。そしてメイド服は、クラシカルなロングスカート。振り袖部分も合わさって、布面積が広い。
その上に着けるエプロンも、白地だけど和柄の透かしが入っている。和洋折衷で上手く纏められていると思うけど、涼の言う通り、目立つし派手だ。
他の色のも、執事服も、みんなキラキラで、厳かに派手だしな。
「了解です。髪飾りもその方向で考えます」
衣装に馴染む、メイクと髪飾りにしよう。涼に似合うって言ってもらえるように。
そして、食べ終えて、片付けて。部屋に戻ってさてどうするか、と、聞こうとしたら。
『後ろから抱きしめていいか』
そんな要望を受けたので、床に座った状態で、そうされている。
「……な。スイーツ、みんな、美味いって言ってくれたよな」
「言ってましたし、私も言いましたよ。本音ですよ」
「だよな。……当日、どのくらいになるか分かんねぇけど、知らねぇ人に食べてもらうの、結構覚悟がいるな」
「それを乗り越えてこそ、と言いたいですけど。……聞けるなら、十九川さんに、心構えなどを聞いてみては?」
「……頑張る」
ぎゅう、と、抱きしめられた。
◇
ウェルナーはそれを見て、DVD絶対買う。と決めた。
それは、マリアが配信した、文化祭のクラスの出し物──『君に夢を見て、恋をした』という、上映時間が一時間弱の、映画の宣伝。
マリアは、チラシを見せつつ粗筋を語り、
『で、私の役は……と言いたいんですが、ネタバレを含むので、今は秘密で。このチラシはあとで、ポスターと一緒に投稿します。友人のも載せるので、拡散してもらえると嬉しいです』
そして、DVDを教室で販売するので、観て、良いなと思ったら、買ってみてください。宜しくお願いします。
配信は、そこで終わっていた。
先にポスター類の投稿を見て、画像を保存していたウェルナーは、その配信で、絶対、文化祭行く。と、改めて思った。
「どうかな? 動きとか」
着方を説明しながら着せてくれたクラスメイトに、聞かれる。
「ちょっと待ってね。確認する」
私は更衣室の中を軽く歩き、お辞儀をしたり、体を軽くひねってみたり。……うん、大丈夫そう。
「大丈夫だと思う。ありがとう」
「良かった。じゃあ、写真撮るね」
と、前後左右で撮られる。
「ありがと。終わりです」
「こっちこそありがと。その画像、あとで送ってもらっても良い?」
「もちろん。じゃ、靴以外、預かるね」
と、メイド服を脱がされていく。
靴は、5cmヒールの、黒のパンプスだ。足首にバングルが付いているタイプの。で、そのパンプスに、色ごとの取り外し可能なリボンが付けられるのだ。
執事の靴は黒の革靴。こちらには色ごとの和柄刺繍シールが貼られる。
靴は履き慣らしのために、各自、家に持って帰ったりして、靴が汚れたりしない程度に歩いたりすることになっている。
メイド服の青は、私ともう一人。それと、接客スタッフのチーフを決めよう、と、提案したら、私含め三人が選ばれた。接客は4人ずつ時間交代制で、その4人グループ毎に一人チーフが必要では、と、言ってしまった自分なので、頷いた。
私はクラスTシャツを着てから、制服を着る。
このクラスTシャツ、黒地に金で『2-A 和スイーツCafe Modern&Retro』というロゴが、前後にプリントされている。文化祭の日の自由時間にこれを着れば、宣伝にもなるというシャツだ。
私はスマホを確認し、返信して、周りに一声かけ、カバンと、袋に入れた靴を持ち、更衣室を出る。向かう先は、図書室。そこで涼と、待ち合わせをしている。
「おまたせし、……おまたせ」
「……おう」
奥のテーブルで本を読んでいたらしい涼は、それらをリュックに仕舞っていた。
このリュックも馴染んだなぁ。使い心地も良いらしくて、良かった。
「終わった。帰るか?」
「そうですね。マリアちゃんも桜ちゃんも、準備に忙しいらしいですし。帰るでも、どこか寄るでも」
「なら、ウチ、来るか」
「そうします」
「分かった」
襟元からドッグタグを引き出しながら、涼は軽く頷いた。
そして、先にカメリアへ、と、二人で店内に入る。
「……どうした」
「いえ。ポスター、貼られてるな、と」
じっと見てしまったそれから視線を外し、涼に言う。
入る前から見えていたけど、店の外と店内、2ヶ所に貼られている。
そう。ポスターとチラシ、完成しました。
私はラファエルさんたちに相談して、会計の棚の所にチラシを貼らせてもらい、家族や、マリアちゃんや桜ちゃんにも、チラシを配った。あと、自分用に、ポスターとチラシをそれぞれ1枚、保管している。
5人グループのほうにもポスターの画像を送り、『文化祭、時間があれば来てほしいです。ここのスイーツはとても美味しいので』と送った。
マリアちゃんと桜ちゃんも、同じようにしていた。マリアちゃんの出る映画は、高峰が主演なようだった。桜ちゃんのは、画像の端に写ってたけど、銀のドレスを着て、金の、額縁みたいなヘッドドレスを着けていた。なるほど、これが『鏡』か。と思った。
「……言ったの、お前じゃん」
小声で言われ、少し笑った。
「そうですね。私の我が儘なので」
涼にも、宣伝になるからと、カメリアにポスターかチラシを貼れないかと聞いた。
『……聞いてみる』
渋い顔をして言われた。貼られてるってことは、了承を貰えたらしい。
「……チラシもあるぞ」
「え? どこです?」
ショーケースを見ていたら、ぼそりと言われたので、慌てて顔を上げる。
「その、ショーケースの横」
そこへと移動。上が開いたクリアケースに、チラシが10枚くらい、収まっている。下には、『ご自由にお取り下さい』。
「……ここ、カメリアのチラシを入れる所じゃないですか」
「今は入れるモン無いから、良いってさ。あと、会計の下」
そっちにも移動。貼ってある。
「──文化祭、楽しみですね」
ニヤついてしまう。
「……まあ。今は、選ぶんだろ」
「そうでした」
そして、私はチーズケーキ、涼はロールケーキを選び、会計。いつもの店員さん、涼の伯母さんの歩さんだ。
歩さんは、私たちが店内でうろちょろしてしまったことに対して何も言わず、いつも通りに会計をしてくれた。流石プロ。
例の如く、みたいに、二人でキッチンに立ち、紅茶を用意し、ケーキを皿に移し、フォークを用意して、涼の部屋へ。
「……あ、涼。メイド服の画像、来ました」
「どれ」
トレーからローテーブルへ、それらを並べていた涼に、画像を見せる。
「……可愛いじゃん」
「送ります?」
「くれ」
並べる作業に戻った涼に「ありがとうございます。あと、相談なんですが」と言った。
「なん?」
「メイクと髪型、どうしようかな、と。髪は、ハーフツインテールなんかにしようかと思っているんです。あと、髪型に合わせて、服の布の余りとかで髪飾りを作ろうかと思ってます」
「……んー……」
並べ終えた涼は、トレーを持って座り込み、少し上を見上げる。
「その髪型、今、出来るか? ヘアゴム持ってるか?」
「持ってます。じゃあ、してきますね」
私は化粧ポーチを手に、洗面台へ。ぱぱっとハーフツインテにして、部屋へと戻る。
「おまたせしました。どうですか?」
「……可愛い……じゃない。いや、可愛いけど、その、合う、と思う」
視線を逸らして言う涼に、「なら、髪型はこれにします」と言った。
あとは髪飾りとメイクだけど、まずは食べよう。ということで、二人でいただきますをして、チーズケーキを一口。
「んー!」
滑らかで濃厚で美味しいー!
「なあ、ちょっとした疑問なんだけど」
涼が、ロールケーキを食べつつ言う。
「なんですか?」
「俺に聞いてくれんの、嬉しいけどさ、三木とか、それこそ百合根とか。そーゆー人に聞いたほうが、いんじゃねぇの?」
「……えっとですね。その通りに、最初は二人にも聞こうと思ってました。なんですけど、二人から、涼に聞け、と。涼にも聞こうとは思ってましたから、それに頷いた次第です」
言って、チーズケーキを食べる。
「……そうか。なら、メイクだけど。衣装、結構目立つし、メイクもそれに合わせて、少し派手にしたほうが良いと思う」
衣装に使われる紺に近い青の生地には、金で、唐草模様を基調にした和柄が描かれている。金なので、それなりにキラキラだ。そしてメイド服は、クラシカルなロングスカート。振り袖部分も合わさって、布面積が広い。
その上に着けるエプロンも、白地だけど和柄の透かしが入っている。和洋折衷で上手く纏められていると思うけど、涼の言う通り、目立つし派手だ。
他の色のも、執事服も、みんなキラキラで、厳かに派手だしな。
「了解です。髪飾りもその方向で考えます」
衣装に馴染む、メイクと髪飾りにしよう。涼に似合うって言ってもらえるように。
そして、食べ終えて、片付けて。部屋に戻ってさてどうするか、と、聞こうとしたら。
『後ろから抱きしめていいか』
そんな要望を受けたので、床に座った状態で、そうされている。
「……な。スイーツ、みんな、美味いって言ってくれたよな」
「言ってましたし、私も言いましたよ。本音ですよ」
「だよな。……当日、どのくらいになるか分かんねぇけど、知らねぇ人に食べてもらうの、結構覚悟がいるな」
「それを乗り越えてこそ、と言いたいですけど。……聞けるなら、十九川さんに、心構えなどを聞いてみては?」
「……頑張る」
ぎゅう、と、抱きしめられた。
◇
ウェルナーはそれを見て、DVD絶対買う。と決めた。
それは、マリアが配信した、文化祭のクラスの出し物──『君に夢を見て、恋をした』という、上映時間が一時間弱の、映画の宣伝。
マリアは、チラシを見せつつ粗筋を語り、
『で、私の役は……と言いたいんですが、ネタバレを含むので、今は秘密で。このチラシはあとで、ポスターと一緒に投稿します。友人のも載せるので、拡散してもらえると嬉しいです』
そして、DVDを教室で販売するので、観て、良いなと思ったら、買ってみてください。宜しくお願いします。
配信は、そこで終わっていた。
先にポスター類の投稿を見て、画像を保存していたウェルナーは、その配信で、絶対、文化祭行く。と、改めて思った。
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