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17 ごめん (※)
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『俺はタバコ吸わないんです。いつも買ってるのはエミリの使いっ走りみたいなもんで』
鼎から返ってきたメッセージを読んで、なるほど、と奏夜は思ってしまった。
『そうだったんですね。タバコ吸ってても肺活量すごいのかと思いました』
『たぶん一本でも吸ったらダメになりますね。エミリにも配慮してもらって、吸う時は喫煙所か外で吸ってもらってます』
なるほどなぁ、とさらに感心してしまう。
予定のない火曜日の午後、家でダラダラしていた奏夜に鼎からスタンプが届いたのがやりとりの始まりだった。
圭介はこの時間にリモートの講義を受けているはずなので、圭介と連絡を取ったりましてや圭介のアパートに遊びに行く、などはできない。
そういう意味でも積極的に動く気になれない奏夜に、丁度いいタイミングで連絡をくれた鼎とのやり取りは楽しかった。
ライブを終えた鼎は新曲作りの最中だそうで、この間のライブの感想を言ったり鼎の音楽に対する姿勢を聞いたり互いの好きなものの話をしているうち、気づけば夕方近くになっていた。
『あ、すみません。これから家のことやらないといけないので、今日はこれで』
鼎にそう送れば、『いえ、俺こそ長々失礼しました。楽しかったです』という返信が返ってきた。
『俺も楽しかったです。また今度』
敬語ではあるものの、かなり打ち解けた気がするやり取りを終えた奏夜は、軽く伸びをして夕方からの家事に取り掛かる。
(四十物さん、良い人だよな)
大学に通いながらのバンド活動だそうだから大変な気がするのに、本人はとても楽しそうだ。
圭介も大学に通いながらイラストレーターという仕事をしているけれど、本人は「やりたいことやってるだけだし」と言う。
(俺の周り、すごい人ばっかじゃないか?)
◇
「わかった? そーちゃんだってすごいってことを」
「俺の膝を枕にしながら言われると、どういう凄さなのかわかんなくなるな。ていうかさ、俺の太もも、あんま肉ないと思うんだけど」
「最高の寝心地だから全然オッケー」
「そっか」
昼過ぎ。圭介の住むアパートの、圭介の部屋、そのソファの上で。
昨日何してた? というような話を大学からの帰りにし始めて、圭介のアパートに帰り着く頃に「俺の周りすごい人だらけ」の話になったのだが、その話を聞いた圭介がよくわからないことをし始めた。
「そーちゃんもすごいんだけど?」とか、「そーちゃんは自分のすごさをわかってないワケだ?」などと言い、「おっしそーちゃんのすごさをわからせてやるわ」なんてことまで言い始め、ソファに座らされひざ枕をすることになり、現在の状況が出来上がる。
「俺、人生で誰かをひざ枕することになるなんて思ってなかった」
「俺がそーちゃんの最初のひざ枕相手だと思うとすっげぇ嬉しいけど、同時にそーちゃんマジで俺のことそんな目で見てなかったんだなって切なくなる」
「なんだか面倒だな。でもごめん」
自分の中に圭介への想いは確かにあった訳なので、見下ろす顔が拗ねたような表情になるのを見ると、やっぱり「ごめん」と言ってしまう。
「……ごめんは俺なんだよなぁ……」
どこか言い聞かせるように言った圭介が両手を伸ばしてきて、奏夜は腰を折る形で体を抱えるように抱きしめられた。
「お前は何に謝ってんだよ……」
少しの心配と呆れを含ませた声で言えば、圭介の腕に力が込められる。
それはまるで、縋るような。
「なんか、色んな人たちに」
筋力のある圭介だからなのか、その姿勢のままで奏夜と上下を入れ替えるように動き、奏夜は背中をソファに沈めることになる。
(──あ)
真剣で、熱を帯びた明るい茶色の虹彩。そんな圭介の瞳が、奏夜の灰色がかった黒い瞳を捉えた。
「そーちゃん」
一気に雰囲気を変えた圭介に名前を呼ばれ、奏夜の心臓が跳ねるように脈打つ。
「キス、していい?」
甘く低い声で囁かれ、奏夜はドキドキしっぱなしの心臓を宥めながらやっとの思いで頷いた。
「う、ん……」
「ありがと、そーちゃん」
泣きそうな顔で微笑んだ圭介は、奏夜に覆いかぶさるようにして顔を寄せ、キスをする。
「ん……」
まだ慣れていないためか、目を閉じてしまう奏夜の唇に触れてくる圭介のキスは、壊れ物を扱うようで。
唇が数度触れ合ったところで、圭介の動きが一度止まる。
「そーちゃん」
唇の間で、秘め事のように問われた。
「少し、体、触っていい?」
(体、触る……?)
心の中で首をひねる。
男同士のあれこれについて少し調べはしたけれど、あまり深くはわかっていない。
そこに挿れるんだ?! という驚きはあったが。
だから、最終地点しかわかっていない状況で尋ねられても、こちらは困ってしまう。
「さ、わる、て、どう……?」
動揺と少しの好奇心で聞いてみたら、ちゅ、と頬にキスをされた。
「ちょっとだけやるから、嫌だったら言って」
そう言った圭介は、奏夜の口を柔く塞ぐ。
それと同時にシャツとインナーを捲られる感覚があって、そこから侵入してきた圭介の左手が奏夜の腹をゆっくりとなぞった。
「ん、ぅ……」
こそばゆくて、体をよじる。
と、圭介の左手が、脇腹の腰近くを撫でた。
「んゃっ……!」
妙な感覚に変な声が口が出ると、圭介が口元でかすかに笑う。
「そーちゃん、ここ、弱いよな」
昔から。
(なんでそんなこと知ってんだよ?!)
「むっ、んぅ……!」
心の叫びは圭介に再び口を塞がれたことで行き場を失い、さっきよりも深い口づけと体を撫でる手の感触が、奏夜に未知の感覚をもたらす。
知らないのに、呼び起こされるような。
それを欲することを求められているような。
舌を入れていないキスなのに、体を触られているという状況と肌の触れ合いが奏夜の熱を膨らませる。
「……んぁ……っ……ゃ、は、ぁっ……!」
何かに掴まっていたくて、奏夜は圭介の背中に腕を回した。
唇を重ねるだけのキスと肌に触れられているだけ、なはずなのに、体の芯がざわざわと揺らめいて、キスの間で生まれてこのかた出したことのない声が漏れる。
ここから、どうなっちゃうんだろう。
そう思った時だった。
胸側に回ってきた左手の指先が、奏夜の胸の突起を掠める。
「ひぁっ……!」
体がビクンと跳ねて、今までで一番大きくて高い声が出た。
その瞬間、圭介の動きは止まり、差し込まれていた手も抜き取られる。
「ごめん、やり過ぎた。終わり、な」
頭を撫でられながら耳元であやすように言われ、なんだか中途半端な心地を味わう羽目になる。
実際、中途半端だ。
奏夜のものは完全にではないが勃ち上がってしまっているし、足を絡めるようにしてきて触れてしまっている圭介のそれも硬い。
奏夜のものはそのうち自然に収まるかも知れないが、圭介の硬く勃ったそれは、自然に収まるのを待つより実力行使をしたほうが楽になれそうな気がする。
「け、すけ……? あの、無理して終わらせなくて、大丈夫、だけど……?」
嫌悪感などない。このまま最後までしたっていい。
そんな気持ちも込めて目を開けながら言えば、小さな頃に見たような、泣きそうな顔が目の前にあった。
「……ううん、大丈夫。ごめんな、俺、ちょっと頭冷やしたいから、寝室行くわ。五分くらいで戻るから」
それは、自分で処理するということか。
聞くに聞けないまま、自分の上からどいた圭介を目で追う。
視線が合わない──合わせてくれない圭介は、口を引き結んで寝室へ行ってしまった。
影を背負ったような背中だった。
「……圭介……?」
奏夜の熱は圭介の影に沈められるように収まってしまって、ソファから起き上がった奏夜は、チグハグな思いでそのままソファに座っていた。
鼎から返ってきたメッセージを読んで、なるほど、と奏夜は思ってしまった。
『そうだったんですね。タバコ吸ってても肺活量すごいのかと思いました』
『たぶん一本でも吸ったらダメになりますね。エミリにも配慮してもらって、吸う時は喫煙所か外で吸ってもらってます』
なるほどなぁ、とさらに感心してしまう。
予定のない火曜日の午後、家でダラダラしていた奏夜に鼎からスタンプが届いたのがやりとりの始まりだった。
圭介はこの時間にリモートの講義を受けているはずなので、圭介と連絡を取ったりましてや圭介のアパートに遊びに行く、などはできない。
そういう意味でも積極的に動く気になれない奏夜に、丁度いいタイミングで連絡をくれた鼎とのやり取りは楽しかった。
ライブを終えた鼎は新曲作りの最中だそうで、この間のライブの感想を言ったり鼎の音楽に対する姿勢を聞いたり互いの好きなものの話をしているうち、気づけば夕方近くになっていた。
『あ、すみません。これから家のことやらないといけないので、今日はこれで』
鼎にそう送れば、『いえ、俺こそ長々失礼しました。楽しかったです』という返信が返ってきた。
『俺も楽しかったです。また今度』
敬語ではあるものの、かなり打ち解けた気がするやり取りを終えた奏夜は、軽く伸びをして夕方からの家事に取り掛かる。
(四十物さん、良い人だよな)
大学に通いながらのバンド活動だそうだから大変な気がするのに、本人はとても楽しそうだ。
圭介も大学に通いながらイラストレーターという仕事をしているけれど、本人は「やりたいことやってるだけだし」と言う。
(俺の周り、すごい人ばっかじゃないか?)
◇
「わかった? そーちゃんだってすごいってことを」
「俺の膝を枕にしながら言われると、どういう凄さなのかわかんなくなるな。ていうかさ、俺の太もも、あんま肉ないと思うんだけど」
「最高の寝心地だから全然オッケー」
「そっか」
昼過ぎ。圭介の住むアパートの、圭介の部屋、そのソファの上で。
昨日何してた? というような話を大学からの帰りにし始めて、圭介のアパートに帰り着く頃に「俺の周りすごい人だらけ」の話になったのだが、その話を聞いた圭介がよくわからないことをし始めた。
「そーちゃんもすごいんだけど?」とか、「そーちゃんは自分のすごさをわかってないワケだ?」などと言い、「おっしそーちゃんのすごさをわからせてやるわ」なんてことまで言い始め、ソファに座らされひざ枕をすることになり、現在の状況が出来上がる。
「俺、人生で誰かをひざ枕することになるなんて思ってなかった」
「俺がそーちゃんの最初のひざ枕相手だと思うとすっげぇ嬉しいけど、同時にそーちゃんマジで俺のことそんな目で見てなかったんだなって切なくなる」
「なんだか面倒だな。でもごめん」
自分の中に圭介への想いは確かにあった訳なので、見下ろす顔が拗ねたような表情になるのを見ると、やっぱり「ごめん」と言ってしまう。
「……ごめんは俺なんだよなぁ……」
どこか言い聞かせるように言った圭介が両手を伸ばしてきて、奏夜は腰を折る形で体を抱えるように抱きしめられた。
「お前は何に謝ってんだよ……」
少しの心配と呆れを含ませた声で言えば、圭介の腕に力が込められる。
それはまるで、縋るような。
「なんか、色んな人たちに」
筋力のある圭介だからなのか、その姿勢のままで奏夜と上下を入れ替えるように動き、奏夜は背中をソファに沈めることになる。
(──あ)
真剣で、熱を帯びた明るい茶色の虹彩。そんな圭介の瞳が、奏夜の灰色がかった黒い瞳を捉えた。
「そーちゃん」
一気に雰囲気を変えた圭介に名前を呼ばれ、奏夜の心臓が跳ねるように脈打つ。
「キス、していい?」
甘く低い声で囁かれ、奏夜はドキドキしっぱなしの心臓を宥めながらやっとの思いで頷いた。
「う、ん……」
「ありがと、そーちゃん」
泣きそうな顔で微笑んだ圭介は、奏夜に覆いかぶさるようにして顔を寄せ、キスをする。
「ん……」
まだ慣れていないためか、目を閉じてしまう奏夜の唇に触れてくる圭介のキスは、壊れ物を扱うようで。
唇が数度触れ合ったところで、圭介の動きが一度止まる。
「そーちゃん」
唇の間で、秘め事のように問われた。
「少し、体、触っていい?」
(体、触る……?)
心の中で首をひねる。
男同士のあれこれについて少し調べはしたけれど、あまり深くはわかっていない。
そこに挿れるんだ?! という驚きはあったが。
だから、最終地点しかわかっていない状況で尋ねられても、こちらは困ってしまう。
「さ、わる、て、どう……?」
動揺と少しの好奇心で聞いてみたら、ちゅ、と頬にキスをされた。
「ちょっとだけやるから、嫌だったら言って」
そう言った圭介は、奏夜の口を柔く塞ぐ。
それと同時にシャツとインナーを捲られる感覚があって、そこから侵入してきた圭介の左手が奏夜の腹をゆっくりとなぞった。
「ん、ぅ……」
こそばゆくて、体をよじる。
と、圭介の左手が、脇腹の腰近くを撫でた。
「んゃっ……!」
妙な感覚に変な声が口が出ると、圭介が口元でかすかに笑う。
「そーちゃん、ここ、弱いよな」
昔から。
(なんでそんなこと知ってんだよ?!)
「むっ、んぅ……!」
心の叫びは圭介に再び口を塞がれたことで行き場を失い、さっきよりも深い口づけと体を撫でる手の感触が、奏夜に未知の感覚をもたらす。
知らないのに、呼び起こされるような。
それを欲することを求められているような。
舌を入れていないキスなのに、体を触られているという状況と肌の触れ合いが奏夜の熱を膨らませる。
「……んぁ……っ……ゃ、は、ぁっ……!」
何かに掴まっていたくて、奏夜は圭介の背中に腕を回した。
唇を重ねるだけのキスと肌に触れられているだけ、なはずなのに、体の芯がざわざわと揺らめいて、キスの間で生まれてこのかた出したことのない声が漏れる。
ここから、どうなっちゃうんだろう。
そう思った時だった。
胸側に回ってきた左手の指先が、奏夜の胸の突起を掠める。
「ひぁっ……!」
体がビクンと跳ねて、今までで一番大きくて高い声が出た。
その瞬間、圭介の動きは止まり、差し込まれていた手も抜き取られる。
「ごめん、やり過ぎた。終わり、な」
頭を撫でられながら耳元であやすように言われ、なんだか中途半端な心地を味わう羽目になる。
実際、中途半端だ。
奏夜のものは完全にではないが勃ち上がってしまっているし、足を絡めるようにしてきて触れてしまっている圭介のそれも硬い。
奏夜のものはそのうち自然に収まるかも知れないが、圭介の硬く勃ったそれは、自然に収まるのを待つより実力行使をしたほうが楽になれそうな気がする。
「け、すけ……? あの、無理して終わらせなくて、大丈夫、だけど……?」
嫌悪感などない。このまま最後までしたっていい。
そんな気持ちも込めて目を開けながら言えば、小さな頃に見たような、泣きそうな顔が目の前にあった。
「……ううん、大丈夫。ごめんな、俺、ちょっと頭冷やしたいから、寝室行くわ。五分くらいで戻るから」
それは、自分で処理するということか。
聞くに聞けないまま、自分の上からどいた圭介を目で追う。
視線が合わない──合わせてくれない圭介は、口を引き結んで寝室へ行ってしまった。
影を背負ったような背中だった。
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