幸せのろうそく

マイマイン

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2章 木の実採り

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 キャンベルは町はずれの森のなかに、木の実をとりにいくことにきめました。今、いるところは、木の実がすくなく、キャンベルは森の奥へ行くことにします。

 そんな中、キャンベルの鈴がさみしそうになったので、キャンベルはさそわれるようにあるいていくと、そこには、足をケガした
女性じょせいがいました。彼女は、キャンベルをみて怖がりましたが、キャンベルはいたそうにしているのをほうっておけず、女性を安心させるように、にっこりわらって近づきます。そして、ケガした足にてをかざして、呪文をとなえました。

「ヒール!」キャンベルの手から、やさしい光がてらされ、女性の足のケガがみるみるうちに消えていきます。

「わあ、もういたくない!ありがとう、魔法使いさん!魔法使いって、怖いと思っていたけど、あなたってやさしいのね。なにか、お礼をさせて」

 キャンベルが木の実を探していることを伝えると、女性はついてきてと、キャンベルを案内します。

 しばらくすると、いろんないろの木の実がたくさんなっているところにきました。
「ここはわたしのひみつの場所なの」そこで、キャンベルはカゴがいっぱいになるほど木の実をとりました。

「ありがとうございます、あなたは・・・?」
「わたしはシンシアよ、魔法使いさん」
「シンシアさん、わたしはキャンベルです」
「またね、キャンベルさん」

キャンベルはシンシアとわかれ、町へとかえっていきました。

 お昼になって、キャンベルはひとりでは食べきれないほどの木の実を、町にもちかえると、家のまえで、大きななべをもってきて、ふたを開けました。

中はキャンベルがつくった、具だくさんの野菜やさいスープで、あたりにいいかおりがただよい、まわりに町のひとたちがやってきます。

「わあ、おいしそう」こどもたちは、キャンベルのなべをのぞきこんでいいました。

「はい、たくさんありますから、ならんでくださいね」キャンベルのなべの前に、おわんをもったひとたちがならんでいて、野菜スープや木の実をもらうと、近くのきりかぶのテーブルで食べはじめました。なかにはぼろの服を着た人もいましたが、キャンベルはそんなことも気にせず、スープのはいったおわんと、とれたての木の実をごちそうします。

 そんななか、きれいな青いふくのおばさんがいえのそばを通りましたが、おばさんはすぐにそっぽをむいて、その場をあとにしました。

「あの人はだれでしょう?」キャンベルが、ちかくのおじさんにたずねます。
「あのひとは、高利貸こうりがしのバーサさんだよ、きびしいとりたてで有名さ」

「ぼくのいえは、バーサさんから、お金をかりていて、ろくにごはんも食べられないんだ・・・でも、きょうはおなかいっぱいたべられたよ、ありがとう、キャンベルちゃん」

 小さい男の子はお礼を言うと、こどももおとなもみんな、幸せそうな顔でキャンベルの家をあとにしました。
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