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忘れられた宝
3話 西島の財宝
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すぐるは、里長の家にリリスを運び、床に大きな布をしいて、そこに彼女をねかしつけます。
リリスは、青ざめた顔で苦しそうに息をしています。
「リリスのケガを治すには、西島の薬草が必要じゃ、
ジャングルの奥にある洞窟に咲いておる。
気を付けよ! 最近、その洞窟には凶暴で欲深いドラゴンが
住み着いているというウワサだ!もし、出くわしたら、『炎』は使わない事じゃ!」
南島の里長から情報を聞いた後、すぐるはボートをこぎだし、西島へと向かいました。
「ここが西島か・・・うっそうとしたジャングルばっかりの島だ・・・!」
すぐるは意を決して、 樹海の中へと足を踏み入れます。
すぐるは大きな葉や枝をかき分けたり、ツルをナイフで切払いつつ、
ジャングルの奥へと進んでいきます。木漏れ日以外、明かりのない薄暗い樹海の中では、
すぐるが枝葉を踏みしめる音以外、得体のしれない鳥や獣の声しか聞こえません。
不安を覚えながらも、すぐるが奥へと進んでいくと、突然、鳥や獣のものとは思えない うなり声が響き渡ったのです。
「この声は・・・!」すぐるは声のする方へとかけ出すと、土の壁に、洞窟の入り口が ぽっかりと口を空けており、
その奥から、黄色い2つの光が見えたかと思うと、
それは、緑色のウロコにおおわれた鋭い爪のあるうでと足と長くたくましい尻尾を持つ
獣脚類(ティラノサウルスなどの恐竜の種類)の本体に、コウモリの翼を背にはやし、
後ろにそった2本の角を持つ、文字通りのドラゴンに 変わりました。ドラゴンはたて長の瞳孔を持つ
両の黄色い目をすぐるに向け、うなり声を上げていかくします。
「こいつが例のドラゴンか・・・!こいつをどうにかしないと、薬草が手に入らないぞ・・・!」
「ドラゴンは火に強いって言っていたっけ・・・!?だったら、惑わせ、イリュージョン!」
すぐるが幻惑の魔法を使うと、絵筆型の杖の房から白い霧が立ち込め、
ドラゴンを包み込むと、ドラゴンはすぐるを見失い、あたりをキョロキョロと見まわします。
すると、奥に財宝の幻が 見えたのか、ドラゴンはすぐるを無視して、
ジャングルの奥へと駆け出してしまったのです。
「よし!ドラゴンを追っ払ったぞ、ジャマが入らないうちに薬草を・・・!」
洞窟の中は薄暗く、すぐるは絵筆の杖で明かりを灯して奥へと進みます。
すると、右の広間には、ドラゴンが集めたと思われるたくさんの金貨や銀貨、
エメラルドがはめ込まれたティアラ、 ルビーやサファイアやダイヤモンドの指輪、
プラチナや真珠の首飾りなど、
金銀財宝が山と積まれています。
「わぁ、すごいお宝の山だ・・・!これが『忘れられた宝』なのかな・・・!?えっと、薬草は・・・?」
左の広間は天井に空いた穴から光が差し込み、 その光の元に、金色に輝く花を咲かせる
薬草の花園が広がっています。
「・・・これだけの財宝、ちょっと持って帰ろうかな・・・?でも、リリスも待っているし・・・!」
「あんなにたくさんの金銀財宝、持って帰れないや!」すぐるは首を横に振り、
財宝には目もくれず、 左の広間に向かい、金色の花園の前にしゃがみ込んでナイフを抜き、薬草の花を刈り取ります。
「よし、これだけあれば十分だ!ついでに財宝も・・・いいや!リリスが待っているし、
『忘れられた宝』っていうのは、『使いきれない財宝』でもなさそうだ」
すぐるは財宝には手を付けず、ボートまで引き返し、南島に戻ってくると、
早速、机の上に材料と道具をそろえて、薬の調合を始めました。
「えっと・・・この薬の調合法は・・・どこに書いてあるかな・・・?
あった!材料は、先ほど洞窟で刈り取った『ヒーラー草』と、
リリスの爪から絞りださせてもらった『魔族の毒』と、
後は『聖水』の3つだ・・・よし!」すぐるは、3つの材料を取り出し、
大なべの中にいれて煮込んだりして、薬を調合していくと、
間もなく、オレンジ色の液薬が出来上がったのです。
リリスは、青ざめた顔で苦しそうに息をしています。
「リリスのケガを治すには、西島の薬草が必要じゃ、
ジャングルの奥にある洞窟に咲いておる。
気を付けよ! 最近、その洞窟には凶暴で欲深いドラゴンが
住み着いているというウワサだ!もし、出くわしたら、『炎』は使わない事じゃ!」
南島の里長から情報を聞いた後、すぐるはボートをこぎだし、西島へと向かいました。
「ここが西島か・・・うっそうとしたジャングルばっかりの島だ・・・!」
すぐるは意を決して、 樹海の中へと足を踏み入れます。
すぐるは大きな葉や枝をかき分けたり、ツルをナイフで切払いつつ、
ジャングルの奥へと進んでいきます。木漏れ日以外、明かりのない薄暗い樹海の中では、
すぐるが枝葉を踏みしめる音以外、得体のしれない鳥や獣の声しか聞こえません。
不安を覚えながらも、すぐるが奥へと進んでいくと、突然、鳥や獣のものとは思えない うなり声が響き渡ったのです。
「この声は・・・!」すぐるは声のする方へとかけ出すと、土の壁に、洞窟の入り口が ぽっかりと口を空けており、
その奥から、黄色い2つの光が見えたかと思うと、
それは、緑色のウロコにおおわれた鋭い爪のあるうでと足と長くたくましい尻尾を持つ
獣脚類(ティラノサウルスなどの恐竜の種類)の本体に、コウモリの翼を背にはやし、
後ろにそった2本の角を持つ、文字通りのドラゴンに 変わりました。ドラゴンはたて長の瞳孔を持つ
両の黄色い目をすぐるに向け、うなり声を上げていかくします。
「こいつが例のドラゴンか・・・!こいつをどうにかしないと、薬草が手に入らないぞ・・・!」
「ドラゴンは火に強いって言っていたっけ・・・!?だったら、惑わせ、イリュージョン!」
すぐるが幻惑の魔法を使うと、絵筆型の杖の房から白い霧が立ち込め、
ドラゴンを包み込むと、ドラゴンはすぐるを見失い、あたりをキョロキョロと見まわします。
すると、奥に財宝の幻が 見えたのか、ドラゴンはすぐるを無視して、
ジャングルの奥へと駆け出してしまったのです。
「よし!ドラゴンを追っ払ったぞ、ジャマが入らないうちに薬草を・・・!」
洞窟の中は薄暗く、すぐるは絵筆の杖で明かりを灯して奥へと進みます。
すると、右の広間には、ドラゴンが集めたと思われるたくさんの金貨や銀貨、
エメラルドがはめ込まれたティアラ、 ルビーやサファイアやダイヤモンドの指輪、
プラチナや真珠の首飾りなど、
金銀財宝が山と積まれています。
「わぁ、すごいお宝の山だ・・・!これが『忘れられた宝』なのかな・・・!?えっと、薬草は・・・?」
左の広間は天井に空いた穴から光が差し込み、 その光の元に、金色に輝く花を咲かせる
薬草の花園が広がっています。
「・・・これだけの財宝、ちょっと持って帰ろうかな・・・?でも、リリスも待っているし・・・!」
「あんなにたくさんの金銀財宝、持って帰れないや!」すぐるは首を横に振り、
財宝には目もくれず、 左の広間に向かい、金色の花園の前にしゃがみ込んでナイフを抜き、薬草の花を刈り取ります。
「よし、これだけあれば十分だ!ついでに財宝も・・・いいや!リリスが待っているし、
『忘れられた宝』っていうのは、『使いきれない財宝』でもなさそうだ」
すぐるは財宝には手を付けず、ボートまで引き返し、南島に戻ってくると、
早速、机の上に材料と道具をそろえて、薬の調合を始めました。
「えっと・・・この薬の調合法は・・・どこに書いてあるかな・・・?
あった!材料は、先ほど洞窟で刈り取った『ヒーラー草』と、
リリスの爪から絞りださせてもらった『魔族の毒』と、
後は『聖水』の3つだ・・・よし!」すぐるは、3つの材料を取り出し、
大なべの中にいれて煮込んだりして、薬を調合していくと、
間もなく、オレンジ色の液薬が出来上がったのです。
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