30 / 48
忘れられた宝
4話 東島の海賊
しおりを挟む
出来上がった薬をリリスに飲ませると、彼女の青ざめた顔はどんどん赤みがかっていき、
生気が戻っていくのが見えました。
「おお、すぐる!やっぱり最後は妾を救ってくれるのだな!?」
「だって、ぼくはリリスから色々もらってばかりだし、これくらいは・・・!」
「何を言う、パートナーなら、救ったり救われたりは当り前じゃ!じゃあ、世話になったの!」
すぐるとリリスは里長に礼を言うと、集落を後にしました。
「そうか、西島にも『忘れられた宝』はなかったのだな?」
「ああ、洞窟にはドラゴンが集めていた金銀財宝が積まれていたけど、
リリスを待たせるといけないから、 手を付けずに戻ったんだ」
「ほう、財宝よりも妾を選んだのか!?ぐすっ・・・!」
リリスの目からはしずくがこぼれ落ちます。
「君はぼくの大切なパートナーだからね。さてと、残るは『東島』しかないな・・・!
地図の裏にも、『忘れられた先人たちの宝は、日の出ずる島にあり』って書いてある。
太陽が上る方向は『東』しかないよ」
「なら、善は急げじゃ!あの海賊どもに先をこされる前に、宝を手にするのじゃ!」
「わかったから、引っ張らないでよ!」
ヤシの木や熱帯性の赤い花が生育している東島に着くと、
そこには木製の小屋が並ぶ小さな漁村があり、粗末な服を着た人々は暗く、沈んだ顔をしています。
「あの~どうかしましたか?」すぐるは頭を抱えている漁師たちに話しかけます。
「ああ、この村の財産を全て、海賊団『マリンクラン』に強奪されてしまったんだ、
見てくれよ、この村のありさまを」村の家々はぼろぼろに壊されており、中には火がくすぶっている家もあります。
「何と言うことじゃ!マリンクランめ!許せぬ!!その者たちは、我らが退治してやろうぞ!」
怒りに燃えるリリスが こぶしを握ってこう言うと、村人たちは驚きます。
「何と!あの海のハイエナたちに挑むとはなんて勇敢な!?本当にやってくれるのか!?」
「うむ、任せるのじゃ!のう、すぐる?!」リリスはすぐるの肩をたたいて言います。
「えっ!?は、はいっ・・・って、引っ張らないでよ!」リリスはすぐるの手を引いてかけ出します。
「待ってよリリス!奴らがどこにいるか知っているの!?」すぐるの一言にリリスは足を止めます。
「すまぬ!奴らはどこにおるのじゃ・・・?」リリスは顔を赤くし、ひきかえして村人に聞きます。
「ああ、奴らの船なら、この島の東の入り江によく停泊しているぞ・・・?」
「うむ、かたじけないのぉ!今度こそ行くぞすぐる!」
「わかったから、引っ張らないでよ!まったく、リリスはあいかわらずだなぁ!」
東の入り江の洋上に、怪しい木製の帆船はんせんが停泊しているのを見つけました。
「わぁ、ハイエナの顔の下に2本の西洋刀がクロスしている旗がある・・・!文字通り海賊船だね」
「これが海賊団マリンクランの船で間違いないようだの!」
すぐるとリリスはスキをみてタラップから 船の甲板の上に上がりました。
「妾はリリス・クリムゾンと申す!おぬしら悪党を退治にしにまいった!!」
リリスが仁王立ちで高らかに叫ぶと、 周りをあの海賊トリオを始め、マリンクランの者たちが2人を取り囲みます。
「へぇ、泣く子も黙るあたいらマリンクランの船になぐりこみとはいい度胸だねぇ!」
声のした方を見ると、 背中に白い翼を生やした半人半鳥の種族で、金髪のロングヘアーを2本のみつあみにしたセイレーンの女性が海賊団の中心にいます。
「お主がボスか!?今すぐ、村の財産を返し、この島から出ていくのじゃ!!」
「そう、あたいがマリンクランの船長マリーナさ!奪った財産を返せだって?
海賊にそんなこと言うなんて、バカだねぇ!せっかくの狩りが水の泡になるだろ?」
海賊団の者たちは あざ笑うと、マリーナはすぐるに目をやりました。
「へぇ、そこのあんちゃん、腕のいい魔法使いだってね?アンタ、名は何ていうんだい?」
「ぼく?すぐるだよ・・・!」すぐるは少し戸惑いながら言います。
「ふぅん、力はなさそうだけど、賢そうだ・・・!それに、結構かわいいねぇ、
気にいった! どうだい?あたいらの仲間にならないかい?」これにリリスが喰ってかかります。
「何じゃと!?すぐるは他のおなごには絶対に渡さぬ!!」
「へぇ、アンタ、あたいとやる気かい?!なら女同士、サシで勝負しようじゃないか!
あたいが勝ったら、 すぐるはあたいの物だよ!」
「上等じゃあ!妾が勝ったら、盗んだものは置いて、ここから出ていくのじゃ!!」
「一気に決める!」リリスはパンチによる先制攻撃を しかけますが、
マリーナは背中の白い翼を広げて、一気に上空へと飛び上がったのです。
「なっ!?」
「アンタがそう来ることは計算済みさ!」リリスの鍛えられた拳や健脚も、
空を飛び回る相手には 当たりません。
「ならば、こちらも・・・!」翼を広げようとするリリスの様子を見ていたすぐるは言いました。
「飛行スピードは相手の方が上だ・・・!なまじ空中戦に持ち込んでも・・・!」
「ならば受けるがいい!!」リリスは口から燃え盛る炎を吐き出し、炎はマリーナを包み込みます。
「なにっ!?ギャアアアアアッ!!」マリーナはリリスが火を吐ける事を知らなかったらしく、 炎に包まれ、熱さに苦しみます。
「今じゃあ!」リリスは炎を吐くのをやめ、一気に駆け出してマリーナに接近し、
相手が動き出す前に炎に包まれたパンチをワンツーとマリーナの腹に2連発ぶち込み、
側頭部に回しげりを叩き込んでマリーナを吹っ飛ばします。
「勝負あったようだの!」リリスは両手を腰に当て、 仁王立ちで甲板に倒れ込んでいるマリーナに言います。
しかし、マリーナはニヤリと笑みを浮かべています。
「リリス、あぶないっ!!」すぐるが絵筆の杖を手にリリスのもとに駆け寄ります。
「野郎ども、やっちまいな!!」マリーナはリリスに海賊たちをけしかけると、
すぐるは風の魔法を使い、 彼女を襲ってくる海賊たちを吹き飛ばし、海に投げ出します。
「すぐる、手出しは無用じゃ!!」
「何を言っているんだ!相手は海賊だよ!?まともなやり方なんて通用しないよ!!」
「くそっ!魔法使いだけあって、さすがにカンがいいね!ますますおしいよ!」 これにすぐるは首を横に振ります。
「悪いけど、ぼくのパートナーはリリスだ、君じゃない!
リリスがぼくを渡さないといったように、 ぼくもリリスを渡さない!」
これにリリスは目からしずくをこぼし、マリーナは眉間にシワをよせます。
「きぃ~っ!!アンタたち!!こうなったら、タダじゃすまないよ!!」
「それはこっちのセリフだ!くらえっ!!」すぐるは炎の魔法を飛ばします。
「フン!外したね!!」マリーナはさっと横に動いてすぐるの火の玉をかわします。
「外してないよ!」すぐるの炎は、マリーナの後ろにある、
大砲用の火薬のタルに命中し、大爆発したのです。
「ああっ!しまった!!」爆発は船のマストを吹っ飛ばし、甲板を火の海にすると、
海賊たちは尻尾を巻いて われさきにと海に飛び込んでいったのです。
「さすがすぐるじゃ!我らも逃げるぞ!!」リリスはすぐるの手を引いて、
翼を広げて空へ飛び立ち、 燃え盛る船から脱出しました。
木の板につかまって浮いている海賊トリオとマリーナは、火薬庫に引火してさらに爆発し、
海のもくずとなった自分たちの船の最期を見届けることになったのです。
「ああ、せっかく西島のドラゴンの巣から持ち出した財宝が・・・」
生気が戻っていくのが見えました。
「おお、すぐる!やっぱり最後は妾を救ってくれるのだな!?」
「だって、ぼくはリリスから色々もらってばかりだし、これくらいは・・・!」
「何を言う、パートナーなら、救ったり救われたりは当り前じゃ!じゃあ、世話になったの!」
すぐるとリリスは里長に礼を言うと、集落を後にしました。
「そうか、西島にも『忘れられた宝』はなかったのだな?」
「ああ、洞窟にはドラゴンが集めていた金銀財宝が積まれていたけど、
リリスを待たせるといけないから、 手を付けずに戻ったんだ」
「ほう、財宝よりも妾を選んだのか!?ぐすっ・・・!」
リリスの目からはしずくがこぼれ落ちます。
「君はぼくの大切なパートナーだからね。さてと、残るは『東島』しかないな・・・!
地図の裏にも、『忘れられた先人たちの宝は、日の出ずる島にあり』って書いてある。
太陽が上る方向は『東』しかないよ」
「なら、善は急げじゃ!あの海賊どもに先をこされる前に、宝を手にするのじゃ!」
「わかったから、引っ張らないでよ!」
ヤシの木や熱帯性の赤い花が生育している東島に着くと、
そこには木製の小屋が並ぶ小さな漁村があり、粗末な服を着た人々は暗く、沈んだ顔をしています。
「あの~どうかしましたか?」すぐるは頭を抱えている漁師たちに話しかけます。
「ああ、この村の財産を全て、海賊団『マリンクラン』に強奪されてしまったんだ、
見てくれよ、この村のありさまを」村の家々はぼろぼろに壊されており、中には火がくすぶっている家もあります。
「何と言うことじゃ!マリンクランめ!許せぬ!!その者たちは、我らが退治してやろうぞ!」
怒りに燃えるリリスが こぶしを握ってこう言うと、村人たちは驚きます。
「何と!あの海のハイエナたちに挑むとはなんて勇敢な!?本当にやってくれるのか!?」
「うむ、任せるのじゃ!のう、すぐる?!」リリスはすぐるの肩をたたいて言います。
「えっ!?は、はいっ・・・って、引っ張らないでよ!」リリスはすぐるの手を引いてかけ出します。
「待ってよリリス!奴らがどこにいるか知っているの!?」すぐるの一言にリリスは足を止めます。
「すまぬ!奴らはどこにおるのじゃ・・・?」リリスは顔を赤くし、ひきかえして村人に聞きます。
「ああ、奴らの船なら、この島の東の入り江によく停泊しているぞ・・・?」
「うむ、かたじけないのぉ!今度こそ行くぞすぐる!」
「わかったから、引っ張らないでよ!まったく、リリスはあいかわらずだなぁ!」
東の入り江の洋上に、怪しい木製の帆船はんせんが停泊しているのを見つけました。
「わぁ、ハイエナの顔の下に2本の西洋刀がクロスしている旗がある・・・!文字通り海賊船だね」
「これが海賊団マリンクランの船で間違いないようだの!」
すぐるとリリスはスキをみてタラップから 船の甲板の上に上がりました。
「妾はリリス・クリムゾンと申す!おぬしら悪党を退治にしにまいった!!」
リリスが仁王立ちで高らかに叫ぶと、 周りをあの海賊トリオを始め、マリンクランの者たちが2人を取り囲みます。
「へぇ、泣く子も黙るあたいらマリンクランの船になぐりこみとはいい度胸だねぇ!」
声のした方を見ると、 背中に白い翼を生やした半人半鳥の種族で、金髪のロングヘアーを2本のみつあみにしたセイレーンの女性が海賊団の中心にいます。
「お主がボスか!?今すぐ、村の財産を返し、この島から出ていくのじゃ!!」
「そう、あたいがマリンクランの船長マリーナさ!奪った財産を返せだって?
海賊にそんなこと言うなんて、バカだねぇ!せっかくの狩りが水の泡になるだろ?」
海賊団の者たちは あざ笑うと、マリーナはすぐるに目をやりました。
「へぇ、そこのあんちゃん、腕のいい魔法使いだってね?アンタ、名は何ていうんだい?」
「ぼく?すぐるだよ・・・!」すぐるは少し戸惑いながら言います。
「ふぅん、力はなさそうだけど、賢そうだ・・・!それに、結構かわいいねぇ、
気にいった! どうだい?あたいらの仲間にならないかい?」これにリリスが喰ってかかります。
「何じゃと!?すぐるは他のおなごには絶対に渡さぬ!!」
「へぇ、アンタ、あたいとやる気かい?!なら女同士、サシで勝負しようじゃないか!
あたいが勝ったら、 すぐるはあたいの物だよ!」
「上等じゃあ!妾が勝ったら、盗んだものは置いて、ここから出ていくのじゃ!!」
「一気に決める!」リリスはパンチによる先制攻撃を しかけますが、
マリーナは背中の白い翼を広げて、一気に上空へと飛び上がったのです。
「なっ!?」
「アンタがそう来ることは計算済みさ!」リリスの鍛えられた拳や健脚も、
空を飛び回る相手には 当たりません。
「ならば、こちらも・・・!」翼を広げようとするリリスの様子を見ていたすぐるは言いました。
「飛行スピードは相手の方が上だ・・・!なまじ空中戦に持ち込んでも・・・!」
「ならば受けるがいい!!」リリスは口から燃え盛る炎を吐き出し、炎はマリーナを包み込みます。
「なにっ!?ギャアアアアアッ!!」マリーナはリリスが火を吐ける事を知らなかったらしく、 炎に包まれ、熱さに苦しみます。
「今じゃあ!」リリスは炎を吐くのをやめ、一気に駆け出してマリーナに接近し、
相手が動き出す前に炎に包まれたパンチをワンツーとマリーナの腹に2連発ぶち込み、
側頭部に回しげりを叩き込んでマリーナを吹っ飛ばします。
「勝負あったようだの!」リリスは両手を腰に当て、 仁王立ちで甲板に倒れ込んでいるマリーナに言います。
しかし、マリーナはニヤリと笑みを浮かべています。
「リリス、あぶないっ!!」すぐるが絵筆の杖を手にリリスのもとに駆け寄ります。
「野郎ども、やっちまいな!!」マリーナはリリスに海賊たちをけしかけると、
すぐるは風の魔法を使い、 彼女を襲ってくる海賊たちを吹き飛ばし、海に投げ出します。
「すぐる、手出しは無用じゃ!!」
「何を言っているんだ!相手は海賊だよ!?まともなやり方なんて通用しないよ!!」
「くそっ!魔法使いだけあって、さすがにカンがいいね!ますますおしいよ!」 これにすぐるは首を横に振ります。
「悪いけど、ぼくのパートナーはリリスだ、君じゃない!
リリスがぼくを渡さないといったように、 ぼくもリリスを渡さない!」
これにリリスは目からしずくをこぼし、マリーナは眉間にシワをよせます。
「きぃ~っ!!アンタたち!!こうなったら、タダじゃすまないよ!!」
「それはこっちのセリフだ!くらえっ!!」すぐるは炎の魔法を飛ばします。
「フン!外したね!!」マリーナはさっと横に動いてすぐるの火の玉をかわします。
「外してないよ!」すぐるの炎は、マリーナの後ろにある、
大砲用の火薬のタルに命中し、大爆発したのです。
「ああっ!しまった!!」爆発は船のマストを吹っ飛ばし、甲板を火の海にすると、
海賊たちは尻尾を巻いて われさきにと海に飛び込んでいったのです。
「さすがすぐるじゃ!我らも逃げるぞ!!」リリスはすぐるの手を引いて、
翼を広げて空へ飛び立ち、 燃え盛る船から脱出しました。
木の板につかまって浮いている海賊トリオとマリーナは、火薬庫に引火してさらに爆発し、
海のもくずとなった自分たちの船の最期を見届けることになったのです。
「ああ、せっかく西島のドラゴンの巣から持ち出した財宝が・・・」
0
あなたにおすすめの小説
生まれたばかりですが、早速赤ちゃんセラピー?始めます!
mabu
児童書・童話
超ラッキーな環境での転生と思っていたのにママさんの体調が危ないんじゃぁないの?
ママさんが大好きそうなパパさんを闇落ちさせない様に赤ちゃんセラピーで頑張ります。
力を使って魔力を増やして大きくなったらチートになる!
ちょっと赤ちゃん系に挑戦してみたくてチャレンジしてみました。
読みにくいかもしれませんが宜しくお願いします。
誤字や意味がわからない時は皆様の感性で受け捉えてもらえると助かります。
流れでどうなるかは未定なので一応R15にしております。
現在投稿中の作品と共に地道にマイペースで進めていきますので宜しくお願いします🙇
此方でも感想やご指摘等への返答は致しませんので宜しくお願いします。
14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート
谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
勇者と聖女の息子 アレン ランダムスキルを手に入れて愉快に冒険します!
月神世一
児童書・童話
伝説のS級冒険者である父と、聖女と謳われた母。
英雄の血を引く少年アレンは、誰もがその輝かしい未来を期待するサラブレッドだった。
しかし、13歳の彼が神から授かったユニークスキルは――【ランダムボックス】。
期待に胸を膨らませ、初めてスキルを発動した彼の手の中に現れたのは…プラスチック製のアヒルの玩具? くしゃくしゃの新聞紙? そして、切れたボタン電池…!?
「なんだこのスキルは…!?」
周りからは落胆と失笑、自身は絶望の淵に。
一見、ただのガラクタしか出さないハズレスキル。だが、そのガラクタに刻まれた「MADE IN CHINA」の文字に、英雄である父だけが気づき、一人冷や汗を流していた…。
最弱スキルと最強の血筋を持つ少年の、運命が揺らぐ波乱の冒険が、今、始まる!
星降る夜に落ちた子
千東風子
児童書・童話
あたしは、いらなかった?
ねえ、お父さん、お母さん。
ずっと心で泣いている女の子がいました。
名前は世羅。
いつもいつも弟ばかり。
何か買うのも出かけるのも、弟の言うことを聞いて。
ハイキングなんて、来たくなかった!
世羅が怒りながら歩いていると、急に体が浮きました。足を滑らせたのです。その先は、とても急な坂。
世羅は滑るように落ち、気を失いました。
そして、目が覚めたらそこは。
住んでいた所とはまるで違う、見知らぬ世界だったのです。
気が強いけれど寂しがり屋の女の子と、ワケ有りでいつも諦めることに慣れてしまった綺麗な男の子。
二人がお互いの心に寄り添い、成長するお話です。
全年齢ですが、けがをしたり、命を狙われたりする描写と「死」の表現があります。
苦手な方は回れ右をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
私が子どもの頃から温めてきたお話のひとつで、小説家になろうの冬の童話際2022に参加した作品です。
石河 翠さまが開催されている個人アワード『石河翠プレゼンツ勝手に冬童話大賞2022』で大賞をいただきまして、イラストはその副賞に相内 充希さまよりいただいたファンアートです。ありがとうございます(^-^)!
こちらは他サイトにも掲載しています。
【親子おはなし絵本】ドングリさんいっぱい(2~4歳向け(漢字えほん):いろいろできたね!)
天渡 香
絵本
「ごちそうさま。ドングリさんをちょうだい」ママは、さっちゃんの小さな手に、ドングリさんをのせます。
+:-:+:-:+
ドングリさんが大好きな我が子ために作った絵本です。
+:-:+:-:+
「ひとりでトイレに行けたね!」とほめながら、おててにドングリさんを渡すような話しかけをしています(親子のコミュニケーションを目的にしています)。
+:-:+:-:+
「ドングリさんをちょうだい」のフレーズを繰り返しているうちに、子供の方から「ドングリさんはどうしたらもらえるの?」とたずねてくれたので、「ひとりでお着がえできたら、ドングリさんをもらえるよ~」と、我が家では親子の会話がはずみました。
+:-:+:-:+
寝る前に、今日の「いろいろできたね!」をお話しするのにもぴったりです!
+:-:+:-:+
2歳の頃から、園で『漢字えほん(漢字が含まれている童話の本)』に親しんでいる我が子。出版数の少ない、低年齢向けの『漢字えほん』を自分で作ってみました。漢字がまじる事で、大人もスラスラ読み聞かせができます。『友達』という漢字を見つけて、子供が喜ぶなど、ひらがなだけの絵本にはない発見の楽しさがあるようです。
+:-:+:-:+
未満児(1~3歳頃)に漢字のまじった絵本を渡すというのには最初驚きましたが、『街中の看板』『広告』の一つ一つも子供にとっては楽しい童話に見えるようです。漢字の成り立ちなどの『漢字えほん』は多数ありますが、童話に『漢字とひらがなとカタカナ』を含む事で、自然と興味を持って『文字が好き』になったみたいです。
豆腐メンタルな私を、おバカな私が励ますよ(*´ー`*)
やまくる実
絵本
私の頭の中のネガティブな部分をポジティブな私が励ます、エッセイ? 小話?
ただの落書き帳です(*´ー`*)
過去作品です。
内容的には本当に短い文章で、詩というかリズムで読む読み物。
見方によっては大人の絵本という感じです。
私と同じで創作する事が好きな方や生きる事に不器用な方の止まり木みたいな場所になれたらな......なんて思い、こちらにも掲載してみました。
カクヨムにも掲載しています。
表紙画像は chat gptに作成してもらいました(*'▽'*)
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる