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虹色市誕生
7話 闇商人
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すぐるとリリスがデモニック島に移り住んで早、一か月以上になり、港の周りには石の壁と木の屋根で出来た移民たちの家々が出来てきて、その周りを人間の移民たちが行きかっています。
「ここもだいぶ町らしくなったね」
「そうじゃな、大部分は人間の移民じゃが」昼下がり、すぐるとリリスは今日も灯台の灯火室のテーブルで話しています。そこに、ワトソンとビルの二人がやってきました。
「すぐる兄ちゃん、いる?」
「リリス姉ちゃん、遊ぼ!」
「ああ君たちは、すっかり元気になったね」
「うむ、ちょうどヒマを持て余しておったぞ」
すぐるとリリスは、ワトソンとビルを向かいの席に座らせます。
「すぐる兄ちゃん、お願いがあるんだ・・・!」
「何?ワトソン君」
「ぼくに魔法を教えて!」
「えっ!?どうして?」
「だって、自由に魔法が使えるすぐる兄ちゃんがかっこいいから・・・!」すぐるはしばらく考え込み、言いました。
「ああ、いいよ、君には才能がありそうだ」ワトソンが喜んでいると、ビルと遊んでいるリリスが、窓の向こうの海を見て言いました。
「む?こちらに船が近づいてくるぞ・・・!む?どうしたのじゃ?ビル」船を見るビルの顔は、怯えて引きつっています。
「・・・あいつらだ!」その声を聞いたワトソンも、窓の向こうの船を見て顔が凍り付きました。
「・・・こんなところまで来るなんて・・・?!」その様子を見て、すぐるはハッとします。
「もしかして、君たちをさらった闇商人の船なんじゃ!?」ワトソンとビルがうなずくと、リリスは驚きます。
「なんじゃと!?あの者たちが・・・?!」闇商人の船は桟橋に近づくと、錨を下ろして、タラップをかけます。
「・・・ぼくが様子を見てくる、リリスはビル君とワトソン君をたのむ!」
「うむ、気を付けるのだぞ!」
すぐるは絵筆の杖を持って、桟橋の方に向かうと、すでにそばにはテイルとカインの他、移民たちが集まっていました。
タラップからは、貴族的な服をまとい、口ひげを生やしたスキンヘッドの小太りの男のほか、貴族的な服を着て、顔に傷がある戦士風の目つきの悪い金髪の男や、赤いドレスをまとう、がいこつの飾りの黒い杖を持った外ハネの髪型の金髪の女性が下りてきて、意地の悪そうな笑みを浮かべています。
他にも使用人らしき黒髪の男女も降りてきましたが、全員、人相の悪い者ばかりです。
「あなたたちは?」カインがたずねると、リーダーらしき小太りの男は愛想笑いをしながら、自己紹介を始めました。
「どうもどうも初めまして、わたくし、ゴーシャより参上しました商人、キング・ゴルドン伯爵です、以後、お見知りおきを・・・!そして、長男のジャックと長女のクイーンです。我々ゴルドン一家も、この地に移民を希望し、町の発展に貢献するべく参った次第です」
ジャックとクイーンも会釈をします。人々は歓迎ムードでしたが、すぐるは、ゴルドン一家から嫌なオーラを感じずにはいられませんでした。
ゴルドン一家は、空いている土地に大きなテントを張り、そこで商売を始めました。すぐるが試しに出来上がったテントに入ってみると、貴金属で出来たネックレスや指輪、シルクの服や細かい刺繡のじゅうたんなどの高級品がずらっと並んでいたのです。カウンターの後ろにも部屋がありますが、見張りがいて、中に入れそうもありませんでした。
すぐるが塔に戻ると、リリスたちに報告をします。
「ほう、貴族らしく高級品を扱っておると・・・!」
「まぁね、テントの奥に部屋があるみたいだったけど、そこから先には行けなかったんだ」ビルとワトソンが震えている様子を見てリリスが言いました。
「二人のこの怯えよう、普通じゃないの!これは何かありそうじゃな」
ゴルドン一家は資金を出したり、食料などを売ったりして、町の発展に力を尽くしましたが、その一方で、夜になると、一家のテントからムチで叩くような音がしたり、誰かが泣き叫ぶような声がする、ガラの悪い者たちがテントの中に招かれるなどのきな臭いウワサもたっています。
「ここもだいぶ町らしくなったね」
「そうじゃな、大部分は人間の移民じゃが」昼下がり、すぐるとリリスは今日も灯台の灯火室のテーブルで話しています。そこに、ワトソンとビルの二人がやってきました。
「すぐる兄ちゃん、いる?」
「リリス姉ちゃん、遊ぼ!」
「ああ君たちは、すっかり元気になったね」
「うむ、ちょうどヒマを持て余しておったぞ」
すぐるとリリスは、ワトソンとビルを向かいの席に座らせます。
「すぐる兄ちゃん、お願いがあるんだ・・・!」
「何?ワトソン君」
「ぼくに魔法を教えて!」
「えっ!?どうして?」
「だって、自由に魔法が使えるすぐる兄ちゃんがかっこいいから・・・!」すぐるはしばらく考え込み、言いました。
「ああ、いいよ、君には才能がありそうだ」ワトソンが喜んでいると、ビルと遊んでいるリリスが、窓の向こうの海を見て言いました。
「む?こちらに船が近づいてくるぞ・・・!む?どうしたのじゃ?ビル」船を見るビルの顔は、怯えて引きつっています。
「・・・あいつらだ!」その声を聞いたワトソンも、窓の向こうの船を見て顔が凍り付きました。
「・・・こんなところまで来るなんて・・・?!」その様子を見て、すぐるはハッとします。
「もしかして、君たちをさらった闇商人の船なんじゃ!?」ワトソンとビルがうなずくと、リリスは驚きます。
「なんじゃと!?あの者たちが・・・?!」闇商人の船は桟橋に近づくと、錨を下ろして、タラップをかけます。
「・・・ぼくが様子を見てくる、リリスはビル君とワトソン君をたのむ!」
「うむ、気を付けるのだぞ!」
すぐるは絵筆の杖を持って、桟橋の方に向かうと、すでにそばにはテイルとカインの他、移民たちが集まっていました。
タラップからは、貴族的な服をまとい、口ひげを生やしたスキンヘッドの小太りの男のほか、貴族的な服を着て、顔に傷がある戦士風の目つきの悪い金髪の男や、赤いドレスをまとう、がいこつの飾りの黒い杖を持った外ハネの髪型の金髪の女性が下りてきて、意地の悪そうな笑みを浮かべています。
他にも使用人らしき黒髪の男女も降りてきましたが、全員、人相の悪い者ばかりです。
「あなたたちは?」カインがたずねると、リーダーらしき小太りの男は愛想笑いをしながら、自己紹介を始めました。
「どうもどうも初めまして、わたくし、ゴーシャより参上しました商人、キング・ゴルドン伯爵です、以後、お見知りおきを・・・!そして、長男のジャックと長女のクイーンです。我々ゴルドン一家も、この地に移民を希望し、町の発展に貢献するべく参った次第です」
ジャックとクイーンも会釈をします。人々は歓迎ムードでしたが、すぐるは、ゴルドン一家から嫌なオーラを感じずにはいられませんでした。
ゴルドン一家は、空いている土地に大きなテントを張り、そこで商売を始めました。すぐるが試しに出来上がったテントに入ってみると、貴金属で出来たネックレスや指輪、シルクの服や細かい刺繡のじゅうたんなどの高級品がずらっと並んでいたのです。カウンターの後ろにも部屋がありますが、見張りがいて、中に入れそうもありませんでした。
すぐるが塔に戻ると、リリスたちに報告をします。
「ほう、貴族らしく高級品を扱っておると・・・!」
「まぁね、テントの奥に部屋があるみたいだったけど、そこから先には行けなかったんだ」ビルとワトソンが震えている様子を見てリリスが言いました。
「二人のこの怯えよう、普通じゃないの!これは何かありそうじゃな」
ゴルドン一家は資金を出したり、食料などを売ったりして、町の発展に力を尽くしましたが、その一方で、夜になると、一家のテントからムチで叩くような音がしたり、誰かが泣き叫ぶような声がする、ガラの悪い者たちがテントの中に招かれるなどのきな臭いウワサもたっています。
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https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
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