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俺の立ち位置
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落ち着かない様子で俺を見つめ返してくる音芽に、「分からないからお前の思うようにしてやれないかもな?」って付け加えたら、音芽のやつ、にわかに慌てやがんの。
可愛すぎだろ!
なのにこの期におよんで、躊躇いがちに「……分かるでしょ?」ってつぶやくように言ってくるとか、俺が「ああ、分かってるよ」って言うと思うのか?
言えよ、バカ音芽って気持ちを込めて軽く睨んでやったら、一瞬ひるんでから、観念したように真っ赤になりながら消え入りそうな声で「私の……かれ……し」とか。
やべぇ!
そんな可愛い顔で上目遣いに俺を見上げてくんな!
無理矢理言わせたのは俺なのに、音芽が超絶可愛くて、「彼氏」なのだ、と言われた途端、こっちが照れくさくなっちまった。
顔はもちろんの事、耳までカッと熱を帯びたのを感じた俺は、音芽に見られたくなくて慌てて彼女を追い抜いた。
そのまますれ違いざま、俺の可愛い彼女の手だけは忘れずにさらって、半ば強引に引っ張るようにして歩き出す。
「は、温和?」
音芽がそんな俺に戸惑いを隠せない様子で呼びかけてくるけれど、振り返れるわけねぇだろ!
けど、一瞬の間の後、音芽が全てお見通しだよ?とでも言わんばかりに、俺の手をギュッと握り返してきて。
ああ、分かってるよ!
言わせといて余裕綽々に振る舞えず、何も返せずに照れるとか、めちゃくちゃ情けねぇってことくらい。
けどな、仕方ねぇだろ。
お前が思う以上に、俺はお前のことが好きで好きで……可愛くて可愛くて……たまんねぇんだよ!
ちったぁ自分がどれだけ凶悪に魅力的か、自覚しやがれ、バカ音芽!
***
俺は校舎裏の辺りまで音芽の手を離さずにズンズン歩いた。
背後で、音芽が誰かに見られてしまうんじゃないかとソワソワしているのは分かっていたけれど、別に見られても構わねぇんだけどな、とか思っちまって。
と言うか、いっそのこと校内放送で「この可愛いのは俺のなんだよ!」って公言したいくらいだ。
――まぁ、さすがにしねぇけど。
「あ、あの……温和、そろそろ」
けど、そんな俺の心も知らぬげに、音芽が恐る恐ると言った調子でそう言って、繋いだ手を手をそっと引いてくるんだ。
本音を言うと、このままずっと音芽と手を繋いで……、何ならぎゅっと肩なんか抱いてしまいたい。
けど……まぁ職業柄それはダメだ、ともちゃんと分かってるんだよ、俺だって。
公表するにも順序ってもんがあんのは心得てるつもりだ。
可愛すぎだろ!
なのにこの期におよんで、躊躇いがちに「……分かるでしょ?」ってつぶやくように言ってくるとか、俺が「ああ、分かってるよ」って言うと思うのか?
言えよ、バカ音芽って気持ちを込めて軽く睨んでやったら、一瞬ひるんでから、観念したように真っ赤になりながら消え入りそうな声で「私の……かれ……し」とか。
やべぇ!
そんな可愛い顔で上目遣いに俺を見上げてくんな!
無理矢理言わせたのは俺なのに、音芽が超絶可愛くて、「彼氏」なのだ、と言われた途端、こっちが照れくさくなっちまった。
顔はもちろんの事、耳までカッと熱を帯びたのを感じた俺は、音芽に見られたくなくて慌てて彼女を追い抜いた。
そのまますれ違いざま、俺の可愛い彼女の手だけは忘れずにさらって、半ば強引に引っ張るようにして歩き出す。
「は、温和?」
音芽がそんな俺に戸惑いを隠せない様子で呼びかけてくるけれど、振り返れるわけねぇだろ!
けど、一瞬の間の後、音芽が全てお見通しだよ?とでも言わんばかりに、俺の手をギュッと握り返してきて。
ああ、分かってるよ!
言わせといて余裕綽々に振る舞えず、何も返せずに照れるとか、めちゃくちゃ情けねぇってことくらい。
けどな、仕方ねぇだろ。
お前が思う以上に、俺はお前のことが好きで好きで……可愛くて可愛くて……たまんねぇんだよ!
ちったぁ自分がどれだけ凶悪に魅力的か、自覚しやがれ、バカ音芽!
***
俺は校舎裏の辺りまで音芽の手を離さずにズンズン歩いた。
背後で、音芽が誰かに見られてしまうんじゃないかとソワソワしているのは分かっていたけれど、別に見られても構わねぇんだけどな、とか思っちまって。
と言うか、いっそのこと校内放送で「この可愛いのは俺のなんだよ!」って公言したいくらいだ。
――まぁ、さすがにしねぇけど。
「あ、あの……温和、そろそろ」
けど、そんな俺の心も知らぬげに、音芽が恐る恐ると言った調子でそう言って、繋いだ手を手をそっと引いてくるんだ。
本音を言うと、このままずっと音芽と手を繋いで……、何ならぎゅっと肩なんか抱いてしまいたい。
けど……まぁ職業柄それはダメだ、ともちゃんと分かってるんだよ、俺だって。
公表するにも順序ってもんがあんのは心得てるつもりだ。
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