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俺の立ち位置
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色々思い悩んでいるんだろう。
何も言われなくても、音芽のくるくる変わる表情を見ているだけで、彼女が鶴見のことに想いを馳せているのが、手に取るようにハッキリと分かる。
分かりきっていたはずの結果とは言え、やっぱ音芽が俺以外の男のことを考えてるのを見んの、面白くねぇな。
「あ、あの……鶴見先生は……」
音芽は俺が事情を知っているだなんて思いもしないんだろう。
俺の方は見向きもせずに、最初から逢地先生をターゲットと決めて、彼女にそう問いかけた。
俺と音芽の事情を知らない逢地先生は、そんな音芽に、
「ああっ! そういえば鳥飼先生はまだご存知ないですよね。鶴見先生、昨日交通事故に遭われて……今、入院していらっしゃるんです」
眉根を寄せてそう返す。
逢地先生。
鳥飼先生はとか、そんな言い方しちまったら、音芽以外は知っていると言うことになるだろ?
音芽は俺が最初から鶴見のことを知っていたと解ったらどう思うだろう。
ふと不安になった俺だったけれど、音芽に「温和は知っていたの?」と言う表情をされて、逆に肚が据わって。
俺はあえて音芽からの視線に何の反応も示さず、ただ黙って彼女を見つめ返すだけに留めた。
下手に口を開いて、昨夜音芽の事を放っぽり出して、逢地先生と鶴見の入院なんかのことで病院にいただなんて知られたら、絶対「何で私には教えてくれなかったの?」と責められるに決まっているからな。
俺はそれを音芽に知られたくないんだ。
音芽に他の男のことを考えて欲しくなくて、同僚の入院を知っていながら伏せていたとか……。
俺自身を音芽の立場に置き換えてみても、何て自分勝手なんだと思っちまったから。
けど、どうやら俺の素直で可愛い彼女は、俺が来てすぐに自分がしたように逢地先生から鶴見のことを聞いたと結論付けたらしい。
何らお咎めなしに音芽から視線を外された俺は、ホッとしたのと同時に、胸の奥が少しだけチリリと痛んだ。
何も言われなくても、音芽のくるくる変わる表情を見ているだけで、彼女が鶴見のことに想いを馳せているのが、手に取るようにハッキリと分かる。
分かりきっていたはずの結果とは言え、やっぱ音芽が俺以外の男のことを考えてるのを見んの、面白くねぇな。
「あ、あの……鶴見先生は……」
音芽は俺が事情を知っているだなんて思いもしないんだろう。
俺の方は見向きもせずに、最初から逢地先生をターゲットと決めて、彼女にそう問いかけた。
俺と音芽の事情を知らない逢地先生は、そんな音芽に、
「ああっ! そういえば鳥飼先生はまだご存知ないですよね。鶴見先生、昨日交通事故に遭われて……今、入院していらっしゃるんです」
眉根を寄せてそう返す。
逢地先生。
鳥飼先生はとか、そんな言い方しちまったら、音芽以外は知っていると言うことになるだろ?
音芽は俺が最初から鶴見のことを知っていたと解ったらどう思うだろう。
ふと不安になった俺だったけれど、音芽に「温和は知っていたの?」と言う表情をされて、逆に肚が据わって。
俺はあえて音芽からの視線に何の反応も示さず、ただ黙って彼女を見つめ返すだけに留めた。
下手に口を開いて、昨夜音芽の事を放っぽり出して、逢地先生と鶴見の入院なんかのことで病院にいただなんて知られたら、絶対「何で私には教えてくれなかったの?」と責められるに決まっているからな。
俺はそれを音芽に知られたくないんだ。
音芽に他の男のことを考えて欲しくなくて、同僚の入院を知っていながら伏せていたとか……。
俺自身を音芽の立場に置き換えてみても、何て自分勝手なんだと思っちまったから。
けど、どうやら俺の素直で可愛い彼女は、俺が来てすぐに自分がしたように逢地先生から鶴見のことを聞いたと結論付けたらしい。
何らお咎めなしに音芽から視線を外された俺は、ホッとしたのと同時に、胸の奥が少しだけチリリと痛んだ。
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