霊和怪異譚 野花と野薔薇

野花マリオ

文字の大きさ
218 / 310
野薔薇怪異談集全100話

72話「看板犬」

しおりを挟む
 「1」

 僕の家族は8人の兄弟がいる大家族である。
 それなりに大所帯だけど、新しい家族が迎えることになる。
 雑種犬のブン太だ。
 ブン太はよく僕たちに懐いて家族のアイドル看板犬となった。
 ブン太は僕たちの家族一員となったけど特殊な能力があったんだよね。
 ブン太が数年後に父親の枕元にブン太がずっと座り込んでたんだよ。
 まー。父親も病弱だったから、心配して見守ってたんだろうなと思ってた次の日亡くなったんだよね。
 まー。ブン太は死期を悟ってたんじゃないかなとこれだけじゃないんだよね。
 父親が死んでから数ヶ月後に、1番上の兄貴が枕元にブン太が座り込んで数日後に亡くなったんだよ。
 いやぁ。あの時は驚いただよねー。兄貴は生前病気や大きな怪我もなかったから、意外とぽっくりといってしまったんだよね。
 そうそう、それ以来ブン太はね、家族のもとで看取るようになったんだよ。次々と看取って僕が最後になってしまったんだよね。
 だから、ブン太を保健所に連れて行くまでもないし、そのブン太を預かってる所を探してたのをちょうどおまえさんの家族に預からせてもらったわけさ。
 まー、聞いても身動き取れないか。ブン太も最後看取ってくれたみたいだしさ。
 ブン太もヨボヨボの老犬だしさ。
 そろそろ看取るのは僕が最期だろうな。
 じゃあ。僕はこれで。


「以上よ」
 部室でその怪異談を披露するとみんなは青ざめてしまった。
 いやぁ。ちょうど私の飼ってるハムスターがブン太であり、みんなに一時的預かってもらうとしたが断られてしまった。
 一応家族は超ピンピンしてるし、祖父も百歳超えてるんだけどね。
 そんな私の怪異談はビクビクと鳴かせたかしらね。
 とある部員の独り言。

 看板犬  完
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】

絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。 下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。 ※全話オリジナル作品です。

(ほぼ)5分で読める怖い話

涼宮さん
ホラー
ほぼ5分で読める怖い話。 フィクションから実話まで。

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

静かに壊れていく日常

井浦
ホラー
──違和感から始まる十二の恐怖── いつも通りの朝。 いつも通りの夜。 けれど、ほんの少しだけ、何かがおかしい。 鳴るはずのないインターホン。 いつもと違う帰り道。 知らない誰かの声。 そんな「違和感」に気づいたとき、もう“元の日常”には戻れない。 現実と幻想の境界が曖昧になる、全十二話の短編集。 一話完結で読める、静かな恐怖をあなたへ。 ※表紙は生成AIで作成しております。

百の話を語り終えたなら

コテット
ホラー
「百の怪談を語り終えると、なにが起こるか——ご存じですか?」 これは、ある町に住む“記録係”が集め続けた百の怪談をめぐる物語。 誰もが語りたがらない話。語った者が姿を消した話。語られていないはずの話。 日常の隙間に、確かに存在した恐怖が静かに記録されていく。 そして百話目の夜、最後の“語り手”の正体が暴かれるとき—— あなたは、もう後戻りできない。 ■1話完結の百物語形式 ■じわじわ滲む怪異と、ラストで背筋が凍るオチ ■後半から“語られていない怪談”が増えはじめる違和感 最後の一話を読んだとき、

処理中です...