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八木怪異談集全18話
14話「ブギオロス2【制裁編】」
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毎週日曜日に開催される怪しげな制裁儀式。
その筆頭頭である喜馬王我は以前の鎧を身につけておらず和の着物の正装を着込んで正義制裁刀剣(レプリカ)を帯刀してその儀式を行う教室に1人で向かうのだった。
ーー「教室内」ーー
あらかじめ儀式に使う道具類は配下の屈強な生徒たちに運ばせた(あとで謝礼として焼肉を奢る約束である)。そこで彼は儀式を行う前に彼の元に1通のお便りが来ていた。
お便りには以下このような文言で書かれていた。
『拝啓、喜馬王我様。突然ですが以前付き合ってた彼氏が三股をかけるグズ男だと知り、別れました。そのグズ男に何卒正義の制裁をお願いいたします』
そのお便りを読んだ王我は同情した。彼もまた妻と結婚する前に付き合ってた頃は八股をかけられていて個人的に苦労した経緯があったからだ。(ちなみに王我自身も六股かけていたことはスルーしている)。なので王我も喜んで正義の制裁の儀式を行うことにした。
まず用意してるサンドバッグ君(大人サイズの木人形)に構えて王我自身はジャスティスグローブ(ただのボクシンググローブ)を身につけて全身全霊気合い込めてサンドバッグ君に超強烈殴打のラッシュを込めた。勢いよくボコボコにしていく。最終的にジャスティスアッパー(ただのアッパーカット)を打ち込みサンドバッグ君はゆっくりと倒れ込んだ。
制裁の儀式を完了した王我はそこにあったりんごジュース果汁64%を飲み干して掻いた汗を潤した。
ーー「????」ーー
とあるゴミ捨て場所にボコボコに全身だらけに打ち捨てられてた青年が倒れていた。
「2」
毎週日曜日なると、王我は次々と制裁の儀式を行った。
とある日のお便りの1通はこんな文言で書かれていた。
『拝啓、カッコいいナイスガイの喜馬王我様へ。とあるいい年したおば……お姉さんが毎晩怪しげな儀式を行い、イケメン野郎達に生贄を捧げている噂です。なんとか制裁してください!』
その時、王我は思っていた。これは一刻も猶予もないことに。
そこで彼はサンドバッグガール嬢(ただの木人形)にこの電流が流れるビリビリジャスティス棍棒にそっとサンドバッグガール嬢に近づけさせた。
ーー「????」ーー
クスクス。
さて次の生贄は、
ひぎゃあ!?
あがががががががががががが!?
しびれるるるるるるるるるる。
ーー「現在」ーー
王我は制裁の儀式を繰り返してるうちに呪いをかけられてしまった。
それは王我のハゲ頭に一輪の花が咲いたからである。
しかし、女子生徒たちから人気が出て注目の的になり、絶好のモテ期到来なったが嫉妬した愛する妻から、その花を抜いてしまった。すると人気は落ちてしまったが王我を慕う生徒たちも少なからずいた。その生徒たちの身を守るために正義の儀式「ブギオロス」を仕掛けるのである。
ブギオロス! 終
「どうだった?皆の衆」
映画を視聴していた生徒たちは呆れ顔だった。途中から妻と王我の惚気話で正直どうでもよかった。制作に協力的だったのが八木家であり、懇意してるのもあり、蔑ろ出来なかった。以上、高井山教頭の独り言である。
ブギオロス2【制裁編】完
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