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第10章:それぞれの道と新たなる旅立ち
第93話:王女の誓い
しおりを挟むあの、どうしようもなく、最高にかけがえのないパーティの、最後の夜が明けた。
それは、長く続いた祭りが終わった後のような、静かで物寂しくも、不思議と晴れやかな朝だった。
季節は、盛夏。
生命がそのエネルギーを最大限に燃焼させ、世界が最も深く、鮮やかな色彩に染まる季節。
俺たちが最後の夜を過ごした王都の宿屋の窓からは、東の空がゆっくりとその表情を変えていく様が、一枚の壮大な絵画のように見えていた。
夜の深い紺色の帳が、縁から少しずつ、インクを水に垂らしたように淡い紫色へと滲んでいく。
やがてその紫は、夜明け前のほんのわずかな時間だけに見ることができる薔薇色へと変わり、地平線の向こう側から、まるで内側から発光しているかのような強烈な黄金色の光が、世界に向かってその指を伸ばし始めた。
空気はひやりと、しかしどこまでも澄み渡り、深呼吸をするたびに、肺の中が聖なる水で洗い清められるような、神聖な感覚に包まれていた。
そんな、世界の新しい一日が始まろうとしている、その厳かな時間の中で。
俺たちの長い旅もまた、一つの終わりと、そして新たな始まりを告げようとしていた。
仲間たちは、一人、また一人とそれぞれの道へと旅立っていった。
その別れは、実に俺たちらしく、どこまでも騒々しくて、どこまでもドタバタで、そして、どこまでも温かかった。
「じゃあな、ガク!兄貴!姫さんたち!達者でな!」
最初に旅立っていったのは、やはりこのパーティの切り込み隊長たち、サラ、ハガン、ドルセンの冒険者トリオだった。
サラは最後まで、カラッとした太陽のような笑顔だった。
「まあ、寂しくなったら、いつでも冒険者ギルドに依頼を出しなさいよ!あたしたち、『世界を救ったパーティ』の出張料は、ちょっと高いけどね!」
彼女はそう言って、悪戯っぽくウィンクしてみせた。
「うおおおおおおおっ!兄貴!次に会う時までには、俺はこの世の全ての美味いものを食い尽くし、さらなる高みへと至っているだろう!その時は、料理対決だ!」
ハガンは岩のような拳を天に突き上げ、実に彼らしい再会の約束を交わした。
「ふぉっふぉっふぉ。まあ、せいぜい死なんようにな、若者たちよ。ワシは一足先に隠居して、この壮大な冒負、いや、冒険譚でも執筆するとするかのう」
ドルセンはそう言って高らかに笑ったが、その老いた目にはうっすらと涙の膜が張っていた。
三人は、一度も振り返らなかった。
ただ、朝日へと向かうその広い背中が、俺たちに全てを物語っていた。
ありがとう、と。
そして、また必ず会おう、と。
次に去っていったのは、天才(だが、ただのエロ親父)剣士、バルガスだった。
彼は最後まで、どこまでも彼らしかった。
「よう、坊主。姫さんたち。世話になったな。まあ、俺は風来坊だ。また世界のどこかの酒場で、ひょっこり会うこともあるだろうさ」
彼はそう言ってにやりと笑うと、アリシアとセリアの美しい手を取り、その甲に実に芝居がかった優雅な仕草で口づけをした。
「姫君たちの美しい瞳に、乾杯。次に会う時は、もっといい女になってることを期待してるぜ」
そのあまりにもキザで、あまりにも胡散臭い別れの挨拶に、アリシアとセリアは顔を真っ赤にしていたが、どこか満更でもないといった表情だった。
彼は、風のように現れ、そして風のように去っていった。
ただ、その去り際に俺にだけ聞こえるようにぽつりと呟いた言葉が、今も俺の耳に残っている。
「坊主。お前さん、いい仲間を持ったな。そいつらを大事にしろよ。俺みたいに、後悔するんじゃねえぞ」
その一瞬だけ見せた、寂しげな横顔。
それこそが彼の本当の素顔だったのかもしれない。
セリアとエリスは、静かに、そして敬虔に旅立っていった。
二人は俺たち一人ひとりの手に自分たちの聖印を重ね、祈りを捧げてくれた。
「ガク様、そして皆様のこれからの未来に、神の御加護があらんことを」
「私たちは、いつまでも皆さんのために祈っています。たとえ遠く離れていても、私たちの心はいつも皆さんと共にありますから」
二人の清廉で力強い祈りの言葉は、温かい光となって俺たちの心を優しく包み込んでくれた。
再建を待つ法国へと向かう二人のしっかりとした足取りは、もはやか弱き少女のそれではない。
民を導く聖職者としての、強い覚悟に満ちていた。
そして、最後に残ったのはフィオナとミリアだった。
二人の小さな少女たちは、最後の最後まで涙をこらえていたようだった。
だが、いよいよ別れの時が来ると、その堰は決壊した。
「うわあああああああああああん!ガク兄ちゃああああああん!」
「ガク様あああああああああああっ!」
二人はわんわんと子供のように声を上げて泣きじゃくりながら、俺の胸に飛び込んできた。
その小さな体は小刻みに震えていた。
俺は、そんな二人の小さな頭を、優しく何度も撫でてやった。
「大丈夫だ、二人とも。もうお前たちは一人じゃない。帰る場所も、守るべきものも、ちゃんとあるんだから」
「うん、うん。私、故郷に帰ったら、みんなに魔法の楽しさを教えるんだ。ガク兄ちゃんが私にしてくれたみたいに」
「わたくしも、里の再建を頑張ります。そして、いつかガク様のお役に立てるような、立派な姫になってみせます」
二人は涙でぐしゃぐしゃの顔を、それでも必死に上げて笑顔を作って見せた。
そのあまりにも健気で愛おしい姿に、俺は目頭が熱くなるのを感じた。
「ああ。お前たちなら、大丈夫だ。また必ず会おう。約束だ」
俺は二人の小さな小指に自分の小指を絡ませ、固い約束を交わした。
二人は何度も何度も振り返りながら、それぞれの故郷へと帰っていった。
その小さな背中が見えなくなるまで、俺はずっとそこに立ち尽くしていた。
そして、ついに全ての仲間を見送った後。
俺と相棒のクロだけが、王都の城門の前にぽつんと取り残された。
あれほど騒々しかった日々が嘘のような、静寂。
空っぽになった荷馬車の荷台が、やけに広く、そして冷たく感じられた。
俺は、仲間たちがそれぞれ消えていった道を、じっと見つめていた。
胸の真ん中に、ぽっかりと大きな穴が開いたような感覚。
その穴から、盛夏の、しかしどこか物寂しい風が、ひゅう、と吹き抜けていく。
(寂しい、もんだな、やっぱり)
俺は自嘲するように小さく笑った。
そして、どこまでも、どこまでも広がる青い空を見上げた。
「さてと。俺は、これからどうすっかな」
その誰に言うでもない独り言が、この静寂の中にぽつりと溶けて消えた。
***
俺はその足で、アリシアの王国の王城へと向かった。
最後の挨拶をするためだ。
彼女は俺の突然の訪問を、驚きながらも快く迎え入れてくれた。
そして、案内されたのは、初めて彼女と二人きりで話をした、あの「薔薇の私室」ではなかった。
俺が通されたのは、王城の中庭に面した広大な庭園だった。
そこは、夜明け前の一日で最も神聖な静寂に包まれていた。
夜の深い闇が少しずつその輪郭を失い、東の空がまるで最高級のシルクの布地のように、滑らかな白銀色へとその色を変え始めている。
空気はガラスのように冷たく澄み渡り、深呼吸をするたびに胸の奥が、きゅっ、となるような清浄な感覚があった。
庭園に咲き誇る何百本もの白い薔薇は、夜の間に降りた朝露を花びらの上に宿し、まるで無数のダイヤモンドのようにきらきらと、夜明け前の淡い光を反射していた。
風がそよぐたびに、薔薇の甘く、そしてどこか神聖な香りがひんやりとした空気と混じり合い、俺の鼻腔を優しくくすぐった。
遠くで、一番鶏の鳴く声が聞こえる。
それは、一つの世界の終わりと、そして新たな始まりを告げるファンファーレのようだった。
俺はそんな切なくも美しい庭園の真ん中で、ただ一人、その圧倒的な美の光景に言葉を失い、立ち尽くしていた。
やがて、仲間たちが去っていった後の静寂と、胸の奥に残る寂しさが、再び俺の心を支配しかけていた、その時だった。
「―――ガク様」
静かで、しかし凛とした声が俺の背後から聞こえた。
振り返ると、そこに彼女は立っていた。
アリシア・フォン・アステリア。
その人は、もはや俺が知る「家出姫」の面影をどこにも残してはいなかった。
その身に纏っているのは簡素な旅の服ではない。
銀糸で緻密な刺繍が施された、女王だけが着ることを許される純白の儀礼用のドレス。
美しい金色の髪はきっちりと結い上げられ、額には小さくも確かな威厳を放つ王家のティアラが輝いている。
そして、何よりもその表情。
翠色の瞳には、もうかつてのような世間知らずな少女のあどけなさはなかった。
代わりにそこにあるのは、深い、深い覚悟と、そしてこの国の全ての民の未来をその小さな肩に背負う、一人の「女王」としての揺ぎない意志の光だった。
彼女のあまりの変貌ぶりに、俺は一瞬言葉を失った。
俺の知っている、あの泣き虫で、わがままで、しかしどこまでも純粋だったお姫様は、もうどこにもいないのだ、と。
「みんな、行っちゃったな」
俺がぽつりと呟くと、彼女は静かに頷いた。
「ええ。寂しく、なりますわね」
その声はどこまでも穏やかで、そしてどこまでも優しかった。
二人の間に、少しだけ気まずく、しかしどこか特別な空気が流れる。
俺は何か言葉を探そうとした。
だが、それよりも早く。
彼女が口を開いた。
その声は静かだったが、その一言一句に、彼女の魂の全てが込められているかのようだった。
「ガク様」
彼女は俺の目をまっすぐに見つめた。
その澄み切った翠色の瞳は、夜明け前の庭園の朝露のように潤んでいた。
「旅が始まったあの日から。
いいえ、この王城で初めて貴方にお会いしたあの日から。
わたくしは、ずっと貴方のその強さと、そしてそのどうしようもないほどの優しさに、憧れておりました」
そのあまりにも突然の告白に、俺は息を飲んだ。
彼女はそんな俺の動揺など意に介さず、言葉を続けた。
その声はどこまでも切なく、そしてどこまでも愛おしそうだった。
「わたくし、覚えておりますわ。腐敗したこの城でたった一人絶望していたわたくしの前に、貴方が現れてくれたあの日のことを。その小さな体で、この国の巨大な悪に立ち向かう、その広い、広い背中を」
「覚えておりますわ。わたくしがわがままを言って馬車に潜り込んだあの日のことを。世間知らずで何もできない、ただのお荷物でしかなかったわたくしを、貴方は一度も見捨てたりはしなかった」
「キャンプの夜、火も起こせないわたくしのために、こっそり魔法を使ってくれたこと。
スラム街で見たあの悲惨な光景に心を痛め、自分のことのように涙を流してくれたこと。
魔族との戦いの中で、いつだってわたくしの前に立ち、その傷だらけの体でわたくしを守ってくれたこと。
全部、全部、覚えておりますわ」
彼女の瞳から、ぽろり、と一筋の涙がこぼれ落ちた。
その透明な雫は彼女の白い頬を伝い、朝露に濡れた薔薇の花びらの上に落ちて、消えた。
「わたくしは、ずっと貴方に守られてばかりでした。
何も返せなかった。
貴方が傷ついている時、わたくしはただ祈ることしかできなかった。
それが、悔しくて、悔しくて、情けなくて」
彼女は悔しそうに、きつく唇を噛み締めた。
その華奢な肩が小刻みに震えている。
俺は何も言えなかった。
ただ黙って、彼女のその魂の叫びを聞いていることしかできなかった。
やがて彼女は、すうっと息を吸い込むと顔を上げた。
その涙に濡れた美しい顔には、もはや先ほどまでのか弱さはなかった。
そこにあったのは、鉄の意志。
一人の「女王」としての、気高い覚悟だった。
「だから、誓います」
その声は震えていなかった。
どこまでも力強く、そしてどこまでも凛として、この夜明け前の静寂の中に響き渡った。
「わたくしは、この国を、民が心の底から笑って暮らせる、世界で一番素晴らしい国にしてみせます」
「子供たちがお腹を空かせることのない国に。
若者たちが自由に夢を語れる国に。
老人たちが穏やかにその人生の終焉を迎えられる国に。
わたくしが、この命に代えても、必ず創り上げてみせます」
彼女はまっすぐに俺の目を見て言った。
その翠色の瞳は、もはや涙には濡れていなかった。
代わりにそこには、燃え盛る炎のような決意の光が宿っていた。
「そして、いつか。いつの日か、必ず」
「貴方の隣に立つにふさわしい、最高の女王になってみせます」
「貴方に守られるだけのか弱き姫ではなく。
貴方と肩を並べて、共に未来を歩いていける、対等な存在になってみせます」
それは、恋する乙女の願いであり。
そして、一人の為政者の、あまりにも気高い誓いの言葉だった。
「だから」
彼女はほんの少しだけその表情を和らげた。
その声に、ほんの少しだけ少女のはにかみが混じった。
「その時まで、待っていてはもらえませんでしょうか?」
そのあまりにも切実で、あまりにも健気な問いかけに。
俺の胸の奥が、ぎゅっと締め付けられるように痛んだ。
俺は、この気高い少女の魂の告白に、どう応えればいいのか分からなかった。
おちゃらけたり、ドタバタで誤魔化したりすることは、絶対にできない。
それは彼女のこの気高い覚悟に対する、最大の侮辱になってしまう。
俺はしばらく黙って考えていた。
そして、彼女のまっすぐな瞳を、まっすぐに見つめ返した。
そして、俺の持てる最大限の誠実さを込めて、言ったのだ。
「ああ。待ってる」
その一言に、俺の全ての想いを込めた。
「お前なら、きっと最高の女王になれる。俺が保証する」
俺のその言葉を聞いた瞬間。
アリシアの、気丈に保っていたはずの表情が、ふわり、と崩れた。
その美しい瞳から、再び大粒の涙が止めどなく溢れ出した。
だが、それはもう悲しみの涙ではなかった。
嬉しくて、嬉しくて、そしてどうしようもなく愛おしくて溢れ出した、温かい決意の涙だった。
彼女は、その涙をドレスの袖で乱暴に拭うと、そして。
俺がこれまで見たこともないような、最高の笑顔を見せてくれた。
それは太陽のように明るく。
月のように穏やかで。
そして何よりも、力強い女王の笑顔だった。
俺はそんな彼女に、そっと右手を差し出した。
彼女はこくりと頷くと、その白い小さな手で、俺の手を強く、強く握り返してくれた。
その固い握手が。
言葉以上の約束と信頼を、俺たちの間に交わしてくれた。
切ない別れと、そして遠い未来の再会を、確かに約束してくれた。
俺は彼女に背を向けた。
もう、振り返らない。
ただ、まっすぐに前だけを見て歩き出す。
背後で、彼女が俺の背中をいつまでも、いつまでも、見送ってくれている気配を感じながら。
やがて王城の庭園を抜け、朝日が差し込み始めた王都の大通りへと出た。
世界が、新しい一日を始めていた。
俺もまた、新たな一人だけの旅を始めなければならない。
(見てろよ、アリシア)
俺は心の中で呟いた。
(お前が最高の女王になるっていうなら。俺は、世界一の冒険者になってやる)
(そして、いつか胸を張って、お前の隣に立てるような、そんな男になってやるから)
俺の胸の中にも、一つの熱く、そして気高い誓いが生まれていた。
俺は昇り始めた太陽をまっすぐに見据え、その眩しい光の中へと、最後の一歩を踏み出す。
その背後。
王城の庭園では。
一人残されたアリシアが、完全に昇りきった朝日をその全身に浴びながら、静かに、しかし力強く空を見上げていた。
「見ていてください、ガク様」
その唇から漏れた独り言は、朝日を運んできた夏の風に乗り、どこまでも、どこまでも高く舞い上がっていった。
「わたくしの本当の戦いは、ここから始まるのです」
庭園の白い薔薇たちが、その若き女王の気高い船出を祝福するかのように、一斉にその美しい花を咲き誇らせていた。
その朝露に濡れた花びらが、きらきらと黄金色の光を放っていた。
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