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愛されSubは尽くしたい
Subdrop1
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──だれにも見つからないところ。小さくてせまくて、だれにもわからないところ。
走って、走って。ひたすら走って。おぼろげな記憶を頼りに、汐は薄暗い廊下を走っていた。名前を呼ぶ声から遠ざかるように走り、汐は小さな身体をさらに縮こませて、大道具が雑多に置かれているスタジオの裏で息を潜める。
母親やマネージャーの、自分を心配する声が聞こえてきて、汐は心の中で「ごめんなさい」と謝った。
他のスタッフも総出で汐のことを探している。自分の機嫌一つで今頃現場は大混乱だ。天才子役だと持て囃された天使 汐の我儘だから許されている……でも別に、得意気にもなれなかった。その称賛のほとんどは、自分で得たものじゃない。この顔に生んでくれた両親のおかげだ。
──あと、十秒。ゆっくりかぞえたら出ていこう。
お風呂に浸かって数をかぞえるよりも悠長に、汐は声を出さずに小さな指を折る。
「ちょっと、どういうことよ」
苛立たしさを微塵も隠さない女性の声が、汐の耳に届いた。声の主は母親ではない。ベニヤ板の隙間からそっと覗くと、さっきまで汐の母親を演じていた女性が、スタッフに詰め寄っていた。
「体調が悪いわけでもないんでしょ。早く連れ戻して。そもそも、スケジュールではとっくに撮影は終わっているのよ」
「ですからぁ……先程も申し上げました通り。汐ちゃんはエンジンかかるのに、時間がかかる子でして。まだ五歳ですし、もう少し多目に見て差し上げましょうよ」
小さな隙間から、状況の詳細を窺い知ることは出来ない。感情的な言葉に、男性スタッフは腰のあたりまで薄くなった頭を何度も下げていた。
「もう十分優しくしているわ。……別の子役ならよかったのに」
ちく、と針を飲み込んだみたいに胃の底がちくちくと痛んだ。世間での天使 汐の認知度と好感度はどれも高い。あらゆる会社……玩具メーカーや製菓メーカー、ブライダル関連の広告塔に、汐は引っ張りだこだった。スキャンダルの心配がないタレントは、企業も扱いやすいのだろう。一つ仕事を引き受ける度に、また一つ、と累乗するように増えていった。
あやすような柔らかな指示に応えるのは、得意だった。
──やっぱりこの表情を出来るのは汐ちゃんだけなんだよなぁ。
──汐ちゃんは天才ねぇ。
──汐ちゃんのおかげで……。
頑張った分だけ称賛と実績が積み上げられる。それがたまらなく幸福だった。
「天才子役だなんて持て囃されて、天狗になっているのよ。撮影でも、そんな才能があるなんて感じなかった。あれじゃあ、すぐに埋もれるわね。早くいなくなればいいのに」
──そんなの、自分が一番分かってる。
テイクの回数が増える度に、演技の仕事は向いてないな、と現実を突きつけられる。元々は赤ちゃんモデルの被写体としてのデビューだったのが、運やタイミングが合わさり、汐の地位をここまで押し上げたのだ。
そうやって陰口を叩かれるのは一度や二度ではないから、今さら傷つかない。それは天使 汐への風評なのだから。
「……は、はっ……」
そろそろ戻らなきゃ、と身体を動かそうとするも、上手く力が入らない。息が思うように吸えないのだ。
『早くいなくなればいいのに』
いつもはなんてことのない、叩きつけられた台詞が、鎖のように汐の胸をぎりぎりと締め上げる。
最初は、口元に薄いガーゼが覆われている感覚だったものが、指で塞がれて。さらに海に突き落とされて周りに酸素がなくなる。あまりの苦しさに、汐は小さな空間でのたうち回りながら、無意識に壁や床を引っ掻いた。
──助けて。助けて……お父さんっ!
こわい。くらい。くるしい。
言葉の刃に切り刻まれる感覚を、この時初めて知った。叫ぼうにも口をはくはくと開くだけで、何も出て来ない。小さな汐の爪は夢中で掻きむしったせいで、ほとんど逆方向へと剥がれて折れてしまっている。
「……い。しっかりしろ。戻ってこい!」
──え、だれ……おとうさん?
手を引かれて水中から戻ってくるような感触。酸素が回らなくなり、真っ暗だった視界が中心から徐々に白い光を取り戻していく。沈んでいく自分を必死に呼んでいる。記憶の中に残る大好きだった人を思いながら、汐は小さな手を伸ばした。
ぷはっ、と大きく口を開けると同時に、新鮮な空気が久しぶりに身体の中へ入ってくる。いまだにぼやけている視界では、輪郭を正確に掴めない。
「ゆっくりでいい。大きく呼吸をして……そう。上手だ。Goodboy」
「……ん。はっ……」
──いい子? 汐、いい子なの?
思い浮かべた言葉は、口に出来ていただろうか。聞き慣れない、意味すら分からない異国の言葉が、酷く聞き心地がよくて、汐の気持ちを落ち着かせた。
じんじんと痛む指先に泣きたくなったけれど、またあの言葉が欲しくて、汐はぐっと堪えた。
「……驚いたな。こんなに小さなSubに会ったのは初めてだ」
「そんな、名前じゃない。しお……天使 汐っていうの」
男の目がはっと見開かれる。そのとき汐は初めて、自分の身体を抱いている男の顔を見上げた。汐を驚愕の表情で見下ろしている男は随分と若い……お父さんよりも、ずっと。街中で赤の他人を自分の両親と間違えてしまったような気恥ずかしさが襲ってきて、汐は口をもごもごとさせた。
「あ……ぐらぐら、揺れてる」
男の背後で雑に積み上げられた大道具が不安定に、前と後ろに交互に振れている。
──あれが落ちてきたら、汐達。ぺしゃんこになっちゃうよ。
「とにかく、ここから出るぞ」
しっかり掴まっているように、と男ははっきりとした言葉で汐に告げる。汐は血で濡れた指先で、スーツの襟を握った。「痛い」と思わず漏らすと、「少しだから頑張れ」の言葉の後に、またあの胸をとろかせるような、ふわふわ不思議な気持ちになる音が届く。
子供の汐一人だったら容易に通り抜けられた隙間は、大人の身体では困難だった。
道をつくるために資材を退かしていくうちに、ぐらぐらはますます大きくなった。
──がらがら。がっしゃん。どん、どん、どん……。
耳の奥でいろんな音が破裂した。女性の甲高い叫び声や、男性の指示があちこちで飛んでいる。
お芝居みたいだ、と汐は大きな身体の下敷きになりながら、ぼんやり思った。
「ねえ、苦しいよ。おにいさん……汐、潰れちゃう」
振り絞るように出した小さな声は、周囲の轟音と肉声でかき消される。
「しお……汐っ! いたら返事をして! おねがい、お願いよ……っ」
「あ、おかあさ……」
一方的に母親の声が届くだけで、胸を圧迫されている汐は返事が出来ない。青年が咄嗟に汐を抱き寄せたおかげで、ぺしゃんこにならずに無傷だった。
「私が……汐をしっかり見ていなかったから! 汐までいなくなったら、私……。あの人に何て言えばいいか分からない!」
「紗那さん、汐くんはきっと大丈夫だよ。事故の音を怖がって、どこかに隠れているのかもしれない。汐くんはかくれんぼが得意だからね。だから大丈夫」
──おかあさん、泣いてる……。
走っていきたい。抱き締められたい。
焦る気持ちとは裏腹に、汐の身体は不自由で指一本すらまともに動かせない。
「おい、人がいるぞ! 男と……小さな子供だ!」
悲鳴とともに、紗那はその場で泣き崩れた。助け出された汐はしっかりとした腕に抱きかかえられ、救護用の白い担架に乗せられた。
「汐おぉ……。ごめんね。お母さん、ちゃんと汐のこと気にかけてあげればっ。汐……汐っ。お母さんを一人にしないで」
「おか……さん。ごめん、ごめんなさい。しお、もういなくなったりしないから」
指切りのために小指を立てると、紗那は悲痛そうな顔をさらに歪ませた。貝殻のように薄く小さな爪は、ぶらんと揺れて皮一枚で繋がっている。痛ましい状態の手を、紗那が優しく包み込むように握ると、汐は安堵して意識を手放してしまった。
走って、走って。ひたすら走って。おぼろげな記憶を頼りに、汐は薄暗い廊下を走っていた。名前を呼ぶ声から遠ざかるように走り、汐は小さな身体をさらに縮こませて、大道具が雑多に置かれているスタジオの裏で息を潜める。
母親やマネージャーの、自分を心配する声が聞こえてきて、汐は心の中で「ごめんなさい」と謝った。
他のスタッフも総出で汐のことを探している。自分の機嫌一つで今頃現場は大混乱だ。天才子役だと持て囃された天使 汐の我儘だから許されている……でも別に、得意気にもなれなかった。その称賛のほとんどは、自分で得たものじゃない。この顔に生んでくれた両親のおかげだ。
──あと、十秒。ゆっくりかぞえたら出ていこう。
お風呂に浸かって数をかぞえるよりも悠長に、汐は声を出さずに小さな指を折る。
「ちょっと、どういうことよ」
苛立たしさを微塵も隠さない女性の声が、汐の耳に届いた。声の主は母親ではない。ベニヤ板の隙間からそっと覗くと、さっきまで汐の母親を演じていた女性が、スタッフに詰め寄っていた。
「体調が悪いわけでもないんでしょ。早く連れ戻して。そもそも、スケジュールではとっくに撮影は終わっているのよ」
「ですからぁ……先程も申し上げました通り。汐ちゃんはエンジンかかるのに、時間がかかる子でして。まだ五歳ですし、もう少し多目に見て差し上げましょうよ」
小さな隙間から、状況の詳細を窺い知ることは出来ない。感情的な言葉に、男性スタッフは腰のあたりまで薄くなった頭を何度も下げていた。
「もう十分優しくしているわ。……別の子役ならよかったのに」
ちく、と針を飲み込んだみたいに胃の底がちくちくと痛んだ。世間での天使 汐の認知度と好感度はどれも高い。あらゆる会社……玩具メーカーや製菓メーカー、ブライダル関連の広告塔に、汐は引っ張りだこだった。スキャンダルの心配がないタレントは、企業も扱いやすいのだろう。一つ仕事を引き受ける度に、また一つ、と累乗するように増えていった。
あやすような柔らかな指示に応えるのは、得意だった。
──やっぱりこの表情を出来るのは汐ちゃんだけなんだよなぁ。
──汐ちゃんは天才ねぇ。
──汐ちゃんのおかげで……。
頑張った分だけ称賛と実績が積み上げられる。それがたまらなく幸福だった。
「天才子役だなんて持て囃されて、天狗になっているのよ。撮影でも、そんな才能があるなんて感じなかった。あれじゃあ、すぐに埋もれるわね。早くいなくなればいいのに」
──そんなの、自分が一番分かってる。
テイクの回数が増える度に、演技の仕事は向いてないな、と現実を突きつけられる。元々は赤ちゃんモデルの被写体としてのデビューだったのが、運やタイミングが合わさり、汐の地位をここまで押し上げたのだ。
そうやって陰口を叩かれるのは一度や二度ではないから、今さら傷つかない。それは天使 汐への風評なのだから。
「……は、はっ……」
そろそろ戻らなきゃ、と身体を動かそうとするも、上手く力が入らない。息が思うように吸えないのだ。
『早くいなくなればいいのに』
いつもはなんてことのない、叩きつけられた台詞が、鎖のように汐の胸をぎりぎりと締め上げる。
最初は、口元に薄いガーゼが覆われている感覚だったものが、指で塞がれて。さらに海に突き落とされて周りに酸素がなくなる。あまりの苦しさに、汐は小さな空間でのたうち回りながら、無意識に壁や床を引っ掻いた。
──助けて。助けて……お父さんっ!
こわい。くらい。くるしい。
言葉の刃に切り刻まれる感覚を、この時初めて知った。叫ぼうにも口をはくはくと開くだけで、何も出て来ない。小さな汐の爪は夢中で掻きむしったせいで、ほとんど逆方向へと剥がれて折れてしまっている。
「……い。しっかりしろ。戻ってこい!」
──え、だれ……おとうさん?
手を引かれて水中から戻ってくるような感触。酸素が回らなくなり、真っ暗だった視界が中心から徐々に白い光を取り戻していく。沈んでいく自分を必死に呼んでいる。記憶の中に残る大好きだった人を思いながら、汐は小さな手を伸ばした。
ぷはっ、と大きく口を開けると同時に、新鮮な空気が久しぶりに身体の中へ入ってくる。いまだにぼやけている視界では、輪郭を正確に掴めない。
「ゆっくりでいい。大きく呼吸をして……そう。上手だ。Goodboy」
「……ん。はっ……」
──いい子? 汐、いい子なの?
思い浮かべた言葉は、口に出来ていただろうか。聞き慣れない、意味すら分からない異国の言葉が、酷く聞き心地がよくて、汐の気持ちを落ち着かせた。
じんじんと痛む指先に泣きたくなったけれど、またあの言葉が欲しくて、汐はぐっと堪えた。
「……驚いたな。こんなに小さなSubに会ったのは初めてだ」
「そんな、名前じゃない。しお……天使 汐っていうの」
男の目がはっと見開かれる。そのとき汐は初めて、自分の身体を抱いている男の顔を見上げた。汐を驚愕の表情で見下ろしている男は随分と若い……お父さんよりも、ずっと。街中で赤の他人を自分の両親と間違えてしまったような気恥ずかしさが襲ってきて、汐は口をもごもごとさせた。
「あ……ぐらぐら、揺れてる」
男の背後で雑に積み上げられた大道具が不安定に、前と後ろに交互に振れている。
──あれが落ちてきたら、汐達。ぺしゃんこになっちゃうよ。
「とにかく、ここから出るぞ」
しっかり掴まっているように、と男ははっきりとした言葉で汐に告げる。汐は血で濡れた指先で、スーツの襟を握った。「痛い」と思わず漏らすと、「少しだから頑張れ」の言葉の後に、またあの胸をとろかせるような、ふわふわ不思議な気持ちになる音が届く。
子供の汐一人だったら容易に通り抜けられた隙間は、大人の身体では困難だった。
道をつくるために資材を退かしていくうちに、ぐらぐらはますます大きくなった。
──がらがら。がっしゃん。どん、どん、どん……。
耳の奥でいろんな音が破裂した。女性の甲高い叫び声や、男性の指示があちこちで飛んでいる。
お芝居みたいだ、と汐は大きな身体の下敷きになりながら、ぼんやり思った。
「ねえ、苦しいよ。おにいさん……汐、潰れちゃう」
振り絞るように出した小さな声は、周囲の轟音と肉声でかき消される。
「しお……汐っ! いたら返事をして! おねがい、お願いよ……っ」
「あ、おかあさ……」
一方的に母親の声が届くだけで、胸を圧迫されている汐は返事が出来ない。青年が咄嗟に汐を抱き寄せたおかげで、ぺしゃんこにならずに無傷だった。
「私が……汐をしっかり見ていなかったから! 汐までいなくなったら、私……。あの人に何て言えばいいか分からない!」
「紗那さん、汐くんはきっと大丈夫だよ。事故の音を怖がって、どこかに隠れているのかもしれない。汐くんはかくれんぼが得意だからね。だから大丈夫」
──おかあさん、泣いてる……。
走っていきたい。抱き締められたい。
焦る気持ちとは裏腹に、汐の身体は不自由で指一本すらまともに動かせない。
「おい、人がいるぞ! 男と……小さな子供だ!」
悲鳴とともに、紗那はその場で泣き崩れた。助け出された汐はしっかりとした腕に抱きかかえられ、救護用の白い担架に乗せられた。
「汐おぉ……。ごめんね。お母さん、ちゃんと汐のこと気にかけてあげればっ。汐……汐っ。お母さんを一人にしないで」
「おか……さん。ごめん、ごめんなさい。しお、もういなくなったりしないから」
指切りのために小指を立てると、紗那は悲痛そうな顔をさらに歪ませた。貝殻のように薄く小さな爪は、ぶらんと揺れて皮一枚で繋がっている。痛ましい状態の手を、紗那が優しく包み込むように握ると、汐は安堵して意識を手放してしまった。
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