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★ピタラス諸島第四、ロリアン島編★
490:縄を解く事の出来る精霊はいない
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「グゴ~、グゴゴゴ~」
「むにゃむにゃ……、ゲフッ」
辺りに響く、馬鹿みたいにでかい鼾の音と、ゲップの音。
まだ火がくすぶっている焚き火を真ん中にして、二人の紅竜人は眠りについていた。
しかしまぁ、壁も屋根もない森のど真ん中でグースカと……、無防備にも程がある。
ギンロに出会った時もそうだったけど、強い奴って基本バカで、無防備だよね。
そんなに腕っ節に自信がおありなのかしら?
けっ! けっ!! けっ!!!
だがしかし、これが彼等の日常なのだとしたら、この島には紅竜人以上の知能と腕力を持つ種族が他にはいないという事になる。
それが吉なのか、凶なのかはさておき……
とりあえず俺は、こいつらが眠ってる間に、なんとかここから逃げ出さねばならないっ!
両手両足は縛られたまま、口には猿轡を咥えさせられたままではあるが、そんなの関係ねぇっ!!
早く帰らないと……、俺の身が危ないのだっ!!!
何故なら……
「モッモ!? 返事しなさいっ!! いったい何処にいるのっ!?? モッモ!!!」
随分前から、耳元でずっと、グレコの声が大音量で聞こえてきているのである。
無論、突然いなくなってしまった俺を探す為に、絆の耳飾りで交信してきているのだが……
残念ながら、俺は今お口が使えない状態なので、返事が出来ません。
故にグレコは、返事をしない俺に対し、ずっとずっと呼び掛け続けているのであります。
やっべぇ……、マジやっべぇ……
ダラダラと、止めどなく流れ落ちる、冷や汗。
俺はグレコから、再三注意されていた。
一人で行動するな、危険な真似はするな、自分が無力である事を自覚しろ、と……
なのに、また拉致されました、なんて、例え口が裂けても言えない。
最初は心配そうな声を出していたグレコだったが、俺からの返事が一切ない事に苛立ったのか、徐々に口調が荒くなり、今はもう怒号もいいところだ。
返事しないとぶつわよっ!? とか、なんで返事しないのこいつっ!? とか、いつも以上にかなり乱暴なお言葉もチラホラ聞こえていて……
こりゃもう、一刻も早く帰らないと、ガチギレどころじゃ済まないぞぉっ!?
逆に俺の命が危ないっ!!!
アセアセとしながら、俺は夜空を見上げた。
曇っている為か星は見えないが、雲の間から途切れ途切れに細い三日月が姿を表している。
あの三日月の位置から考えるに、たぶん、俺が拉致されてから三時間ほど経過しているはずだ。
辺りには鬱蒼とした森が広がっていて、街の灯りは全く見えない。
けれど、俺を運んでいた紅竜人が移動していた時間はとても短時間だったから、そこまで町から離れているとは思えない。
ならば、この縄さえ解ければ、俺一人でも町まで戻れるはずだ!
……こういう時こそ、精霊を呼ぶべきなのでは? と思うものの、正直誰を呼べばいいのか分からない。
縄を解いてくれる精霊って……、誰だよ?
リーシェ……、は、解いてくれそうだけど……
あいつは元々、性格の悪いドSで、俺の事を完全に舐めてかかっていた奴だ。
最近でこそ、ちょっとだけ仲良くなれている気もするけれど、性懲りも無くまた拉致されたとなれば……
あいつの事だ、せっかく信頼され始めた事がチャラになり兼ねない。
それは良くない、すこぶる良くない。
なのでリーシェは呼べない。
バルンは、縄を焼き切れそうだけど……、あいつは常にボーッとしてるからな。
この間は、涙の音がした、とか言って呼んでもいないのに出てきてくれたんだけど、今回は全然来てくれない。
むしろ前より今日の方が号泣してましたけど……、何故来てくれないんですか?
え、もしかして、寝てるんですか??
寝てるんですねきっと、うん。
ゼコゼコは、言わずもがな、論外だし。
イヤミーには嫌味を言われそうだし。
チルチルは……、可愛くて素直だけど、スコップの印象しかない。
つまり、結論はというと、縄を解く事の出来る精霊はいない。
……くっ!? だぁあああっ!!!
どいつもこいつも役に立たねぇっ!?
何故いつもこうなんだぁあっ!??
ぬぁああぁぁ~っ!?!?
……いや、落ち着け俺。
仮に精霊を呼んだとして、紅竜人が起きてしまう事の方が厄介じゃないか。
俺に仕えてくれている精霊達はみんな、お世辞にも静かだとは言えない連中である。
精霊が紅竜人をやっつけてくれればいいけれど、俺はまだ、そこまであいつらの事を信用出来てないからな。
よし、自力でなんとかしようっ!
……とは考えたものの、実際どうにもならないなこれ。
手足は縄で縛られ、猿轡のせいで自慢の前歯も使えない。
こんな状態の俺に出来る事といえば、この丸い体を使って、地面をコロコロと転がって逃げる事のみである。
幸いにも、どうせ逃げられないと思われたのだろう、皮袋からは解放されている。
つまり、転がって逃げる事は可能だ。
でも、どこまで転がっていけばいいんだこれ?
町までずっと転がる??
……いやいや、それはちょっとキツイわ。
ウダウダと思考を巡らせていると、俺のよく効く鼻が、何処かで嗅いだ事のある匂いをキャッチした。
それは、商船タイニック号で洗濯を行う際に使われている、フローラルな香りの洗剤の匂いだ。
この匂いが近くにあるという事は……、もしや、誰かが助けに来てくれたのかもっ!?
淡い期待を抱き、ソワソワとする俺。
すると、背後の茂みがガサガサと揺れたかと思うと、そこから見覚えのある白いローブを身に纏った誰かが現れた。
フードを被っている為に、顔は全く見えないが、その背丈から察するに、騎士団のブリックかライラックかも知れない。
良かった! 助かったぞ!!
パーッと心が弾けて、もがもがと口を動かす俺。
ここだ! ここにいるぞ!! と、合図しようとしたのだが……
「スレイ、クラボ……。起きろ、僕だ」
白いローブを身に纏ったその者は、俺の方など見向きもせず、真っ直ぐに眠る二人の紅竜人の所へと向かい、その体にそっと触れて優しく揺すったではないか。
「ん~? ……ぬぁっ!? 誰だ貴様っ!??」
「ギャギャギャギャ!?」
目を覚まし、慌てて起き上がり、戦闘態勢に入る紅竜人二人。
さすがは野蛮な戦闘種族だ。
すかさず身を起こし、腰に装備していた短剣を鞘から引き抜いて、構えている。
その気迫もさながら、寝起き一番でもめちゃくちゃ戦えそう……
「ははは、相変わらずだな。まぁ、二人共生きてて何よりだ」
聞き覚えのある声が、二人に対して親しげな言葉を発する。
え? ちょ、ちょっと待ってよ。
この声は間違いなく、騎士団の……??
何が、どうなってんだ……???
予想だにしなかった事態に、俺の頭は混乱し始める。
するとその者は、白いローブのフードをゆっくりと取った。
どんよりとした臭いと黒い煙が、その者の頭部から立ち上って……
「僕だよ、ゼンイだ。久しぶりだね」
はんっ!?
誰だこいつっ!!?
こんな奴、俺は知らないぞっ!?!?
そこには見た事のない、黒い鱗を持った爬虫類顔の獣人が現れた。
穏やかな笑みを称えたその顔には、切り傷の跡が無数に残っており、真っ赤な瞳の左目に対して、右目は失明しているのであろう白く濁っている。
そして、その頭頂部から背部の首筋にかけて、特徴的な、鮮やかな緑色とオレンジ色の羽毛が生えていた。
「むにゃむにゃ……、ゲフッ」
辺りに響く、馬鹿みたいにでかい鼾の音と、ゲップの音。
まだ火がくすぶっている焚き火を真ん中にして、二人の紅竜人は眠りについていた。
しかしまぁ、壁も屋根もない森のど真ん中でグースカと……、無防備にも程がある。
ギンロに出会った時もそうだったけど、強い奴って基本バカで、無防備だよね。
そんなに腕っ節に自信がおありなのかしら?
けっ! けっ!! けっ!!!
だがしかし、これが彼等の日常なのだとしたら、この島には紅竜人以上の知能と腕力を持つ種族が他にはいないという事になる。
それが吉なのか、凶なのかはさておき……
とりあえず俺は、こいつらが眠ってる間に、なんとかここから逃げ出さねばならないっ!
両手両足は縛られたまま、口には猿轡を咥えさせられたままではあるが、そんなの関係ねぇっ!!
早く帰らないと……、俺の身が危ないのだっ!!!
何故なら……
「モッモ!? 返事しなさいっ!! いったい何処にいるのっ!?? モッモ!!!」
随分前から、耳元でずっと、グレコの声が大音量で聞こえてきているのである。
無論、突然いなくなってしまった俺を探す為に、絆の耳飾りで交信してきているのだが……
残念ながら、俺は今お口が使えない状態なので、返事が出来ません。
故にグレコは、返事をしない俺に対し、ずっとずっと呼び掛け続けているのであります。
やっべぇ……、マジやっべぇ……
ダラダラと、止めどなく流れ落ちる、冷や汗。
俺はグレコから、再三注意されていた。
一人で行動するな、危険な真似はするな、自分が無力である事を自覚しろ、と……
なのに、また拉致されました、なんて、例え口が裂けても言えない。
最初は心配そうな声を出していたグレコだったが、俺からの返事が一切ない事に苛立ったのか、徐々に口調が荒くなり、今はもう怒号もいいところだ。
返事しないとぶつわよっ!? とか、なんで返事しないのこいつっ!? とか、いつも以上にかなり乱暴なお言葉もチラホラ聞こえていて……
こりゃもう、一刻も早く帰らないと、ガチギレどころじゃ済まないぞぉっ!?
逆に俺の命が危ないっ!!!
アセアセとしながら、俺は夜空を見上げた。
曇っている為か星は見えないが、雲の間から途切れ途切れに細い三日月が姿を表している。
あの三日月の位置から考えるに、たぶん、俺が拉致されてから三時間ほど経過しているはずだ。
辺りには鬱蒼とした森が広がっていて、街の灯りは全く見えない。
けれど、俺を運んでいた紅竜人が移動していた時間はとても短時間だったから、そこまで町から離れているとは思えない。
ならば、この縄さえ解ければ、俺一人でも町まで戻れるはずだ!
……こういう時こそ、精霊を呼ぶべきなのでは? と思うものの、正直誰を呼べばいいのか分からない。
縄を解いてくれる精霊って……、誰だよ?
リーシェ……、は、解いてくれそうだけど……
あいつは元々、性格の悪いドSで、俺の事を完全に舐めてかかっていた奴だ。
最近でこそ、ちょっとだけ仲良くなれている気もするけれど、性懲りも無くまた拉致されたとなれば……
あいつの事だ、せっかく信頼され始めた事がチャラになり兼ねない。
それは良くない、すこぶる良くない。
なのでリーシェは呼べない。
バルンは、縄を焼き切れそうだけど……、あいつは常にボーッとしてるからな。
この間は、涙の音がした、とか言って呼んでもいないのに出てきてくれたんだけど、今回は全然来てくれない。
むしろ前より今日の方が号泣してましたけど……、何故来てくれないんですか?
え、もしかして、寝てるんですか??
寝てるんですねきっと、うん。
ゼコゼコは、言わずもがな、論外だし。
イヤミーには嫌味を言われそうだし。
チルチルは……、可愛くて素直だけど、スコップの印象しかない。
つまり、結論はというと、縄を解く事の出来る精霊はいない。
……くっ!? だぁあああっ!!!
どいつもこいつも役に立たねぇっ!?
何故いつもこうなんだぁあっ!??
ぬぁああぁぁ~っ!?!?
……いや、落ち着け俺。
仮に精霊を呼んだとして、紅竜人が起きてしまう事の方が厄介じゃないか。
俺に仕えてくれている精霊達はみんな、お世辞にも静かだとは言えない連中である。
精霊が紅竜人をやっつけてくれればいいけれど、俺はまだ、そこまであいつらの事を信用出来てないからな。
よし、自力でなんとかしようっ!
……とは考えたものの、実際どうにもならないなこれ。
手足は縄で縛られ、猿轡のせいで自慢の前歯も使えない。
こんな状態の俺に出来る事といえば、この丸い体を使って、地面をコロコロと転がって逃げる事のみである。
幸いにも、どうせ逃げられないと思われたのだろう、皮袋からは解放されている。
つまり、転がって逃げる事は可能だ。
でも、どこまで転がっていけばいいんだこれ?
町までずっと転がる??
……いやいや、それはちょっとキツイわ。
ウダウダと思考を巡らせていると、俺のよく効く鼻が、何処かで嗅いだ事のある匂いをキャッチした。
それは、商船タイニック号で洗濯を行う際に使われている、フローラルな香りの洗剤の匂いだ。
この匂いが近くにあるという事は……、もしや、誰かが助けに来てくれたのかもっ!?
淡い期待を抱き、ソワソワとする俺。
すると、背後の茂みがガサガサと揺れたかと思うと、そこから見覚えのある白いローブを身に纏った誰かが現れた。
フードを被っている為に、顔は全く見えないが、その背丈から察するに、騎士団のブリックかライラックかも知れない。
良かった! 助かったぞ!!
パーッと心が弾けて、もがもがと口を動かす俺。
ここだ! ここにいるぞ!! と、合図しようとしたのだが……
「スレイ、クラボ……。起きろ、僕だ」
白いローブを身に纏ったその者は、俺の方など見向きもせず、真っ直ぐに眠る二人の紅竜人の所へと向かい、その体にそっと触れて優しく揺すったではないか。
「ん~? ……ぬぁっ!? 誰だ貴様っ!??」
「ギャギャギャギャ!?」
目を覚まし、慌てて起き上がり、戦闘態勢に入る紅竜人二人。
さすがは野蛮な戦闘種族だ。
すかさず身を起こし、腰に装備していた短剣を鞘から引き抜いて、構えている。
その気迫もさながら、寝起き一番でもめちゃくちゃ戦えそう……
「ははは、相変わらずだな。まぁ、二人共生きてて何よりだ」
聞き覚えのある声が、二人に対して親しげな言葉を発する。
え? ちょ、ちょっと待ってよ。
この声は間違いなく、騎士団の……??
何が、どうなってんだ……???
予想だにしなかった事態に、俺の頭は混乱し始める。
するとその者は、白いローブのフードをゆっくりと取った。
どんよりとした臭いと黒い煙が、その者の頭部から立ち上って……
「僕だよ、ゼンイだ。久しぶりだね」
はんっ!?
誰だこいつっ!!?
こんな奴、俺は知らないぞっ!?!?
そこには見た事のない、黒い鱗を持った爬虫類顔の獣人が現れた。
穏やかな笑みを称えたその顔には、切り傷の跡が無数に残っており、真っ赤な瞳の左目に対して、右目は失明しているのであろう白く濁っている。
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