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第21話 リリスへの返事。 閑話小さき牙と新たな始まり
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◆黒衣の剣聖、応えず――カール=キリトの返書◆
宿の扉を開けた瞬間、鼻に香ばしい獣の血と、森の湿った匂いが混じる。肩に担いだイノシシのような魔獣の死骸は、狩りの成果として十分だったが、それより気がかりだったのは、玄関先に立つ見慣れぬメイドの姿だった。
「カール=キリト殿……ですね? こちらをお届けに上がりました。リリス=ヴァレンタイン様からのお手紙です」
その名を聞いた瞬間、脳裏にかすかな違和感が生まれた。
リリス。もう聞くこともないだろうと思っていた名。
けれど、手紙は確かに自分宛だった。封蝋にはヴァレンタイン家の紋章がくっきりと刻まれている。
「……受け取った。礼を言う」
メイドが頭を下げて去るのを見送ってから、カールはゆっくりと封を切った。
──形式的な美辞麗句、謝意と称賛、そして面会の申し出。
“あぁ、そういうことか”
読み終えたとき、胸に残った感情は、怒りでも驚きでもなかった。
ただ、一言で言えば、呆れだった。
机の上に置かれた蝋燭の火が、便箋の端を揺らす。
カールはしばらく何もせずに手紙を見つめていたが、やがて羽ペンを取り、返書を書き始めた。
拝復 リリス=ヴァレンタイン様
ご丁寧なお便り、確かに拝読いたしました。
まず、こうしてご連絡をいただけたことに対し、率直に申し上げて――驚きました。
あの舞踏会以来、貴女からの音信があるとは思ってもおりませんでしたので。
また、私のこれまでの歩みに目を留めていただき、過分な評価を賜りましたことに、一応の感謝を申し上げます。
しかしながら、リリス様。
貴女が望まれているような“再会”や“やり直し”のご提案については、明確にお断りさせていただきます。
理由は単純です。
あれから三年の時が過ぎました。
貴女がどのような日々を過ごされてきたのか、私は知りません。
ですが、私は私なりに、剣と誇りをもって歩んできたつもりです。
それは、誰かに認められたいという感情からではなく、自分が“自分を赦せるように”なるための戦いでした。
──あの夜のことは、忘れてはいません。
貴女が私のことを侮辱し、多くの令嬢たちと共に笑ったあの卒業式。
あの屈辱と悔しさが、今の私の一部を作りました。
けれど、だからこそ、私はもう過去を引きずることをやめたのです。
私は、貴女に恨みを抱いてはいません。
むしろ、あの出来事があったからこそ、ここまで来られたのだとさえ思っています。
ですが同時に、だからこそ――あれは、終わったことなのです。
互いに、新たな道を歩むべきでしょう。
私はもう、あの頃の“カール=キリト”ではありません。
そして、貴女もまた、あの頃の“リリス=ヴァレンタイン”とは違うはずです。
過去に戻ることはできません。
あの日、貴女が私の手を離し、私が一人で歩き出したように。
どうか、貴女自身の道を、これから見つけてください。
それが私からの、最後の願いです。
末筆ながら、貴女のご健勝と再起をお祈り申し上げます。
敬具
カール=キリト
書き終えると、カールは封筒にそれを入れ、再び蝋を垂らして封をした。
宿の若い従者を呼びつけ、王都南のヴァレンタイン家へと届けるよう伝える。
「無理に急がなくていい。礼節だけは忘れずにな」
少年が「はいっ」と元気よく返事をして走り出していく。
カールは一人、窓辺に立ち、夕暮れの空を見上げた。
遠くで鐘の音が鳴っていた。
狩りを終え、もう一つの“清算”も終わった。
これで、本当に――過去は、終わったのだ。
「……ありがとう。そして、さようならだ、リリス」
静かな独り言が、部屋に溶けて消えた。
閑 話 ◆断崖の邂逅 ~小さき牙との出会い~◆
その頃、王都南方、黒き断崖の絶壁。
その地には、かつて飛竜の王と呼ばれたワイバーンが巣を作り、数々の冒険者たちが命を落としてきた。
「カール=キリト。断崖のワイバーン討伐、引き受けてくれるな?」
ギルドでそう声をかけてきたのは、ギルドの管理官バルトだった。強面で知られる男だが、実力者には誠意をもって接する。その彼が、わざわざカールに直接依頼を持ってきた。
「上等だ。素材の買い取り、きちんと頼むぞ」
カールは黒のマントを翻し、そのままギルドを後にした。
断崖の風は冷たく、鋭い。
空を裂くように飛翔するワイバーンは、確かに王の風格を備えていた。巨大な翼、鋭利な爪、そして毒を帯びた尾。
だが、カールの剣はそれを上回る速さと鋭さを持っていた。
「……遅いな」
淡々と呟き、地を蹴る。剣が閃き、風が裂ける。
一合、二合――そして三合目で、ワイバーンは絶叫を上げて崩れ落ちた。
討伐は、ものの数分で終わった。
「さて……巣はこっちか」
断崖の奥にある岩陰に、ワイバーンの巣があった。石と骨が積み上がったその中で、カールは一つの異質な気配を察知する。
「……犬?」
瓦礫の中、怯えたような目でこちらを見上げる小さな生き物がいた。痩せ細り、前足には傷。黒く柔らかな毛並みは、野犬のようでいて、どこか荘厳さも漂わせていた。
「……こんなところで、よく生きてたな」
カールはそっと近づき、持っていた回復薬を薄く塗りつける。子犬は怯えながらも逃げず、やがてぺたりと腹をつけ、尻尾を振った。
「……ついてくるのか?」
帰り道、子犬は一歩も離れず、カールの背を追い続けた。
◇ ◇
ギルドに戻ると、バルトが目を見開いた。
「おい……それ、どこで拾った?」
「ワイバーンの巣にいた。どうやら棲みついていたらしい」
「馬鹿野郎、それは犬なんかじゃねぇ。そいつは“フェンリル”の仔だ」
一瞬、空気が凍った。
フェンリル――狼の王にして、災厄の獣。古の戦で神々を震えさせたという、伝説の魔獣の血を引く存在。
「確かに……普通の犬にしちゃ、魔力の質が違うと思ったが」
子犬はカールの足元にじゃれつき、嬉しそうに尻尾を振っている。その姿はとても“災厄”とは思えなかった。
「こいつ、俺に懐いてるみたいだ。俺が飼う」
「正気か? 育てばお前でも制御できるか分からんぞ」
「なら、その時に考えるさ」
カールはさらりと言い放ち、フェンリルの仔を抱き上げた。
「名前……そうだな。“ルゥ”にしよう」
その名を呼ぶと、子犬は光り輝いた。次の瞬間、「ありがとう!」と嬉しそう話してきた。
「ルゥ、お前、しゃべれるのか?」
「うん、今、カールに名前を付けてもらって契約した」
バルトは呆れながらも、どこか安心したように笑った。
「やれやれ……フェンリルと契約って・・・お前と一緒なら、まーその子もきっと、安心だな」
かくして、黒衣の剣聖カールは、新たなる相棒“ルゥ”と共に歩み始めた。
それが、やがて世界を揺るがす伝説の幕開けとなるとは、この時まだ誰も知らなかった――。
宿の扉を開けた瞬間、鼻に香ばしい獣の血と、森の湿った匂いが混じる。肩に担いだイノシシのような魔獣の死骸は、狩りの成果として十分だったが、それより気がかりだったのは、玄関先に立つ見慣れぬメイドの姿だった。
「カール=キリト殿……ですね? こちらをお届けに上がりました。リリス=ヴァレンタイン様からのお手紙です」
その名を聞いた瞬間、脳裏にかすかな違和感が生まれた。
リリス。もう聞くこともないだろうと思っていた名。
けれど、手紙は確かに自分宛だった。封蝋にはヴァレンタイン家の紋章がくっきりと刻まれている。
「……受け取った。礼を言う」
メイドが頭を下げて去るのを見送ってから、カールはゆっくりと封を切った。
──形式的な美辞麗句、謝意と称賛、そして面会の申し出。
“あぁ、そういうことか”
読み終えたとき、胸に残った感情は、怒りでも驚きでもなかった。
ただ、一言で言えば、呆れだった。
机の上に置かれた蝋燭の火が、便箋の端を揺らす。
カールはしばらく何もせずに手紙を見つめていたが、やがて羽ペンを取り、返書を書き始めた。
拝復 リリス=ヴァレンタイン様
ご丁寧なお便り、確かに拝読いたしました。
まず、こうしてご連絡をいただけたことに対し、率直に申し上げて――驚きました。
あの舞踏会以来、貴女からの音信があるとは思ってもおりませんでしたので。
また、私のこれまでの歩みに目を留めていただき、過分な評価を賜りましたことに、一応の感謝を申し上げます。
しかしながら、リリス様。
貴女が望まれているような“再会”や“やり直し”のご提案については、明確にお断りさせていただきます。
理由は単純です。
あれから三年の時が過ぎました。
貴女がどのような日々を過ごされてきたのか、私は知りません。
ですが、私は私なりに、剣と誇りをもって歩んできたつもりです。
それは、誰かに認められたいという感情からではなく、自分が“自分を赦せるように”なるための戦いでした。
──あの夜のことは、忘れてはいません。
貴女が私のことを侮辱し、多くの令嬢たちと共に笑ったあの卒業式。
あの屈辱と悔しさが、今の私の一部を作りました。
けれど、だからこそ、私はもう過去を引きずることをやめたのです。
私は、貴女に恨みを抱いてはいません。
むしろ、あの出来事があったからこそ、ここまで来られたのだとさえ思っています。
ですが同時に、だからこそ――あれは、終わったことなのです。
互いに、新たな道を歩むべきでしょう。
私はもう、あの頃の“カール=キリト”ではありません。
そして、貴女もまた、あの頃の“リリス=ヴァレンタイン”とは違うはずです。
過去に戻ることはできません。
あの日、貴女が私の手を離し、私が一人で歩き出したように。
どうか、貴女自身の道を、これから見つけてください。
それが私からの、最後の願いです。
末筆ながら、貴女のご健勝と再起をお祈り申し上げます。
敬具
カール=キリト
書き終えると、カールは封筒にそれを入れ、再び蝋を垂らして封をした。
宿の若い従者を呼びつけ、王都南のヴァレンタイン家へと届けるよう伝える。
「無理に急がなくていい。礼節だけは忘れずにな」
少年が「はいっ」と元気よく返事をして走り出していく。
カールは一人、窓辺に立ち、夕暮れの空を見上げた。
遠くで鐘の音が鳴っていた。
狩りを終え、もう一つの“清算”も終わった。
これで、本当に――過去は、終わったのだ。
「……ありがとう。そして、さようならだ、リリス」
静かな独り言が、部屋に溶けて消えた。
閑 話 ◆断崖の邂逅 ~小さき牙との出会い~◆
その頃、王都南方、黒き断崖の絶壁。
その地には、かつて飛竜の王と呼ばれたワイバーンが巣を作り、数々の冒険者たちが命を落としてきた。
「カール=キリト。断崖のワイバーン討伐、引き受けてくれるな?」
ギルドでそう声をかけてきたのは、ギルドの管理官バルトだった。強面で知られる男だが、実力者には誠意をもって接する。その彼が、わざわざカールに直接依頼を持ってきた。
「上等だ。素材の買い取り、きちんと頼むぞ」
カールは黒のマントを翻し、そのままギルドを後にした。
断崖の風は冷たく、鋭い。
空を裂くように飛翔するワイバーンは、確かに王の風格を備えていた。巨大な翼、鋭利な爪、そして毒を帯びた尾。
だが、カールの剣はそれを上回る速さと鋭さを持っていた。
「……遅いな」
淡々と呟き、地を蹴る。剣が閃き、風が裂ける。
一合、二合――そして三合目で、ワイバーンは絶叫を上げて崩れ落ちた。
討伐は、ものの数分で終わった。
「さて……巣はこっちか」
断崖の奥にある岩陰に、ワイバーンの巣があった。石と骨が積み上がったその中で、カールは一つの異質な気配を察知する。
「……犬?」
瓦礫の中、怯えたような目でこちらを見上げる小さな生き物がいた。痩せ細り、前足には傷。黒く柔らかな毛並みは、野犬のようでいて、どこか荘厳さも漂わせていた。
「……こんなところで、よく生きてたな」
カールはそっと近づき、持っていた回復薬を薄く塗りつける。子犬は怯えながらも逃げず、やがてぺたりと腹をつけ、尻尾を振った。
「……ついてくるのか?」
帰り道、子犬は一歩も離れず、カールの背を追い続けた。
◇ ◇
ギルドに戻ると、バルトが目を見開いた。
「おい……それ、どこで拾った?」
「ワイバーンの巣にいた。どうやら棲みついていたらしい」
「馬鹿野郎、それは犬なんかじゃねぇ。そいつは“フェンリル”の仔だ」
一瞬、空気が凍った。
フェンリル――狼の王にして、災厄の獣。古の戦で神々を震えさせたという、伝説の魔獣の血を引く存在。
「確かに……普通の犬にしちゃ、魔力の質が違うと思ったが」
子犬はカールの足元にじゃれつき、嬉しそうに尻尾を振っている。その姿はとても“災厄”とは思えなかった。
「こいつ、俺に懐いてるみたいだ。俺が飼う」
「正気か? 育てばお前でも制御できるか分からんぞ」
「なら、その時に考えるさ」
カールはさらりと言い放ち、フェンリルの仔を抱き上げた。
「名前……そうだな。“ルゥ”にしよう」
その名を呼ぶと、子犬は光り輝いた。次の瞬間、「ありがとう!」と嬉しそう話してきた。
「ルゥ、お前、しゃべれるのか?」
「うん、今、カールに名前を付けてもらって契約した」
バルトは呆れながらも、どこか安心したように笑った。
「やれやれ……フェンリルと契約って・・・お前と一緒なら、まーその子もきっと、安心だな」
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