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第61話 リアナ=クラウゼ視点 黒衣の剣聖
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【黒衣の剣聖に、恋をした】
――リアナ=クラウゼ視点――
初めて彼の名を耳にしたのは、王都に戻った後のことだった。
“黒衣の剣聖”カール=キリト。
王都の貴族たちの間でも噂になっていた。婚約破棄され、辺境へと追放された男――だが、それが今や魔獣を斬り裂き、冒険者ギルドで急成長を遂げ、貴族たちすら一目置く存在となって戻ってきたという。
私は、そういう人に出会ってみたかった。
力で運命をねじ伏せるような、“本物”の人に。
そして、護衛任務の当日。
私は、彼と出会った。
黒衣に身を包んだ青年は、噂に違わず鋭い眼をしていた。だがその瞳の奥には、優しさと、なにより深い孤独が宿っていた。
「あなたが噂の“黒衣の剣聖”……カール=キリトね。思っていたより、ずっと素敵な人。よろしくお願いするわ。」
そう微笑んだ私に、彼は少し困ったように頷いた。その素朴さもまた、心をくすぐる。
(ああ、この人は、私が探していた“強さ”を持っている)
私はそう確信した。
その時からだ。彼の視線を追ってしまうようになったのは。
任務の最中、私は自然に彼に声をかけた。
戦術の相談、術式の共有、何気ない世間話。
カールは控えめに対応してくれたけれど、どこかよそよそしさも感じた。
そしてすぐに気づいたの。
彼の視線の先に、常に“彼女”がいることを。
セリア。黒髪で、冷静沈着な剣士の少女。
表情は乏しいけれど、カールが話すときだけ、わずかに口元が緩む。
(あの子が……彼の“隣”なんだ)
そう思ったとき、胸がちくりと痛んだ。
私は負けたくなかった。
魔術の腕も、家柄も、知性も、美しさも――
彼女には負けていない。そう思っていた。
でも、彼の眼差しは、揺るぎなくセリアに向いていた。
夜、焚き火を囲む時間。
私は、賭けに出た。
「あなたの剣筋、まるで芸術のよう。私、戦いのたびに見惚れてしまうの。……こんなふうに感じたの、初めて。」
本音だった。
彼の剣には、無駄がなく、美しさがあった。
だけど、その言葉はきっと、セリアにも届いた。
火を挟んで向かいにいた彼女の手の中の枝が、音を立てて折れるのを私は見た。
(……嫉妬、したのね)
ほんの少し、嬉しくなった。
あの冷静なセリアが、私に心を乱されている。
そう思った自分に、私は驚いた。
まるで、恋の駆け引きをしているみたい。
いや、違う。
これは、もう本気の恋だ。
彼がセリアに言った言葉は聞こえなかったけれど、翌朝にははっきりと分かった。
朝靄の中、剣を振るう彼女の姿。
その一太刀一太刀に、強い意志と、感情が宿っていた。
そしてそれは、私に向けられている――そう感じた。
(簡単には譲ってくれないのね)
でも、私は天才と言われて育ってきた。
努力ではなく、才能で道を切り開いてきた。
今回も、そう思っていた。
けれど、今は違う。
セリアの剣を見たとき、私は知った。
“本気の想い”には、才能すら凌駕する力があるのだと。
私もまた、本気にならなければ、彼に届かない。
(なら、やってみせる。魔術師として――女として)
彼の隣に立つのは、私だってふさわしいはず。
そう信じてる。
この恋の戦場に、後悔はない。
私、リアナ=クラウゼは、“黒衣の剣聖”カール=キリトに恋をした。
ならば、この命を懸けてでも、奪い取ってみせる。
剣と魔術、想いが交錯するこの旅の中で――
きっと、彼の心を射止めてみせる。
【孤高の星に、炎を宿して】
――リアナ=クラウゼの回想と誓い――
私は、生まれながらにして特別だった。
王国の中でも由緒正しいクラウゼ家。その一人娘として生を受け、物心がつく頃には既に魔術の才を示していた。火の精霊が笑い、風が私の髪を撫でる。魔術書に触れたこともない幼い私が、自然と呪文を紡ぎ出す姿を、誰もが「神童」と呼んだ。
――だから、私は孤独だった。
誰もが私を遠巻きに見た。
褒めるだけ褒めて、決して本気では相手にしてこない。
周囲の子どもたちは私と話さなくなり、家庭教師たちは「教えることがない」と匙を投げた。
父も、母も、私を誇りに思っていたけれど――それは“家名にふさわしい器”としての評価だった。
(リアナは天才だから大丈夫)
(リアナには、すべてが簡単にできるから)
(リアナは、誰にも負けない)
……違う。私は誰とも“戦って”さえいない。
勝ちも、負けも、知らないまま――ただ、与えられた称賛に囲まれて、息をしていた。
だが、王立魔術学院に入学した日、私は初めて“世界”を知った。
そこには、私より魔力は劣っても、必死に杖を振るい、血を吐くように術式を磨く者たちがいた。
魔導実験で眉を焦がしても、翌日にはまた立ち上がる少年がいた。
魔力の暴走で友を傷つけ、泣きながら謝る少女がいた。
その中に混じっている私は、はたして“同じ人間”だったのだろうか。
私は誰よりも早く術を習得した。
精霊契約も、式法構築も、実戦応用も。
でも、心が満たされることはなかった。
「誰かと、全力でぶつかりたい」
「ただの“強いリアナ”ではなく、“戦うリアナ”でいたい」
そんな願いを、私はずっと胸に秘めていた。
だから、王都に戻ってきた“黒衣の剣聖”の噂を聞いたとき、心がざわついた。
平民上がりで、辺境に捨てられ、そこから這い上がってきた男。
噂の多くは荒唐無稽だったけれど、それでも――
「剣だけで、運命に抗った」その事実が、胸を打った。
(会ってみたい。戦ってみたい。向き合ってみたい)
そう思った私は、王立魔術学院からの護衛任務に自ら志願した。
そして、彼と出会った。
初めて言葉を交わしたとき、彼は私を“天才”としてではなく、一人の“仲間”として受け止めてくれた。
驚いた。
それは、父や母が与えてくれたどんな名誉よりも、重くて、あたたかかった。
……けれど同時に、彼の隣には、もう一人の少女がいた。
氷の魔女、セリア。
無駄のない動き。冷静な判断。だが、彼女の目はカールに向けられると、確かに“揺れる”。
私には、その視線の意味が分かった。
(あの子は、もう“彼の隣”にいる)
胸が痛んだ。
それが“嫉妬”というものだと、すぐに気づいた。
けれど、それでも私は諦めない。
私は魔術に命を懸けてきた。
誰にも理解されなくても、孤独でも、才能が“孤高さ”を生むのなら――私は、それを誇りに変えてきた。
今度は、恋だってそうする。
誰かに恋をするという感情さえ、私にとっては初めての戦い。
(セリア。あなたは剣士。私は魔術師)
戦う“形”が違うだけ。
でも私は、あなたに負けたくない。
私はクラウゼ家の名を背負い、魔術を極めた者。
この誇りを胸に、カールにふさわしいと証明してみせる。
それは、ただの恋ではない。
私にとっては――人生で初めての、“本気の戦い”だった。
――リアナ=クラウゼ視点――
初めて彼の名を耳にしたのは、王都に戻った後のことだった。
“黒衣の剣聖”カール=キリト。
王都の貴族たちの間でも噂になっていた。婚約破棄され、辺境へと追放された男――だが、それが今や魔獣を斬り裂き、冒険者ギルドで急成長を遂げ、貴族たちすら一目置く存在となって戻ってきたという。
私は、そういう人に出会ってみたかった。
力で運命をねじ伏せるような、“本物”の人に。
そして、護衛任務の当日。
私は、彼と出会った。
黒衣に身を包んだ青年は、噂に違わず鋭い眼をしていた。だがその瞳の奥には、優しさと、なにより深い孤独が宿っていた。
「あなたが噂の“黒衣の剣聖”……カール=キリトね。思っていたより、ずっと素敵な人。よろしくお願いするわ。」
そう微笑んだ私に、彼は少し困ったように頷いた。その素朴さもまた、心をくすぐる。
(ああ、この人は、私が探していた“強さ”を持っている)
私はそう確信した。
その時からだ。彼の視線を追ってしまうようになったのは。
任務の最中、私は自然に彼に声をかけた。
戦術の相談、術式の共有、何気ない世間話。
カールは控えめに対応してくれたけれど、どこかよそよそしさも感じた。
そしてすぐに気づいたの。
彼の視線の先に、常に“彼女”がいることを。
セリア。黒髪で、冷静沈着な剣士の少女。
表情は乏しいけれど、カールが話すときだけ、わずかに口元が緩む。
(あの子が……彼の“隣”なんだ)
そう思ったとき、胸がちくりと痛んだ。
私は負けたくなかった。
魔術の腕も、家柄も、知性も、美しさも――
彼女には負けていない。そう思っていた。
でも、彼の眼差しは、揺るぎなくセリアに向いていた。
夜、焚き火を囲む時間。
私は、賭けに出た。
「あなたの剣筋、まるで芸術のよう。私、戦いのたびに見惚れてしまうの。……こんなふうに感じたの、初めて。」
本音だった。
彼の剣には、無駄がなく、美しさがあった。
だけど、その言葉はきっと、セリアにも届いた。
火を挟んで向かいにいた彼女の手の中の枝が、音を立てて折れるのを私は見た。
(……嫉妬、したのね)
ほんの少し、嬉しくなった。
あの冷静なセリアが、私に心を乱されている。
そう思った自分に、私は驚いた。
まるで、恋の駆け引きをしているみたい。
いや、違う。
これは、もう本気の恋だ。
彼がセリアに言った言葉は聞こえなかったけれど、翌朝にははっきりと分かった。
朝靄の中、剣を振るう彼女の姿。
その一太刀一太刀に、強い意志と、感情が宿っていた。
そしてそれは、私に向けられている――そう感じた。
(簡単には譲ってくれないのね)
でも、私は天才と言われて育ってきた。
努力ではなく、才能で道を切り開いてきた。
今回も、そう思っていた。
けれど、今は違う。
セリアの剣を見たとき、私は知った。
“本気の想い”には、才能すら凌駕する力があるのだと。
私もまた、本気にならなければ、彼に届かない。
(なら、やってみせる。魔術師として――女として)
彼の隣に立つのは、私だってふさわしいはず。
そう信じてる。
この恋の戦場に、後悔はない。
私、リアナ=クラウゼは、“黒衣の剣聖”カール=キリトに恋をした。
ならば、この命を懸けてでも、奪い取ってみせる。
剣と魔術、想いが交錯するこの旅の中で――
きっと、彼の心を射止めてみせる。
【孤高の星に、炎を宿して】
――リアナ=クラウゼの回想と誓い――
私は、生まれながらにして特別だった。
王国の中でも由緒正しいクラウゼ家。その一人娘として生を受け、物心がつく頃には既に魔術の才を示していた。火の精霊が笑い、風が私の髪を撫でる。魔術書に触れたこともない幼い私が、自然と呪文を紡ぎ出す姿を、誰もが「神童」と呼んだ。
――だから、私は孤独だった。
誰もが私を遠巻きに見た。
褒めるだけ褒めて、決して本気では相手にしてこない。
周囲の子どもたちは私と話さなくなり、家庭教師たちは「教えることがない」と匙を投げた。
父も、母も、私を誇りに思っていたけれど――それは“家名にふさわしい器”としての評価だった。
(リアナは天才だから大丈夫)
(リアナには、すべてが簡単にできるから)
(リアナは、誰にも負けない)
……違う。私は誰とも“戦って”さえいない。
勝ちも、負けも、知らないまま――ただ、与えられた称賛に囲まれて、息をしていた。
だが、王立魔術学院に入学した日、私は初めて“世界”を知った。
そこには、私より魔力は劣っても、必死に杖を振るい、血を吐くように術式を磨く者たちがいた。
魔導実験で眉を焦がしても、翌日にはまた立ち上がる少年がいた。
魔力の暴走で友を傷つけ、泣きながら謝る少女がいた。
その中に混じっている私は、はたして“同じ人間”だったのだろうか。
私は誰よりも早く術を習得した。
精霊契約も、式法構築も、実戦応用も。
でも、心が満たされることはなかった。
「誰かと、全力でぶつかりたい」
「ただの“強いリアナ”ではなく、“戦うリアナ”でいたい」
そんな願いを、私はずっと胸に秘めていた。
だから、王都に戻ってきた“黒衣の剣聖”の噂を聞いたとき、心がざわついた。
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噂の多くは荒唐無稽だったけれど、それでも――
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(会ってみたい。戦ってみたい。向き合ってみたい)
そう思った私は、王立魔術学院からの護衛任務に自ら志願した。
そして、彼と出会った。
初めて言葉を交わしたとき、彼は私を“天才”としてではなく、一人の“仲間”として受け止めてくれた。
驚いた。
それは、父や母が与えてくれたどんな名誉よりも、重くて、あたたかかった。
……けれど同時に、彼の隣には、もう一人の少女がいた。
氷の魔女、セリア。
無駄のない動き。冷静な判断。だが、彼女の目はカールに向けられると、確かに“揺れる”。
私には、その視線の意味が分かった。
(あの子は、もう“彼の隣”にいる)
胸が痛んだ。
それが“嫉妬”というものだと、すぐに気づいた。
けれど、それでも私は諦めない。
私は魔術に命を懸けてきた。
誰にも理解されなくても、孤独でも、才能が“孤高さ”を生むのなら――私は、それを誇りに変えてきた。
今度は、恋だってそうする。
誰かに恋をするという感情さえ、私にとっては初めての戦い。
(セリア。あなたは剣士。私は魔術師)
戦う“形”が違うだけ。
でも私は、あなたに負けたくない。
私はクラウゼ家の名を背負い、魔術を極めた者。
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