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第66話 知の部屋で、三人の午後
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【風と光と、王都の午後】
王都〈ルメリア〉――午後の陽が瓦屋根の上に踊る午後。
長い調査護衛の依頼を終え、久しぶりに“平和”な日常へと戻ったカールとセリアは、のんびりと街を散策していた。足元では、真っ白な子フェンリル――ルゥが元気に跳ね回っている。
「カール、ちょっと速すぎるわよ、ルゥが追いつけないじゃない」
セリアが笑いながら、スカートの裾をつまみつつ小走りになる。カールは少し前を歩いていたが、立ち止まって振り返った。
「いや、あいつ速すぎるくらいだろ。見てみろ、もう次の路地に――って、おい、ルゥ、そっちは――!」
ワンッ!
ルゥは勢いよく角を曲がり、八百屋の野菜かごに頭から突っ込んだ。
「うわーっ! こらぁ! お前の犬か!? 野菜が台無しだ!」
怒鳴り声と一緒に、トマトが空中を飛び、見事にカールの額に命中した。
「……ぐっ、なんだこの酸味」
セリアが顔を押さえて笑いをこらえる。
「ルゥ、ちゃんと謝って! ほら!」
ルゥは耳をしょんぼりと垂らし、ぺたんと地面に座って「クゥン……」と小さく鳴く。街中ではフェンリルとばれるとまずいので、人間の言葉は使わない約束をしてのお出かけである。
八百屋の主人も、思わず苦笑い。
「まったく……まあいいさ。次からは気をつけるんだぞ、小さなモフモフ野郎」
「ありがとうございます。代金はこちらで払います」
セリアがにっこりと会釈しながら、銀貨を差し出す。
カールはため息をつきつつルゥを抱き上げる。「お前、もうちょい落ち着けって……」
ルゥはカールの腕の中で満足げに尻尾を振った。
***
その後も、王都の街をゆっくり歩いた。
風は優しく、路地のパン屋からは焼き立ての香ばしい匂い。街角の吟遊詩人が奏でる笛の音が、石畳を抜けてどこまでも流れていく。
「……こういう日が続けばいいのにね」セリアがぽつりと呟く。
「戦いのない日ってやつか?」
「うん。誰かを傷つけたり、傷つけられたりしないで……ただのんびり過ごす日。カールと一緒に」
その言葉に、カールは少しだけ目を細めた。どこかくすぐったいような、それでいて胸の奥が温かくなる感覚。
「……似合わねぇよ、俺には」
「そんなことないよ」
セリアはカールの手を取る。指先がそっと重なる。
「こうして一緒にいるだけで、私は嬉しいの。王女だった頃の私には、こんな日常はなかったから……だから、今日がすごく特別」
「……そっか」
二人の間に、優しい沈黙が流れる。
その時、ルゥがカールの腕の中で「ワン!」と一声鳴いた。
「……あ、思い出した!」
セリアがぱっと笑顔になる。
「どうした?」
「アイスクリームよ! この前来たとき、新しい店ができてたって言ってたでしょ? 今なら並ばずに食べられるかも!」
「へぇ、アイスか……。食ったことねぇな」
「じゃあ決まり! 初めては、私が一緒に食べさせてあげる!」
セリアが腕を引き、カールをぐいっと引っ張っていく。
ルゥもカールの腕の中で尻尾をばたばた振って、満面の笑み(?)だった。
***
アイスクリーム屋のベンチに並んで座りながら、カールは恐る恐るスプーンを口に運ぶ。
「……冷たい、けど……うまいな、これ」
「でしょ?」セリアが得意げに笑う。「私はこの“ベリーミルク”がお気に入り。カールは?」
「なんか、チョコのやつ。こっちも……悪くない」
「ふふ、気に入ったみたいね」
二人は並んで空を見上げた。少し西に傾いた太陽が、街を黄金色に染め始めていた。
「……ありがとうな」
「え?」
「こういう日が、こんなに心地いいなんて……知らなかった。戦ってばかりだったからさ、俺」
セリアはそっとカールの肩に寄りかかった。
「これからは、少しずつ……取り戻せばいいのよ。奪われた時間も、眠ってた感情も。私と一緒に、ね」
カールは、彼女の肩にそっと手を置く。
ルゥが足元であくびをし、そのまま丸まって眠り始めた。
静かな午後。あの日々の重さを癒やすように、王都の空は穏やかに色づいていく。
そして――
穏やかな風の中で、ただの一人と一人が、普通の一日を共に過ごす。
それは、きっと誰よりも尊い“冒険”の一つだった。
【知の部屋で、三人の午後】
「いらっしゃい、カール、セリア。さあ、遠慮しないで入って」
リアナ=クラウゼが白衣の裾をひるがえして、満面の笑みで二人を迎え入れる。
その後ろには、古びた魔導書や錬金術の巻物が詰めこまれた本棚が壁一面に並んでいた。まるで、本の森だ。
「こ、これは……すごい数の本ですね……!」
セリアが圧倒されるのも無理はない。
机の上には魔石の標本、天球儀、そして半分組み上げられた魔導装置の模型まで転がっている。
「んー……思ったより“研究者の巣”だな」
カールが半ば呆れ顔で呟くと、リアナが頬をふくらませた。
「失礼ね!これはね、どれも貴重な資料なのよ。普通の図書館じゃ読めないものばかりなんだから」
「確かに……魔術文明の基礎から応用、霊魂論、構文解析まで……こんなに揃ってるの、初めて見ました」
セリアが目を輝かせながら本を手に取る。
「でしょ! この家、書庫として改築したくらいなんだから!」
リアナは嬉しそうに胸を張る。その姿は王国魔術師としての誇りと、研究への純粋な情熱が入り混じっていて――なんだか、子どもが宝物を自慢しているようにも見えた。
*
三人はリビングに移り、リアナ特製の“脳に効くハーブティー”を囲んで座る。
セリアは興味津々に湯気の立つカップをのぞき込み、カールはちょっと警戒しながら口に運んだ。
「……ん、意外とうまいな。クセはあるけど、落ち着く味だ」
「でしょ? 一応、味には気をつけて調合してるの。効能は“集中力アップとリラックス効果”。あ、でもカールにはちょっと眠くなるかも?」
「いや、それ大事なことは先に言ってくれ」
「ふふっ、リアナさん、相変わらずですね」
セリアが笑い、リアナもつられて微笑んだ。
それは戦場では見られない、穏やかな研究者の顔。
いつもは理知的で冷静な彼女も、今日はどこか柔らかい。
*
「ねぇ、カール。あの“封印”のときのこと……ちゃんと覚えてる?」
ふと、リアナが真剣な声で尋ねた。
「もちろんだ。あんなもん、忘れられるわけない。……母さんの声、今でも時々聞こえる気がする」
「私も、あの瞬間のこと……ずっと研究してた禁術の理論が、現実になった時の恐怖と感動、忘れられないの」
リアナはカップを見つめながらぽつりと呟いた。
「でも……あなたがいたから、私、壊れずに済んだのかもしれない」
「……リアナ」
その言葉に、カールは少し戸惑いながらも、まっすぐ彼女を見返した。
そんな二人の間に、セリアがふっと立ち上がる。
「はい、ちょっと待っててくださいね。せっかくだから、お茶菓子を持ってきます」
空気を察して席を外すセリアの優しさに、リアナは小さく笑った。
「セリアって、ほんと優しいわよね。……なんだか、少しだけ、羨ましい」
「そうか?」
「ええ。彼女は“人の心”を自然と見てる。私は……頭でばかり考えて、気づくのが遅いから」
リアナの言葉は、ほんの少しだけ寂しげだった。
けれど、次の瞬間、彼女は笑顔を見せる。
「でも、あなたたちとこうして過ごせて……なんだか、ちょっと救われた気がする」
「俺たちもだよ。リアナと一緒にいると、色々と……考えることが多いけど、悪くない」
「……ふふ、ありがとう」
セリアがトレーを持って戻ってきた時、部屋には優しい空気が漂っていた。
「お待たせしました~。これは王都で一番人気の焼き菓子です♪」
「おお、いい匂いだ!」
「わぁ、甘いの久しぶり!」
三人で焼き菓子を分け合い、また話し始める。
魔法の研究のこと、王都の流行、ルゥのいたずら話――話題は尽きなかった。
本に囲まれた部屋で交わされる、知識と笑顔。
まるで、文字では伝えきれない“心の交流”がそこにあった。
*
夕方、玄関まで見送りに出たリアナが、少し寂しそうに言う。
「また来てくれる?」
「もちろん」
「今度は、もっとゆっくり話しましょうね」
カールとセリアの言葉に、リアナはふわりと笑った。
その笑顔は、どこか柔らかくて、あたたかかった。
ドアが閉まり、静かな書庫に戻ってきたリアナは、一冊の本を手に取り、ぽつりと呟いた。
「……また、会えるよね」
彼女の研究室には、今日という記憶が、確かに刻まれていた。
王都〈ルメリア〉――午後の陽が瓦屋根の上に踊る午後。
長い調査護衛の依頼を終え、久しぶりに“平和”な日常へと戻ったカールとセリアは、のんびりと街を散策していた。足元では、真っ白な子フェンリル――ルゥが元気に跳ね回っている。
「カール、ちょっと速すぎるわよ、ルゥが追いつけないじゃない」
セリアが笑いながら、スカートの裾をつまみつつ小走りになる。カールは少し前を歩いていたが、立ち止まって振り返った。
「いや、あいつ速すぎるくらいだろ。見てみろ、もう次の路地に――って、おい、ルゥ、そっちは――!」
ワンッ!
ルゥは勢いよく角を曲がり、八百屋の野菜かごに頭から突っ込んだ。
「うわーっ! こらぁ! お前の犬か!? 野菜が台無しだ!」
怒鳴り声と一緒に、トマトが空中を飛び、見事にカールの額に命中した。
「……ぐっ、なんだこの酸味」
セリアが顔を押さえて笑いをこらえる。
「ルゥ、ちゃんと謝って! ほら!」
ルゥは耳をしょんぼりと垂らし、ぺたんと地面に座って「クゥン……」と小さく鳴く。街中ではフェンリルとばれるとまずいので、人間の言葉は使わない約束をしてのお出かけである。
八百屋の主人も、思わず苦笑い。
「まったく……まあいいさ。次からは気をつけるんだぞ、小さなモフモフ野郎」
「ありがとうございます。代金はこちらで払います」
セリアがにっこりと会釈しながら、銀貨を差し出す。
カールはため息をつきつつルゥを抱き上げる。「お前、もうちょい落ち着けって……」
ルゥはカールの腕の中で満足げに尻尾を振った。
***
その後も、王都の街をゆっくり歩いた。
風は優しく、路地のパン屋からは焼き立ての香ばしい匂い。街角の吟遊詩人が奏でる笛の音が、石畳を抜けてどこまでも流れていく。
「……こういう日が続けばいいのにね」セリアがぽつりと呟く。
「戦いのない日ってやつか?」
「うん。誰かを傷つけたり、傷つけられたりしないで……ただのんびり過ごす日。カールと一緒に」
その言葉に、カールは少しだけ目を細めた。どこかくすぐったいような、それでいて胸の奥が温かくなる感覚。
「……似合わねぇよ、俺には」
「そんなことないよ」
セリアはカールの手を取る。指先がそっと重なる。
「こうして一緒にいるだけで、私は嬉しいの。王女だった頃の私には、こんな日常はなかったから……だから、今日がすごく特別」
「……そっか」
二人の間に、優しい沈黙が流れる。
その時、ルゥがカールの腕の中で「ワン!」と一声鳴いた。
「……あ、思い出した!」
セリアがぱっと笑顔になる。
「どうした?」
「アイスクリームよ! この前来たとき、新しい店ができてたって言ってたでしょ? 今なら並ばずに食べられるかも!」
「へぇ、アイスか……。食ったことねぇな」
「じゃあ決まり! 初めては、私が一緒に食べさせてあげる!」
セリアが腕を引き、カールをぐいっと引っ張っていく。
ルゥもカールの腕の中で尻尾をばたばた振って、満面の笑み(?)だった。
***
アイスクリーム屋のベンチに並んで座りながら、カールは恐る恐るスプーンを口に運ぶ。
「……冷たい、けど……うまいな、これ」
「でしょ?」セリアが得意げに笑う。「私はこの“ベリーミルク”がお気に入り。カールは?」
「なんか、チョコのやつ。こっちも……悪くない」
「ふふ、気に入ったみたいね」
二人は並んで空を見上げた。少し西に傾いた太陽が、街を黄金色に染め始めていた。
「……ありがとうな」
「え?」
「こういう日が、こんなに心地いいなんて……知らなかった。戦ってばかりだったからさ、俺」
セリアはそっとカールの肩に寄りかかった。
「これからは、少しずつ……取り戻せばいいのよ。奪われた時間も、眠ってた感情も。私と一緒に、ね」
カールは、彼女の肩にそっと手を置く。
ルゥが足元であくびをし、そのまま丸まって眠り始めた。
静かな午後。あの日々の重さを癒やすように、王都の空は穏やかに色づいていく。
そして――
穏やかな風の中で、ただの一人と一人が、普通の一日を共に過ごす。
それは、きっと誰よりも尊い“冒険”の一つだった。
【知の部屋で、三人の午後】
「いらっしゃい、カール、セリア。さあ、遠慮しないで入って」
リアナ=クラウゼが白衣の裾をひるがえして、満面の笑みで二人を迎え入れる。
その後ろには、古びた魔導書や錬金術の巻物が詰めこまれた本棚が壁一面に並んでいた。まるで、本の森だ。
「こ、これは……すごい数の本ですね……!」
セリアが圧倒されるのも無理はない。
机の上には魔石の標本、天球儀、そして半分組み上げられた魔導装置の模型まで転がっている。
「んー……思ったより“研究者の巣”だな」
カールが半ば呆れ顔で呟くと、リアナが頬をふくらませた。
「失礼ね!これはね、どれも貴重な資料なのよ。普通の図書館じゃ読めないものばかりなんだから」
「確かに……魔術文明の基礎から応用、霊魂論、構文解析まで……こんなに揃ってるの、初めて見ました」
セリアが目を輝かせながら本を手に取る。
「でしょ! この家、書庫として改築したくらいなんだから!」
リアナは嬉しそうに胸を張る。その姿は王国魔術師としての誇りと、研究への純粋な情熱が入り混じっていて――なんだか、子どもが宝物を自慢しているようにも見えた。
*
三人はリビングに移り、リアナ特製の“脳に効くハーブティー”を囲んで座る。
セリアは興味津々に湯気の立つカップをのぞき込み、カールはちょっと警戒しながら口に運んだ。
「……ん、意外とうまいな。クセはあるけど、落ち着く味だ」
「でしょ? 一応、味には気をつけて調合してるの。効能は“集中力アップとリラックス効果”。あ、でもカールにはちょっと眠くなるかも?」
「いや、それ大事なことは先に言ってくれ」
「ふふっ、リアナさん、相変わらずですね」
セリアが笑い、リアナもつられて微笑んだ。
それは戦場では見られない、穏やかな研究者の顔。
いつもは理知的で冷静な彼女も、今日はどこか柔らかい。
*
「ねぇ、カール。あの“封印”のときのこと……ちゃんと覚えてる?」
ふと、リアナが真剣な声で尋ねた。
「もちろんだ。あんなもん、忘れられるわけない。……母さんの声、今でも時々聞こえる気がする」
「私も、あの瞬間のこと……ずっと研究してた禁術の理論が、現実になった時の恐怖と感動、忘れられないの」
リアナはカップを見つめながらぽつりと呟いた。
「でも……あなたがいたから、私、壊れずに済んだのかもしれない」
「……リアナ」
その言葉に、カールは少し戸惑いながらも、まっすぐ彼女を見返した。
そんな二人の間に、セリアがふっと立ち上がる。
「はい、ちょっと待っててくださいね。せっかくだから、お茶菓子を持ってきます」
空気を察して席を外すセリアの優しさに、リアナは小さく笑った。
「セリアって、ほんと優しいわよね。……なんだか、少しだけ、羨ましい」
「そうか?」
「ええ。彼女は“人の心”を自然と見てる。私は……頭でばかり考えて、気づくのが遅いから」
リアナの言葉は、ほんの少しだけ寂しげだった。
けれど、次の瞬間、彼女は笑顔を見せる。
「でも、あなたたちとこうして過ごせて……なんだか、ちょっと救われた気がする」
「俺たちもだよ。リアナと一緒にいると、色々と……考えることが多いけど、悪くない」
「……ふふ、ありがとう」
セリアがトレーを持って戻ってきた時、部屋には優しい空気が漂っていた。
「お待たせしました~。これは王都で一番人気の焼き菓子です♪」
「おお、いい匂いだ!」
「わぁ、甘いの久しぶり!」
三人で焼き菓子を分け合い、また話し始める。
魔法の研究のこと、王都の流行、ルゥのいたずら話――話題は尽きなかった。
本に囲まれた部屋で交わされる、知識と笑顔。
まるで、文字では伝えきれない“心の交流”がそこにあった。
*
夕方、玄関まで見送りに出たリアナが、少し寂しそうに言う。
「また来てくれる?」
「もちろん」
「今度は、もっとゆっくり話しましょうね」
カールとセリアの言葉に、リアナはふわりと笑った。
その笑顔は、どこか柔らかくて、あたたかかった。
ドアが閉まり、静かな書庫に戻ってきたリアナは、一冊の本を手に取り、ぽつりと呟いた。
「……また、会えるよね」
彼女の研究室には、今日という記憶が、確かに刻まれていた。
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